西の町のはずれ
ネクリア:やっぱり、天気のいい昼下がりは、テラスでコーヒーよね。
ジャング:平和なものだな。
フバクノソラワ:コーヒーじゃお腹は満たされませんっ!
ソルト&シュガー:コーヒーの魅力がわからないなんて子供だなー。
シュロ:私はブラックで。
ユラク:お姉様飲めるの!?すっごーい!
ウミナギ:んなもん熱いだけじゃねェか。
ハリイノギョ:なんや?ウミナギはんは犬なのに猫舌なんか?
ミョンガー:カフェオレなら飲めるよ~。
チクテキ:…。…美味しい。
エール:うぇっ、まっずーい!
ノット:美味しい。
アルトア:ノットもブラック派だったな。
ペライト:オレハミルクハタップリダナ。
ガーラミンド:コーヒーなんか飲まなくても生きていけるぜ。
ヤズネ:わちきは何年も生きてるけど、コーヒーはあまり好きではないでやすね。
謎の女:何歳なの?
ヒイカ:何者なの?
…………
謎の女は、平然と混ざって座っていた。
ウミナギ:てめェはァァァ!!あんときの!
謎の女:お久しぶり。可愛い破壊兵器さんと愉快な仲間達。
ハリイノギョ:愉快な仲間達やって!
ジャング:喜ぶなよ。
ヒイカ:で?何をしに来たのかしら?名前も名乗らないワープ少女さん?
謎の女:あ、それいい。ワープ少女、ちょっと気に入ったかも。
ヒイカ:いいって言っておきながらちょっとなのね。
謎の女:ねぇクロト、メモった?
クロト:もちろんです。
謎の女の背後に、青髪の青年が現れた。
ネクリア:あんたの召使い?
謎の女:可愛いでしょ。
クロト:俺は男ですよ…
謎の女:そんな可愛い男がいるもんですか。
クロト:います。そして俺は可愛さの欠片もないですよ…
ヒイカ:あんた性格変わった?
謎の女:別に…今日は機嫌がいいのよ。
ヒイカ:あっそ…
謎の女:行くわよ。クロト。
クロト:え?よろしいのですか?
謎の女:じゃあまたね、可愛い破壊兵器さん。
ヒイカ:あ、待ちなさい。名前くらい名乗ったら?
謎の女:名前?…クロト。
クロト:クロトです。
ヒイカ:いやあんたじゃなくて。
クロト:他にはヨオリお嬢様とゼンリがいます。
ヒイカ:知らないわよあんたらの内部情報は。
謎の女:あ。
ヒイカ:何よ。
謎の女:クロト。
クロト:はい。
シュン
2人は消えた。
ウミナギ:ワープしやがったか…
ネクリア:それと、お客様みたいよ?
暗い男性が歩いてきた。
?????:ウィクククク…見つけた。
ヒイカ:誰あんた。
ウィカルド:俺はウィカルド。お前が虹使いヒイカだな?
ヒイカ:さぁどうかしら?
ウィカルド:ウィ…まぁいい!ウィククククク…
ヒイカ:(あのワープ少女、こいつが来るのがわかってワープしたように見えたけど、こいつ何者?)
ウィカルド:おい虹使い、お前…裏虹使いって知ってるか?
ネクリア:裏虹使い?何よそれ?
ヒイカ:たとえ知ってたとしてもあなたに何かを言う必要はないわ。まず何者なのかも知らないし。
ウィカルド:なんだ?せっかく情報提供してやろうとしてるのによ。ウィククク…
ヒイカ:だからー、名前は名乗ったけど、何者かはわかってないのよ。
ウィカルド:ウィクク…俺はファイアル軍幹部だ。
ハリイノギョ:ファイアル軍?って何や?
ウィカルド:言っても知らないんじゃ意味ないな。
ヒイカ:ふーん、まぁいいわ。で、裏虹使いだったかしら?
ウィカルド:知ってるのか?
ヒイカ:自分の裏を知らないわけないでしょ。まぁ、会った事はないけどね。
ネクリア:ヒイカさんヒイカさん?状況がまったく読めないのですが?
ヒイカ:説明した事なかったっけ?
ネクリア:ないわよ初耳よ!
