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019 妖~Confusion

ヒイカ:ん?私?私はパスよパス。そういう約束でしょ?

ネクリア:ちぇーっ。

ミョンガー:じゃあ僕もパス~。

ハリイノギョ:あ、それはズルいでー!

ウミナギ:ほら、話せよォォ。

回想~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

   春の小川

ミョンガー:こういう所でのんびりするのっていいよね~。

   ・・・・・・

ミョンガー:ふぅ~。

   ・・・・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ハリイノギョ:終わりかいな!?

ミョンガー:終わりだよー。

ジャング:過去最短だな。

ミョンガー:いいでしょ~?

ウミナギ:それはありなのかァ?

ネクリア:問い詰めても言いそうにないし、進みましょ。

ガーラミンド:いいのかよ!

エール:うるさいよ変態♪

ガーラミンド:いやだからそれは…

ネクリア:えーっと、次はー…

   ふわふわ

ヤズネ:ん?

ヒイカ:どうしたの?

ヤズネ:いや、あれ…

   ヤズネが指を差したが、何も見えなかった。

ヒイカ:どれよ?

ヤズネ:だからー、あれでやすよ!

ヒイカ:んー…?

   よーく見ると、空中にしゃぼん玉が浮いていた。

ヒイカ:しゃぼん玉?どっから入ってきたのあれ。

ネクリア:へぇ、なんだか懐かしいわねー。

ミョンガー:しゃぼん玉の歌ってどんなのだっけ~?

エール:しゃーぼんだーま飛ーんーだー♪屋ー根ーまーでー飛ーんーだー♪

ユラク:屋根まーで飛ーんーでー♪壊れーて消ーえーたー♪

   ぱん

   歌い終わる頃に、しゃぼん玉は天井にぶつかって壊れた。

ネクリア:さて、話の続きよー。

?:歌おうよ。歌おうよ。

ネクリア:歌?別にいいけど、何歌うのよ?

?:歌とかめんどくせーだけだろ。さっさと次話せよな。

ネクリア:あら、そう?

ジャング:ネ、ネクリア…お前、誰と話してるんだ?

ネクリア:え?誰ってあんたたちの誰かと…

   ネクリアはハッとなった。声は、自分の後ろから聞こえていた。

   円形になっていて、誰も後ろにはいないことに気付いた。

ネクリア:誰!?

   ネクリアは構えつつ振り向き、他もそこを見た。

?:緊張してる。緊迫空間。そんなに驚かなくていいのに、ね。

   そこには、目をギョロリとさせた生物がいた。

ネクリア:あなた…

?:あなた、誰?当然の質問だ、ね。

ネクリア:えっ?

?:どうして質問する前にわかったの?

ウミナギ:あァ?なんだてめェェ?

?:今すぐにでも噛みついてきそうだ、ね。怖い怖い、ね。

   ふわふわ

エール:(あ、またしゃぼん玉。)

   ぱん

ネクリア:それで、質問には答えてくれないのかしら?

?:答える必要ないよ、ね。カタミラ。くぐって、ね。

ハリイノギョ:カタミラ?

   どどっどどっ

ユラク:お姉様!あれ!

   後方から、耳が片方しかない小さい豚が走ってきた。

ジャング:(くぐって…?)その豚から離れろ!

   ジャングの掛け声で、全員豚から離れた。

   豚はやがて目がギョロリとした生物の元へとたどり着いた。

?:なんだ…一人もくぐれなかったんだ、ね。

カタミラ:ブ…心配すんなぁ、次こそくぐってやんさぁ。

   カタミラと言う豚は、振り向いて構えた。

ヤズネ:片耳の豚…もしかして、片耳豚?

ヒイカ:何よそれ?

ヤズネ:肩耳豚(かたきらうわ)、股の下をくぐられると魂を抜かれると言われる豚の妖怪でやすよ。

ジャング:くぐるとはそういうことか。

カタミラ:ブブ…今すぐくぐって楽にしてやんさぁ!

   カタミラはネクリア目掛けて走りだした。

ジャング:くぐらせるな!

ネクリア:こんな直線突進くらい…

?:カタミラ…右に移動する、ね。

ネクリア:!?

