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028 日~Recur

   「ボクをコロシテ下さい。」

   夜

コリス:それじゃ、私は部屋に戻りますわ。

ネクリア:ええ、また明日。

   コリスは自分の部屋に戻っていった。

ヤズネ:ふーんだ。さっさと帰れっ!

ウミナギ:お前何怒ってんだァ?

ヤズネ:うっさいうっさい!!

   ガチャ バタン

ミョンガー:あれ?今誰か出て行った?

ハリイノギョ:気のせいやない?

   コリスの部屋

   コンコン

コリス:はい。

   ガチャ

ウィカルド:よぅ。

コリス:あら?あなたはたしか…

ウィカルド:ウィカルドだ。少し話がある。あがっていいか?

コリス:ええ、どうぞ。

   ウィカルドは扉を閉め、部屋に入った。

コリス:どうかしたの?

ウィカルド:ウィククク…どうかしてるのはお前だろ?

コリス:どういう意味?

ウィカルド:なんだ?その姿は?ふざけているのか?

コリス:どなたかと勘違いしていない?

ウィカルド:勘違い?そんなわけないだろ?…『アローインバック!』

   ウィカルドは矢を投げた。

コリス:!

   バシッ

   コリスは、背後から飛んできた矢を弾き飛ばした。

ウィカルド:それがお前の本当の姿の一部だろ?ウィクク…

コリス:…何者?

ウィカルド:何度も名乗ってるだろ?ファイアル軍幹部、ウィカルドだ。

コリス:ファイアル軍?

ウィカルド:お前がどうしてあいつらに近づくのかは知らないが、あいつらは俺が利用する。鵺を倒すためにな。

コリス:彼女たちは邪魔なのよね。この町のこの負のエネルギーは素晴らしいものなの。彼女たちがいると、それが減ってしまう。

ウィカルド:だから消すか追い出すかが目的ってことか。残念だがそうはさせない。あいつら…特に虹使いの力は必要不可欠だ。

コリス:それで?私を倒しにきたの?

ウィカルド:まさか。俺自身が倒す必要はない。そのうち正体を暴かれ、消されるのはお前達だからな。

コリス:そんなに強いの?

ウィカルド:強いさ。だからこそ、鵺退治に利用してるんだ。

コリス:ふうん…じゃあ、攻めて早めに追い出してあげるわ。

ウィカルド:やれるもんならやってみな。セイント・コリス。いや…セイントドラゴリスだったかな?

コリス:(こいつ…!)

ウィカルド:たしか、負のエネルギー好きのネガティブベッガー…だったかな?

コリス:へぇ…よくご存じで。

ウィカルド:俺を消すか?

コリス:いいえ?そんな事をしても無意味。あなたもわかっているでしょ?

ウィカルド:ウィクククク…まぁいい!この町がどうなろうと俺には関係ないからな。要は…この町から出て行けばいいんだろ?

コリス:そうですわ。この負のエネルギーを消すようなマネさえしなければ、危害は加えないわ。

ウィカルド:だが!この町にはまだ用事がある。鵺がいる可能性があるのに出て行くわけにはいかないな。

コリス:そう。それなら仕方ないね。あなたたち全員…消すだけですわ。覚悟することね。

ウィカルド:ウィクククククク…虹使いをナメてると、痛い目見るだけだ。覚悟するのはそっちだ。

   ウィカルドは部屋を出ていった。

コリス:(もう気付かれたか…)早めに動かないといけなそうだな。

   次の日

ネクリア:なかなか見つからないわねぇ。サイカンの親。

ヒイカ:そりゃそうよ。サイカンなんて妖怪名だし、顔も姿も違うんだから。

ネクリア:あのワープ少女も見つからないじゃないの。

ヒイカ:あれはどこで何がしたいのかもわからないからね。

   カー カー

フバクノソラワ:夕方でもないのにカラスが…

ソルト&シュガー:別にカラスは夕方行動じゃないでしょー?

ノット:カラス、多い。

アルトア:そうだな。ざっと10羽はいるな。

ペライト:ナンダカブキミダナ。

ガーラミンド:でよ、今日コリスはいないのか?

ネクリア:コリスは今日は別行動よ。話聞いてなかったの?

フバクノソラワ:なんだかやる気出ないねーっ。

ソルト&シュガー:そうだねー。

ハリイノギョ:コリスはんいると町も明るくなるしなぁ。

男性:あれ?今日はコリスさんいないのか?

