ヒイカ:ん?私?私はパスよパス。そういう約束でしょ?
ネクリア:ちぇーっ。
ミョンガー:じゃあ僕もパス~。
ハリイノギョ:あ、それはズルいでー!
ウミナギ:ほら、話せよォォ。
回想~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
春の小川
ミョンガー:こういう所でのんびりするのっていいよね~。
・・・・・・
ミョンガー:ふぅ~。
・・・・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ハリイノギョ:終わりかいな!?
ミョンガー:終わりだよー。
ジャング:過去最短だな。
ミョンガー:いいでしょ~?
ウミナギ:それはありなのかァ?
ネクリア:問い詰めても言いそうにないし、進みましょ。
ガーラミンド:いいのかよ!
エール:うるさいよ変態♪
ガーラミンド:いやだからそれは…
ネクリア:えーっと、次はー…
ふわふわ
ヤズネ:ん?
ヒイカ:どうしたの?
ヤズネ:いや、あれ…
ヤズネが指を差したが、何も見えなかった。
ヒイカ:どれよ?
ヤズネ:だからー、あれでやすよ!
ヒイカ:んー…?
よーく見ると、空中にしゃぼん玉が浮いていた。
ヒイカ:しゃぼん玉?どっから入ってきたのあれ。
ネクリア:へぇ、なんだか懐かしいわねー。
ミョンガー:しゃぼん玉の歌ってどんなのだっけ~?
エール:しゃーぼんだーま飛ーんーだー♪屋ー根ーまーでー飛ーんーだー♪
ユラク:屋根まーで飛ーんーでー♪壊れーて消ーえーたー♪
ぱん
歌い終わる頃に、しゃぼん玉は天井にぶつかって壊れた。
ネクリア:さて、話の続きよー。
?:歌おうよ。歌おうよ。
ネクリア:歌?別にいいけど、何歌うのよ?
?:歌とかめんどくせーだけだろ。さっさと次話せよな。
ネクリア:あら、そう?
ジャング:ネ、ネクリア…お前、誰と話してるんだ?
ネクリア:え?誰ってあんたたちの誰かと…
ネクリアはハッとなった。声は、自分の後ろから聞こえていた。
円形になっていて、誰も後ろにはいないことに気付いた。
ネクリア:誰!?
ネクリアは構えつつ振り向き、他もそこを見た。
?:緊張してる。緊迫空間。そんなに驚かなくていいのに、ね。
そこには、目をギョロリとさせた生物がいた。
ネクリア:あなた…
?:あなた、誰?当然の質問だ、ね。
ネクリア:えっ?
?:どうして質問する前にわかったの?
ウミナギ:あァ?なんだてめェェ?
?:今すぐにでも噛みついてきそうだ、ね。怖い怖い、ね。
ふわふわ
エール:(あ、またしゃぼん玉。)
ぱん
ネクリア:それで、質問には答えてくれないのかしら?
?:答える必要ないよ、ね。カタミラ。くぐって、ね。
ハリイノギョ:カタミラ?
どどっどどっ
ユラク:お姉様!あれ!
後方から、耳が片方しかない小さい豚が走ってきた。
ジャング:(くぐって…?)その豚から離れろ!
ジャングの掛け声で、全員豚から離れた。
豚はやがて目がギョロリとした生物の元へとたどり着いた。
?:なんだ…一人もくぐれなかったんだ、ね。
カタミラ:ブ…心配すんなぁ、次こそくぐってやんさぁ。
カタミラと言う豚は、振り向いて構えた。
ヤズネ:片耳の豚…もしかして、片耳豚?
ヒイカ:何よそれ?
ヤズネ:肩耳豚(かたきらうわ)、股の下をくぐられると魂を抜かれると言われる豚の妖怪でやすよ。
ジャング:くぐるとはそういうことか。
カタミラ:ブブ…今すぐくぐって楽にしてやんさぁ!
カタミラはネクリア目掛けて走りだした。
ジャング:くぐらせるな!
ネクリア:こんな直線突進くらい…
?:カタミラ…右に移動する、ね。
ネクリア:!?
