アットウィキロゴ

020 散~Infest

   カタミラが消えてから数日後

ネクリア:全然何もしてこないじゃないのよーぅ!

ウミナギ:この街からは手ェ引いたんじゃねェのかァァ?

ユラク:でもでも、豚さんが消える時に、たしかにこの街って言ってたよー?

ハリイノギョ:どうなんやろなぁ?

   カランカラーン

店員:おめでとー!2等だよー!

ネクリア:福引ね。

子供:わーい!やったー!

店員:2等の景品は、このカニだよ。

子供:カニさんだー!

   店員は、大きいカニを子供に渡した。

ネクリア:2等でカニ?随分奮発してるのねー。

   ぱん

ヤズネ:今の音!

   ぐぐぐぐ

子供:え?えっ!?

   子供のカニが、どんどん大きくなっていった。

子供:う、うわぁぁ!

カニ:ガガガッ!

ジャング:バース妖怪か!

カニ:ガガー!

   カニ妖怪は子供に襲いかかった。

   ガキィン

カニ:ガガ?

ペライト:オレヲソノハサミデキルコトハデキナイゼ。

   ペライトが盾になり、子供を守った。

アルトア:よくやったペライト!そのまま耐えてろ!

   アルトアは頭の宝石を磨き、カニの妖怪に頭突きした。

カニ:ガガッ!!

店員:何だお前らは…

ネクリア:あなたこそ何かしら?ただの店員じゃあなさそうね。

店員:ふん…

   ぱん

ヤズネ:またあの音!

   店員は姿を変え、短い蓑と敗れた傘を纏った。

イッシャ:俺は妖怪、イッシャだ。こいつは蟹坊主のガニボ。

ガニボ:ガガガッ!

ネクリア:バース妖怪ね。先に宣戦布告しておいてあげる。私たちは、あんたたちを倒す。

イッシャ:俺らを倒す?そんなの不可能だな。イヅギツ!

   ぱん

ミョンガー:くるよ~!

イヅギツ:ふふふふふ。

   赤色のキツネがふわりと地面に舞い降りた。

ジャング:キツネ?

イヅギツ:『狐の念!』

   ぼぉぉっ

   イヅギツは炎に包まれ、炎は四方八方に散らばった。

人:わー!なんだなんだー!?

ガーラミンド:人間どもはさっさと逃げやがれ!

ネクリア:『土の城壁!』

   ネクリアは土の壁で、人への被害を抑えた。

イッシャ:それでイヅギツを抑えたつもりか?

   ごぉっ

イヅギツ:ふふふふふ!

   散らばった炎たちは、全部イヅギツの形になった。

ウミナギ:あァ!?なんだこいつはァ!?

ネクリア:まずい!全員にそんな自由に移動されたら…!

   イヅギツたちは、土の壁をすり抜けて人間たちを襲った。

ジャング:させるな!

ユラク:そぉれ!

   ばしゃぁぁー

   ユラクは広範囲に水をぶちまけた。

ユラク:炎の狐なら、水に弱いでしょー!

イヅギツ:ふふふふふ。

   イヅギツたちはピンピンしていた。

ユラク:な、なんでー!?

イヅギツ:ふふふふふ。

   イヅギツたちはどんどんバラバラになっていった。

人:わー!なんだこいつ!?

ネクリア:まずいわ!あんたたち!あの狐抑えるわよ!

ジャング:ああ!

   ネクリアたちは狐たちを追っていった。

イッシャ:そうだ…どんどん散れ…

ヒイカ:!!待ってネクリア!

   ヒイカは呼びとめたが、もう狐を追っていってしまった。

イッシャ:気付いた所でもう遅い。俺らの計画通りだ。

ヒイカ:散らせる事が目的だったってこと?

イッシャ:お前達は俺らにとって脅威。それはカタミラが消されてよーくわかった。だから…

   ぱん ぱん ぱん ぱん ぱん ぱん ぱん ぱん ぱん ぱん ぱん

サイカン:私たちはこの数日間で…あなたたちを倒す策を練っていたの、ね。

   サイカンやオモラチョウたちが現れた。

オモラチョウ:キキ…練って寝て…

サイカン:寝てはいないけど、ね。

ヒイカ:へぇ、いいじゃないの。だったらあんたらまとめて消してやるだけよ。

サイカン:私とイッシャとオモラチョウとガニボを一気になんて…出来るわけない、ね。

ヒイカ:(4人…既にガニボはペライト、ノット、アルトアが戦ってるから、残り3人…)

サイカン:そろそろ散り終えた、ね。

   ぱん ぱん ぱん

サイカン:それぞれ…バトル開始だ、ね。

ツウマ:カイーシシマースヨー。

??:投げていい?投げていい?

   ツウマと、岩のような妖怪が現れた。

ヒイカ:(増えた…けど、これくらいの量なら…)

イッシャ:いけ!オモラチョウ、ツウマ、セキトー!

   妖怪たちが一斉に襲いかかった。

ウミナギ:『イートピーポー!』

   ガブゥッ

オモラチョウ:キキー!

