カタミラが消えてから数日後
ネクリア:全然何もしてこないじゃないのよーぅ!
ウミナギ:この街からは手ェ引いたんじゃねェのかァァ?
ユラク:でもでも、豚さんが消える時に、たしかにこの街って言ってたよー?
ハリイノギョ:どうなんやろなぁ?
カランカラーン
店員:おめでとー!2等だよー!
ネクリア:福引ね。
子供:わーい!やったー!
店員:2等の景品は、このカニだよ。
子供:カニさんだー!
店員は、大きいカニを子供に渡した。
ネクリア:2等でカニ?随分奮発してるのねー。
ぱん
ヤズネ:今の音!
ぐぐぐぐ
子供:え?えっ!?
子供のカニが、どんどん大きくなっていった。
子供:う、うわぁぁ!
カニ:ガガガッ!
ジャング:バース妖怪か!
カニ:ガガー!
カニ妖怪は子供に襲いかかった。
ガキィン
カニ:ガガ?
ペライト:オレヲソノハサミデキルコトハデキナイゼ。
ペライトが盾になり、子供を守った。
アルトア:よくやったペライト!そのまま耐えてろ!
アルトアは頭の宝石を磨き、カニの妖怪に頭突きした。
カニ:ガガッ!!
店員:何だお前らは…
ネクリア:あなたこそ何かしら?ただの店員じゃあなさそうね。
店員:ふん…
ぱん
ヤズネ:またあの音!
店員は姿を変え、短い蓑と敗れた傘を纏った。
イッシャ:俺は妖怪、イッシャだ。こいつは蟹坊主のガニボ。
ガニボ:ガガガッ!
ネクリア:バース妖怪ね。先に宣戦布告しておいてあげる。私たちは、あんたたちを倒す。
イッシャ:俺らを倒す?そんなの不可能だな。イヅギツ!
ぱん
ミョンガー:くるよ~!
イヅギツ:ふふふふふ。
赤色のキツネがふわりと地面に舞い降りた。
ジャング:キツネ?
イヅギツ:『狐の念!』
ぼぉぉっ
イヅギツは炎に包まれ、炎は四方八方に散らばった。
人:わー!なんだなんだー!?
ガーラミンド:人間どもはさっさと逃げやがれ!
ネクリア:『土の城壁!』
ネクリアは土の壁で、人への被害を抑えた。
イッシャ:それでイヅギツを抑えたつもりか?
ごぉっ
イヅギツ:ふふふふふ!
散らばった炎たちは、全部イヅギツの形になった。
ウミナギ:あァ!?なんだこいつはァ!?
ネクリア:まずい!全員にそんな自由に移動されたら…!
イヅギツたちは、土の壁をすり抜けて人間たちを襲った。
ジャング:させるな!
ユラク:そぉれ!
ばしゃぁぁー
ユラクは広範囲に水をぶちまけた。
ユラク:炎の狐なら、水に弱いでしょー!
イヅギツ:ふふふふふ。
イヅギツたちはピンピンしていた。
ユラク:な、なんでー!?
イヅギツ:ふふふふふ。
イヅギツたちはどんどんバラバラになっていった。
人:わー!なんだこいつ!?
ネクリア:まずいわ!あんたたち!あの狐抑えるわよ!
ジャング:ああ!
ネクリアたちは狐たちを追っていった。
イッシャ:そうだ…どんどん散れ…
ヒイカ:!!待ってネクリア!
ヒイカは呼びとめたが、もう狐を追っていってしまった。
イッシャ:気付いた所でもう遅い。俺らの計画通りだ。
ヒイカ:散らせる事が目的だったってこと?