ヒイカ:ん、じゃあえーっと、ウィンド。
ウィカルド:ウィカルドだ。
ヒイカ:説明して、面倒なのよ。
ウィカルド:なんて奴だ…
裏虹使い。それはその名の通り、虹使いの裏の存在。
虹の力は本来破滅の力で、陰陽で言えば完全なる陰。正義と悪なら悪。
しかしこの力によって破滅させられるべきものが、虹使いが暴れない事で破滅されない。
その場合、代わりに破滅させる力が必要となる。
その時生まれるのが、裏虹使いである。
今回の場合、ヒイカは本来虹の力がするべき破壊活動をしていない。
そのため、裏虹使いが生まれた。ヒイカの代わりに世界を破滅に導くために。
ネクリア:そんな話聞いた事ない…え、じゃあヒイカに似たような奴が生まれたってこと!?
ヒイカ:そうとも限らないわね。正確にはわからないけど、同じ姿とは聞いた事ないわ。
ウィカルド:ちなみに…虹使いが勝負事が好きなのは、本来の役目が破壊だからさ。ウィクク。
ジャング:虹の力は決していい力にはならないってことか。絶対に逃れられない宿命みたいな…
ヒイカ:それで?そいつがどうしたの?破壊活動始めたって?
ウィカルド:いいや、まだ何も壊してもいないし、色を奪ってもいないんだ。
ミョンガー:じゃあ問題ないんじゃないの~?
ウィカルド:むしろその逆だ。大問題なんだよ。
フバクノソラワ:どうして?
ウィカルド:裏虹使いは本来、虹使いの役目の破壊のために生まれる。破壊のために生まれたのに、どうして破壊しない?
ハリイノギョ:生まれたばかりで力がないとか?
ウィカルド:それもあっただろうな。でも、俺はそれだけじゃないと踏んで、調べてみたんだよ。そしたら、いたんだよ。裏で糸を引いてる奴が。
ガーラミンド:あぁ?裏の裏で?裏虹を裏でってややこしいな。
ウィカルド:え、ああ。まぁそうだな。
ジャング:いいから続けてくれ。
ウィカルド:その糸を引いてる奴ってのが、鵺っていう奴らなんだ。
シュロ:えっ…?(あの液体の!)
ウミナギ:鵺だとォ…?(ヨドリかァァ?)
ジャング:奴ら?鵺っていうのは、大量にいるのか?
ウィカルド:鵺は3体。まずは気体の鵺、ヨドリ。おそらく普通の攻撃は通用しないだろうな。
ウミナギ:(あいつへの攻撃方法はわかってる…気体には気体だ…)
ウィカルド:次に液体の鵺、コジャ。不思議な術が使えるらしい。
シュロ:(ベリトと一緒にいたあいつね…)
ウィカルド:最後に固体の鵺、名前は不明。3体の鵺の中で1番強いと言われている。
ヒイカ:それで?その鵺たちが裏で何をしてるの?
ウィカルド:鵺は、裏虹使いを利用して、世界征服を企んでるんだ。
エール:今どき世界征服?
ネクリア:うっ。←企んでた奴
ヒイカ:…←あまり人の事言えない奴
ジャング:利用って言ったって、ヒイカほどの力の奴をどうやって利用するんだ?
ウィカルド:鵺どもは裏虹使いの誕生のその場に居合わせたらしい。そして、親のように世話をしたらしい。
ジャング:言う事聞くのか?世界を滅ぼす力だぞ?
ウィカルド:詳しくは流石に知らないな。だが、裏虹使いは鵺の言う事を聞いている。それだけは確かだ。
ヤズネ:厄介な奴らでやすねー。こっちから攻めることはできないんでやすか?
ウィカルド:奴らも拠点としてる場所はあるだろうが、そこまではわからないな。
ヒイカ:それで?結果的に私たちに何をしろという意味でそれを教えたのかしら?
ウィカルド:ウィククク。そんなの簡単だ。俺と手を組んで、鵺どもを倒してほしい。
ソルト&シュガー:なんでなんでー?
ウィカルド:俺は鵺に怨みがある…というそれはただの私怨だが、裏虹使いを放っておくわけにもいかないだろ?
ネクリア:それもそうよね。ヒイカほどの奴が世界を消そうとしてるなら…
ウィカルド:それに、見たところ…俺と同じように、鵺と因縁がある奴がいるみたいだな。ウィクク…
シュロ:(液体の鵺、コジャ。あいつとベリトだけは…あれ?あいつは悪霊ベリトの手下じゃないの?)
ウミナギ:(俺の場合は怨みってほどではねェが、いつか戦うとは思ってたぜェ、ヨドリィィ…!)
ウィカルド:どうだ?手、組んでくれるか?
ネクリア:どうする?