セキトー:ななっ!

ヒイカ:ウミナギ!

ウミナギ:油断すんな!もう1匹いんぞォォ!

ツウマ:クラーイナーサイー!

ヒイカ:『虹色の龍風!』

   ぎゅぉぉぉ

ツウマ:イターイデースヨー!

   ツウマは虹色の竜巻に巻き込まれた。

ウミナギ:よォォし!俺がこいつらを…

オドリガオ:お主の相手はわしがしてやろうじゃのう。

ウミナギ:踊り首ィィ!?

   オドリガオはウミナギの周りをぐるぐる回った。

ウミナギ:うぜェェェ!

ヒイカ:ウミナギ、あなたはそいつの相手してあげなさい。私がこいつらまとめて倒す。

オモラチョウ:キキ…まとめて止めて?

サイカン:カタミラを倒したからって調子に乗らない事、ね。

イッシャ:カタミラは下位妖怪。バース妖怪の中でも弱い分類だ。

サイカン:それに代わって私たちは上位妖怪。私もイッシャもツウマも、ね。

イッシャ:そんな俺らをまとめて倒すなんて、不可能なんだよ!

オモラチョウ:キキ…不可能可能!

ヤズネ:ふーん、じゃあ…こっちも手勢が増えればいいわけだ?

オモラチョウ:キ…

ヤズネ:ヤズネキーック!

   げしっ

   ヤズネはオモラチョウを蹴り飛ばした。

オモラチョウ:キキー!

ヤズネ:仕方ないでやすから、陰摩羅鬼はわちきが相手してやるでやす。

ヒイカ:別に私1人でも倒せるけど。

ヤズネ:強がるなでやすよ~。

オモラチョウ:キキ…痛い遺体…

ヤズネ:おっと、そんじゃあいつはきっちり倒すでやすよー。

   ヤズネはオモラチョウの元へと飛んでいった。

サイカン:オモラチョウが減ったって…まだセキトーもツウマもいる、ね。

イッシャ:俺自身が動いたって…いいんだぜ!

   イッシャが突っ込んできた。

ヒイカ:(真正面から来た!?ええい!返り討ちよ!)『レインボーアロー!』

   ヒイカは虹色の矢を放った。

サイカン:右に移動のち…剣を生成する、ね。

ヒイカ:(こいつっ…)

   ヒイカは動きを読まれ、右に移動してしまった。

サイカン:作るのやめた、ね。蹴りくる、ね。

イッシャ:おぉう!

   ひゅっ

   ヒイカは蹴りを避けられた。

サイカン:そこが隙、ね。

イッシャ:っしゃー!

   イッシャはヒイカを殴った。

ヒイカ:はっ!

   ヒイカは受け流した。

イッシャ:うわっ!

   イッシャは体勢を崩した。

ヒイカ:(チャンス!)

ツウマ:イケナーイナー!

ヒイカ:なっ!(ツウマ!)

ツウマ:フォアァァァ!!

   ツウマは手をナイフ状に変え、振り下ろした。

ヒイカ:あっぶな!

   ヒイカはかろうじて回避した。

セキトー:投げたい!投げる!

   回避した先に、セキトーが石を投げてきた。

ヒイカ:ちょっ…!(全部読まれてる…!)

アルトア:おぉぉぉ!

   ガン

   セキトーの投げた石に、アルトアがぶつかっていった。

ヒイカ:アルトア!

アルトア:いくらなんでも…サトリがいる以上、多いと大変だろう。

ノット:1人ずつくらい、相手、できる。

ヒイカ:あんたら、カニは!?

アルトア:あんなカニ、ペライト1人で十分だ。

サイカン:ガニボもナメられた、ね。ふぅん、それならいいよ、ね。セキトー、ツウマ。そいつらの相手してあげな、ね。

セキトー:投げていい?投げていい?

アルトア:妖怪、石投げんじょか。お前が石投げなら…俺は宝石投げだ。

ツウマ:トオーリマースヨー!

ノット:勝負…!

ツウマ:ショウメーンイヤーヨー!

   すっ

ツウマ:ヤッパコーッチー!

   ツウマはノットの目の前からヒイカの目の前へ移動した。

ヒイカ:え…

ツウマ:オレーガキーリターイノハー!オーンナーノコー!

イッシャ:アホだな。

サイカン:アホだ、ね。

ノット:あれ、相手…

イッシャ:しゃあねぇな。お前の相手は俺がしてやるよ。さっさと倒してツウマの手伝いいってやらぁ。

   その頃

ネクリア:狐ー!待ちなさーい!

   すぅっ

ネクリア:!?

   目の前に、ビルの影が立体になって起きあがった。

ネクリア:こいつは…

カゲメ:私は妖怪、影女のカゲメ。あなたを倒せとの命令よ。

ネクリア:あらそう。なるほどね、上手く分裂させるのが目的だった、と。

カゲメ:その通り。さぁ、上位妖怪の私にどこまでついてこれるかしら!?

