安価『お芋とラリアット』

434 名前: 野球選手(広島県) 投稿日: 2007/03/25(日) 13:06:23.86 ID:60EwYEZ60

今日は休日、外は天気もよい休日日和・・そんな俺は今、付き合って間もない 彼氏と2人きりで一緒の部屋に過ごしている。女体化してから早、半年以上が 経ったが、俺の中では非常に大きな出来事の連続だった。 男のときから培われてきた立派な筋肉は見事にわれながら美しいと思われる 美貌とプロポーションに変換されて・・結局、男のときに熱烈にスカウトされた あの忌々しいジジィの元へと足を運ぶことになった。

格闘技なんて男のときはなんともくだらなく、しょうもないと思い続けていたの だが・・これが意外にも俺の身を守ってくれており、今では裏師範代という 地位までもてに入れてしまった。 それにもっとも俺の人生至上、最大の出来事だったのは・・目の前にいる 永久のライバル兼目の敵であったあの殺戮の天使様である中野 翔を 彼氏にしてしまったことだった。詳しい経緯は語るのは恥ずかしいし めんどくさいので省略するが・・俺は女になってなんでこんな奴を好きに なってしまったのかが全くわからないが、俺の体と心も・・嫌ほどあいつが 恋しいようだ。別れるときでも少しばかりの寂しさを覚えることもあった。 女って・・男と違って意外と扱いにくいんだなっと思ってたりもしてしまった。

そんなこんだで・・今日は俺の家での勉強会。 俺があいつと一緒の大学を受けるために常にやっているのだが・・俺は 元から勉強なんて死ぬほど大嫌いで、男のときは常に成績が下で上位を キープしていた。女体化してもそれは変わりないようで、俺が女体化して 妙にハイになった親からも“こんなにかわいく女体化したのに頭脳だけは 男のまま・・”と苦言を呈されてしまった。

だからこうして彼氏であるあいつと一緒に勉強をしているのが・・調子が悪いので少し休憩をすることにした。

435 名前: 野球選手(広島県) 投稿日: 2007/03/25(日) 13:09:10.98 ID:60EwYEZ60

「ふぅ・・少し休憩な」

「はぁ~・・でも、毎回休日に勉強なんてやってられねぇよ!!」

「仕方ないだろ!! お前の学力だと俺に追いつくにはこれぐらいやらないと仕方ないんだよ。

まだ高校2年のだけでもましなほうだぞ」

「・・うるせぇ!!!」

俺はすかさずあいつにラリアットをかます。 俺の腕は見事にあいつの首を捕らえたのでラリアットはプロレスのごとくに きれいに決まり、あいつは見事に沈んだ。力が余りなくともかなりの ダメージになったはずだ。案の定、あいつは咳き込みながら首を押さえていた。 ちょっと・・やりすぎてしまったか?

「ゲホッ!!ゲホッ・・いきなり何するんだよ!!」

「ハハハ・・」

「全く・・そういやもうお昼か。そろそろ腹減ってきたな」

あいつがふと時計を見ると時間はすでに12時を過ぎていた。 朝からこいつと一緒に勉強をしているので、ちょうど腹が減ってきたところだ。 最悪なことに両親は家にいないし、俺は料理はできない。家に近くには コンビニもないし、台所には食い物がなかったな。

多分冷蔵庫を開けても空だと思う。・・ここは出前だ。もちろん、こいつの奢りである。

436 名前: 野球選手(広島県) 投稿日: 2007/03/25(日) 13:11:27.63 ID:60EwYEZ60

「何とる? あ、もちろんお前の奢りな」

「あいあい・・んじゃ、店屋物な」

そういってあいつはメニューを見ながら店に電話して数分間は店屋物が到着するまでが すごく暇であった。普通なら勉強をそのまま続けるのだが・・俺は休憩といったら休憩を しておきたいので、のんびり部屋で過ごすことにしたいのだが・・どうも落ち着かない。

原因はわかってる・・目の前にいるこいつだ。

「なぁ・・出前はいつ来るんだよ」

「さっき頼んだからまだだ・・」

そういってあいつは再び勉強を始めていた。 この状況を逃れるにはあいつのようにするのがベターなのだが、なんか俺は非常に 体と心がムラムラしてきた。今から出前を待つまで勉強に集中しろといわれても なかなかできないだろう。何とか具体的な対策を考えたいのは山々なのだが・・ 考えれば考えるほどムラムラは収まるどころか徐々に大きくなってしまった。