ネクリア:そうなのよ。

男性:ちぇっ。つまんねー。

ヤズネ:わちきらはあいつの仲間じゃないってーの!

エール:なーんか、よくない傾向な気がするよぉ♪

ヒイカ:よくないのになんでそんなに楽しそうなのよ。

   その日は、家から出て来てコリスがいないとわかると、すぐに家に帰る男性が多かった。

   夜

ネクリア:そろそろ寝ましょうか。

ユラク:あれ?

ミョンガー:どうしたの~?

ユラク:雨…降ってないのに、水分が増してる?

ミョンガー:えー?

ヤズネ:ん?なんだか妙な音がするでやすね。

ミョンガー:ほんとだー。虫の羽音みたいな?

ジャング:虫?

アルトア:(なんだ?でかい反応が…こっちに向かってくる?)

   バリィィィン

   窓ガラスを割り、部屋に大きな蝶のような生物が入りこんできた。

ハリイノギョ:なんやなんや!?

大きな蝶:フィィィィィッ!!

   大きな蝶のような生物は、部屋の中を暴れ回っている。

フバクノソラワ:わわっ!誰か止めてーっ!

エール:よーし♪

   バン バン

   エールの放った弾は、綺麗に2枚の羽それぞれに当たり、大きな蝶のような生物は床に落ちた。

ヒイカ:やるー。

エール:でしょー♪

大きな蝶:フィィィィィッ!!

ネクリア:さぁて、何の御用かしら?

ジャング:こいつ喋れなそうだぞ。

シュロ:どうします?

大きな蝶:フィィィィィッ!!

   大きな蝶のような生物は必死に羽ばたいた。

ソルト&シュガー:あ、逃げようとしてるー。

ネクリア:逃がさない!

   木の根が窓を塞ぎ、出口がなくなった。

大きな蝶:フィィィィィッ!!…フィー!!

   大きな蝶のような生物は光り出した。

ユラク:何するのー?

エール:ん?

ヒイカ:どうしたの?

エール:こういうのどっかで見た事が…あ、そうだぁ♪自爆だよぉ♪

   ・・・・・・・・・・・・・

ハリイノギョ:なんやてぇぇぇーーー!?

ガーラミンド:止めろ!

ジャング:いや、無理だ!下手に刺激するとすぐに爆発する!

ガーラミンド:じゃあどうしろってんだよ!

   ジジジジジ

ペライト:ナンカヘンナオトガスルヨー!

ヤズネ:ひぃぃー!

ヒイカ:ネクリア!木の根邪魔!

ネクリア:え、あ!

   ネクリアは木の根を引っ込めた。

ヒイカ:シュガー!風!

ソルト&シュガー:『ラージファン!』

   シュガーの左手の扇で風を起こし、大きな蝶のような生物を窓の外へ吹き飛ばした。

大きな蝶:フィィィィィッ!!

   ドッガーーーーン

   外に出たところで、大きな蝶のような生物は爆発した。

フバクノソラワ:助かったぁ…

ウミナギ:なんだったんだァ?あいつはよォォォ…

ウィカルド:ウィククク。あいつはネガティブベッガーだ。

ヒイカ:ネガティブベッガー?何よそれ。

ウィカルド:言っただろ?厄介なのが釣れるかもしれないってな。

ネクリア:今のがそれ?

ウィカルド:ああ。今のはおそらく子ベッガー。ネガティブベッガーの手下だ。

シュロ:まずはそのネガティブベッガーの説明をして下さる?

ウィカルド:ネガティブベッガー。負のエネルギーが充満している場所にいつの間にか現れ、それを餌にしている生き物の総称だ。

ジャング:今のはそれの手下ってことか。どうして俺達を襲ってくるんだ?

ウィカルド:さぁな?

エール:邪魔だったんじゃないかなぁ?私たちがこの町の負のエネルギーを消し去るんじゃないかって、思ったとか♪

ネクリア:それはあるかもしれないわねぇ。特にコリスがきてからは、町人も外に出るようになってきたし。

ウィカルド:ウィックックックック…!

ジャング:何だ?何がおかしい?

ウィカルド:お前ら…何も気づかないんだな?ウィークックック!

ジャング:もったいぶらずに言ったらどうだ?

ウィカルド:俺が言ったらつまらないだろ?せっかく…こんなに楽しいメンツが揃ってるのにな。ウィククク。

ジャング:こいつ…!

