『側面』

23 : ◆Zsc8I5zA3U :2008/03/07(金) 23:06:58.48 ID:Hul0N59N0
俺の名前は相良 聖、昔は血に飢えた狂犬と謳われそれなりに名前を残してきた不良だがもうそれは遠い昔の
思い出となる。今では女となった自分の隅へと追いやられ記憶の奥底へと眠る存在であったが、何とか女の俺が
それを思い留めているようで今でも心の奥底で眠っている存在となっている。今でも女の俺と一心同体なのでは
あるのだが・・やはり納得できないことも多々あるのもまた事実な訳で、今日は女であるあいつの日常を解説しながら
その側面を紹介する事にしよう。

「お~い、朝だ起きろ!!」

「もう少し寝かせてくれよ・・」

「主婦の朝は長いんだから無駄な時間は過ごせられねぇんだよ!!」

朝の日常、女である俺は旦那である憎たらしい中野 翔を起こすことから始まる。それにしてもあの中野が女である
俺の旦那という事実は今でも納得できないもので考えれば考えるほど苛立ちが募ってくる。まぁ、最近はある程度納得は
出来つつあるものの納得できないものは納得できない。まぁ、これ以上こいつに関しての不平不満を言うと俺の存在が
消しかねられない恐れがあるので言及は避ける。なんだかんだ言っても自分自身の存在は可愛いものだ・・

さて、今の女の俺には一人の子供がいる。名前は希と言ってなんともまぁ可愛らしい女の子ではあるのだが思いっきり
女である俺の遺伝子をフルに受け継いで小学校中学年にまでに差しかかっており、オマケに今でもかなりの美貌と
可愛らしさを誇る。性格の方も俺の特徴を受けつつも中野の性格がうまく混じり合っている様で最高のバランスを誇って
いる、しかし自分の子供をまじまじと見つめているとどうも落ち着いた感情が湧いてくる。それは女である俺も同じのようで
それが一層強まっているのだから不思議なものだ。



24 : ◆Zsc8I5zA3U :2008/03/07(金) 23:08:09.70 ID:Hul0N59N0
「親父、早く起きてよ」

「わかったよ」

どうやら娘に弱いのは俺だけではないようだ。いつものように3人揃って朝食を取りのんびりと過ごす、高校の
最後ぐらいの歳に女の俺は料理を始めたようで大学に進学後に中野と一緒に同棲したときにはだんだんと
デパートリーを増やしたようで今ではどこぞやの店に出てくるような料理も作れるほどになっている。それにしても
同じ自分としてはここまで変貌を経ているのにかえって気持ち悪くも思えてくるが、これも必要に考えた結果なのだろう・・

今更、昔が懐かしいとは思えてこないがなんか羨ましいと言うかよく分からない気持ちだ。

「ねぇねぇ、今度の休みに旅行でも行こうよ。クラスの皆はもう殆ど行っているよ」

「旅行か・・たまには仕事も忘れてどこかフラッと別の場所に行くのも良いな」

「ちょっと待った!! 今の家の経済状況は著しくはない、従って旅行をする余裕などありはしない!!!!」

そう言って女の俺がばっさりと旅行案を切り捨てる、主婦をやっていてそれなりに実績でも上げたのかはよく解らない
が・・どうやら今の状況だと旅行は到底無理らしい。結婚してから家庭を預かる身となってからは中野が稼いでくる
給料をこまめにやり繰りをするようになってそれなりに貯蓄をするようになってきたのは分かっているのだが、旅行を
する余裕は少なからずともあると思う。
まぁ、だけども子供が小学生に差しかかった時にせっせとやりくりをしてマイホームを買ったのは感心はするがそれと
同じ事を繰り返せば旅行代を溜め込むのは非常に容易いと思うのだが・・何故か旅行に行きたがろうとはしない、
俺の方も気になるので少し深層の方まで読み込む必要があるな。



25 : ◆Zsc8I5zA3U :2008/03/07(金) 23:09:15.77 ID:Hul0N59N0
さて、出る者は全て出て暇になったお昼頃・・女の俺も少しは落ち着いて来たようでいつものように朝食の余り物を
かき集めて昼飯に廻している。あれからちょくちょく深層意識の方にも入り込もうとしているのだが、中々ガードが
硬く入り込む余地がない。とりあえず現段階で分かっているのは女の俺は旅行に行きたくはないのは何かしらの
理由がある、それだけのことだ。これが同じ自分だと思うと女々しく感じるのだが女体化するとやっぱり別の思いが
生じるのかもしれない。それにしても何で旅行に行きたがらないのだろうか?

