「おっかえり~。」
帰宅すると居間方面から妹の声が聞こえる。丁度いい。
「ただいま~。踊、飯食ったらこれを履いてみたまえ。」
「にゃんそれ。」
手に持った薄い包みを開けて見せ突けつつ。
「The ニーソックス!」
すっごいわかりやすく説明してやった。
「ははぁ・・・これが噂の・・・最強防具のひとつに数えられるという・・・」
踊に手渡すと興味深々で伸ばしたり広げてみたりしはじめる。なかなか食いつきいいじゃないか。
「急にどったの?」
ひとしきり弄繰り回した後、踊が私を見上げて尋ねてくるので。
「ほれ、足寒い寒い言ってたじゃん。パンストよりニーソックスのほうが厚手のバリエーションが多いでしょ?」
「にゃるほど。」
答えてやる。女体化して慣れないスカートは寒かろう。
半分、否、7割は本心だ。姉としての思いやりというものがある。
残り3割は?
男のロマンとでも言っておこうか。女体化して久しいがその辺、捨てられるものではない
従順な妹なんぞ着せ替え欲求処理玩具肉人形にしかすぎんのだよ!最高に愛おしいな!
そんなわけで、夕食後に着替えた妹をひとしきり視姦してやって。ほくほくしていたのが約18時間前。
そして今、目の前でそのニーソ装着生物がホットカーペットに寝そべっているという状況である。
着替えるのがめんどくさかったからか、制服のままである。
「すみゃぁ・・・・・すみゃぁ・・・・・・」
脇には近所の猫を従え爆睡中である。
これは・・・・
「襲うチャンス・・・・か?」
今でこそなんかお姉さんキャラで通っているらしいが元キモメンである。むしろこやつが女体化して更に腐ったふしもある。
そう、原因はこやつにこそあるのだ。
そう決心すると純白のニーソックスに手を這わせてみる。うむ、やはりこの手の物はは厚手に限る。
ぺりぺり
指を隙間に滑り込ませ、ソックタッチの手ごたえを受けつつ剥いでいく。
ウホッ、剥ぐ。我ながらいい響きだ。
柔らかい太ももと滑らかな生地に挟まれる感触を楽しみながら、自らの迷言にうほうほしてまずはひざまで。
「フヒヒ・・・・」
くしゃくしゃとした布の塊が膝元にあるだけでこうも見栄えが変わるものなのかと軽く感動してしまう。
そのままもも裏をたふたふ。
「みゃ・・・・」
「――――!」
「・・・ふ・・・ぐ・・・・すぅ・・・にゃぅ・・・・・」
大丈夫大丈夫。
何つったって毎朝起きがけに肉球ふにふにしても寝てるやつだ、この程度じゃ大丈夫だろう。
思い切って鷲掴みにしてみる。きゅっと。
「はぅ・・・」
あぁ!左腕で抱きしめる生地に包まれたさらさらした感触ともちっとした右手の感触。
捨てなくて良かった我が男心、否、腐女心、まぁなんでもいいや。
さてどうしてくれようか、このまま色々撮影してやっておかずフォルダにぶち込んでもいいし。
喰っちまおうか?別に私が手を出す程度なら中古には・・・否、むしろこれはグレードアップだ。そうだ、私が磨いてあげるのだ。
女の子として、ニーソ装備でのプレイのひとつも覚えておかなければ嫁に出すときに姉たる私が困るのだ。
「ふふふ・・・・ヒヒヒ・・・・」
かかとに人差し指を這わせ、そこからつま先まで、爪と肉球がしっかり触れるようになで上げていく。
しっとりと足裏に張り付いた生地のさわり心地と、弾力のある足裏の質感。
「んん・・・・・」
流石にべたべたしすぎたか、寝息が荒くなってきたようだ。
それでいい。
締めに、つま先まで到達した指で親指をつねってやる。
ぐにぐに。
しっとりとした指先の感触が更に私を掻き立ててくるので、それに答えて更にいじくる。
「・・・にゃ?・・・にゃ・・・ぁぁ?」
っと、刺激に比例してか、踊の意識は完全に起きる方向へと向かっているようだ。
「ごろごろ・・・ごろごろごろごろ・・・・・」
安心しきった泣き声を上げるのは私の臭いを嗅ぎ取ったからか。
無防備な気配、
「ふひひ・・・」
攻め落とす。
身体を動かし、そんな音を立てる喉めがけ。
「がぶし。」
「――――ッ!」
ふははは、牙さえ立ててしまえばこちらのもの。
「にゃぁ!にゃぁ!」
さぁ、私の手技で存分に楽しんでもらおうか!
「ねぇ!ねぇ!」
「まうまぅ・・・・」
「ねぇ?」
『べし!』
あいたぁ!
気がつくと、目の前は真っ白だった。
ああ、この色触り心地は知っている、昨日妹にプレゼントしてやったニーソックスだ。何つったって私が一回試着してサイズ測ってやったんだから間違いない。
「ねぇ!にゃ!」
う~んnice噛み心地・・・・・?
「俺は美味くにゃいよ。ってか痛いよ、ガチで痛いよ。」
上半身を持ち上げた、寝ぼけ眼の踊が言ってくる。あっち『も』今起き上がったところらしい。
そして、私『も』、妹に遅れること数十秒を以ってして今目覚めた?
べしべし頭を叩かれて?
じゃあ今までは?
視線をずらすと妙によれた妹のニーソックスが目に入った。ちょうど膝上までまくられている。
私はその辺で落ちたらしい。
恐るべし電気カーペット。
「んぐ。」
そして口の中一杯に広がるしょっぱいような味。
そりゃしょっぱいよな、人のつま先かじってれば。
「ぽへっ。ごめんごめん。」
不思議そうな顔でこちらを覗き込む猫に一瞥くれてやった後、ちょっと名残惜しい気もしつつ口を離す。
私の唇と妹のつま先をつなぐ唾液の線に、ナニやらたぎって来るものがあるような無いような。
「で、どだった?温かでしょ?」
しかしここでがっついてはいけない。
「うん、寒気が染みてこにゃいような感じ。」
今後に響く、色々と。
「ありが・・・ふひゃぁぁ・・とう。」
今日はこの笑顔だけで満足しておこうか、今日は。
最終更新:2008年09月11日 01:08