しばらく悩んでいると、いきなりハルガネムシが動き出した。
オ「何っ!?」
テ「そうか!タマコキンみたいにしばらくしたら動き出す奴だからさっさと運びたかったんだ!」
オ「しまった!それならさっさと次の階にいけばよかった!」
テ「今からでも間に合います!」
オ「ああ!ピクミン!早く次の階に!」
地下3階
オ「ふぅ。奴にはびっくりしたな。」
テ「はい。でももう大丈夫…」
ひゅーーーーーーー
ドサッ
テ&オ「え…?」
テルキとオリマーの目の前にハルガネムシが落ちてきた。
テ「何でーーーー!!??」
オ「くそ!違う階にいってもついてくるのか!だからピクミンたちが降りようとしなかったのか!」
テ「ど、どうしましょう!?」
オ「とりあえず…この洞窟を抜けるぞ!走れ!」
テ「はい!」
テルキとオリマーとピクミンたちは、走り、やがて間欠泉が見えてきた。
テ「やった!間欠泉だ!」
ゴゴゴゴゴゴ
テ「な、何の音?」
ヘビガラス「キエー!!」
間欠泉の前にヘビガラスが現れたのだ。
テ「うわー!」
オ「くそ!挟み撃ちか!」
テ「どうするんですか!?」
ヘビガラス「キエー!」
ヘビガラスが勢いよく突っ込んできた。
オ「く…」(せめてテルキ君だけは守らねば…!)
オリマーはテルキに覆いかぶさるように守った。
オリマーは自分は攻撃をうけると思った。が…
いつまでたってもヘビガラスの攻撃はない。ピクミンも無事らしい。
オ「何が起こったんだ…?」
オリマーは周りを見ると、ヘビガラスがハルガネムシを攻撃しているのだ。
ヘビガラス「キエー!キエー!!」
オ「なぜ私たちではなくハルガネムシを…?」
テ「多分、仲間の仇でしょうね。」
オ「仇?」
テ「上の階でハルガネムシはヘビガラスの中にいました。つまり、オリマーさんがヘビガラスを倒さなくても、いずれは寄生虫によって殺されていたんです。」
オ「だから、私たちではなくハルガネムシを…。仲間の敵討ちのために…」
テ「オリマーさん!今のうちに地上に帰りましょう!」
オ「・・・いや。」
テ「オリマーさん!?」
オ「私はこの二匹の戦いを最後まで見たい。」
テ「何を…!どっちが勝っても僕たちに襲い掛かってくるんですよ!」
オ「それでもだ!…私はいままで、ヘビガラスがピクミンよりも仲間のために戦っている姿などみたことがなかった。」
テ「だったらなんですか。早く戻りましょうよ!」
オ「だからこそ、このヘビガラスの勇姿を見ておきたい。ピクミン以外に、仲間を思う生物がいたなんて知りもしなかった。ヘビガラスは…仲間を思える素晴しい奴だ。」
・・・!
テルキは何かに貫かれた気がした。
(僕は…今まで敵のことなんて何も考えてなかった…。たかが敵としか思ってなかった…。敵の気持ちなんて…いや。それどころか、主人公の気持ちすら…)
テルキは今までの自分が恥ずかしくなってきた。そして、
テ「オリマーさん。…僕も、この戦いを最後まで見ます。」
(この戦いをみることで、僕は何か変わるかもしれない…。変われるかもしれない…!)
そして、数十分におよぶ死闘は、ヘビガラスが勝利を収めた。
オ「さて。地上に帰るぞ。」
テ「え?ヘビガラスはどうするんですか?」
オ「奴は今の戦闘で疲れている。疲れた相手を倒すほど私は愚かではない。」
テ「オリマーさん…」
ヘビガラス「キエー!キエー!」
テ「オ、オリマーさん!」
オ「む?その体で挑んでくるかヘビガラス!」
ヘビガラス「…キエー。キエー。」
【でも、ヘビガラスは襲ってくる様子はなかった。
それどころか、お礼を言ってるように僕には見えた。
何でそんな風に見えたのかはまったくわからない。
でも、そのヘビガラスの目が、とても寂しそうで、とても悲しい気持ちになった。】
その後テルキとオリマーとピクミンたちは洞窟をでて、今日の探検を終えた。
残り57日
続く
最終更新:2013年07月25日 01:33