俺の至福の時間、それは朝にある。そう、二度寝だ。
分かる人には分かるだろう、あと数分のまどろみの心地よさが…むにゃむにゃ
「おにーちゃんっおきてーっ」
寝っ転がった瞬間、騒々しく妹の菜穂が駆け込んできた
「あー…まだ着替えてない。遅刻するよ?」
女体化してから俺は低血圧とやらになったらしく、以前のようにすんなり起きられない
「菜穂おはようー…あと5ふん」
そう呟いて寝っ転がる俺を菜穂が引っ張った
「だめ!起きて!ほら、着替えて。はい、下着、制服、靴下っ」
ぼんやりと菜穂に促されるまま俺は服を着せられる
「あー…寝癖どうかな…まいっかー」
「よくない」
あ、一蹴された。取りあえず洗面所…適当に終了。ご飯に…ていうか
「おい、菜穂」
俺は制服の違和感に気づいて菜穂を呼び止めた
「なに?おにーちゃん?」
振り向いた菜穂の口がにやけてる…なんか仕掛けたな、こいつ
「何、じゃなくて、なんかスカートがいつもより短い気がしてな…」
そう言って俺はスカートの端をつまんでみた。うむ、短い。
「大丈夫、そのくらいなら違反にはならないよー」
足音も軽やかに菜穂が逃げる
「まて、それからなんで俺がオーバーニーソックスなんて穿いてるか説明してけっ」
慌てて菜穂を追いかける。てか、あいつも同じ格好してる。我が妹ながらふとももがまぶしい
「おいおい、朝から騒々し…」
親父が俺たち、というか俺の姿で硬直して…おれのふとももでも目に入ったか?いや違う!
「菜穂ぉおお!!スカート短くしすぎだあああ」
絶対領域以前の問題だ。捕まえたらお仕置きしてやんないと…
最終更新:2008年09月13日 23:56