無題 2007 > 12 > 11(火) ◆YPPZoWABRI

ボク女の人とかとお話しするのが苦手で、好きな娘とかいたけれどこんな性格なんで端から諦めていた。

ボクこのまま女の子になっちゃうんかな…

女の子になったら好きなあの娘とお話し出来る様になるんかな?
だったらそれはそれでいいかも?

誕生日を1週間後に控えボクはもう完全に諦めて女体化の準備をしていた。

とぼとぼと家路を歩いていたら不意に声を掛けられた。
「おい、お前ちょっとアタシに付き合え」
「えっ?」
「だからアタシに付き合えって」
ボクに声を掛けてきたのはボクの大好きなあの娘、その娘に声を掛けられて気が童貞…いや動転してしまった。
「あっ、いや、はいあの…」
「どっちなんだよ、はっきり言えよ」
「あっ、つ…付き合います」
じゃあ行くぞ、そう言うと彼女は早足で歩きだした。
ボクは彼女に遅れない様に付いていく。
暫くすると一軒の家の前に着いた。
彼女は鍵を開けて「上がれよ」そう言うと家の中に入って行った。
ボクも彼女について玄関を入る。

「はい?」
「だから鍵閉めて」
「あ、はい」
鍵を閉めて玄関で上がるかどうか躊躇ってると
「早くあがって、家には誰も居ないから」
そう言われてボクは靴を脱いで上がった。
「こっち」
彼女に付いて部屋に入る。
「ちょっと待ってて」
彼女はそう言うと荷物を置いて部屋を出ていった
ボクは床に座り部屋を見回した。女の子の部屋にしてはほとんど飾り気の無いシンブルな部屋だなぁ、でも女の子のいい香りがする。
それにしてもボクを部屋に上げるなんて一体彼女どうしちゃったんだろ?
そんな事を考えてるとティーセットを持って戻ってきた。
「何か入れる?」
「ミルクをお願いします」

あまりにも緊張していてあまり味はわからなかったがいい香りがした。

「アンタ、来週誕生日でしょう」
「なんで知ってるの」
「何だっていいじゃない。それよりアンタどうすんのよ」
「どうするって言われたってどうしようも無いよ…」
ボクはうなだれたまま彼女に答える
「…じゃ困るのよ」
「えっ?」
「アンタ女の子になりたいの?」
ボクは答えられず頭を横に振る
「だったアタシがアンタの女体化を止めてあげる」
「えっ?」
「何度も言わせないでよ」

「いいんですか?」
「べっ、別にいいわよ。でも勘違いしないで、アンタが好きとかじゃなくて、困ってるのを見てらんなくて…えと…」
しどろもどろになっている彼女を見てるとボクの頬を何かが流れ落ちた。
「な、何泣いてんのよ男の癖に」
「うっぐ、ぼ…ボク、ずーと貴女の事が好きだったんです」
「だけど言い出せなくて…話しが出来るだけでも嬉しいのにそんな事言って貰えるなんて…」

「…ばかね」
彼女はそう言うとボクの唇を塞いできた。


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最終更新:2008年09月17日 18:07
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