   別の場所

ジャング:俺の相手はお前か。ネズミ。

テッソ:イーヒッヒ!そうだよ!この妖怪、鉄鼠(てっそ)が相手してやるんだ!有難く思いな!

ジャング:鉄…ほぅ、俺のナイフとお前の体…どちらの方が上か試してやろう。

   別の場所

オンドロ:わしはオンドロなん棚。妖怪はやっぱりどろどろなん棚。

ガーラミンド:気持ち悪い奴だな…

オンドロ:お前みたいなのに言われたくないん棚。わしにやられればいいん棚。

ガーラミンド:へっ!この無敵のガーラミンド様に勝てると思うならかかってきやがれ!

   水族館近く

ヌレメ:水も滴るいい女。それにつられる馬鹿な男ども。

ユラク:残念でしたー!私は女だよーん!

ヌレメ:女でも関係ない。この濡れ女のヌレメ、落とせなかった人間は男女問わずいないよ!

ユラク:(私人間じゃないけど、ま、いっか!)

   別の場所

エール:ん?煙?

   もくもくと煙が立ち込める。

エンラ:僕はエンラ。妖怪、煙々羅(えんえんら)だよ。煙の妖怪さ。

エール:へぇ、おもしろいねぇ♪

エンラ:君には悪いけど、命令は絶対なんだ。だから…死んでもらうしかないかな。

エール:あなたには悪いけど、私はまだ死ねないかな。生きなきゃいけないワケがあるもの。

   別の場所

フバクノソラワ:ひぃ…ひぃ…全然追いつけないよぉ…

   ぶるっ

フバクノソラワ:うわっ!?

   フバクノソラワは首筋がぞっとした。

フバクノソラワ:な、何!?

ブルガミ:わしはブルガミ様じゃ。お前、弱虫じゃな?

フバクノソラワ:う、うるさいなっ!

ブルガミ:わしの餌にしてくれよう。

フバクノソラワ:ぼ、僕だって…僕だって活躍できるんだ!

   屋上

ヒザマ:コケーッコココ!お前、幽霊の類だな?

シュロ:だったら何ですか?あなたはヒザマ。南の国の伝説の鳥ですね。

ヒザマ:その通り!私は伝説の火の鳥だ!全てを焼き尽くす業火の力!

シュロ:それは奇遇ですね。私も…炎使いなんですよ。火葬ですけどね。

   川

ハリイノギョ:な、なんや!?

   川には、赤い巨人がいた。

ヤッコロシケイ:我はヤッコロシケイ。ミジンコのお前を倒すためにわざわざきてやったのだ。

ハリイノギョ:はぁー…何を食べたらそこまで巨大になるんや…

ヤッコロシケイ:捻り潰す。

ハリイノギョ:おぉ、いかんいかん。よっしゃ!わいの実力見せたるでー!

   別の場所

ソルト&シュガー:何?

ゴガン:わしゃゴガン。見ての通り、後ろに目がある…妖怪、後眼(うしろめ)。

ソルト&シュガー:なるほど、相手しようってことー?

ゴガン:そうそう。わしゃあ力のある奴と戦いたいでな。お前達、わしを楽しませてくれや。

   別の場所

イヅギツ:ふふふふふ。やるね~。よく本体を見つけられたね~。

ミョンガー:1つだけ音が違ったんだ~。

イヅギツ:ふふふふふ。ご褒美に、私が地獄へお送りしてあげるね~。

ミョンガー:それは…お断りするよ。





サイカン:さぁ…あんたたち、邪魔者を一斉排除しなさい、ね。

   ヒイカVSツウマ(妖怪、通り悪魔)上位妖怪

   ネクリアVSカゲメ(妖怪、影女)上位妖怪

   ヤズネVSオモラチョウ(妖怪、陰摩羅鬼)中位妖怪

   エールVSエンラ(妖怪、煙々羅)上位妖怪

   ジャングVSテッソ(妖怪、鉄鼠)中位妖怪

   ミョンガーVSイヅギツ(妖怪、飯綱)上位妖怪

   ハリイノギョVSヤッコロシケイ(妖怪、アッコロカムイ)中位妖怪

   ウミナギVSオドリガオ(妖怪、踊り首)中位妖怪

   ガーラミンドVSオンドロ(妖怪、おどろおどろ)中位妖怪

   ペライトVSガニボ(妖怪、蟹坊主)下位妖怪

   ノットVSイッシャ(妖怪、イッシャ)上位妖怪

   アルトアVSセキトー(妖怪、石投げんじょ)下位妖怪

   シュロVSヒザマ(妖怪、ヒザマ)上位妖怪

   ユラクVSヌレメ(妖怪、濡れ女)上位妖怪

   フバクノソラワVSブルガミ(妖怪、震々)下位妖怪

   ソルト&シュガーVSゴガン(妖怪、後眼)下位妖怪

   サイカン(妖怪、サトリ)上位妖怪

サイカン:戦闘…開始、ね。




                              続く



前の話          次の話
最終更新:2014年03月16日 01:52
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。