安価『お風呂で洗いっこ』

116 : ◆YPPZoWABRI :2008/02/21(木) 23:27:03.33 ID:q9zdq+130
安価「お風呂で洗いっこ」
(女湯の続き)

学校帰りに百合恵の家にお邪魔した。
彼女は母親に俺を紹介し、一人暮らしな事、お風呂が故障してる事等を話した。
「それは災難だったわね、ウチのでよかったらお風呂が直るまでの間、いつでもいらっしゃい」

「あっ、はい、ありがとうございます」俺はちょっと緊張しながらお礼を言った。

「ユリちゃん、もうお湯沸いてるから案内してあげたら?」
どうやら彼女は先に母親に連絡していてくれていたようで、既にお湯が沸いているとの事だった。
百合恵は俺をお風呂に案内すると、後で下着を持ってくるからと言って戻っていった。

彼女が出て行った後、着ていた物を脱いできちんと畳んで浴室に入った。

やっぱり広いな…ウチのマンションのユニットバスとはえらい違いだ。
俺は髪と身体を洗い、二日振りにお湯に浸かった。
「ふう、気持ちいい…」それにこのシャンプー、香りがいい…女の子がイイ匂いがするのは使っているシャンプーとかもあるんだろうな。

カチャッ…脱衣所の扉が開く音に思わず身構えてしまった。

「井口君、下着とタオルここに置いておくわよ。あと、ドライヤーとかブラシとか好きに使って」

「ありがとう。でも着替えまで用意させてゴメンネ」俺が謝ると彼女は気にしないでって言い、直ぐに脱衣所から出ていった。




117 :お風呂で洗いっこ:2008/02/21(木) 23:27:55.83 ID:q9zdq+130
俺は風呂から上がると彼女の用意してくれたふわふわのタオルで身体を拭き、真新しいショーツを身につけた。
うわ!これ違う…
俺の穿いてる5枚で1000円とか100均下着とは違う。見た目も違えば着け心地はまるで別物だった。
髪を乾かしブラシで梳かして脱衣所を出た。

「小母さん、お風呂ありがとうございました。お陰でさっぱりしました」
「どう致しまして」

「井口君、ちょっと来て」
「どうしたの?」
俺は百合恵に呼ばれて彼女の方へ行く。
「あのさ、今日の数学だけどこれ解る?」
彼女が教科書を広げながら聞いてきた。
「どれ?ああ、ちょっと紙と鉛筆貸して」
俺はテーブルに着き紙に書きながら彼女に説明を始めた。
「これはね…こうしてこうすると…ほら、あとね…こうしても…ほら」

「そっか、じゃあこっちは?」
「この場合は、こうすると簡単なんだ」
学校で彼女がニヤって笑ったのは、お風呂の後に俺から勉強を教わるつもりだったからだそうだ。
俺は少しの間、百合恵の勉強に付き合って俺は彼女の家を後にした。


118 :お風呂で洗いっこ:2008/02/21(木) 23:31:54.84 ID:q9zdq+130
翌日の学校で柳沢達が「昨日は百合恵とお風呂で洗いっこでもしたか?」とかムカつく事を言ってきたので、おもいっきり向こう脛を蹴っ飛ばしてやった。
うずくまって悪態を附く柳沢に「ほほう、じゃあ昨日、俺に言った事、皆にばらしてやろうか?」そう言ってにじり寄った。

「そ、それは許して下さい」

「だったら二度と言うなよ」

「分かった言わない」そう言って奴が立ち上がろうとしてよろけ、俺の足の間にこけやがった。

「コラ!上見るな!早く退け…ちょっ、頭でスカートめくるな!」

俺は立ち上がろうとする柳沢の頭をスカート越しに必死で押さえつけた。

「は…花園は白かった…」満面の笑みを浮かべ鼻血まで垂らして逝った柳沢最後の言葉であった。

「や…柳沢のばかぁ!」


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最終更新:2008年09月17日 18:19
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