【マグマの地底 最下層B2F】
ファイ:あ!あれ!
最下層2階にたどり着くと、カエンとアクバが倒れていた。
パーク:大丈夫ですか!?
カエン:お前達…どうしてここに…
ファイ:どうしてってお前らを救助しにきたんだよ!サイコはどうした?
アクバ:サイコ…そうだグラードンが…
ファイ:そんな状態で動くな!オレたちに任せろ!
パーク:サイコさんはこの先ね…
ファイ:とうとうグラードンともご対面みたいだしな…気合入れていくぞ!
パーク:うん!
【マグマの地底 最下層B3F】
パーク:ファイ!あそこ!
ファイ:お、サイコ!まだ倒れてないみたいだな。
サイコ:……
ファイ:ん?どうしたんだ?
??-??:ソイツは既に気を失っている。
ファイ:あ?誰だ!
ズシーン ズシーン
パーク:わぁっ!すごい地響き!
ファイ:なんか…気温上がってないか?
パーク:そういえば…
??-??:グォォォォォォォォッ!
カッ
『日差しが強くなった!』
ファイ:な、なんだぁ!?
??-??:お前達…ここに、何の用だ?
奥から巨大なポケモンが現れた。
ファイ:まさか…こいつが…
??-??:我が名はグラードン!
パーク:これがグラードン…
グラードン:お前達も…我の邪魔をするようだな。
ファイ:邪魔?お前が何したいのか知らないのに邪魔なんて出来るわけないだろ?
グラードン:我は長年の眠りについていた。だが、目覚めてみればなんだこの世界の変わり様は!森林を裂き、土の上を得体の知れぬもので固め、各地の火山はほぼ休止状態!生きているのは炎の山だけ!
ファイ:森林伐採はたしかにどうかと思うけどよ、皆が歩きやすくするために地面を加工するのはいいことなんじゃねぇの?
グラードン:お前達は暮らしをよくし便利にするために、とても大切なものを失っていることに気づいていないのだ!それを伝える為に我が地震を起こしたというのに…お前達は何も理解しようとしなかった!
(地震はやっぱりグラードンが関係していたんだ!)
グラードン:お前達が何もしないのなら!我が!この世界を元のよき世界に戻す!我自身の手で!
ファイ:なるほどな。お前の言いたい事はよーくわかった。だったらオレらが伝えてやるよ。だから争いで決めようなんて考えるな。
グラードン:信用できんな。
ファイ:1回くらい信用しろよな。
グラードン:お前達は口だけは達者で実行には移さない。話をするなど無駄。我の力ならすぐにでもこの世界を変えられる。
ファイ:随分と独裁的な考えだな。たしかにお前の理想の世界じゃなくなったかもしれないけど、皆平和に幸せに暮らしてんだよ。お前にその幸せを邪魔する権利はねぇ!
グラードン:偽りの幸せでいいのか?お前達は本当に心の底から今が幸せと言えるのか?
ファイ:あーもううっせーな!もう話なんかしても無駄だ!お前にはまた長年眠ってもらうぜ!
グラードン:短気なのは現代の悪い癖だ。それに元々我は話をする気などない。
ファイ:パーク!こんな奴さっさと倒すぞ!
パーク:ていうか最後らへん幸せとかなんとかで少し話題ズレてなかった?
ファイ:んなもん気にすんな!というわけで勝って清々しく帰ろうぜ!
グラードン:先に言っておこう。我は地上にいるファイヤーら準伝説などという生半可なものではない…真の伝説だ。お前達に伝説を越える力があるか?
ファイ:そんなの…やってみなきゃわかんないだろ?
グラードン:ならば…やってみるがいい。便利さを求め続け弱体化した現代の子!
ファイ:現代になじめないお堅い頭を柔らかくする気がないならまた眠ってもらうぜ、古代の伝説!
『パーク&ファイVSグラードン』
『パーク&ファイの先制!』
ファイ:ちゃちゃっと終わらせてやるよ!
