安価『パンツ』

｢・・これはもういらないな｣

今の自分の下着をまじまじと見つめると、もう体つきは完全に女になったんだなぁっと自覚せざる得ない。
女になってから女性用のランジェリーを穿いている今の俺をかっての自分はどう思っているのだろうか・・？

きっと、情けないと嘆いているのか女体化した自分を認めてないのかそのどちらかだろう。

｢・・じゃあな、俺｣

長年愛用していたボクサーパンツは華麗に弧を描きながらすっぽりと屑箱へと入っていった・・

－fin－

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