「風呂上がったよ~」
弟の部屋に声を掛ける、しかし返事はない。爆音を中心としたゲームの効果音が聞こえてくるだけだ。
返事もしないでなにやってんだか。
「さっさと入らないと・・・」
戸を開けるとそこには・・・
「なにやってんだおめー」
クッションに頭を埋もれさせた弟がいた。
「すみゃ~・・・・・・すみゃ~・・・・・・・」
寝ていやがる。しめしめ、こういうときは弱点を狙ってしんぜよう。
「ほあちゃ!・・・・・あれ?」
腋への一撃だが・・・・起きない?なんだこれは。さて困った。
「他に何か・・・武器はないのか!」
全身をくまなく観察すると・・・妙によれた靴下が目に留まる。
これは脱がすしかないよね。
「ん~相変わらず素晴らしいニクキュウしてますなぁ。」
ぐにぐに
「まぁ私の方が最高なんだけd・・・」
ん?
なんかおかしい・・・匂ってみるか・・・
「・・・くんくん」
身体を匂ってみる、が、匂いに変なところはない。この匂いはむしろ好調なぐらいだ。
寝てるところすまないが・・・
「とりゃ。」
クッションを避けてみる。
「これは・・・・?」
我が弟のようなじゃないような、よくわからない・・・女の子がいた。
なるほど。
「お前もか・・・・」
「さてと。」
母さんには言っておいた、会社で徹夜中の父さんには母さんが連絡した。
弟改め妹は布団の中で寝息を立ててる。
私は、その脇にいる。
「すみゃ~・・・・すみゃ~・・・・」
ちょっとシャツがよれてるが、身長は変わっていないようなのでパジャマ的に着れているのでこのままでいいだろう。
しかし胸元がきつそうだ、私が女体化したときより・・・・これは・・・・
「う~む・・・」
これはいずれこの私を脅かす存在になるかもしれん、今の内に斬ってしまわ(ry
閑話休題
そわそわ・・・
失望(女体化者の私が言うのもアレだけど)と期待とごっちゃになってわけわかんなくなってきた。
起きたらどういう動きするんだろうな・・・
きっとねぇねぇ言いながら身体の違いとか聞いてきたりして・・・
そわそわ・・・
制服似合うかな?そうだ、いっしょにじゃれながら格ゲしたり・・・たまらんね
「うふふ・・・フヒヒヒヒ・・・・」
起きたらびっくりするだろうな・・・
「・・・・」
「くぁぁぁあ・・・・・・・」
寝よう。
「おか~さ~ん、起きたら教えてね~」
最終更新:2008年09月11日 01:08