ヒイカ:別に私はどうでもいいわよ。すでにこの量だから1人や2人増えてももうなんとも思わないわ。
ウィカルド:それじゃあ…
ジャング:だが、組むと言っても相手の居場所もわからないんだろ?どうするつもりだ?
ウィカルド:ウィクク…それは問題ない。鵺や裏虹使いの居場所はわからないが、奴らに繋がっている者がいる。
ユラク:そっから辿りつくってことだね!
ウミナギ:誰なんだァ?その繋がってる奴ってのは?
ウィカルド:お前らも1度会ってるはずだぜ。バース妖怪の大将、ボンブル・バース。
ネクリア:へぇ…あの時の。
ハリイノギョ:え、まさかとは思うけど、またあの都市に戻るとか言わへんよな?
ヒイカ:心配しなくても言わないわよ。戻ってもあいつがいるとは限らないし。
ウミナギ:ってかよォ、あいつもどこにいるのかわからねェじゃねェか!
ウィカルド:そうだが、鵺を探すよりもよっぽど楽だと思うぜ?ウィクク…
シュロ:ちょっといいかしら?
ウィカルド:なんだ?
シュロ:裏虹使いの名前ってわかるのですか?
ウィカルド:名前?……さぁな?ウィクククク…
シュロ:(隠したって、もうわかってる。あいつの名前は…)
ヒイカ:ベリト。
ウィカルド:へぇ、流石。知ってたのか?
ヒイカ:まぁね。(正直、ベリトの存在は知られたくなかったけど、このウィカルドってのがいる以上、シラを切るのは無理そうだものね。)
ハリイノギョ:ほな、まずはボンブルはんを探すことからやな!
ネクリア:でも探すって言ったってねぇ、バース妖怪でもいればいいけど、そもそも私たちが知ってるバース妖怪で残ってるのは…あれ?
ネクリアはテラスの外を見つめた。
ジャング:どうした?
ネクリア:ねぇ、あれ…
西の町の方向に、誰かが倒れていた。
ウミナギ:あァ?行き倒れかァ?
ジャング:どうであれ道に倒れてるなら一大事だな。
ジャングは素早く動いて倒れている人の元へ行った。
ジャング:おい、大丈夫か?おい!
ソルト&シュガー:どんな感じー?
ソルト&シュガーが後からついてきた。
ジャング:え、こいつ…
ソルト&シュガー:あれー?そいつは…
ジャング:バース妖怪、サイカン…!
ヒイカ:えっ?
ジャングは応急処置を済ませた。
ネクリア:どう?
ジャング:少しやばいかもしれないな。
ハリイノギョ:西の町の病院につれていった方がええんやない?
ジャング:そうだな。よっと。
ジャングはサイカンを抱っこした。
ネクリア:(西の町…久しぶりね。ヒイカを探して訪れて以来だわ。)
西の町
ネクリア:西の町到着ーっ!
町人A:ひぃっ、余所者だ…
町人B:あんたたち、早く家に入りな!
ヒイカたちをみるなり、町人たちは子供たちを連れて家の中に入ってしまった。
ネクリア:人が少ないのかしら?あまりいないけど…
ソルト&シュガー:家の中に引きこもってるからじゃないのー?
ウミナギ:なんだァ?感じ悪い連中だなァァ。
ガーラミンド:お前が言うな。
ウミナギ:あ゙ぁ゙?てめェェにだけは言われたくねェんだよォォ、四天王の面汚しがよォォォ…
ガーラミンド:なんだとぉ?この犬野郎が!
ウミナギ:んだとォォ!今すぐ喰ってやろうかァァ!?
ガーラミンド:上等だゴラァ!
ネクリア:あーもう喧嘩しないの!
ウミナギ:ちッ。俺はてめェをまだ認めたわけじゃねェからなァァ…
ガーラミンド:ふん!犬野郎に認めてもらう必要はないな!
ジャング:(俺も認めてはいないが、ここで参加すると厄介だからやめるか。)
ミョンガー:(僕は別にどうでもいいけど、ウミナギの言う事もわからなくないんだよな~。)
ハリイノギョ:(あの2人、前より険悪なムードやん…ネクリアはんもなんで四天王にしたんやろ…)
ヒイカ:(やっぱ手下って面倒そう。)←現在空気な主人公
エール:あ、あれ病院じゃない?
白くて大きな建物。
ネクリア:見た目はそれっぽいわね。
シュロ:入ってみます?
