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017 Pond of the Whiscash~ナマズンの池~

   ポケモン広場から北へ進んだ場所に、ナマズンの池はある。

ナマズン:ふぉっふぉっふぉっ。君がパークかい。一度会ってみたかったんじゃ。

パーク:初めまして。ナマズンさん。

ファイ:でさ、ナマズン。今日はちょっと聞きたいことがあるんだ。

ナマズン:ん?なんじゃ?

ファイ:ナマズンは物知りなんだよな?だったら…人間がポケモンになるって話とか…聞いたことないか?

ナマズン:人間がポケモンに?ふむ…たしかそんな話もあったのぅ。

ファイ:マジか!?

ナマズン:ああ、それはキュウコン伝説と言われるものじゃな。

パーク:キュウコン伝説?

ナマズン:昔、キュウコンというポケモンがいた。そのポケモンはそれはそれは綺麗な九つの尾を持っていた。そこへとある人間が現れた。人間はキュウコンの尾に見惚れ、キュウコンの尾に触れようとしたのだ。

ファイ:キュウコンか…触りたくなるほど綺麗な尾…どんなポケモンなんだろうな?

ナマズン:しかし、キュウコンの尾に触れると祟りが起こると言われ、誰も決して触れてはならない禁忌だったのだ。だが、その人間はキュウコンの尾に触れてしまったのだ。

ファイ:禁忌と言われたキュウコンの尾に…?

ナマズン:その人間は祟りを受けた。しかし、その人間をかばったポケモンがいたのだ。それは…サーナイトというポケモン。サーナイトは人間のパートナーで、人間を祟りから守ったのだ。

(サーナイト?…なんだろう…どこかで…?)

ナマズン:しかし、人間は自分をかばったサーナイトを見捨て、逃げたのだ。その事に怒ったキュウコンは、人間の記憶を消してポケモンにし、ポケモンの世界へと送りこんだのだ。

ファイ:なっ!?(記憶を消して…?パークも…記憶がない!)

ナマズン:そして…ポケモンとなった人間がポケモン界へ訪れた時、ポケモン界は数々の災害を引き起こす。

ファイ:数々の…災害…?(そういえば…最近自然災害が増えて…)

パーク:あ、あの…もし…今現代に…その人間が現れたら…?

ナマズン:この世界は…災害によって崩壊し、ポケモンたちは絶滅してしまうじゃろう。

ファイ:(なんてこった…もし、パークがその人間だったら…この世界は崩壊して…ポケモンたちは絶滅してしまうのか!?)

ナマズン:ふぉっふぉっふぉっ。心配することはない。あくまで伝説じゃ。それにもし本当なら、既にこの世界は崩壊しているはずじゃ。

ファイ:あ、ああ。そうだよな…

   二人は救助隊基地へ戻った。

ファイ:…イーストたちを連れていかなくて正解だったな。

パーク:うん…まさか、そんな伝説があったなんて…

ファイ:で、でも心配すんなよ!お前は伝説に出てくる人間なんかじゃねぇ!

パーク:…ファイも気づいたでしょう?あの伝説に出てくる人間と…私の特徴がピッタリ一致することに。

ファイ:それは…

パーク:伝説の人間と同じく、記憶はないし、ポケモンになってしまった。そして…今、数々の災害が起こっている。

ファイ:パークとは関係ないかもしれないだろ!?それに、ナマズンだってあくまで伝説だって言ってたじゃないか!

パーク:そうだけど…ここまで一致してると、そうだとしか思えないよ!

ファイ:大丈夫だよ!パークがサーナイトってポケモンを見捨てるようなひどい奴じゃないってのは、オレがよくわかってるから!

パーク:そんなのわからないじゃない!私が人間の頃、どんな性格でどんな人だったのかなんて!もしかしたら…見捨てるようなひどい人だったかもしれないでしょ!?

ファイ:そんなことはない!人だろうがポケモンになろうが、本質ってのはかわらねぇ!今のお前がお前なら、人間のお前だってお前だろ!?

パーク:でも…もし私の所為でこの世界が崩壊するんだったら…

ファイ:大丈夫だ。お前は伝説の人間じゃない。それに何があっても、オレがお前を守るって言ったろ?

パーク:ファイ…。…うん。

   その頃、ペリッパー連絡所付近では…

チャムカ:どれもこれもセコい報酬ばっかりね~。今日も特にいい依頼はなし…と。

ヘシュウ:最近いい依頼ねぇなぁ。やっぱ報酬いい依頼は直接救助隊に送られてるんだろうな。

チャムカ:アタシたちだって救助隊だよ!なのにどうしてこないのさ!

ヘシュウ:ま、理由はわかってるよな。俺達がまともに救助してねぇんだもん。

チャムカ:う…そうよね。でも地道に救助していくなんてマネはしてられないわ。あーあ、宝くじでも当たらないかしらね~?

ヘシュウ:ハハッ。宝くじにすがるくらいなら依頼奪った方が早いぜ。

チャムカ:それもそうね。…ところで、シャドーはどこにいったの?

ヘシュウ:さっき〈ゆうえんち〉を見つけたとかいってどっか行ったぞ。

チャムカ:なんですって!?イーストちゃんに会えるチャンスじゃない!待っててね!イーストちゃ~ん!

   チャムカは走って行った。

ヘシュウ:ったく。あんなやつのどこがいいんだか。…さて、そこに隠れてるヤツ。でてきな!

   『ヘシュウの{ようかいえき}!』

   ジュゥ

   草の茂みからポケモンが現れた。

ヘシュウ:お前だな?あの時俺らと〈ゆうえんち〉が対立してる時に陰から見てた奴は。

????:あはっw。よくわかったね~w

ヘシュウ:どこの回し物だ?救助隊連盟からか?

????:そんなのじゃないよw

ヘシュウ:じゃあ何で俺らやあいつらを陰から見てる?何が目的だ。

????:〈ゆうえんち〉は僕にとって利用できる人たちだ。僕はあいつらを利用して恨めしいあいつを倒す。

ヘシュウ:復讐か?お前みたいなガキが誰に復讐しようってんだ?

????:それは…ナ・イ・ショ☆

ヘシュウ:ふん…まぁいい。俺らを見てる理由はわからんが、俺らの邪魔をするなら容赦はしねぇ。いいな。

????:はぁ~いw

   ヘシュウはその場を去ろうとしたが、一度振り向いた。

ヘシュウ:そうだ、お前名前は…あれ?どこいった?

   既にそのポケモンは姿を消していた。

ヘシュウ:(隠れるのが得意か。小さいから視線がないと探せねぇな。…謎のピチュー…か。)

   ヘシュウはその場を去った。




                                  続く




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最終更新:2014年03月16日 02:18
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