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018 Daugi and Leis~ダウギとレイス~

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(あ…またこの夢だ…)

?-???:~~~~~~~~~~

パーク:あ!あなた…

?-???:……レイに……

パーク:え?何?よく聞き取れない…

?-???:ノウレイに……に行って…

パーク:ノウレイ…?ポケモンの名前なの?

?-???:…ュウ…ン…氷…の…峰……ます…

パーク:え?誰?

?-???:キュ………の名前……ノク…

(あーもう聞きとりづらいなぁ…)

?-???:~~~~~~~~~~~

パーク:待って!消えないで!まだ聞きたいことが…!

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   朝

(結局…肝心の所が何も聞けなかった…。…ノウレイ…?)

   パークは家の外に出た。そこには…

サイコ:朝早くから失礼。ちょっとよいか?

パーク:〈FLB〉のサイコさん!?

サイコ:時間はとらせん。ほんの数分で終わる。

パーク:は、はい…

(何だろう…一体何の話?)

サイコ:単刀直入に聞く。お主、ポケモンではないな?元々…人間だな?

パーク:!!

サイコ:その反応…やはりそうか。

(まずい…サイコさんならナマズンさんに聞いたあの話を知っているかもしれない…そうだとしたら、私が災害を引き起こしていると思って攻撃してくるかも…)

サイコ:そう身構えるな。キュウコン伝説の事は知っているが、別にお主と戦うつもりで来たわけではない。

パーク:えっ?

サイコ:【大いなる峡谷】という場所を知っているか?その峡谷の一番上に、精霊の丘という場所がある。そこに、ネイティオというポケモンがいる。

パーク:ネイティオ?

サイコ:ネイティオは過去と未来を見る力があると言われている。お主が本当に伝説の人間ならば、ネイティオの見る未来で、世界は破滅しているはずだ。だからこそ、自ら確認するのだ。自分が伝説の人間なのかどうかを。

(ネイティオの力で見た未来が崩壊していたら…私は伝説の人間…)

サイコ:ナマズンも言ったと思うが、あくまで伝説。しかし不安なのならば、会うのが一番いいだろう。

   サイコはどこかへ去って行った。

(どうしよう……でも、会うしかないよね。)

ファイ:お、おはよー!今日も元気に救助といこうぜ!

   ファイが元気よく走ってきた。

パーク:…

ファイ:ん?どうしたんだ?

   パークはサイコとの話をファイに話した。

ファイ:そうか。サイコがそんなことを…だったら、行くしかないな。大いなる峡谷に。

パーク:うん。でも…イーストとヒーナにどう説明すれば…

ファイ:まだあいつらには言う必要ねぇよ。伝説の人間じゃないってわかってからでもいいだろ。

パーク:そうだね…

ファイ:じゃああいつらはてきとーに流して、行くか!

ヒーナ:誰をてきとーに流すって?

ファイ:おぉ!?お前らいつからいたんだよ!?

イースト:今来たばっかりだけど…どうしたの?

ファイ:い、いやぁ…なんでもないぞ?

ヒーナ:怪しい…何の話してたのよ!

ファイ:なんでもいいだろ!?さ、さぁ!ポストのチェックだ!

(ファイ…明らかに怪しいって…)

ファイ:今日の依頼は2つ…と。

イースト:2つ?2つもあったらこなせないんじゃない?

ファイ:ああ、たしかに1日にいけるダンジョンは1つだからな。今までは2つ以上でも同じダンジョンだったからいけたけど…今日のはハガネ山とライメイの山か。

ヒーナ:依頼内容は?

ファイ:ハガネ山のが助けてで、ライメイの山のが中腹まで連れて行ってだな。

ヒーナ:それなら、ライメイの山のを明日にまわせばいいんじゃない?

ファイ:だな。じゃあ今日はハガネ山だな。

イースト:それじゃあまずはポケモン広場で道具を調えよう。

   ポケモン広場

ダウギ:お?よっ、先日はありがとな。

ファイ:何かしたっけ?

ダウギ:仮にも俺を助けに来てくれたろ?一応礼は言わないとな。

ヒーナ:へぇ、金に目ざといって聞いてたからもっとワルかと思ったけど、意外といい奴じゃないの。

ダウギ:結構厳しいこというじゃないか…ま、俺も救助隊だ。助けてもらったら礼を言うのは当然だ。

ファイ:そういえば、あのムカつくサボネアはどうしてんだ?沈黙の谷の時も一緒に行かなかったのか?