ネクリアは右に移動しようとしたが、動くのを止めた。
?:止めた、ね。と見せかけてやっぱり右に動く、ね。
ネクリア:(やっぱり読まれてる!)
ジャング:ネクリア!!
ウミナギ:『イートピーポー!』
ガブゥッ
カタミラ:ブー!?
ウミナギは、横から狼の顔でカタミラに噛みついた。
?:そっちからきたの、ね。
カタミラ:なにすんさぁ!
?:あれ…あなた妖怪、ね。
ウミナギ:あァ?だからどうしたァァ?
ぱん
エール:(しゃぼん玉の割れる音?)
??:わしらと同じじゃのう?
ウミナギの横に、首だけの老人が現れた。
ウミナギ:なんだてめェ!
首だけ老人は目をギョロリとさせた生物の所まで飛んでいった。
??:あれは犬神じゃのう?
?:あっちは夜雀、ね。
ヤズネ:ん?わちき?
カタミラ:ブ…犬神と夜雀なんかぁ?
?:犬神…そして夜雀、私たちと組まないか、ね。
ウミナギ:あァァ?何言ってやがんだァァ?
サイカン:ご紹介が遅れた、ね。私はサイカン。妖怪、サトリだ、ね。
オドリガオ:わしはオドリガオじゃのう。妖怪、踊り首じゃのう。
サイカン:私たちはバース妖怪、ね。
カタミラ:妖怪を集めんてぇ、わしらの世を作るんさぁ。
オドリガオ:お主らもわしらと共にくるんじゃのう。
ネクリア:(何なのこいつら…バース妖怪なんて聞いた事ない…)
ヤズネ:妖怪サトリ。人の心を読む妖怪でやすね。
サイカン:一緒に来てくれる、ね?
ウミナギ:あァァ?ふざけんじゃねェェ!誰がてめェらなんかについていくかよォォォ!
オドリガオ:それは残念じゃのう。
カタミラ:馬鹿な妖怪だんさぁ!断った事を後悔させてやんさぁ!
カタミラは走りだした。
ウミナギ:上等じゃねェかァァ!
ジャング:阿呆!正面からつっこむな!
ネクリア:『月の光線!』
ビィィィィー
カタミラ:ブビッ!
ネクリアの光線は、カタミラを貫いた。
カタミラ:ブビビ…ガッ…
カタミラはウミナギの目の前で倒れた。
サイカン:回収、ね。
ぱん
エール:(割れる音!)また何か来るよ!
???:トオーリマースヨー。
地面から黒い生物が現れ、カタミラを連れてサイカンのところへ行った。
ウミナギ:あ!待てェ!
オドリガオ:ツウマ、御苦労じゃのう。
ツウマ:ゴクーローウサマー。
サイカン:今回は挨拶だけになっちゃった、ね。また勧誘しにくる、ね。犬神と夜雀、ね…
ツウマ:カエーリマースヨー。
ツウマはサイカンたちを包み込み、地面に消えていった。
シュロ:何だったのでしょうか…
ハリイノギョ:わかりまへんけど、あまり穏やかではあらへんなぁ。
エール:しゃぼん玉。
ヒイカ:しゃぼん玉?
エール:妖怪が現れる時、必ずしゃぼん玉が割れる音がしたの。
ミョンガー:あ~、あのぱんって音、しゃぼん玉の音だったんだ~。
ヤズネ:聞こえてはいたけど、それどころじゃなかったでやす…
ネクリア:しゃぼん玉…ねぇ…
ユラク:お話どころじゃなくなっちゃったね!
次の日
ヒイカたちは宿を後にし、街を歩いていた。
ヒイカ:相変わらず騒がしい街ね。
エール:人間いっぱーい♪撃っていい?
ヒイカ:全力でダメ。
がやがやがやがやがやぱんがやがや
ミョンガー:ん?
ヤズネ:今の音…
ウミナギ:どうしたァ?
アルトア:なんだ?変な気配が…
人:キャー!
ハリイノギョ:なんや!?
人:人が…人がぁぁ!
人々が逃げてきた。
ネクリア:行くわよ!
ヒイカ:もちろん!