   ネクリアは右に移動しようとしたが、動くのを止めた。

?:止めた、ね。と見せかけてやっぱり右に動く、ね。

ネクリア:(やっぱり読まれてる!)

ジャング:ネクリア!!

ウミナギ:『イートピーポー!』

   ガブゥッ

カタミラ:ブー!?

   ウミナギは、横から狼の顔でカタミラに噛みついた。

?:そっちからきたの、ね。

カタミラ:なにすんさぁ!

?:あれ…あなた妖怪、ね。

ウミナギ:あァ?だからどうしたァァ?

   ぱん

エール:(しゃぼん玉の割れる音?)

??:わしらと同じじゃのう?

   ウミナギの横に、首だけの老人が現れた。

ウミナギ:なんだてめェ!

   首だけ老人は目をギョロリとさせた生物の所まで飛んでいった。

??:あれは犬神じゃのう?

?:あっちは夜雀、ね。

ヤズネ:ん?わちき?

カタミラ:ブ…犬神と夜雀なんかぁ?

?:犬神…そして夜雀、私たちと組まないか、ね。

ウミナギ:あァァ?何言ってやがんだァァ?

サイカン:ご紹介が遅れた、ね。私はサイカン。妖怪、サトリだ、ね。

オドリガオ:わしはオドリガオじゃのう。妖怪、踊り首じゃのう。

サイカン:私たちはバース妖怪、ね。

カタミラ:妖怪を集めんてぇ、わしらの世を作るんさぁ。

オドリガオ:お主らもわしらと共にくるんじゃのう。

ネクリア:(何なのこいつら…バース妖怪なんて聞いた事ない…)

ヤズネ:妖怪サトリ。人の心を読む妖怪でやすね。

サイカン:一緒に来てくれる、ね?

ウミナギ:あァァ?ふざけんじゃねェェ!誰がてめェらなんかについていくかよォォォ!

オドリガオ:それは残念じゃのう。

カタミラ:馬鹿な妖怪だんさぁ!断った事を後悔させてやんさぁ!

   カタミラは走りだした。

ウミナギ:上等じゃねェかァァ!

ジャング:阿呆!正面からつっこむな!

ネクリア:『月の光線!』

   ビィィィィー

カタミラ:ブビッ!

   ネクリアの光線は、カタミラを貫いた。

カタミラ:ブビビ…ガッ…

   カタミラはウミナギの目の前で倒れた。

サイカン:回収、ね。

   ぱん

エール:(割れる音!)また何か来るよ!

???:トオーリマースヨー。

   地面から黒い生物が現れ、カタミラを連れてサイカンのところへ行った。

ウミナギ:あ!待てェ!

オドリガオ:ツウマ、御苦労じゃのう。

ツウマ:ゴクーローウサマー。

サイカン:今回は挨拶だけになっちゃった、ね。また勧誘しにくる、ね。犬神と夜雀、ね…

ツウマ:カエーリマースヨー。

   ツウマはサイカンたちを包み込み、地面に消えていった。

シュロ:何だったのでしょうか…

ハリイノギョ:わかりまへんけど、あまり穏やかではあらへんなぁ。

エール:しゃぼん玉。

ヒイカ:しゃぼん玉?

エール:妖怪が現れる時、必ずしゃぼん玉が割れる音がしたの。

ミョンガー:あ~、あのぱんって音、しゃぼん玉の音だったんだ~。

ヤズネ:聞こえてはいたけど、それどころじゃなかったでやす…

ネクリア:しゃぼん玉…ねぇ…

ユラク:お話どころじゃなくなっちゃったね!

   次の日

   ヒイカたちは宿を後にし、街を歩いていた。

ヒイカ:相変わらず騒がしい街ね。

エール:人間いっぱーい♪撃っていい?

ヒイカ:全力でダメ。

   がやがやがやがやがやぱんがやがや

ミョンガー:ん?

ヤズネ:今の音…

ウミナギ:どうしたァ?

アルトア:なんだ?変な気配が…

人:キャー!

ハリイノギョ:なんや!?

人:人が…人がぁぁ!

   人々が逃げてきた。

ネクリア:行くわよ!

ヒイカ:もちろん!