ダウギ:あ、ああ、レイスはあの時はついてこなかったな。

パーク:どうしたんですか?

ダウギ:あ、いやいや。なんでもないぞ。

ファイ:なんだよ。あいつがどうかしたのか?

ダウギ:そ、それが…レイスのやつ、急に〈テングス〉をやめるとか言い出したんだ。

イースト:えぇ!?

ヒーナ:なんでまた…

ダウギ:なんでも、リーダーが救助されるような救助隊は嫌だそうだ。はは…まぁ当然だな。

ファイ:相手が伝説だったんだからしかたねぇじゃねぇか!それくらいでやめるなんて…あいつ、救助隊として失格だ!

ダウギ:まぁそう言うな。元々あいつは救助隊なんて向いてないんだ。

ヒーナ:あ、そういえば…あのサボネアってお金持ちだって聞いたけど…本当?

ダウギ:ああ、本当だ。俺の兄は小さい頃に遊びまくって勉強を怠ったことを後悔していてな、レイスには特別な教育をさせてたんだ。そしたら大人もびっくりな秀才っぷりに加え、株をどんどん当てるというとんでもない奴になってしまったんだ。

ファイ:株主かよ…

ダウギ:レイスの育ちっぷりには俺も兄もびっくりした。俺の兄はそんなレイスを誇りに思っていた。だが…俺の兄は、数年前に事故で死んでしまったんだ。

イースト:えぇ;

ダウギ:レイスは母親一人となったが、母親は新たな男を作り蒸発。叔父である俺が引き取ることになったんだ。だが、俺のとこにきたばかりのレイスは抜け殻状態で、生きているのかどうかもわからなかった。だから俺はあいつを〈テングス〉にいれ、生きる気力を取り戻させたかったんだ。

ファイ:あいつ…そんなことがあったのか…

ダウギ:でも、俺の計画通りにはいかず、あいつは〈テングス〉で気力を取り戻すことはなかった。そんな中、とあるポケモンがあいつに喝をいれてくれたんだ。

イースト:とあるポケモン?

ダウギ:そのポケモンのお陰でレイスは元気になっていった。完全にあいつは復活したと思った。だが、今度は完全自分主義者になってしまったんだ。恵まれた頭脳で、全てを見下す奴になってしまった。

ファイ:それであんな奴になったのか…

ヒーナ:だったら、またそのポケモンに喝を入れてもらえばいいじゃない!

ダウギ:それは出来ない。そのポケモンはどこの誰かもわからず、どこへ行ったのかもわからない。でも、そのポケモンのお陰でレイスは女性に対しては紳士でいることができるようになっていた。

ファイ:…は?

ヒーナ:そのポケモンが女性で、レイスは女性を尊重するようになったってこと?

ダウギ:そうだ。そして…パーク。そのポケモンはお前と同じ、ピカチュウだった。

パーク:えっ?

ファイ:そういえばあいつ…最初にパークを見た時に、ピカチュウの♀ってことに反応してたな。

ダウギ:この前は最初だったし血が上っていたが、もしかしたら…お前ならレイスを救ってやれるかもしれん。

ファイ:ちょっと待てよ!なんであんな奴をパークが救ってやらなきゃいけねーんだよ!

パーク:…ダウギさん、レイスくんは今どこに?

ダウギ:多分…マクノシタ訓練所付近にいると思う。

パーク:わかりました。皆は、ハガネ山の依頼をこなしてきて。

ヒーナ:え、でも…

パーク:私は彼と話をしてきます。

ファイ:何もあんなやつのためにそこまでしなくても…

パーク:…私は彼のあの悲しい目を見たくない。あの目を私が変えられるなら変えてあげたい。それに…困ってるポケモンを見捨てるなんて、救助隊じゃないでしょ?

ファイ:パーク…わかったよ。じゃあ、オレらはハガネ山に向かうよ。

ダウギ:パーク。頼んだぞ…

パーク:…はい!

   パークはマクノシタ訓練所に向かった。



                          続く




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最終更新:2014年03月16日 02:21
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