【炎の山 1F】
ファイ:思った通り…暑い…暑いぃぃ~!!
パーク:あーもう言わないでよ!余計暑く感じるんだから!
ファイ:でも暑いものは暑いんだよ!
ブビィ:お前達!この山に何の用だ!
ファイ:げっ!なんかきたぞ!
パーク:逃げるよ!
ファイ:おう!
パークたちはポケモンたちから逃げつつ山を登って行った。
【炎の山 中腹】
ファイ:とりあえず一休みーっと…。…あとどのくらいなんだろうな?
パーク:どうだろう?でも、そこまでゆっくりしてる時間はないと思う…
ファイ:そうだな。じゃ、体力が回復したことだし、行くか!
そのころ、ポケモン広場では…
ヒーナ:だ・か・らー!!何度言えばわかるわけ!?パークは伝説に出てくる人間なんかじゃないっての!
チャムカ:うるさい小娘!あんな人間をかばう小娘なんかにイーストちゃんを任せていられないわ!イーストちゃん!ぜひうちのチームに!
ヒーナ:イーストは私たちのチームのメンバーだっての!
オト:あらあら…大変ねぇ。
イースト:…パークたち、大丈夫かな?
オト:きっと大丈夫ですわ。ちゃんと元気に帰ってきてくれますわ。
シャドー:ケケッ。それはどうかな?きっと今頃〈FLB〉に倒されてるぜ!
ヒーナ:こるぁ!そこの影!てきとーな事言ってんじゃないわよ!
シャドー:俺は未来予知をしてるだけだぜ。ケケッ!
ヒーナ:ふっざけんなー!
『ヒーナの必殺技!{ひのこ}!』
ボッ
シャドー:ゲゲッ!あちっ!
『シャドーにダメージ!』
オト:んー…どうしてシャドーさんはひどいことをするのでしょうね?
イースト:うん…そうだね…
オト:世界中の皆さんがのんびり過ごせればいいのに…争い事が減ればいいんでしょうけど…
【炎の山 山頂】
ファイ:ここを越えれば下山だな。さっさとこんな暑い山は出ようぜ。
パーク:そうね。
????-:ギャオオオオオオオオオオオオオッッ!!
ファイ:うぉっ!?なんだ!?
パーク:ファ、ファイ!あれ!
山の中心の溶岩が活発に活動し始めた。
ファイ:なんだぁ!?早く行こうぜ!
????-:ギャオオオオオオオオオオオオッッ!!
ゴォォォォッ
溶岩から炎の塊が現れた。
ファイ:なんだありゃ!?
????-:お前達だな?この山を荒らすのは!
ファイ:炎の塊が喋った!!
パーク:違う…あれは、ポケモン!?
バサッ バサッ
炎の塊は炎の羽を広げ、二人の目の前に降りてきた。
????-:この山を荒らす者は…容赦はしない!
ファイ:このポケモンは…!サンダーと同じ伝説のポケモンの…ファイヤー!
ファイヤー:ギャオオオオオオオオオオオオオオッッ!!
ファイ:うぉぉっ!?うるせぇ鳴き声だな…
ファイヤー:お前達を成敗してくれる!
ファイ:いや、俺ら別に山荒らしてないし。というわけでさっさと下山させてもらうぜ!
ファイヤー:この山を荒らした罪は大きいと思え!
ファイ:だーから荒らしてないっての!
ファイヤー:お前達を焼き尽くしてくれる!
ファイ:人の話を聞けー!!
『ファイヤーの{ほのおのうず}!』
ボォォォォォッ
ファイ:うぉぉぉっ!?
『ファイは攻撃を避けた!』
ファイ:危ないだろ!何すんだよ!
ファイヤー:黙れ!山を荒らす者め!
ファイ:だから荒らしてねぇっつってんだろ!ってか具体的にどう荒らしたってんだよ!
ファイヤー:具体的に?………ギャオオオオオオオオオオオオオオッッ!!
ファイ:うぉ!?
ファイヤー:この山の気温が下がっている。それは…水タイプであるお前が現れた所為だ!
ファイ:はぁ…?だったら尚更オレらが山を降りたら解決じゃんかよ。
ファイヤー:ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!
ファイ:うっせー!!
ファイヤー:荒らしておいてタダで済むと思うな!
ファイ:だーから荒らしてないっての……
ファイヤー:覚悟しろ!
ファイ:あーもう…パーク、どうする?こいつ聞く耳もたねぇぞ。
パーク:うーん…この種で逃げられないかな?
ファイ:縛られの種か。やってみるか。
ファイヤー:聞こえてるぞ。
ファイ:あ…
ファイヤー:ふん、流石だな。山を荒らすような者はそんなせこい手を使って逃げるのか。
ファイ:あぁ?
ファイヤー:使いたくば使え。卑怯者。
ファイ:この…いい度胸だ!道具なんか使わずにお前を倒してやるよ!
パーク:ファイ!?
ファイ:任せろパーク。こいつはサンダーと違ってオレが弱点つける。
パーク:でも…
ファイ:なんだかんだでサンダーも倒しただろ?大丈夫だって。きっと勝てるぜ。
パーク:サンダーは手を抜いてたでしょ。
ファイ:あ……
ファイヤー:どうした?勝負を受けたことをもう後悔か?
ファイ:誰が後悔なんかするかよ!お前なんか楽勝だ!
パーク:ちょ…ファイ…;
ファイヤー:覚悟しろ!
ファイ:返り討ちだぜ!
しかし、本気の伝説相手に、敵うはずもなかった。
ファイ:いってぇ…強すぎる…
ファイヤー:その程度の力で伝説に挑む身の程知らずめ。
(どうしよう…このままじゃ…)
ファイヤー:これで終わらせてくれる!
???-:待て!ファイヤー!
空から声がした。
???-:ギャオオオオオオオオオオッ!
ファイ:なんで…お前がここにいるんだよ!?
サンダー:久しいな。ファイヤー。
パーク:サンダー…!
ファイヤー:何の用だ。何故お前がここにいる?
サンダー:〈ゆうえんち〉が氷雪の霊峰へ向かったと〈FLB〉から聞いてな。その途中にあるこの山で、お前が対立してるんじゃないかって言われたんだ。
ファイ:〈FLB〉が…?
サンダー:そしたら案の定、お前はこいつらと戦っていた。危ない所だった、こいつらを今消される訳にはいかないからな。
ファイヤー:随分とこいつらを気に入ってるじゃないか。何があった?
サンダー:何でもいいだろう?とにかく、こいつらは消させん。
ファイヤー:だが、この山の気温が下がっているのは事実。
サンダー:それはこいつらの所為ではない。
ファイヤー:お前は誰の味方だ?
サンダー:誰の味方でもない。
ファイヤー:どうやら話をしても無駄なようだ。お前もろとも倒してくれる!
サンダー:やめておけ。お前は我の電撃には耐えられない。
ファイヤー:それは昔の話。今は違う。
サンダー:どうかな?
ファイヤー:昔も今も…お前は我ら3匹の中でも常に上から見下していた…だが、今こそお前を越える!
サンダー:〈ゆうえんち〉。今のうちに先へ進むがいい。
パーク:え、でも…
サンダー:お前達の目的はキュウコンにたどり着くことだろう。ここで時間を無駄にするな。
パーク:…ありがとう!
パークとファイは走って行った。
サンダー:(ふん。我も甘くなったものだ。人助けなど…そんなもの、したことなかったのにな。)
続く
最終更新:2014年03月16日 02:24