   人が騒いでいる所へ走っていった。

カタミラ:ブヒヒ…お前らくぐらせろんさぁー!

ノ:カタミラ…!

   カタミラは、そこら中の人間の股をくぐり、魂を抜きとっていた。

カタミラ:ブヒヒヒ!もっと叫べ!叫ぶんさぁー!

人:こ、こないでー!

カタミラ:くぐらせろんさぁー!

ネクリア:『木の根操縦!』

   ドゴッ

カタミラ:ブビッ!?

   ネクリアはカタミラの目の前に木の根を出し、カタミラは木の根に衝突した。

人:あ…あぁ…

ネクリア:あんたらは早く逃げなさい!

人:ひ、ひぃぃ!

   助けられた人間は、逃げていった。

カタミラ:お前ら…俺の邪魔するたぁいい度胸んさぁー!

   ぱん

ヤズネ&ミョンガー:しゃぼん玉!

   ずる…ずるずる…

ガーラミンド:おい、あれ!

   カタミラによって魂の抜かれた死体たちが、一か所に集まっていった。

カタミラ:やってやるんさぁー!オモラチョウ!

オモラチョウ:キキ…怨念おんねん…

   死体が集まり、変化すると、黒い鳥のような妖怪になった。

ヤズネ:死体から成る妖怪…陰摩羅鬼(おんもらき)でやすね。

オモラチョウ:キキ…美味しい肉多いし…

子供:うぁぁ…

フバクノソラワ:あそこ!まだ子供がいるよ!

   オモラチョウの足元に、子供がいた。

オモラチョウ:キキ…子供呑も…

エール:くーらえっ♪

   バン

オモラチョウ:キキー!

   エールはオモラチョウを撃った。

ヒイカ:よし!

   ヒイカは子供に近づこうとしたが、

カタミラ:ブヒヒ!行かせんさぁー!

ヒイカ:邪魔…してんじゃないわよ!

   ギュォォォォ

   ヒイカは虹色の竜巻を起こし、カタミラを吹き飛ばした。

カタミラ:ブビビー!!

オモラチョウ:キキ…頂きます肝肝…

ジャング:ふっ。

   ジャングは素早く動き、オモラチョウの目の前に立った。

オモラチョウ:キキ…?

ジャング:『ナイフ微塵斬り!』

   ジャングはオモラチョウを滅多斬りにした。

オモラチョウ:キキー!

子供:うぅっ…

ネクリア:もう大丈夫だからね。

   ネクリアは優しく子供の頭を撫でた。

カタミラ:ブ…お前らもう許さんさぁー!

   カタミラは突進してきた。

ミョンガー:いっくよー!

   ぐぐっ

   ミョンガーは足を縮めた。

カタミラ:くぐらせろんさぁー!

ミョンガー:『ストライクキック!』

   ドガッ

   ミョンガーは思いっきりカタミラを蹴り飛ばした。

カタミラ:ブぇっ!

   カタミラはビルに叩きつけられた。

カタミラ:ブビビ…ブヒャヒャヒャ

ウミナギ:あァ?何がおかしいんだァァ?

カタミラ:俺を倒したって意味なんかないんさぁ…この街は、もうじきバース妖怪のものに…な…r…

   しゅぅぅぅ

   カタミラは、泡になって消えた。

オモラチョウ:キキ…

ジャング:諦めろ。お前に俺は倒せない。

オモラチョウ:キキ…キキー!

   ばさっ

   オモラチョウは、羽を広げて飛びあがった。

ジャング:待て!

オモラチョウ:キキ…覚えてろテロ…

   オモラチョウは逃げていった。

ヒイカ:ネクリア…

ネクリア:ええ、わかってる。皆、しばらく…この街に留まる。いい?

ハリイノギョ:もちろんや!このまま次の街へはいかれへん!

シュロ:こんな白昼堂々人を襲うような妖怪たちがいるのに、無視は出来ませんね。

ネクリア:んじゃ、決定!

フバクノソラワ:宿はどうするんですか?またあそこ?

ネクリア:そうね。そうしましょうか。

   ヒイカたちは、しばらく街に滞在することにした。



                                  続く



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最終更新:2014年03月16日 01:51
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