ジャング:そうだな。
建物の中
ヤズネ:あれ?誰もいないでやすね。
アルトア:人の気配がない?こんなに広いのに?
ヒイカ:この町、何かおかしいわね。
ネクリア:町人は余所者を見ると家に籠り、病院は広いのに誰もいない。前はこんな町じゃなかったわ。嫌ーな予感しかしないわぁ。
ヒイカ:けど、同時にいい予感もするわ。
ネクリア:いい予感?
ヒイカ:こいつよ。
ヒイカはサイカンを指差した。
フバクノソラワ:サイカン?
ヒイカ:サイカンはどこに倒れてた?
チクテキ:…。…あ、西の町…
ヒイカ:ということは?
ヤズネ:この町に、ボンブルがいる可能性が高いでやす!
ネクリア:それだけじゃない。この町の様子…バース妖怪のアジトがあるかもしれないわ!
ウィカルド:ウィククク…随分早く見つかったな。
ヒイカ:あ、あんたいたの。
ウィカルド:ウィク!?
ネクリア:よーし、アルトア!どっかなんかいそうな場所ない?
アルトア:ざっくりしすぎだろ…。うーん、人は多いからな、中々特定は難しいな。
ユラク:それじゃあ、片っ端から探していけばいいんだね!
シュロ:いやあなた片っ端からって…
エール:それなら任せてぇ!私が脅して居場所吐かせる!
ヒイカ:それはやめなさい。
ウィカルド:(こいつら大丈夫なのかよ…)
そして手分け…しなくとも、普通の町に似合わない大きい城を発見した。
ネクリア:あら…(私好みの城ね。)
ヒイカ:趣味悪い城ね。
ネクリア:はぅっ!
ヒイカ:ん?どうしたの?
ネクリア:な、なんでもないわ…
ウミナギ:どうするんだァァ?どっから入る?
ヒイカ:そんなの決まってるわ。…正面突破よ!
ネクリア:ミョンガー!
ミョンガー:まっかせて~。『ストライク…
ぐぐっ
ミョンガー:キック!』
どっかーん
いつも通り、正面玄関のドアをぶっ飛ばした。
ヒイカ:さぁ、行くわよ!
ハリイノギョ:よっしゃ!
ウィカルド:(ボンブルのアジトじゃなかったらどうするつもりなんだこいつら…)
ペライト:オニダノシロノトキミタイダ。
?:おい、誰か来たぞ。
??:ほんとだなぁ。
ネクリア:お?お出ましね。
?:俺達は妖怪、赤い紙
??青い紙。
レッディ:レッディ!
ブルーリィ:ブルーリィ!
ヤズネ:イエローとピンクとグリーンはどこでやす?
レッディ:戦隊物じゃねぇよ。
ブルーリィ:さぁ、お前ら…
レッディ:赤い紙が欲しいか?
ブルーリィ:それとも、青い紙が欲しいか?
ヤズネ:これはっ…!妖怪、赤い紙青い紙…赤を選ぶと身体から血が噴き出し赤く染まり死に、青を選ぶと身体から血液を抜かれ真っ青になって死ぬという都市伝説妖怪!
ネクリア:恐ろしいわね…どう答えればいいのかしら?
レッディ:赤い紙だろ?
ブルーリィ:青い紙を選ぶべきだな。
ユラク:白い紙!!
レッディ:え!?
ブルーリィ:何ぃ!?
ユラク:え?ダメだった?
ヤズネ:いや、大正解でやすよ!
レッディ:この…もう1度聞いてやる!
ジャング:茶番はそこまでだ。
ミョンガー:いっくよー!
ジャングとミョンガーはレッディとブルーリィに近づいた。
ジャング:『ナイフ微塵斬り!』
ミョンガー:『ショートキック!』
レッディ&ブルーリィ:ぎゃぁぁぁぁっ!
しゅぅぅぅ
レッディとブルーリィは泡になって消えた。
ジャング:他愛ない。
ネクリア:こらジャング、サイカンを急に投げないでよね。キャッチが大変じゃないの。
ジャング:普通に手渡しただろ。
ヒイカ:というか、ここアジトだったのね。
ネクリア:そういえばそうね。
ウィカルド:(だから、違ったらどうしたんだよ…)
次の部屋
???:カラカラカラ。
ウミナギ:なんだァァ?あのカラカラいってる貝はァァ?
コガイ:僕コガイ。妖怪、貝児。お前達、挟んで離さない。
ガーラミンド:チビ貝が何言ってやがる。けっ!
