アットウィキロゴ

039 Monster house~モンスターハウス~

   【マグマの地底 B10F】

ファイ:しっかし、全然つく気配がないな。

レイス:長年眠っていたのなら、相当深いだろうな。

ヒーナ:……

オト:大丈夫ですわ。イーストは、負けても地上に帰るだけですわ。

ヒーナ:うん。そうなんだけど…

マグカルゴ:マグー!

ファイ:っと、またきたぞ!

   『ファイの{みずでっぽう}!』

   『マグカルゴは倒れた!』

ファイ:ふぅ。そろそろPPも危なくなってきたな。節約していかないと。

レイス:馬鹿か。手加減してると足元すくわれるぞ。何のためのピーピーマックスだ。

ファイ:あぁ?うるせーな。元気あるならお前も戦えってんだよ。

レイス:戦っているだろう。

オト:喧嘩しませんの。

  【マグマの地底 B15F】

ファイ:どんだけ深いんだよ…

   大部屋に入ろうとしたその時…

   『モンスターハウスだ!』

ファイ:な、なんだ!?

   部屋中に大量のポケモンが現れた。

レイス:モンスターハウスだと…!?

パーク:モンスターハウスって!?

レイス:入ると大量の野生が現れ、場合によっては全滅まで追いつめられる凶悪な場所!

ファイ:ちょっと待てよ…何匹いるんだこいつら…!?

フェオレ:ざっと数えて20はいるね。

ファイ:どうするよ!?こんな数…相手にできないぞ!

(どうしよう…どうしよう!?こんな数じゃ…逃げるにも逃げられない!)

サイドン:グォォー!

ファイ:うわ!来たぞ!

オト:どいてくださいませ!

   『オトの{ねこのて}!~{ロックブラスト}!』

   ドン ドン ドン ドン

   『サイドンにはいまひとつのようだ…』

パーク:オト!

オト:ここはお任せ下さいな。皆さんは先へお進みくださいませ。

ヒーナ:え…オト…

オト:大丈夫ですわ。ちゃんとここは守りますわ。それに、負けても帰ってイーストとゆっくりするだけですわv

パーク:ごめん、オト…

オト:しっかり救助してくるのですよ。

パーク:ありがとう!

   オトを残し、5人は走りだした。

サンドパン:サーン!

オト:さて…と。どういたしましょうか?

サイドン:グォー!

   『オトの{ねこのて}!~{じしん}!』

   グラグラグラグラグラグラグラ

   『サイドンは倒れた!』

   『サイドンは倒れた!』

   『サンドパンは倒れた!』

   『ベトベターは倒れた!』

オト:どう…料理して差し上げましょうかしら?

   『マグマの地底 B21F』

ファイ:まだあるのかよ…

パーク:きっともうすぐよ…

   『モンスターハウスだ!』

ファイ:またかよ!このダンジョンどんだけモンスターハウスがあるんだよ!

レイス:あるダンジョンは多いからな…

ファイ:でもどうする?相手になんかできねぇぞ?

レイス:ふん…うるさい奴め。

ファイ:あぁ?

レイス:ここは僕が引き受けましょう。

パーク:レイスくん…

レイス:パークさん、大丈夫ですよ。パークさんを傷つけるような奴は、僕が成敗してみせます。

ファイ:でも…

レイス:ワニ。…パークさんを傷つけたら許さないからな!

ファイ:…ああ!

   4人は走りだした。

レイス:(さて、あの底知れない能力を持ってそうなオトさんと同じようなことをしたが…正直、俺にこの場はキツイ。きっと勝てないだろう。でも…こいつらを止めてパークさんを守ることは…できる!)

   【マグマの地底 B23F】

ヒーナ:まだ…つかないの…?

(もう皆、心身共に限界…もう、ここまでなのかな…)

ファイ:お前ら!暗いぞ!もっと元気出していこうぜ!

