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夢と現実の世界~第三十一話~

夢と現実の世界~第三十一話~


 テルキとオリマーは昨日言ってた方角へと進んだ。
オ「特に何も見当たらないな…」
テ「僕の見間違い…?;」
オ「もう少し進んでみよう。」
 テルキとオリマーはとある水場の上空にいる。
テ「あ!オリマーさん!あれ!」
オ「ん?あれは!」
 そこには、墜落した宇宙船があった。
オ「宇宙船…中の人は!?」
テ「急いで降りましょう!」
オ「ああ!」
 ドルフィン号は着陸した。
 テルキとオリマーは急いで宇宙船に駆け寄った。
オ「おーい!大丈夫ですかー!?」
テ「返事がありませんね…」
オ「入口が開いてないということは、まだ中にいるはずだ!」
  ドンドン
オ「おーい!」
 オリマーはドアを叩きながら中に呼びかけた。
テ「本当に中に人がいるんでしょうか?」
オ「いないはずがない!たとえ空の上で脱出したとしても、ドアが開いていないのはおかしい!」
テ「でも全然反応がないし…」
オ「…こうなったら!」
 オリマーはドルフィン号へと走り出した。
テ「どうしたんですか?」
オ「強引に突破する!」
テ「えぇ!?まさか紫ピクミンで!?」
オ「そうだ!紫に破壊してもらう!」
テ「それで修理代だとかなんとかって言われたらどうするんですか;」
オ「それよりも生死の方が心配だ!そんなものは2の次だ!」
 オリマーは紫ピクミンを思いっきりドアに投げた。
  バギッ!
 ドアは勢いよく壊れた。
テ「あーあ…;」
オ「大丈夫ですかー!?」
 オリマーは宇宙船内に入っていった。テルキも続いて入った。
テ「…誰もいませんね。」
オ「そんなはずは…」
 「ぅ…」
テ「オリマーさん!今誰かの声が!」
オ「ああ!」
紫「オーッ!オーッ!」
オ「紫?」
 紫ピクミンが何かを指差していた。
テ「オリマーさん!」
 その先には、人が倒れていた。
オ「大丈夫ですか!?」
 「…貴方は…?」
オ「私はオリマーと言います。大丈夫ですか?」
 「大丈…夫です…。」
オ「とりあえず、私の宇宙船で手当てをします。紫ピクミン。連れて行ってくれ。」
紫「ピクー。」
 紫は4匹がかりで丁寧にその人を連れて行った。
 そして治療完了。
 「ふぅ。ありがとうございました。助かりました。」
オ「助かってよかったです。」
 「あ、紹介が遅れました。私はシャドーと言います。」
テ「見た感じ、20代位の男性…?」
シ(シャドー)「はい。23です。ところで君は…?」
テ「僕はテルキ、15才です。」
オ「ところで、どうしたんですか?」
シ「敬語なんてやめてください。私の方が下なんですから。」
オ「あ、ああ。わかった。それで、どうして墜落を…?」
シ「私は、自分の星から旅に出たんです。」
オ「旅に?」
シ「はい。もう8年になります。」
テ「8年も…」
オ「8年前といったら丁度テルキ君くらいか。」
テ「ですね。」
オ「でも、どうしてその年で旅を?」
シ「…私は星を追い出されたのです。」
オ「何!?」
シ「私は濡れ衣を着せられたのです。」
オ「追い出されるほどの濡れ衣なのか?」
シ「はい。」
テ「どんなのですか?」
シ「私が着せられた濡れ衣は…サツジンです。」
テ「サツジン…」
オ「何故君が犯人扱いを?」
シ「たまたま現場に居合わせてしまったんです。そして、犯人が私に銃を渡し、銃口を自分に向け、ジサツしたんです。」
オ「犯人がジサツ!?」
シ「はい。だから、その場に残ったのは私だけ…だから、犯人扱いされたのです。」
テ「ひどい…」
シ「警察は私の話なんか聞いてくれませんでした。」
オ「だが、色々調べれば何か証拠があるはずだ!犯人とは関係なかったんだろう!?」
シ「…いえ。犯人は、私の友人でした。」
オ「友人…?」
シ「だから、動機はいくらでもあると言われました。そして私は、何も聞いてもらえずに星から追放されました。」
テ「・・・」
シ「でも、捕まって牢獄よりはマシです。自由に旅ができるんですから。」
オ「食料はどうしていたんだ?」
シ「行き当たりばったりの星で補充しました。どんな星でも絶望的な状況だと食べ物はあるものです。」
テ「それじゃあ、今回もこの星に着陸しようとしてたんですか?」
シ「はい。でも…」
オ「でも?」
シ「でも、空中で何かに襲われたんです。」
オ「襲われた?何かって何だ?」
シ「わかりません。でも、ものすごいスピードでした。避けることが出来ずにぶつかってしまって…」
テ「そして墜落してしまったんですね。」
シ「はい…」
オ「だったら、しばらくは私たちと共に行動しないか?」
シ「え?」
オ「食料も大量にある。」
テ「それに、ここには危険な生物もいますし、一人でいるより安全です。」
シ「…ありがとうございます。…でも、気持ちだけで十分です。」
オ「しかし…」
シ「私は一人で生きていくと決めたのです。」
オ「そうか・・・わかった。」
シ「先ほどは助けていただき、ありがとうございまいした。私はこれで失礼します。」
オ「ああ。くれぐれも気をつけてくれ。」
シ「はい。では。」
 シャドーはどこかへ行ってしまった。
 その時に消えた様に見えたけど、多分段差でもあったのだろうと二人は気にしなかった。
テ「大丈夫でしょうか?あの人…」
オ「確かに心配だが、本人がああ言う以上、止めるわけにもいかん。私たちは私たちでここらの探索をしよう。」
テ「はい!」

                  残り50日

                                続く
最終更新:2015年02月18日 19:00
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