人が騒いでいる所へ走っていった。
カタミラ:ブヒヒ…お前らくぐらせろんさぁー!
ノ:カタミラ…!
カタミラは、そこら中の人間の股をくぐり、魂を抜きとっていた。
カタミラ:ブヒヒヒ!もっと叫べ!叫ぶんさぁー!
人:こ、こないでー!
カタミラ:くぐらせろんさぁー!
ネクリア:『木の根操縦!』
ドゴッ
カタミラ:ブビッ!?
ネクリアはカタミラの目の前に木の根を出し、カタミラは木の根に衝突した。
人:あ…あぁ…
ネクリア:あんたらは早く逃げなさい!
人:ひ、ひぃぃ!
助けられた人間は、逃げていった。
カタミラ:お前ら…俺の邪魔するたぁいい度胸んさぁー!
ぱん
ヤズネ&ミョンガー:しゃぼん玉!
ずる…ずるずる…
ガーラミンド:おい、あれ!
カタミラによって魂の抜かれた死体たちが、一か所に集まっていった。
カタミラ:やってやるんさぁー!オモラチョウ!
オモラチョウ:キキ…怨念おんねん…
死体が集まり、変化すると、黒い鳥のような妖怪になった。
ヤズネ:死体から成る妖怪…陰摩羅鬼(おんもらき)でやすね。
オモラチョウ:キキ…美味しい肉多いし…
子供:うぁぁ…
フバクノソラワ:あそこ!まだ子供がいるよ!
オモラチョウの足元に、子供がいた。
オモラチョウ:キキ…子供呑も…
エール:くーらえっ♪
バン
オモラチョウ:キキー!
エールはオモラチョウを撃った。
ヒイカ:よし!
ヒイカは子供に近づこうとしたが、
カタミラ:ブヒヒ!行かせんさぁー!
ヒイカ:邪魔…してんじゃないわよ!
ギュォォォォ
ヒイカは虹色の竜巻を起こし、カタミラを吹き飛ばした。
カタミラ:ブビビー!!
オモラチョウ:キキ…頂きます肝肝…
ジャング:ふっ。
ジャングは素早く動き、オモラチョウの目の前に立った。
オモラチョウ:キキ…?
ジャング:『ナイフ微塵斬り!』
ジャングはオモラチョウを滅多斬りにした。
オモラチョウ:キキー!
子供:うぅっ…
ネクリア:もう大丈夫だからね。
ネクリアは優しく子供の頭を撫でた。
カタミラ:ブ…お前らもう許さんさぁー!
カタミラは突進してきた。
ミョンガー:いっくよー!
ぐぐっ
ミョンガーは足を縮めた。
カタミラ:くぐらせろんさぁー!
ミョンガー:『ストライクキック!』
ドガッ
ミョンガーは思いっきりカタミラを蹴り飛ばした。
カタミラ:ブぇっ!
カタミラはビルに叩きつけられた。
カタミラ:ブビビ…ブヒャヒャヒャ
ウミナギ:あァ?何がおかしいんだァァ?
カタミラ:俺を倒したって意味なんかないんさぁ…この街は、もうじきバース妖怪のものに…な…r…
しゅぅぅぅ
カタミラは、泡になって消えた。
オモラチョウ:キキ…
ジャング:諦めろ。お前に俺は倒せない。
オモラチョウ:キキ…キキー!
ばさっ
オモラチョウは、羽を広げて飛びあがった。
ジャング:待て!
オモラチョウ:キキ…覚えてろテロ…
オモラチョウは逃げていった。
ヒイカ:ネクリア…
ネクリア:ええ、わかってる。皆、しばらく…この街に留まる。いい?
ハリイノギョ:もちろんや!このまま次の街へはいかれへん!
シュロ:こんな白昼堂々人を襲うような妖怪たちがいるのに、無視は出来ませんね。
ネクリア:んじゃ、決定!
フバクノソラワ:宿はどうするんですか?またあそこ?
ネクリア:そうね。そうしましょうか。
ヒイカたちは、しばらく街に滞在することにした。
続く
最終更新:2014年03月16日 01:51