「・・さて、買い物ついでに道場でも寄るか」

女の俺は簡単な身支度を済ませるといつも寄っているスーパーへと向かう、どうやら今夜の晩飯の材料を買うらしく
そのついでに運動をするらしい。元気というかなんと言うかよく解らないが、俺の時の名残が僅かでも残っているのかも
知れないがそれはそれで喜ばしい状況なのかも知れないが、余り納得できないのが人間の心情かもしれない。
しかし、女の俺がただ外出するだけでも野郎の気持ち悪い視線をびんびんと感じるのが嫌なところだ、心の中にいて
ある程度は感じないもののやはり野郎を見ると本能的にウズウズしてしまう。

「今日の飯は・・冷蔵庫の中身片付けたいから鍋にするか」

どうやら今日の晩飯は適当に片付けるらしい、合理的と言うのかこじ付けと言うのか判断に迷うところなのだが、俺自身も
昔からそのようなところはあったようなので余り女の俺について強くは言えない。



26 : ◆Zsc8I5zA3U :2008/03/07(金) 23:10:08.68 ID:Hul0N59N0
「あれ・・今日も割引か、いつもいつも悪いな」

「この店が繁盛しているのもいつもお客様のおかげですから」

「そうか、んじゃ有難くさせて貰うぜ」

いつものサービス笑顔全快で女の俺は軽やかな足取りでスーパーを立ち去る。しかし、女になってからと言うものの
その特性をフルに活かそうとするのは男の観点からするとあまりいただけないものだし何処となく抵抗感を覚えて
しまうが、これも立派な戦略の内に入るのだろう。しかしこいつの色香に騙される阿呆な奴らは中身を知ったらどんな
反応をするのだろうか考えるだけで笑えてしまうが・・想像するのも気持ち悪く感じるものだ。

さて、女の俺はそのまま軽やかな足取りで買い物終わりに小汚い道場へと足を運ぶ。そう言えば昔からこの道場には
小汚いジジィがいて何度も俺に格闘技をやらせようとあらゆる手でしつこくいい寄ってきた事は今も記憶に新しい、
あらゆる手段で対処したのは懐かしいが・・まさか女になってから習い始めるとは複雑な心境だ。

だけども女になっても運動量は変わりないようで見る見るうちに全ての格闘技の技を習得して男の時と変わりない
実力を取り戻すまでに至っているようで今でもいつものようにこの道場にいる全ての奴らと組み手をして・・すぐに終わる。



27 : ◆Zsc8I5zA3U :2008/03/07(金) 23:11:23.26 ID:Hul0N59N0
「これで最後だな!! ッたく、大人数で掛かっても俺の相手にすらならんとは質が落ちたんじゃないのか!!!」

「お前が強すぎるんじゃよ。・・先の大会だってお前が出てくれれば優勝は間違いなかったぞ」

「俺はセコンドで充分だ。それにあんなもの出たって楽しくも何ともない!!」

確かに大会というものは下らなく面白くも何ともないものだ、俺のような武道派はああいった堅苦しい事なんて見る
だけでもバカバカしいものだ。それにしても女の俺も一人当たりものの数秒で伸してしまうのだからこれもまた凄い
ものなのかもしれない。それにしても子供が生まれてもここまでハツラツとしているのはある意味では羨ましくも
感じられる、女体化というのはいつまで考えていてもよく解らないものだ。