フェオレ:元気すぎ…

ファイ:ここまで来て何もせずに帰ったらあいつらに合わせる顔がねぇ!ここまで来たら…30階でも40階でも行ってやろうじゃねぇか!!

(ファイ…皆を元気づけようと…)

パーク:そうよ!皆の為にも、私たちがここでくじけるわけにはいかないわ!

ヒーナ:…何言ってるのよ。私はまだまだ元気よ!

フェオレ:僕だって!

ファイ:へへっ!そうこなくっちゃな!

パーク:あ、階段!

ファイ:よっしゃ!次行こうぜ!

   階段を降りようとした。

イワーク:グワー!

   『イワークのしめつける!』

フェオレ:えっ!?うわぁ!

   『フェオレは[トラバサミ状態]になった!』

パーク:フェオレくん!!

フェオレ:あはは…ここまでかぁ…ちょっと残念残念。

ファイ:何言ってんだ!今助け…あっ!PPがねぇ…!!

ヒーナ:嘘でしょ…こんな所で!?

パーク:私の電気技じゃ…イワークには効かない!

フェオレ:僕にかまってないで早く行きなよ!僕は大丈夫だから!

パーク:でも…

フェオレ:パークがここで止まったらダメだよ!パークは…希望の光なんだから!!

パーク:え?

フェオレ:一緒にいてわかった。やっぱり…パークは希望の光なんだ!世界を救えるのは…パークなんだ!

パーク:せ、世界を救うって…そんな大それたこと…

フェオレ:いいから!とにかく早く行って!

ファイ:パーク。行くぞ。

パーク:フェオレくん…また、地上で会いましょう!!

フェオレ:うん!

   パークたちは階段を降りて行った。

フェオレ:ふぅ。…そろそろほどいてもらえるかな?

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   ドゴッ

   『イワークは倒れた!』

   【マグマの地底 中央部】

ファイ:もう少しみたいだな。

ヒーナ:負けられないわね。

パーク:うん。行こう!

   【マグマの地底 最下層B1F】

イワーク:グワー!

ヒーナ:イワーク!

ファイ:焦ることはねぇ!中央部さえ通ればPPは回復するんだ!

   『ファイの必殺技!{みずのはどう}!』

   『イワークは倒れた!』

パーク:あ、階段!

ファイ:早めに見つかったな。よし、行くぞ!

   スゥッ

(!?何かいる!)

パーク:待って!ファイ!

ファイ:え?

   『ハガネールの{たたきつける}!』

   バシィッ

ファイ:ぐあっ!

   『ファイにダメージ!』

ヒーナ:ハ、ハガネール!?

(こんなところでこんなポケモンに会うなんて…!)

ファイ:ちっ!階段は目の前だってのによ!そうだ!お前達は先に行け!オレはこいつを倒してから…

   ポカッ

   ヒーナはファイの頭を殴った。

ファイ:いってーな!何すんだよ!

ヒーナ:あんたはレイスと約束したんでしょ!パークを守るって!だったら…ここは私に任せなさい。

パーク:ヒーナ!?一人じゃ危険よ!だったら皆で相手すれば、相手は一人なんだから!

ヒーナ:いいえ、一人じゃないわ。

パーク:え?

   奥から3匹のハガネールが現れた。

ファイ:全部で4匹…!

パーク:だったら今のうちに階段に…

ヒーナ:無理よ。さっきのフェオレみたいになるのがオチ…だったら、私が喰いとめる!

パーク:でも!

ヒーナ:早く行きなさい!あの3匹がこっちまできたら手遅れになるわ!

ファイ:…パーク、行くぞ!

ヒーナ:ファイ、しっかりパーク守りなさいよ。

ファイ:もちろんだ!

パーク:ヒーナ…ありがとう。

   パークたちは階段を降りた。

ヒーナ:さーて、この絶望的状況をどうするかなー…?



                                  続く




前の話          次の話
最終更新:2014年03月16日 02:33
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。