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043 Meteorite~隕石~

ファイ:で、何で依頼が来ないんだよー!

ヒーナ:じゃあ、じゃあ…

ファイ:デパートには行かないぞ!ペリッパー連絡所に行って依頼をとりにいく!

ヒーナ:えーっ!

ファイ:行くぞ!

   ポケモン広場

カエン:お、〈ゆうえんち〉。

パーク:〈FLB〉!帰ってきてたんですね。

サイコ:ああ。グラードンはもう心配いらない。あいつももう大人しくなるだろう。

ファイ:そっか、それはよかったぜ。

サイコ:だが、それ以上にとても深刻な問題が発覚した。

オト:深刻な問題ですか?

サイコ:ああ、人数がそろったら話を始めるから、しばらく待っていてくれないか?

ファイ:ん?いいけど…

   数十分後

レイス:それで、何があったのだ?

サイコ:ここから先は、この人に話してもらおう。

ノウレイ:ワタシはノウレイ。知る人ぞ知る未来予知ポケモンだ。

ファイ:あっ!お前!

パーク:どうしてノウレイさんがここに?

ノウレイ:緊急事態だ。この世界が…終わりに近付いている。

イースト:えぇっ!?な、なんでいきなりそんなことになってるの!?

ノウレイ:この星に、隕石が落下してきている。

フェオレ:隕石?

ノウレイ:ワタシの予知によれば、このまま何もしなければこの世界は隕石の衝撃で壊滅してしまうのだ。

ヒーナ:壊滅って…私たちどうなるのよ!

ノウレイ:最後まで聞け。…回避する方法が一つだけあるのだ。

フェオレ:(まさか…!)

ノウレイ:パーク。お主はもうわかっているな?

アクバ:え?パーク?

パーク:…ええ。

ファイ:ええって…どういうことだよパーク!

ノウレイ:パークが元人間だということは皆も知っているな?

カエン:ああ。知ってるぜ。

ノウレイ:では、パークがどうしてポケモンになったかは、知っているか?

ファイ:知らねぇよ!それに前にお前のとこに言った時、お前は何も知らなさげで教えてくれなかったじゃんかよ!

ノウレイ:前は、な。だが、今がその時。…パークは、この世界を救うために人間の世界から送られたのだ。

ヒーナ:えーっ!?パークが…

イースト:この世界を救うために送られたなんて…

フェオレ:(やっぱり!僕の夢の中に出てきた謎のポケモンが教えてくれた通りだ!パークが…世界を救う光なんだ!)

サイコ:私もノウレイに聞いた時は驚いた。しかし、キュウコン伝説の人間でもないパークがどうしてポケモンになったのか。その理由なら、グラードンと戦うことになったのも運命だったのだと納得がいく。

ノウレイ:パーク。頼みがある。

パーク:はい…?

ノウレイ:【天空の塔】へ行ってくれ。

パーク:【天空の塔】?

ノウレイ:そこに、レックウザというポケモンがいる。レックウザは、グラードンと並ぶ…いや、それ以上の強さをもつ伝説のポケモンだ。

ファイ:また伝説のポケモンかよ…

レイス:で?レックウザがどうしたんだ?

ノウレイ:レックウザの力ならば、隕石の衝突を抑えることが出来る。そう、世界が救われるのだ。

ファイ:え?それだけかよ?だったら別にパークじゃなくても、誰でもいいからレックウザに会いに行けばいいじゃんかよ。

ノウレイ:そこが問題なのだ。レックウザのいる天空の塔は、遥か上空にあり、未だ誰も見たことがない場所と言われている。

イースト:そ、そんな所にいるの!?

ノウレイ:そもそもレックウザはオゾン層を住処にしていると言われ、地上に降りてこないために出会うことはまずあり得ないポケモンとされている。

オト:それで…そんな天空に、どうやって行くのですの?

ノウレイ:そこはワタシたちに任せておけ。ワタシとサイコが協力し、「テレポートの結晶」を作り出す。

ファイ:なんだそれ?

ノウレイ:その名の通り、対象をテレポートで移動させるための道具だ。それでパーク、お前を天空の塔まで飛ばす。

ヒーナ:ちょっと待ってよ!そんなことが可能なら、それこそ誰でもいいじゃない!

ノウレイ:それは無理な話だ。何故なら天空の塔には、レックウザの他にも未知のポケモンがたくさんいて、並大抵のポケモンではレックウザに会う事は出来ない。

イースト:だ、だったら〈FLB〉は?サイコさんたちならレックウザに会うのは出来るでしょ?

サイコ:残念だが、私たちでは無理だ。恥ずかしながら私たちは自分たちの実力不足を痛感している。グラードンに勝てなかった私たちが行ったとしても、レックウザに会えずに終わるのは目に見えているのだ。

ノウレイ:ついでにいうならサイコは結晶を作るためにエネルギーを消費するから戦力外になる。

ヒーナ:どうしても…パークじゃなきゃいけないの?