『ファイの必殺技!{みずのはどう}!』
『パークの必殺技!{でんげきは}!』
バシャッ
『グラードンの弱点をついた!』『グラードンには効果がないようだ…』
パーク:えっ!?効かない!?
ファイ:地震っていうくらいだから地面タイプなんだろうな。だが、それならオレが弱点つける!パークはサポートに徹底してくれ!
パーク:OK!
『グラードンの攻撃!』
グラードン:格の違いというものを教えてやろう。
『グラードンの{マッドショット}!』
ブシャー
ファイ:ぶわっ!
『ファイにダメージ!』
『ファイは[どんそく状態]になった!』
ファイ:げっ!
『パーク&ファイの攻撃!』
パーク:ええと…電気技が効かないから…これしかないよね。
『パークはばくれつのタネを食べた!』
ドンッ バババババ
グラードン:むっ!
『グラードンにダメージ!』
グラードン:中々面白い戦術だな。だが、ダメージは微量だ。
『グラードンの攻撃!』
グラードン:お前には有効だな。
『グラードンの{マッドショット}!』
ブシャー
パーク:ひゃっ!
『パークは攻撃を避けた!』
ファイ:ナイス避け!
『パーク&ファイの攻撃!』
ファイ:よーし反撃だ!
『ファイの必殺技!{みずのはどう}!』
バシャ
『パークはばくれつのタネを食べた!』
ドンッ バババババ
『グラードンの弱点をついた!』『グラードンにダメージ!』
ファイ:(なんだ?2回も弱点をついたのに、あまりにも手応えがなさすぎる…弱点つかれても平気なほどのHPを持ってるのか?)
カッ
ファイ:!!そうか…天気!
グラードン:気付いたか。そう…お前の水技は天気の影響で威力が下がっているのだ。
ファイ:だから手応えがないのか…くそっ!なんで洞窟の中なのに日本晴れなんだよ!
グラードン:クク…それは我の特性が日照りだからだ。
パーク:特性って…なんだっけ?
グラードン:特性も知らないのか?特性とは、そのポケモンが元々持っている能力だ。
ファイ:そういえばそこまで気にしたことなかったな…
パーク:もしかして私にもあるの?
ファイ:ああ、多分ある。あ!だとしたら…特性を使えばこいつを倒せるかもしれない!
パーク:そうね!…で、どうやって発動するの?
ファイ:え…?
グラードン:特性はそれぞれ特性によって発動タイミングは違う。その場にいるだけで発動する特性、相手が触れてきて発動する特性、状態異常を受け付けない特性…様々だ。
ファイ:だったら…水技の威力を上げる特性発動でお前を倒してやるぜ!
グラードン:それはおもしろい。だが…どうやって発動するつもりだ?
ファイ:ええと…ええと…バトル時に自然と発動!
グラードン:だとしたら既に発動しているだろう。
パーク:え…ファイ、自分の特性わからないの?
ファイ:し、しかたないだろ!?特性なんて普段から気にするような能力じゃないんだよ!ほら、ヘシュウの脱皮みたいな優秀な特性じゃない限りはな!
グラードン:ククク…逆に言えば、普段から気にしないということは、役立たずの特性を持っているということだ。
ファイ:げっ!そうなるのか!?
グラードン:我も一瞬焦ったが…問題はなさそうだな。誰にも我の邪魔はさせん!
『グラードンの{マッドショット}!』
ブシャー
パーク:ひゃぅー!
『パークの弱点をついた!』
『パークは[どんそく状態]になった!』
ファイ:やべ!2人とも鈍足になったら…!
『グラードンの{マッドショット}!』
ブシャー
ファイ:ぐわっ!
『ファイにダメージ!』
ファイ:これは本格的にやばくなってきたな…
パーク:でも、負けられないよ!
『パーク&ファイの攻撃!』
ファイ:もちろん、負ける気はねぇよ!
『ファイの必殺技!{みずのはどう}!』
バシャ
『パークはばくれつのタネを食べた!』
ドンッ バババババ
『グラードンの弱点をついた!』『グラードンにダメージ!』
グラードン:無駄な足掻きだな。
ファイ:んだと!