   ガッ

   ジャングはウィカルドを壁に押し付け、ナイフを突きつけた。

ジャング:お前、やっぱり敵なんじゃないのか?ネガティブベッガーごとお前も!鵺の仲間なんだろ?

ネクリア:ちょっとジャング、何やってんのよ!

ジャング:ずっと怪しいと思ってたんだ。こいつの行動も何もかも、裏があるとしか思えない。

ウィカルド:ウィククク…そうだと言ったらお前はどうするんだ?俺を刺すか?

ジャング:そうだな。そうするかもしれないな。

ウィカルド:そんな事していいのか?鵺の情報も、裏虹使いの情報も、ネガティブベッガーの情報も全て失う事になるんだぞ?

ジャング:そんなもの本当にあるのか?全部お前の狂言じゃあないのか?

ウィカルド:ウィククク。どうだかなぁ?

ネクリア:ジャング。放しなさい。

ジャング:……

   ジャングはウィカルドを放した。

ジャング:俺はお前を信じないからな。

ウィカルド:ウィククク。勝手にしな。

ネクリア:はい、そこまで。今日は寝ましょ。

ハリイノギョ:この窓どないするん?

ミョンガー:宿主さん怒っちゃうね~。

ネクリア:明日謝りましょ。

   次の日

ネクリア:ヒイカ!起きてヒイカ!

ヒイカ:ん…何よもう、私寝起き悪いの知ってるでしょ!

ネクリア:窓が…窓が元に戻ってるのよ!

ヒイカ:…え?

   割れたはずの窓ガラスは、綺麗に元通りになっていた。

ヒイカ:誰が直したの?

ネクリア:誰も直してないのよ。気味悪いわよねぇ…

チクテキ:…。…?

   外

ネクリア:サイカンの親、見つからないわねー。

ヒイカ:毎日同じ事言わないでくれる?

ネクリア:毎日探してるんだから仕方ないじゃないのよーぅ!

ヒイカ:うるさい。

   カー カー

フバクノソラワ:今日もカラス多いなぁ…

ソルト&シュガー:別に変な事じゃないでしょー?

ノット:カラス、多い。

アルトア:今日も10羽くらいか。

ペライト:ヤッパリブキミダナ。

ガーラミンド:でよ、今日もコリスはいないのか?

ネクリア:コリスは今日も別行動よ。また話聞いてなかったの?

フバクノソラワ:なんだかやる気出ないねーっ。

ソルト&シュガー:そうだねー。

ハリイノギョ:コリスはんいると町も明るくなるしなぁ。

男性:あれ?今日はコリスさんいないのか?

ネクリア:そうなのよ。

男性:ちぇっ。つまんねー。

ヤズネ:わちきらはあいつの仲間じゃないってーの!

エール:なーんか、よくない傾向な気がするよぉ♪

ヒイカ:よくないのになんでそんなに楽しそうなのよ。

チクテキ:…。…?

   夜

ネクリア:そろそろ寝ましょうか。

ユラク:まだ眠くなーい!

ミョンガー:僕もだよ~。

ユラク:このままオールナイトー!

ミョンガー:いぇーい!

ヤズネ:ん?なんだか妙な音がするでやすね。

ミョンガー:ほんとだー。虫の羽音みたいな?

ジャング:虫?

アルトア:まさか、また?

   バリィィィン

   窓ガラスを割り、部屋に大きな蝶のような生物が入りこんできた。

ハリイノギョ:なんやなんや!?

大きな蝶:フィィィィィッ!!

   大きな蝶のような生物は、部屋の中を暴れ回っている。

フバクノソラワ:わわっ!またきたよーっ!

エール:よーし♪

   バン バン

   エールの放った弾は、綺麗に2枚の羽それぞれに当たり、大きな蝶のような生物は床に落ちた。

ヒイカ:相変わらず外さないわねー。

エール:でしょー♪

大きな蝶:フィィィィィッ!!

ネクリア:と、どうせまたこいつ…

ジャング:逃げ道を塞いだら自爆するだろうな。

シュロ:どうします?

大きな蝶:フィィィィィッ!!

   大きな蝶のような生物は必死に羽ばたいた。

ソルト&シュガー:あ、逃げようとしてるー。

ネクリア:え、ちょ、どうしましょ!えーい!

   木の根が窓を塞ぎ、出口がなくなった。

大きな蝶:フィィィィィッ!!…フィー!!

   大きな蝶のような生物は光り出した。

ユラク:爆発するよー!

