『山中響の憂鬱』 安価『七夕』

26 名前: ◆83Ira.UQF. []:2007/07/07(土) 21:22:11.16 ID:F7zpmMd?+0
7月7日
女体化してから9ヶ月俺はこの姿になって初めての七夕を迎える
七夕と聞いただけでwktkしてくるのは心境の変化だろうか
俺も随分乙女チックになったものだ…

6時間目も終わり、HRを残すだけとなった休み時間の出来事だった
長田「響ちゃんは七夕楽しみ?」
俺「楽しみかと言われるとそうでもないけど?」
長田「へぇ、そうそう七夕の日にカラオケ行くんだけど、行く?」
俺「遠慮しておくよ」
岡島「俺もパスの方向で」
長田「二人とも駄目なんだ…彼氏?」
俺「なワケないだろ」
岡島「うん」
俺「!?」
長田「おー、誰誰?」
岡島「それは言えないな」
俺「ちょっおまっ」
長田「じゃぁお幸せに」
長田が何処かへ走っていく
つか、言葉の使い方おかしいだろ!!!
俺「岡島、本当なのか?」
岡島「あぁ、俺の彼氏って言えば」
おいおい、マジかよ
岡島「お前しか居ないだろ」






27 名前: ◆83Ira.UQF. []:2007/07/07(土) 21:22:35.53 ID:F7zpmMd?+0

…?
俺「はぃ?」
岡島「俺の彼氏はお前しかいないだろ、と」
俺「…ちょっと待て、その話なんかおかしい」
混乱している俺を放置して話を続ける
岡島「俺はやっぱお前が好きなんだわ、分かるか?」
俺「コノぷろぐらむハ不正ナ処理ヲシマシタ、再起動シマス。」
岡島「落ち着けw」
俺「いや…いきなり告白されて俺は」
岡島「そうか?」
俺「…」
もう俺にはワケが分からない
コイツは何がしたいんだ?何を考えているんだ?
大体タイミング的におかしいだろ、七夕でぶっちゃけるとかタイミング間違ってるだろ
岡島「なんと言われようとかまわない、これは俺が決めた事だ」
俺「ぁ…」
岡島の台詞、それはつい9ヶ月前、俺が考えていた事、
コイツの真っ直ぐな瞳が恐い、揺ぎ無くただ俺に想いを伝えようとする瞳がとても重い
俺「すまん、ちと考えさせてくれ、色々整理が必要だ」
岡島「…分かった、整理ができたら返事をくれ」
脅しだ、脅迫だ、否、プレッシャーか
俺は何か納得のいかないままHRを終え家路についた






28 名前: ◆83Ira.UQF. []:2007/07/07(土) 21:23:30.19 ID:F7zpmMd?+0
家に帰るとPCを起動させた、この姿になってもVIPだけには毎日行っている、居る時間は減ったが
俺「こんな事してる場合では無いんだがな…」
しかしどうも心の整理ができない俺はその事を忘れたい気分だった
それをいち早く叶えてくれる、そんな場所がVIPだ、久しぶりに楽しそうなスレが湧いている
ふと窓から空が見えた、そこには純粋に綺麗だと思える天の川が広がっていた
俺「わぁ…」
窓から出て屋根に登る
本当に綺麗な空だった、その綺麗な空の下で俺は決心がついたのだった。
次の日俺は岡島を受け入れた、

fin


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最終更新:2008年09月10日 02:21
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