どうやってこのムラムラを回避するか悩んでしまう。

ここはどうしようかな・・――決めたッ!!こうなったら無理矢理・・

437 名前: 野球選手(広島県) 投稿日: 2007/03/25(日) 13:18:09.56 ID:60EwYEZ60

「なぁ・・」

「あのな、俺は今忙しいんだ・・何だ?」

「なんか・・体がムラムラしてくるんだよ。いいからヤラせろ!!!!」

「お、おいッ!!!」

俺は戸惑うあいつに有無も言わせずにそのままベッドに放り込む。 そのまま体を密接させると抵抗できなくさせて、無理矢理キスをさせる・・ やはり、毎日格闘術をこなしていると違うもので、勉強とは違いこういった ことには簡単にできてしまうようだ。あいつのほうも俺から誘ってしまえば 後は男としての本能が勝手に動いてくれて俺の望むままとなってしまう・・

結局、俺はさっきのラリアットをかますと無理矢理あいつを襲うと、出前までの 時間を無事に有効利用を活用し、心身ともにリフレッシュした。ちと強引な 手段を使ったものの、快楽というのはひとたび味わうと、先ほどから 溜まっていたムラムラを瞬時に吹き飛ばしてくれた。

やっぱり男でも女でもこういったことは変わりないんだなぁっと 実感させられるものである。向こうも一緒だったようで出前が来たときは互いに 裸同然だったのはご愛嬌というもんであろう。

438 名前: 野球選手(広島県) 投稿日: 2007/03/25(日) 13:21:21.71 ID:60EwYEZ60

「・・ッたくよ。本来は勉強するはずだろ。 まぁ、最近はお前ともあんまし交友していないかもしれないけど・・少しは我慢しろよ」

「まぁ、たまにはいいじゃねぇか。・・なんか運動したからまた腹減ってきたな」

「お前なぁ・・」

あれから勉強をはさみながら休憩を取っていてさっきも昼飯を食べた後、 しばらくは大人しく勉強をしていたのだが・・再び欲求に負けてしまい、また こんな風になってしまった。人間はちょっとしたことで簡単に没落してしまう ようだ。ベッド越しから空をふと見てみるが、空はすでに夕焼け色真っ盛り で、ちらほらと明かりも見え始めているようだ。

それにしても今日はあまり勉強がはかどらなかったような気がするな。 まぁ、ここ最近はあいつのバイトが忙しくなったということもあってか・・ 最近はすれ違いが多くなっているような気がする。 まだ、一緒の高校だからいいものの・・違う大学になったら今までのように こいつと付き合える自信があるのかわからなくなってしまう。だからこうして あいつにバイトが休みの日にはこうして勉強会を一緒にやっているのだが・・ 今後は少し我慢してみるように精進をするか。

でもまぁ・・今後のことよりも今は自分のこと考えるか、ちょうどお腹も減ってきたしな。

439 名前: 野球選手(広島県) 投稿日: 2007/03/25(日) 13:26:29.21 ID:60EwYEZ60

「そういやこの辺に焼き芋屋があったな。一緒に買いに行こうぜ」

「へいへい・・」

俺たちはベッドから立ち上がると、服に着替えてそのまま近くの 焼き芋屋へと向かうことにした。今の時間だったら、公園に行けば焼き芋屋の トラックが止まっている頃合だ。それに少し寒くなるし、暖かいものがちょうど 欲しかった。 俺たちはそのまま並んで公園に向かって歩くと焼き芋屋のトラックを見つけ、 急いでトラックが止まってある公園へと走った。焼き芋屋は結構繁盛しており、運良く 2個タイミングよく売れ残ってラッキーだ。 それに店主はとてもユニークな人物でサービスも良かったのも印象的だった。 焼き芋を買うと俺たちはそのまま焼き芋を食べながら帰っていた。芋からは暖かさと 甘さが口いっぱい広がっていた・・

「なぁ、前から聞こうと思っていたんだが・・」

「何だよ・・」

「お前ってよく、そこまで食って太ら・・――痛ッ!!!」

「ヴォケッ!!!今の俺は女だ、言葉には気をつけろ!!! 次言ったら外壁とキスさせるぞ!!!!」

あいつに本日3発目のラリアットを喰らわせると、焼き芋の暖かさとほんのりした甘さが俺の中でふんわりと広がっていった・・

――fin――


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最終更新:2008年09月17日 18:54
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