エール:またぁ?

ヒイカ:あれ?この流れ…

エール:ん、どしたのー?

ハリイノギョ:早く出すんや!

ガーラミンド:爆発するぞ!

ジャング:ネクリア!

ガーラミンド:木の根どけろぉー!

   ジジジジジ

ペライト:マタヘンナオトガスルヨー!

ヤズネ:ひぃぃー!

ヒイカ:ネクリア!

ネクリア:え、あ!

   ネクリアは木の根を引っ込めた。

ヒイカ:シュガー!風!

ソルト&シュガー:『ラージファン!』

   シュガーの左手の扇で風を起こし、大きな蝶のような生物を窓の外へ吹き飛ばした。

大きな蝶:フィィィィィッ!!

   ドッガーーーーン

   外に出たところで、大きな蝶のような生物は爆発した。

フバクノソラワ:助かったぁ…

ウミナギ:なんなんだァァ?あいつはァァ?

チクテキ:…。…喋らないで。

ウィカルド:ウィ…?

ハリイノギョ:なんや?久々に喋ったなぁ。

チクテキ:…。…時間、繰り返してる。

ヤズネ:時間?何の話でやす?

ヒイカ:そういえば…今日の出来事、全部昨日も!

フラクノソラワ:そうだよ!今日も昨日と同じようにカラスがいたよ!

ネクリア:窓ガラスも何故か直ってて、あの虫にまた割られた!

ユラク:どういうことー?

ウィカルド:ウィクククク…ククク…

ジャング:おいお前、何か知ってるのか?

ウィカルド:俺の言葉は信じないんだろ?

ジャング:ということは、知ってるってことだな?

ウィカルド:ウィクク。

ジャング:信じるか信じないかは俺が決める。話せ。

ウィカルド:ウィククク…恐らくこの力は、マジックサイレントだな。

ヤズネ:名前ながっ!

ウィカルド:奴はエスパーの力を司るベッガーだ。

ウミナギ:時間を繰り返すなんて事が出来るのかァ?

チクテキ:…。…完璧じゃないけど、してるみたい。

ハリイノギョ:おぉ、今日はよう喋るやん!

チクテキ:…。…完全に繰り返せたら、別の言葉喋れない。制限されたのは、喋るタイミング。

ネクリア:タイミング?

チクテキ:…。…内容は多少違ったけど、同じ流れで同じ人物が喋らされてた。

シュロ:そこまで制限できるものなのですか?

ガーラミンド:チビ、よく気付いたな。

ミョンガー:仮にも時間を止める能力もってるもんね~。

ネクリア:じゃあチクテキ。そのまま、マジックサイレントの居場所は突き止められる?

チクテキ:…。…時間操作できる人は、特殊な波動でお互いにわかる。

ウミナギ:ってことは、わかるってことだなァ?

   チクテキは自信満々頷いた。

ヒイカ:じゃ、案内してもらいましょ。日付が変わってまた今日を繰り返す前に。

   それから、チクテキの誘導で辿りついたのは、1軒の家だった。

ペライト:コンナフツウノイエ?

アルトア:のようだ。この中から、気配を感じる。

ネクリア:よくやったわチクテキ。さすがは私の手下ね。

チクテキ:…。…

   チクテキは照れくさそうに俯いた。

ヤズネ:よーし!そんじゃ突入でやすよー!

チクテキ:…。…あ、だめ…!

ヤズネ:え?

チクテキ:…。…この家、自体。

エール:えー?もしかして、この家自体がそのマジックなんたらなのぉ?

   チクテキは首を横に振った。

チクテキ:…。…魔術。

ネクリア:のようね。しかも、そこそこ強い…上級魔法ね。

ウィカルド:そりゃあそうだ。マジックサイレントはいとも簡単に上級魔法を使いこなす魔術師だからな。

ガーラミンド:どうでもいいけどよ、つまりはこいつの中に入ればいいんだろ?

ウミナギ:てめェ話聞いてなかったのかァァ?そいつは魔術で作られた家だって言ってんだろォ?そんなとこにおいそれと入れるわけねェだろォォ。

ネクリア:そうね。結界が張ってあるわ。触れたら危険ね。

ヒイカ:魔法とか魔術とかよくわかんないわ。あんた専門分野でしょ?

ネクリア:まぁたしかに五行の魔法ではあるけど、正確には普通の魔法とは分類が違うのよね。

ヒイカ:わっけわかんない。魔法に分類とかあんの?