「次はちゃんとこいつらを鍛えて置けよ。よくよくは希の相手にするんだからな」

「・・教えなかった方が良かったのかもしれん」

「そう硬い事言うなよ。俺達親子がここに来るようになったらまた門下生が増えるかも知れないぜ」

さらっと凄い事を言う女の俺・・確かに女の俺の遺伝子をフルに受け継いでいる希は見た目共に今の段階でも可愛い
ものだが大きくなると凄まじいものになるのは分かる。もしかしたらありがち嘘ではないのかもしれない・・



28 : ◆Zsc8I5zA3U :2008/03/07(金) 23:12:12.50 ID:Hul0N59N0
運動もし終えると女の俺は程よい足取りでとある家へと向かう。この間にも旅行に関する記憶を洗って見たが何とも
面白い結果が浮かび上がる事になるのだが、ここは少し様子を見てから追々報告する事にする。さて、女の俺が
向かったのは自宅ではなく女になってからできたダチの家で大学は別になったが卒業しても変わらない付き合いを
しているらしい、こんな俺にもダチと言う存在があるのは何処となくいい感じもしてくる。女の俺はいつも用に家に入ると
他人の家にもかかわらず希が出迎えてくれた。

「あ、ママ!!」

「・・やっぱりいたか。ま、今日はお前の練習は休みだしな」

「それよりもツンおばさんに挨拶しないの?」

「お、そうだった。んじゃ大人しくして置けよ」

そう言いながら女の俺はずけずけとダチのいる居間の方へと向かっていく、出迎えてくれたダチの方もすっかり
この光景には慣れ切っているようで何も言わずにお茶を出しながら手厚くしてくれる。やはり俺と長年付き合っている
のだからそこら辺は心得ているようだ。



29 : ◆Zsc8I5zA3U :2008/03/07(金) 23:13:05.51 ID:Hul0N59N0
「悪いな、希預かって貰って」

「いつもでしょ。でもうちの息子に勉強を教えて貰えてるから助かってるけどね」

どうやら希は頭もすこぶるいいらしく、いつもダチの子供に勉強を教えているようで女の俺も自然と鼻が高くなっている。

「そりゃ、俺とあいつの子供だから頭が良いのは当たり前だろ」

「ま、それは認めてあげるわ。そう言えばあんた次の保護者会はどうするの?」

「ゲッ・・忘れてた」

「前みたいに私と旦那を練習に使うのは止めてよね。保護者会ぐらいであんなに苦労するのはあんただけよ!!」

俺は昔から人と話すのがどこか苦手で話すよりも拳が出る方だったのでああいった話し合いは今までの人生の中で
皆無であった。しかし女になって母親になっていた俺はそういった話し合いは必須なのでそれなりに工夫をしたらしい。
その成果はそれなりに発揮されているらしいがちゃんと活かされているのかといえば疑問だが・・ま、当の本人は
子供への愛とかいって勝手に結論付けている。

「まぁ、いい加減俺も慣れてきたし大丈夫に決まってるだろ!!」

「あんたのその前向きな姿勢が羨ましいわ・・」

呆れながらもそのまま談笑を続ける2人、女の俺にとってこうやって毎日ダチと他愛のない話をする事はかなり有意義な
事でかなり重要なものでその証拠にとても温かい気持ちに近い、話の内容は主に子育て中心になっているようで
情報交換も一応兼ねているようだ。



30 : ◆Zsc8I5zA3U :2008/03/07(金) 23:15:10.10 ID:Hul0N59N0
「にしてもうちの息子も人並みに運動神経がよくなるかしらね・・」

「大丈夫じゃねぇねの? 内藤もなんだかんだ言って運動神経は普通だし、ずっと合気道やってりゃ良くなるだろ」

「そうかしらね・・そういえば希ちゃんは昔から運動神経が良かったわね。
あんたと違って大人しそうだし手が掛からなそうで羨ましいわ」

「俺はこれでも大人しくなったつもりだ!! だけど・・最近希が兄弟が欲しいって言って来るんだよ」

そう希は最近になって兄弟が欲しいと言って女の俺を困らせている、別に俺は他に子供がいてもいいと思うのだが
女の俺はどうも気が進まないらしい。一応旦那である中野の方も前に女の俺に勧めた事はあったのだが一蹴している。