『グラードンの攻撃!』
グラードン:この技で同時に倒してくれる!
(何かくる!同時攻撃技…2人同時に喰らっちゃったら負けてしまう!それなら…ファイだけでも…!)
ポイッ
パークは道具を投げた。
グラードン:今更何かをしたって無駄だ!
『グラードンの必殺技!{地震}!』
グラグラグラグラグラグラグラグラ
パーク:ひゃあああああーーーーっっ!
『パークの弱点をついた!』
グラードン:もう虫の息…ここまででいいだろう?お前達では我に勝てないとわかっただろう?
パーク:ぅ…
パークは床に膝をついた。
パーク:まだ…まだ、負けてない…
グラードン:その状態で何をいう?既にお前は満身創痍。そこのワニノコだって…?(ワニノコがいない?どこへ行った!?)
ファイ:よーしやっとでついたぜ。
ファイが走ってきた。
グラードン:!?お前…いつの間に移動した?
ファイ:パークがとっさにワープの種をオレに投げたんだ。オレは遠くにワープさせられて、見事に地震を回避したってわけだ。
グラードン:無駄な足掻きを…
ファイ:無駄な足掻きじゃないってことを…教えてやるよ。
パーク:ファイ…
ファイ:パークは離れてな。後は…オレに任せろ。
パーク:…お願い。
ファイ:おう!
パークは少し離れた。
グラードン:二人で敵わなかった相手に、一人で勝つことなどできるのか?
ファイ:ああ。出来るさ。
グラードン:ほぅ。どのような手で勝つつもりだ?
ファイ:これだよ。
グラードン:それは…爆裂の種?
ファイ:お前、これ食えよ。
グラードン:自爆を狙うつもりか?残念だが種の使い方くらい知っている。
ファイ:いいから食えよ。
グラードン:お前がダメージを喰らうぞ?
ファイ:いいからさっさとしろ。
グラードン:変わったやつだ。
『グラードンはばくれつのタネを食べた!』
ドンッ バババババ
『ファイにダメージ!』
パーク:ファイ!?何やってるの!?
ファイ:へへっ…これでいいんだよ…いい感じに体力が削れたぜ…
グラードン:体力?
ファイ:さっき特性の話したろ?その時オレはとっさに、「水技の威力を上げる特性」と言った。オレ自身てきとーに言ったつもりだったが、オレの中にひっかかる部分があったんだろうな。
グラードン:何を言っている?
ファイ:昔、母さんから聞いたことがある。オレの特性について…オレは幼かったから覚えてなかったが、記憶の隅っこに残ってたんだろうな。
パーク:え…じゃあもしかして…
ファイ:そう…オレの特性は、まさしく!水技の威力を上げる特性なんだよ!
グラードン:ほぅ。それでどうした?発動条件を知らなければ特性など無意味!
ファイ:もう…発動方法も思いだしたぜ。
グラードン:何?
ファイ:今から見せてやるよ!
『ファイの必殺技!{みずのはどう}!』
バッシャァァー
『ファイの特性「激流」発動!水技の威力が上がった!』
『グラードンの弱点をついた!』
グラードン:な、何だと!?いつの間に発動条件を満たしたというのだ!?
ファイ:へへっ。いい感じにHP調整が出来たみたいだな。
パーク:HP調整?あ、もしかして!
ファイ:オレの特性激流は、HPが1/3以下になった時に自動で発動するんだ!
グラードン:まさか…さっき爆裂の種であえてダメージを喰らったのは、自分のHPを調整するため…?
ファイ:そうだぜ!これで日本晴れだろうと水技を無視できなくなったろ?
グラードン:今やっとで同等くらいだろう?それにそのHPで…我の攻撃を耐えることが出来るかな?
ファイ:出来るかじゃなくてするんだよ。救助隊が途中で諦めたら、救助隊の名折れだろ?
グラードン:いい覚悟だ。ならば、本気でお前を倒してやろう!
ファイ:倒されるのはお前だ!オレの本気、みせてやるよ!
続く
最終更新:2014年03月16日 02:34