(ここは…どこだ…?)
テルキは目を覚ました。
(僕は…気絶してしまったのか…)
テ「ってあれ?ドルフィン号に乗ってない…ってかオリマーさんは!?」
周りを見回したが、見えるのは曲がりくねった道だけ…
テ「そういえば…ここは海底のはず…なんで洞窟になってるんだ?」
(あの隙間の中のはず…なのに、何で海水がないんだ?)
(あ…日付が変わってる…あれ…?)
テ「…!!腕時計が止まってない…」
そう。この洞窟では、時間が普段通り流れているのだ。
テ「洞窟なのに地上と同じ時間の流れだなんて…」
(…っと!のんびりしてないで早くオリマーさんたちを探さなきゃ!)
テ「せめてピクミンたちに会わなきゃ…こんなとこで原住生物に出会ったら…;」
「ガゥゥゥゥゥ…」
テ「え?この声は…まさか…」
テルキが恐る恐る振り返ると、そこには案の定ウツボっぽい生き物がいた。
テ「でたぁー!!うわあぁぁー!!」
テルキは全力疾走した。
ウツボ「ガゥー!」
テ「オリマーさんはどこなんだよぉー!!」
青「ピク~?」
テ「わかんないかー…って青ピクミンー!!」
青「ピ?」
いつのまにか青ピクミンが一緒に走っていた。
テ「よし!相手は1匹!こっちは…5匹か…いける!よし!」
テルキは止まって振り返った。
ウツボ「ガゥー!」
テ「まずは…奴の突進を避ける!」
ピーッ
テルキは笛で指示をし、突進を避けた。
テ「今だー!」
ピーッ
青「ワー!ワー!」
テルキはピクミンに一気に掛かるように指示をした。
ウツボ「ガゥッ!」
ウツボっぽい生き物は、必死にピクミンを振り払い、食べようとしている。
テ「食べさせない!」
ベシバシ
テルキは自分も攻撃し始めた。
ウツボ「ガーゥー…」
ウツボっぽい生き物は力尽きた。
テ「やった!」
青「オーッ!オーッ!」
テ「ふぅ。それじゃあオリマーさんを探さなきゃね。」
青「ピクー!」
30分後
テ「迷った。」
青「ピ…;」
テ「分かれ道がこんなにあったら迷うよー;」
青「ピク~…」
テ「オリマーさんは見当たらないし…それどころかピクミン、原住生物すらいない…」
青「ピクー!」
青ピクミンがテルキの頭を叩いた。
テ「ピクミン…。そうだよね。僕がしっかりしなきゃね。いつまでもオリマーさんに頼るわけにもいかないよね。ありがとう!僕、頑張るよ!」
青「オォーッ!」
(そうだよね。青ピクミンたちにとっては今は僕がリーダーなんだ。僕がしっかりしなきゃ!)
テ「そういえば、ここにはあのウツボみたいに普通とは違う生物がいるのかな?」
青「ピク~?」
テ「わかんないか…。あれ?でも君たちはなんで僕たちをこの隙間に連れてきたの?」
青「ピク?」
テ「いや…ピク?じゃなくて…」
更に歩き、そろそろ足が疲れてきた。
テ「ちょ、ちょっと休んでいいかな?」
青「ピクー」
テ「それは…どっちの返事だろう…?いいなら首を縦に、駄目なら、横に振ってくれない?」
青「ピク。」
青ピクミンは首を縦に振った。
テ「休んでいいんだね。ありがとーw」
しばらく沈黙が続き、テルキが喋りだした。
テ「オリマーさんは大丈夫かな?あと、これって出口ってあるのかな…?」
テルキは不安でいっぱいだった。
そしてまた歩き出した。
その後、ミズブタ、ミズモチ、ヤマシンジュに出会った。
が、極力避けて通った。
5匹しかいないものあるし、なにより、早くオリマーと合流したかったからだ。
青「ピク…」
テ「ん?疲れたの?」
青「ピ…」
テ「え?何?」
青「ピクー…」
テ「どうしたの?;」
(う~ん…言葉が通じないなぁ…;言葉が通じるようにならないかなぁ;)
「ガゥゥゥ…」
テ「うわぁ…;またこれきたよ;」
ウツボ「ガゥー!」
テ「予想通り…orz」
ウツボ「ガゥゥー!」
テ「ここはこいつの住処なのかな?あ、でもさっきミズブタとかいたし…」
青「ピク!」
テ「とりあえずまた1匹だから倒すかな。」
倒した。
テ「随分と早く終わったなー…」
青「ピク!」
その時、1匹のピクミンが何かを見つけた。
テ「どうしたの?」
青「ピクー!」
青ピクミンは、指差した。
テ「あれは…!間欠泉!」
青「ピクー!」
テ「やった!脱出できる!」
テルキは間欠泉に向かって走り出した。そして間欠泉の前に大広間があった。
テ「嫌な予感…」
「#&%ー!」
そこの大広間には、ケメクジがいた。
テ「はぁ…。やっぱりかぁ…」
(まてよ?ケメクジって確か、二人で行動し、片方がおびき寄せている最中に
後ろからもう一人が攻撃しないといけないんじゃ…?
じゃないとずっとこっちを向いてて攻撃が出来ない!
じゃあ僕一人じゃ勝てないじゃん!)
テ「オリマーさんは!?…いない…;」
ケメクジ「ポワワーンポワワーン」
既にケメクジはテルキに気づき、近づいてきている。
テ「どうしよう;」
青「ピクー!」
テ「何?」
青「ピク!ピク!」
青ピクミンは必死に何かを伝えようとしている。
テ「何を伝えようとしてるの…?」
(駄目だ…わからない…。オリマーさんがいてくれれば…。…僕はいつまで頼る気なんだろう?
いつかはオリマーさんと別れなくちゃいけない。それはわかってるのに…
今までどれだけオリマーさんを頼ってきただろう?数え切れないほど頼ってきた。
今回こんなことになったのは、元々僕のせいだ。
僕が元の世界に戻るためにオリマーさんが必死に修行をさせてくれている…
それで襲われて、落ちた青ピクミンを助けにいって…更にそこで青ピクミンに助けられて
僕は今ここにいる。それに最初の日、僕を助けてくれたのもオリマーさん…
…もっとしっかりしなきゃ。何度そう思えば実行するんだ僕は…
今だってピクミンに頼ってるじゃないか…。僕自身で活路を開くんだ!
考えろ…考えろ…何をすればこの状況を突破できるか…)
テルキは周りを見渡した。周りには、割れたコップや、ガラスの破片が散らばっていた。
テ「こんなのあったらピクミンたちが怪我するじゃないか…」
(…ガラス瓶?…!)
テ「ゲキカラ…スプレー…」
テルキはゲキカラスプレーをとりだした。
それは、オリマーがもしもの時のためと言って渡していた物だった。
(結局オリマーさんの手助けか…。ありがとう…オリマーさん…)
テルキはゲキカラスプレーをピクミンたちに振りかけた。
青「ウゥーッ!ピクーピクー!」
テ「いくぞ!青ピクミン!」
青「オーッ!」
残り46日
続く
最終更新:2015年02月18日 19:07