後々に告げる自分の女体化の事実を伝えた後の傷を抑えたいとか、余り手を掛けたくはないと言う気持ちもあるが
その本心は純粋に希だけを愛していたいと言う気持ちから生まれているものだ。全く女体化しても変わっちゃいない
ところは全然変わっていない、前に俺が女の俺を対面したときも正直言って余り納得できる答えとは程遠い物だった。

ま、女の俺のことだからこれからも変わりないと思うしこれからもこのまま変わっていかないだろう、全くこんな自分に
頭も抱えてしまうが少ない期間ではあったが俺自身である事には違いない。

これからもこいつが死ぬまで一生心の奥底で女の俺の行動を見守っているのだろう。




31 : ◆Zsc8I5zA3U :2008/03/07(金) 23:15:43.81 ID:Hul0N59N0
「そう? 最近の希ちゃんはうちの息子を弟として見てるみたいだし、そう心配しなくても大丈夫よ」

「そうだな。さて、もうそろそろ夕食だから希連れて帰るわ、世話になったな」

「たまには家にきて皆で騒ぎましょう」

「ああ、またな」

そう言って女の俺は希を連れて家へと帰って行った、その心境は非常に穏やかだったのは成長した証しと言うべきで
あろうか・・



32 : ◆Zsc8I5zA3U :2008/03/07(金) 23:16:27.40 ID:Hul0N59N0
中野も帰り、家族全員の夕食も終わって至福のひと時・・女の俺と中野はいつものようにベッドで寄り添いのんびりと
就寝前のスタイルに入る。

「今日も疲れたな。最近仕事仕事ばかりで・・」

「こっちだって毎日の主婦業が大変だよ」

「・・そう言えば今朝の旅行の件聞いてなかったな。この際だから聞かせて貰おうか」

「そ、そいつは・・」

「その理由は何だ」

慌ててふてめく女の俺、真相を知っている身分とすれば笑いも堪えてしまうのだがそろそろ本当の理由を知らせて
やってもいい頃合だと思う。女の俺がこうまでして旅行を躊躇う理由、それは・・




33 : ◆Zsc8I5zA3U :2008/03/07(金) 23:18:03.56 ID:Hul0N59N0
「・・これだよ」

「それって、俺達の通帳か・・って、この額は一体どうした!! 何泊でも旅行できるぐらいの金はあるぞ!!!」

黙って女の俺が取り出したもの・・それは家族の通帳で素直に渡された中野はその中身を見ると想像通り、かなり
驚いた顔をしてくれた。実は女の俺はマイホームを買った後にもしかしたら中野が有頂天になりすぎて何やらヘマを
やらかして会社でクビになるかも知れない事を想定し、ありとあらゆる手段で密かに3人の通帳にお金を溜め込んで
いたのだ。だから無駄な事はとことん排除し切り詰められるところは徹底的に切り詰めていった結果・・通帳のお金は
面白いように貯まっているもので実際に高級ホテルに何泊も泊れるぐらいのお金は余裕にある、だけども女になって
からの俺は今まで積み重ねてきた節約生活が捨てきれずにいつもの習性が出てしまった結果・・今回の旅行の事も
ばっさりと切り捨てたのだ。

「お前な・・俺が有頂天になってへまするわけないだろ」

「うるせぇ!! もしてめぇが天狗になって何かやらかして会社クビになったら俺達家族は路頭に迷うんだぞ!!!
    • だからこうしてもしもの時に備えて金を貯めてたんだよ」

傍から見れば何ともアホらしい理由なのだが、これが自分だと思うとあまり正直言って何とも言いようもないし笑えない。
そんな女の俺を中野はそっと抱き寄せながら何か呟く・・正直言って気持ち悪いし、これ以上近寄るな。それに息も
若干誤魔化したかのように何か臭う!




