『山中響の憂鬱』2

朝から俺は脱力系だ
親父が帰ってた、いやお袋か、と言っても親父は女体化していないオカマなだけだ
正直女体化よりまともな気がする、親父は昔土下座してまで当時のマドンナにセクロスさせてもらったらしい
なのにこの有様だ、何の為に女体化を防いだのか分からない
親父曰く「女じゃ駄目！ニューハーフだからこその美学があるの！」らしい
正直どうでもいい、俺の母親は俺が幼い頃に死んだ、こんな事言うのもアレだがホっとしている
女体化したら母親がとんでもない勢いで女とはなんたるかを叩き込んでくるらしい、正直それは勘弁
しかし、そんな母親代わりも親父がするんだろうな、そう思いながら俺は親父の居る居間へ向かう

親父「おはよう♪女体化まで後６日だねぇ～覚悟はできてる？」
昔から口癖は「娘が欲しい」だった親父はノリノリだ
なんともムカつくカマ野朗だ
俺「冗談はよしてくれ、女になんかなりたくない」
岡島に言った事と矛盾している、まだ心の整理ができてないな、しっかりしろ俺
親父「まぁアンタは女とＳ○Ｘの１つもする甲斐性無いのもお母さんがよーくしてるから♪」
こ、こいつ…相当舞い上がってるぜ…かなり酷い！！！ショォォォォォック！！！！
俺「ｗくぁｍっｋｈせｓふじこｌ；」
親父「まぁ女になりたくないなら本気でどうにかする事だな」
おや？なんか口調が…
親父「母さんもそうだった、あの時は女体化が嫌だった、土下座なんか安いものだったよ」
いい加減自分の事母さんと言うのは辞めてくれないだろうか
親父「お前の未来は己が手で切り開くんだぞ、響」
俺「親父…」
親父「親父と言うな！お母さんと言え！もういいっ母さんは寝るからね！」
俺「こ、こいつ…」

でも親父の言う事ももっともだ
口で嫌だ嫌だと言っていても仕方が無い、本気でどうにかするべきなんだろう
でもな、身の程を弁えるのがＶＩＰＰＥＲ…否、漢なんだなー
昨日までは消極的に考えていたのにも関わらずこんな気持ちになる俺は駄目人間だな
いざ真剣に向き合うとどうしても弱気になる
俺「よし！」
後６日間、俺は最善の手を尽くしてこれを回避する！
気合をいれて登校したﾜｹだが

俺「今日創立記念日だった…」
まさに、人生／(＾o＾)＼ｵﾜﾀ
幸先の悪い始まり方だ、渋々家に帰ってきた俺
ＰＣを起動させ情報収集をしにＶＩＰへ
ってＶＩＰばっかりだな俺ｗｗｗｗ

ぼけ～っと液晶を眺める、なんでも「３０分以内で1000いったらチンコ切る」なんてスレがあったものだからついついｋｓｋに参加してしまう無論本気で活性化したＶＩＰが1000レス埋めるのに３０分も必要なﾜｹがない、電光石火の早技、たった１８分で1000
その後>>1が行方不明になり炙り出し開始
ｇｄｇｄとやってるうちに夕方に
結局>>1はまた「１５分以内に1000いったら今度こｓ（ｒｙ」なんてスレを建てて叩かれまくり

親父は仕事へ行き、俺は空っぽの冷蔵庫とにらめっこ

さて、晩飯の買出しに行くか、

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