買出しに出かけた俺は素晴らしい事を思いついていた
そう、岡島とセクロスをする、だ
流石に気がひけるがこの際仕方が無い、とりあえず明日にでも頼みに行こう
俺はスーパーに到着する、カゴを片手に物色していた俺はふと飲料売り場の方に目がいく
そこには見覚えのある姿があった、ソイツはコーヒー牛乳片手にパンを漁っているようだ
見た目はそこそこ可愛いのにどこかだらしない奴
アレは岡島だ、まるでギャルゲーかのような展開
俺「おーい、岡島ー」
そう呼びかけると奴も俺に気づいたようだ
岡島「よう、山中、買い物か?」
俺「あぁ、お前はどうしたんだ?こんなとこ滅多に来ないだろ」
岡島「近くのコンビニが潰れててさ、仕方無いからココまで来たワケですよ」
俺「ほぅ、面倒臭いが口癖のお前がねぇ」
岡島「人間腹が減れば誰でも飯を狩りに来るさ」
いつものように会話をする、俺もさっさと買い物を済ませ二人でスーパーから出る
普通に見たらカップルに見えるのだろうか?
そこで、俺はさっき考えた事を切り出す
俺「あの差、頼みたい事があるんだが…さ」
岡島「断る」
は…?
断る…?
俺はまだ何も言ってない筈だ、しかし即答され俺は豆鉄砲をくらった鳩のように呆ける
岡島「どうした?」
岡島は何もなかったかのように俺に問いかける
俺「…いや、まだ何も言ってないのに断るなんて言われたからさ…」
岡島「俺とお前は長い付き合いだ、んなもんツーカーの仲ってやつだ」
何言ってるんだコイツ
岡島「お前、俺にセクロスしてくれと頼もうとしただろ」
おいおい、なんで分かるんだ
岡島「お前だってそりゃ恐いよな、強気になっててもやっぱり恐いよな、だろ?」
俺「な…んで…」
岡島「目が泳いでるぞ」
俺「ちょwwwwww待てwwwwwwお前あれか?超能力者か?wwww」
岡島「動揺すなwもちつけw」
そうだ、とりあえず落ち着こう
そうだ探偵や弁護士のようになるのだ、Lやライトみたいにガンガン考えないと
次はどうするかだ
俺「しかし、何故駄目なんだ!いいじゃないか!!親友だろ!!!助けてくれよ!!!!」
うはwww俺必死杉wwwwはずいwwwwwww
岡島「…これでも限界なんだぜ?男でいるのってさ」
は?男でいるの??
岡島「口調や仕草が男っぽくても結局中身は女になっていってる、その感覚が分かるんだよ」
俺「…?」
岡島「ここでセクロスなんてしたら自分を制御できなくなる、理由はそれだけだ」
は?へ?ほ?もしかして、コイツ無理に男っぽく振舞ってる???
落ち着け落ち着け、俺落ち着け
これはきっと孔明の罠だ、「お前となんかしたくねぇーよーん」って意味だ
絶対そうだ、でなければ「お前も女になれよクサレオタク」って意味かもしれん
どちらにせよこじつけだ!(L5発症)
俺「そんなもん関係ねぇよ、なっちまったもんはしゃーねーだろ、潔く生きろ」
岡島「何勝手な事言ってるんだよ!」
俺「嫌なら嫌だと言えばいいだろ、まわりくどい言い方されてもムカつくだけだっての」
…あれ?なんだこの間??言い過ぎた??(今更)
岡島「…………な、ワケねぇだろ」
?
なんか言ったけど聞こえない
俺「は?」
岡島「嫌なワケねぇだろ!!!!」
そう叫ぶと岡島は走って何処かへ行ってしまった
俺は呆然としながらその場に立っていた
俺「なんて叫んでたのかよく聞こえなかった…なんなんだよ…」
頭をポリポリと掻きながら家路につく
VIPに俺がたてた情報収集スレは過去ログに落ちていた
その夜俺は朝までずーとググっていた
しかしこれと言っていい情報もなく
朝になる頃にはニコ動の動画を見ながら熱唱していた
俺「えーりん!えーりん!助けてえーりん!」
俺の本音且つ正直な気持ちだった
その後も
俺「かがみん!かがみん!助けてかがみん!」
MADの歌を熱唱、誰でもいいから助けてほしかった
熱唱中に帰ってきた親父にしばかれたのは秘密だ
さて、そろそろガッコーへ行くか…
最終更新:2008年09月10日 02:14