ガーラミンドはコガイに近づいた。
コガイ:カラカラカラ。カミオ、行け。
カミオ:ばぁぁーっ!
天井から、髪の長い鬼の顔をした妖怪がガーラミンドに襲いかかった。
ガーラミンド:なっ!
カミオ:もう逃がさないよぉぉーっ!
カミオは髪をガーラミンドに絡ませた。
ウミナギ:ちッ、あの馬鹿…ペライトォ!
ペライト:マカセテ!
ちょきん
ペライトはカミオの髪を切った。
ガーラミンド:ふん、礼なんか言わねぇぞ。
カミオ:よくもこの美しき髪を切ったなぁぁーっ!
カミオの髪はどんどん伸びていった。
ガーラミンド:うぜぇ。
カミオ:窒息させてやるぅぅーっ!
ガーラミンド:燃え尽きろ!『ファイア!』
ゴォォォォォッ
ガーラミンドは炎でカミオの髪を焼いた。
カミオ:ひぃぃぃっ!も、燃えるぅぅーっ!
コガイ:カミオ、危ない。
ペライト:ソノカイ、ドコマデカタイカタメシテミル?
コガイ:どけ。
コガイは貝を大きく開いてペライトに迫った。
ペライト:ハッ!
ざしゅっ
ペライトはコガイの貝を真っ二つに切った。
しゅぅぅぅ
コガイは泡になって消えた。
ガーラミンド:次はお前だ!『ゴッドファイア!』
ごぉぉぉぉっ
ネクリア:(ゴッド…)
ジャング:(ひどいネーミングだ。)
シュロ:(今までの炎とどう違うのかしら。)
その後の廊下
ソルト&シュガー:相変わらずバース妖怪って大した事ないよねー。
サイカン:う…
ネクリア:あら?お目覚めかしら?
サイカン:あなたたちは…あの時の、ね!
ネクリアはサイカンを降ろした。
サイカン:ここは…大将の城、ね!?
ネクリア:ねぇ、あなたどうして道に倒れてたの?
サイカン:え…それは…
ウミナギ:何かあったのかァ?
サイカン:教える必要はない、ね。
ヒイカ:教える必要はないけど、どうれあれあんたはバース妖怪。喋る気がなくて邪魔するってのなら、倒すだけだけど?
サイカン:望むとこ…うっ!
サイカンは左手を抑えて膝をついた。
ジャング:無理に動こうとしない方がいい。応急処置は済ませたが、あくまで簡易にだ。
サイカン:くっ…
ヒイカ:で、邪魔するの?しないの?
ヤズネ:ま、できないでやすよね。
ヒイカ:喋る気はなさそうだし、進むわよ。
次の部屋
この部屋は、前の部屋の何倍の広さがあった。
ネクリア:あら?広いわね。
サイカン:それはそうだ、ね。こここそ、大将の部屋…、ね。
ボンブル:戻ってきたか。サイカン。
部屋の一番奥の階段の上の椅子に、ボンブルが座っていた。
サイカン:大将…!
ボンブル:よくその顔を俺に見せられたな。サイカン。
サイカン:えっ…?
ボンブル:やれ、オオマガトキ。
オオマガトキ:ガァーッ!
どこからともなく2本の剣を持った妖怪が現れ、サイカンに飛びかかった。
サイカン:ひっ!
ガキィン
サイカン:え…あなた!
ヒイカ:ふん。
ヒイカは晴天の剣を作り、オオマガトキの剣を抑えた。
サイカン:なんで、ね?
ヒイカ:別にあんたがどうなろうが知ったことじゃない。けど…
ばしっ
ヒイカはオオマガトキを跳ね飛ばした。
ヒイカ:このまま消えたら、見てて嫌だもの。スッキリしないわ。
サイカン:あなた…!
ボンブル:面白い。お前達!そいつらをまとめて消せ!
ウワン:グルル…
ガララッパ:ガッラー。
ヒイカ:あら?あなたは降りてこないの?大将さん?
ボンブル:焦るなよ。まずは小手調べだ。
ミョンガー:それじゃ、僕たちの出番だね~。
エール:あなたは大将さんとの勝負までゆっくりしてていいよぉ♪
ハリイノギョ:やっとでわいの活躍を見せる時がきたようやな!
ミョンガーVSオオマガトキ(妖怪、逢魔時)上位妖怪
エールVSガララッパ(妖怪、ガラッパ)上位妖怪
ハリイノギョVSウワン(妖怪、うわん)下位妖怪
続く
最終更新:2014年03月16日 01:54