『山中響の憂鬱』5

どうやら女体化する奴がいっきに増えたらしい
何故か誕生日までまだ時間のある奴も女体化しているらしい
――――神よ、貴方は何をお考えなのですか?――――
ただ嬉しい事に学年閉鎖、1年は全員休み、俺はモヤモヤが残るのは嫌だから岡島の家に行くことにした
途中職務質問された俺だがなんとか岡島の家に到着した
だがサツのおっさんにガッコーに連絡されて俺/(^o^)\オワタ
気分は最悪、でも俺は奴と合わなければならない、ただそれだけだった
奴の親は居ないようだ、車が無い、これでゆっくり話ができるだろう
インターホンを押すなんとも騒がしいエコーが聞こえる

ガチャ―――

ドアが開いた、そこに居たのは奴の姉だった
俺「あ、あの、瑞穂君いますか??」
瑞穂とは奴の下の名前だ
岡島・姉「響ちゃんじゃない、アイツなら朝から出かけたわよ?」
マジですか、俺はなんとも幸の薄い人間よ
そうっスかと言って帰ろうとした時突然
岡島「山中…」
目の前には奴が居た、カジュアルな服装だった

岡島の部屋に来たワケだが、空気が…雰囲気が重い…
岡島「………」
ブスっとした顔で窓から外の風景を見ている
俺「な、なぁ」
岡島「なんだよ」
返事と共に冷たい視線が飛んでくる、助けてえーりん…
俺「いや、あの時さ、お前に言い過ぎたからさ、あの、その、謝ろうと思ってさ」
岡島「そんだけか?」
俺「へ?」
岡島「用件がそれだけなら帰ってくれないか?俺見ての通り疲れてるんだよ」
俺「あぁ…スマン、帰るよ、ごめんな、色々と…」
半鬱状態で帰ろうとした時
岡島「どうしても」
俺「え?」
岡島「どうしても男でいたくて、どうにもならないなら、俺は親友としてお前を助ける」
突然の言葉に俺は驚いた、まさにギャルゲだ、フラグ立ちました、ピロリン♪
俺「あ…ぅ…」
言葉にできません、すいません、嬉しさと複雑な気持ちが入り混じってどう返していいかワカラン
岡島「ぶっ…ははははははっだから動揺すんなってwwww」
俺「おいおい…焦らすなよ…」
俺は力が抜けた、この短時間で俺のHPもMPも尽きている
岡島「お前見てると怒ってもなんかすぐ気持ちが抜けるわw毎度毎度の事だけどさw」
俺「なんなんだよソレ、俺マジで焦ってたんだぞ」
岡島「涙目wwwざまぁwwwww」
その後しばし談笑して俺は家に帰ってきた、これが保険となる、これだけで安心した
俺「ん?親父帰ってるのか」
居間へと行く俺
俺「ただい…ま゛っ!!!」
そこには新品の女モノの下着や服があった
親父「遅かったじゃない♪後4日でお前が着けるもんだぞ♪」
俺「こ、このKA☆MA野朗…」
正直ビビる、俺普通に引いてる、親子の縁切りたい…助けてえーりん

俺「まだ昼か、VIPにでもいくかな」
PC起動
本日もNEETが集まっているようです、この時間でもスレの入れ替わりは激しい
ここに元男は何万人居るのだろうか、俺はなんだか悲しくなってきた。
そういえば女体化したとは言え戸籍上も世間的にも女になるってのはどうなのだろうか
自然女にとってはかなり辛いのだろうな、しかしこれが今ではスタンダード
まだ都市伝説としか思ってない奴は実際そうは居ない筈だ、俺はこのおかしな常識と向き合う自信が未だに無い
不細工程可愛く美人になり、イケメン程ブスやピザになる、俺からしたらこの定義は素晴らしい、モテない人間が突然モテるのは素晴らしい事だ
男にモテても意味が無いが、

…岡島が言ってた中身がどんどん女になるってのはどんな感覚なのだろうか
多少でも興味が湧いてみた、スレを立てよう

「当分スレたてはできません」

よくある事だな、うん、俺また規制くらってるな、ふざけたスレたて過ぎたな
はは…

orz

気づけばもう夜、飯食ってエロゲ始めよう
こうして俺の夜は無駄に流れるのであった


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最終更新:2008年09月10日 02:15
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