ノウレイ:そうだ。そのためにパークはここにいるのだ。

ファイ:…なぁ、その結晶は何人まで一緒に行けるんだ?

ノウレイ:え?まぁ、1度だけなら複数も可能だが…

ファイ:だったら、オレも一緒に行くぜ!パーク一人に行かせてたまるか!

ヒーナ:それなら私だって行くわ!

オト:私も行きますわ!

イースト:ぼ、僕だって!

レイス:パークさんを守るのが僕の役目ですからね。

フェオレ:この目で希望の光の活躍を見なきゃねw

パーク:皆…

ノウレイ:7人か。それだと本当に1回限りだな。

ファイ:あ?どうしてだ?

ノウレイ:ワタシの計算によれば、結晶は8人飛ばすことができるのだ。一度に8人飛ばす事も出来れば、1人を8回飛ばすこともできる。

ファイ:だから?

ノウレイ:だからつまり…7人で行ってしまえば、一度失敗して強制的に戻されると、次は1人…つまりパークしか行くことができないということだ。

レイス:だったら、また結晶を作ればいいんじゃないか?

ノウレイ:無茶を言うでない。結晶はエスパーの力を込めた最高傑作。二度も作ればワタシたちの命にかかわる。

パーク:チャンスは一度きり…

ファイ:だったら、もう1人実力者を連れて行って、7人体制でパークを守りながらレックウザのところまでサポートすればいいんじゃないか!?

ノウレイ:それでもいいが…誰を連れていくのだ?

ファイ:ここはサイコ…って言いたいけど、エネルギーを使ってるならカエンかアクバだな。

アクバ:いや、俺は一緒に行かない方がいいだろう。

ファイ:なんでだよ。

アクバ:俺の特性は砂起こし。場を砂嵐にしてしまう。お前達に無駄なダメージを入れるわけにはいかないからな。

カエン:いつもは俺が日本晴れで打ち消してるからな。

ファイ:じゃあ誰が行けるんだよ!

ダウギ:俺が一緒に行こう。

レイス:ダウギ?

ダウギ:俺は結局マグマの地底でも1、2階で負けてしまったんだ。だから、今度こそ俺は力になりたいんだ!

レイス:待て待て。

ダウギ:止めるなレイス!

レイス:マグマの地底1、2階で負けるような奴を連れていけるかよ!

ダウギ:う…それもそうだが…

ハイドロ:ならわしが行こう。

エンリ:あ、ズルいわ!アタシが行くわ!

ジゴロ:なら俺が!

   がやがやがやがや

ファイ:だーもううっせー!7人で行くぞ!6人でもなんとか守れるだろ!

イースト:ファイが7人体制がいいって言ったんじゃなかったっけ…

ファイ:うるせぇ!おいサイコ!ノウレイ!結晶はもう出来てるのか?

ノウレイ:いや、まだだ。今から精霊の丘へ戻る。そこで作る。

ファイ:ここじゃダメなのかよ。

ノウレイ:ワタシの気を落ちつけ、結晶を欠陥なく作らなくてはいけない。

ファイ:そんな神経質になるもんなのか?

ノウレイ:少しでもズレればお前達は何もない上空に放り出されることになるぞ。

ファイ:マジかよ…

サイコ:だが、時間がない。出来るだけ急いで精霊の丘へ向かおう。

ノウレイ:パークよ。明日には完成させておく。今日中に準備を済ませ、明日精霊の丘まで来てくれ。

パーク:わかりました。

   ノウレイとサイコは精霊の丘へと向かった。

ファイ:よーし、それじゃあ準備しようぜ。

パーク:そうだね。

キャタピー:あ、あの…パークさん…

パーク:あ、キャタピーちゃん。

キャタピー:パークさん…むりしないでくださいね?

パーク:大丈夫。ありがとね。

ハスブレロ:お前達…絶対に帰ってこいよな!

ファイ:任せとけ!

チャムカ:ふん…ま、頑張りなさいよ。

ヒーナ:言われなくても頑張るわよ。

   そして夜

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

(あ…この空間は…)

サーナイト:パークさん。

パーク:サーナイト…

サーナイト:よく決意してくれましたね。これで…世界が救われます。

パーク:でも、まだレックウザに会えるって決まったわけじゃない。どこかで気を抜いて負けてしまえばそこまでなの。

サーナイト:その通りです。一度でも帰されてしまえば…この世界はおしまいです。

パーク:わかってる…

サーナイト:そして…。…結果がどうなろうと、これがあなたの最後の冒険です。成功して元の世界に帰るか…失敗してこの世界と共に滅ぶか…全てあなた次第です。

パーク:大丈夫。…絶対にこの世界は消させない。たとえ…二度と皆と会えなくなったとしても…

サーナイト:きっと、うまくいきます。だってあなたには、あなたを信じてる仲間がいるから。

パーク:ええ、私もそう思う。皆がいれば、きっと…




                                    続く




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最終更新:2014年03月16日 02:35
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