ネクリア:そりゃああるわよ。人によって得意不得意の魔法くらい。

ヒイカ:で?これはどうにか出来る?

ネクリア:当然。ただ、これはそこそこ面倒ね。打ち破るなら金がいいかしら?

エール:ごん?

ネクリア:五行の金よ。ただ金の鳥じゃ弱過ぎるし…そうだわ!ジャング!

ジャング:ん?

ネクリア:陣で合わせるから力貸しなさい。

ジャング:ああ、わかった。

ヒイカ:何?合体技?

ネクリア:戦隊物みたいな呼び方ね。

エール:ロボット呼ぶのぉ?

ジャング:呼ばないぞ。

ユラク:がしゃーん!

ネクリア:ちょっとあんたら黙っててー!

   ネクリアは空中に魔方陣を描いた。

   そこにジャングはナイフを投げ入れた。

ネクリア:『陣─金*ジャングナイフ=金甌無欠』

   ズバッッ

   陣から現れた巨大なナイフが、魔術の家を真っ二つにした。

ハリイノギョ:そのでかさナイフやないやろ!!

エール:大剣だねぇ♪

   ぐにょ~ん

   切られた家は、空間がねじ曲がったかのようにぐにゃぐにゃになり、消えてしまった。

マジックサイレント:あーあ。ボクの魔術が見破られちゃっタ。

   家が消えた場所に、それらしいハットやマントを身につけた子供がいた。

シュロ:子供…?

マジックサイレント:よくボクを見つけられタね!すごいなぁ。誰誰?ボクの『エンドレスタイム』を破ったのは?

ネクリア:この子よ。

チクテキ:…。…

マジックサイレント:……まっさかー!そんなちっこいのにボクの技が破れるワケないじゃん!

ネクリア:残念ながら本当よ。チクテキは時間を止める力があるの。同じ時間だから、感じるものがあったんでしょうね。

マジックサイレント:ダとしても、ボクの技が…

ヤズネ:前にジカドメが言ってたでやす。時間操作系の最大の敵は、同じ時間操作系能力者だって。

マジックサイレント:う、うー…!いいダろう!認めてやんよ!で…ボクに何の用があるんダい?

ウミナギ:時間を進めろって…言わなくてもわかんだろォォ?

マジックサイレント:ああ、その事ね。何で?何で進めなきゃいけないの?

ウミナギ:あァ?

マジックサイレント:この今日はすっごくいい時間なんダよね。むしろ…今日を逃しタら、負のエネルギーはどんどん減ってしまうんダ。

ネクリア:話し合いで済めばよかったけど、そうもいかなそうね。

マジックサイレント:話し合い?人の家を壊しておいてよく言うよ。大変なんダよ?ボク好みの家の形に固定するのって。

ガーラミンド:それって、お前の実力不足なんじゃねーの?

マジックサイレント:…フーン。

   ギロッ

   マジックサイレントはガーラミンドを睨みつけた。

ガーラミンド:なんだぁ?チクテキにちっこいのって言ってたけどよ、お前もチビじゃねぇか!

マジックサイレント:…今、何て言っタ?

ガーラミンド:あ?

マジックサイレント:ボクに…チビって言っタ?

ガーラミンド:だったら何だよ。

マジックサイレント:…ショケイ。

ガーラミンド:は?何言って…

   シュン

   マジックサイレントは、一瞬でガーラミンドの目の前に移動した。

マジックサイレント:『ホワイトハット』

   マジックサイレントは被っていた帽子を手に持ち上に向けると、そこから大きな白い鳥が現れ、ガーラミンドを襲った。

ガーラミンド:ぐはっ!

   ガーラミンドに一撃与えると、白い鳥は消えた。

マジックサイレント:どうダい?ボクの魔術は?

ネクリア:魔術っていうより、手品じゃない?

マジックサイレント:何?ボクの魔術に口出しするの?そいつと同じ目に会いたいんダ?

ネクリア:時間をも操作するエスパーだって聞いたから、もっとすごい奴かと思ったわ~。

   ネクリアはゆっくりと歩きながら挑発し続けた。

ネクリア:今までも魔法使える人には何人か会ってきたけど、ここまでガッカリなのは初めてよ。

マジックサイレント:ボクをバカにしタね。どうなるか…わかってるよね?

ネクリア:どうなるのかしら?

マジックサイレント:…ショケイ。



                         続く




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最終更新:2014年03月16日 01:56
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