テ「キャプ…テン…オリ…マー…?」
そう。その人は、紛れもなく、ピクミンの主人公、オリマーだったのだ。
オ(オリマー)「ん?私の名前を知ってるのか?」
ピクミンがいるから、オリマーがいても不思議じゃない。
でも、テルキには希望の光が見えた。
(オリマー。この人がいてくれれば、僕は安全…。そしてその内、元の世界に帰れるかもしれない!)
テルキは、オリマーのことを尊敬していたのだ。
たとえゲームでも、巨大生物に勇敢に立ち向かい、ピクミンを操る。
その姿はテルキにはスターに見えていたのだった。
テ「あの…僕を一緒につれていってください!」
オ「え?いきなり何を言い出すんだ!?」
テ「あ、失礼しました!えっと、僕の名前はテルキっていいます!」
オ「私はオリマーだ。」
テ「知ってます。」
オ「あ、ああ。」
テ「オリマーさんに憧れているんです!どうかつれていってください!」
オ「し、しかし…どれほど危険な目にあうか…」
テ「危険は承知してます!」
テルキは、オリマーを尊敬しているという憧れの心を素直にぶつけた。そして…
オ「はぁ。仕方ないな。この辺に置き去りにもできんからな。」
テ「本当ですか!?ありがとうございます!」
(やったぁぁーー!!オリマーの実力を自分の目でみれるんだ!)
テルキは元の世界に帰るという目的を忘れていた。
その後、オリマーについていき、やがてドルフィン号が見えてきた。
テ「す、すごい…!本物のドルフィン号だ…!」
オ「そういえば君はやけに私たちに詳しいな。」
テ「そりゃもちろんずっとゲームをしてましたからw」
オ「またゲームか。私とピクミンのゲームでもあるのか?」
テ「はい!とっても強いですよねw」
オ「君の生まれた星は何という名前の星か教えてくれないか?」
テ「僕の生まれた星は、ヒイラギ星です。」
オ「うむ。何故その星で私とピクミンのゲームが…?」
テ「う~ん…何故って言われても…」
オ「いや。やっぱりいい。今度、私をその星につれていってくれないか?」
テ「え?」
オ「その星のゲーム会社に聞いてみたいんだ。」
テ「は、はぁ。」
(って言われても…ここゲーム内の世界だからなぁ…僕が帰れるかもわからないのに、ゲーム内の人をゲームの外につれていけるのかなぁ?)
オ「今日は日没が近い。この辺にして帰るとするか。」
テ「そういえば、まだこの星にきたばかりですか?」
オ「ああ。久々に休暇をもらってな。1年ぶりにこの星にきたところだったんだ。」
テ「そうだったんですか。えっと、じゃあ…」
オ「この続きは、宇宙船にのってからにしよう。日が暮れてしまうからね。」
テ「あ、はい。」
ドルフィン号は、一人乗りに見えて二人乗りだった。
(これって二人も乗れたんだ…ゲームじゃわからないことも、実際見てみるとわかるなぁ…)
オ「さて。テルキ君。さっきの続きを話そうか。」
テ「はい。じゃあ、ピクミンはまだ一匹も仲間にしてなかったんですか?」
オ「ああ。今日来て、向こうに赤オニヨンが見えたから、いこうとしてたら君がいたんだ。」
テ「へぇ~。」
テルキとオリマーは夜中までずっと話し続けていた。
お互いに質問し合い、どんどんテルキは状況を把握していった。
どうやらオリマーは、ピクミン2でお宝を全部集めた後、ホコタテ星に帰り1年間働いて、久しぶりに休暇を貰い、その期限は60日らしい。
つまりテルキは、60日の間に帰らないと、オリマーなしで帰る方法を見つけなくてはいけなくなるのだ。
テルキは運動音痴。オリマーなしでは到底生きていけない。
ゲームではうまくいっても実際はうまくいかないはずである。
不幸中の幸いといえば、オリマーがきたのは今日ということ。
つまり、あと59日期間がある。
オリマーがきたのが30日前だったら、あと30日しかないところだったのだ。
果たしてテルキは、無事に元の世界に帰ることが出来るのか…?
残り 59日
続く
最終更新:2013年07月25日 01:31