34 : ◆Zsc8I5zA3U :2008/03/07(金) 23:25:01.87 ID:Hul0N59N0
「大丈夫だ。俺は家族を路頭に迷わせるバカな事はしないさ・・」

「バカ野郎・・」

その後のこいつらは・・安易に想像できるので省略する、それにしてもこんなに単純な夫婦もまた珍しいものだ。
さて俺も活動を停止させて・・

“おい!!”

    • 何だよ、なんか用か? 俺はもう眠いんだよ。

“うるせぇ!!! 勝手に俺の一日を観察して好き勝手言いまくって・・”

いいじゃねぇか、どうせ自分って事は変わりのない事実だ。俺が自分の事をどう言おうが俺の勝手だ、別にてめぇの
生活なんざ犯しちゃいないし何一つ干渉はしていないはずだ。いくら女の俺だろうが文句を言われる筋合いはねぇな!!


36 : ◆Zsc8I5zA3U :2008/03/07(金) 23:29:45.03 ID:Hul0N59N0
“同じ俺でありながらこんなにムカツク野郎だったとは思いも寄らなかったぜ!!”

御託はいいから早く寝やがれ、てめぇが本格的な睡眠に入らない限り俺もいつまで経っても寝られねぇんだよ。
ま、俺だってたまにはこうしてお前が見ている物を見たって罰は当たらないだろ。お前の心の奥底でしか生きられない
存在となった俺にとっちゃこうやってお前の何気ない一日を見ているだけでも楽しいんだよ。
女体化しててめぇの存在が生まれて俺は心の奥底に追いやられて最初は恨めしく思ったが今はこうやってお前の
何気ない日常を見てるだけでも何だかんだ言って面白いんだよ。

“世間じゃな、てめぇの事をなんて言うか知ってるか? 覗き魔だよ! の・ぞ・き・ま!!!!
勝手に人様の生活を覗いて訳の分からない御託や言いがかりをつけやがって・・”

じゃあ、俺の存在を消せばいい・・そうしたらお前も覗き魔から開放されるぞ? 今のお前は女体化した相良 聖あって
男である相良 聖ではない。それにほぼ全ての主導権を握っているお前なら俺の存在を消し去ることなど容易いだろう、
お前のお情けで今の俺は存在するようなものだしな。さぁ、どうした? 今すぐ俺を消すならさっさと消して見やがれ!!

“・・いくら俺でもてめぇだけは否定したくねぇよ、悔しいがお前は俺であったのは間違いねぇ。いくら俺だって過去の
自分を消し去ると言う事は女体化前の過去から逃げているのと同じになっちまう!! あいつや・・希のためにも
男だった俺の記憶を持つお前を消すわけにはいかねぇ!!

それに・・お前は短い期間の俺であったわけだからそんな事は出来ねぇよ”

最初からそう言えタコ、今後も俺は心の奥底でお前の生活を見続けるつもりだ。前にも言ったようにお前が俺の存在を
忘れてくれなければ俺はいつまでも存在し続ける事が出来る・・ま、これからもよろしく頼むわ。



37 : ◆Zsc8I5zA3U :2008/03/07(金) 23:31:02.27 ID:Hul0N59N0
“・・そうかい、だったら一生俺が死ぬまでバカみたいに見続けるんだな”

てめぇに言われなくてもそうするつもりだしこれからもそうさせてもらう。心配しなくても俺はお前から主導権を握って
好き勝手にしようなんざこれぽっちも考えてないしそんなつもりはさらさらない、これから一生俺はこんな形だろうで
じっとお前の事をかげながら見つめるだけさ・・解ったんならさっさと寝ろ。

“その言葉、俺だったら二度と変えるんじゃねぇぞ!! ・・んじゃ俺は寝る”

さて、余計な雑音も消え去り俺の方もそろそろ就寝に入る。・・また機会があったら会おう、今度は位置になるかわからないけどな。


おっと最後に一言、俺は絶対に自分の言葉は変えたりしねぇ!! なんたってあの相良様だからな!!! 
さて、俺もさっさと寝るか、また面白くとも下らないこの日常を見るために・・



-fin-


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最終更新:2008年09月17日 19:02
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