イッシャ:お前達は俺らにとって脅威。それはカタミラが消されてよーくわかった。だから…
ぱん ぱん ぱん ぱん ぱん ぱん ぱん ぱん ぱん ぱん ぱん
サイカン:私たちはこの数日間で…あなたたちを倒す策を練っていたの、ね。
サイカンやオモラチョウたちが現れた。
オモラチョウ:キキ…練って寝て…
サイカン:寝てはいないけど、ね。
ヒイカ:へぇ、いいじゃないの。だったらあんたらまとめて消してやるだけよ。
サイカン:私とイッシャとオモラチョウとガニボを一気になんて…出来るわけない、ね。
ヒイカ:(4人…既にガニボはペライト、ノット、アルトアが戦ってるから、残り3人…)
サイカン:そろそろ散り終えた、ね。
ぱん ぱん ぱん
サイカン:それぞれ…バトル開始だ、ね。
ツウマ:カイーシシマースヨー。
??:投げていい?投げていい?
ツウマと、岩のような妖怪が現れた。
ヒイカ:(増えた…けど、これくらいの量なら…)
イッシャ:いけ!オモラチョウ、ツウマ、セキトー!
妖怪たちが一斉に襲いかかった。
ウミナギ:『イートピーポー!』
ガブゥッ
オモラチョウ:キキー!
セキトー:ななっ!
ヒイカ:ウミナギ!
ウミナギ:油断すんな!もう1匹いんぞォォ!
ツウマ:クラーイナーサイー!
ヒイカ:『虹色の龍風!』
ぎゅぉぉぉ
ツウマ:イターイデースヨー!
ツウマは虹色の竜巻に巻き込まれた。
ウミナギ:よォォし!俺がこいつらを…
オドリガオ:お主の相手はわしがしてやろうじゃのう。
ウミナギ:踊り首ィィ!?
オドリガオはウミナギの周りをぐるぐる回った。
ウミナギ:うぜェェェ!
ヒイカ:ウミナギ、あなたはそいつの相手してあげなさい。私がこいつらまとめて倒す。
オモラチョウ:キキ…まとめて止めて?
サイカン:カタミラを倒したからって調子に乗らない事、ね。
イッシャ:カタミラは下位妖怪。バース妖怪の中でも弱い分類だ。
サイカン:それに代わって私たちは上位妖怪。私もイッシャもツウマも、ね。
イッシャ:そんな俺らをまとめて倒すなんて、不可能なんだよ!
オモラチョウ:キキ…不可能可能!
ヤズネ:ふーん、じゃあ…こっちも手勢が増えればいいわけだ?
オモラチョウ:キ…
ヤズネ:ヤズネキーック!
げしっ
ヤズネはオモラチョウを蹴り飛ばした。
オモラチョウ:キキー!
ヤズネ:仕方ないでやすから、陰摩羅鬼はわちきが相手してやるでやす。
ヒイカ:別に私1人でも倒せるけど。
ヤズネ:強がるなでやすよ~。
オモラチョウ:キキ…痛い遺体…
ヤズネ:おっと、そんじゃあいつはきっちり倒すでやすよー。
ヤズネはオモラチョウの元へと飛んでいった。
サイカン:オモラチョウが減ったって…まだセキトーもツウマもいる、ね。
イッシャ:俺自身が動いたって…いいんだぜ!
イッシャが突っ込んできた。
ヒイカ:(真正面から来た!?ええい!返り討ちよ!)『レインボーアロー!』
ヒイカは虹色の矢を放った。
サイカン:右に移動のち…剣を生成する、ね。
ヒイカ:(こいつっ…)
ヒイカは動きを読まれ、右に移動してしまった。
サイカン:作るのやめた、ね。蹴りくる、ね。
イッシャ:おぉう!
ひゅっ
ヒイカは蹴りを避けられた。
サイカン:そこが隙、ね。
イッシャ:っしゃー!
イッシャはヒイカを殴った。
ヒイカ:はっ!
ヒイカは受け流した。
イッシャ:うわっ!
イッシャは体勢を崩した。
ヒイカ:(チャンス!)
ツウマ:イケナーイナー!
ヒイカ:なっ!(ツウマ!)
ツウマ:フォアァァァ!!
ツウマは手をナイフ状に変え、振り下ろした。
ヒイカ:あっぶな!
ヒイカはかろうじて回避した。
セキトー:投げたい!投げる!
回避した先に、セキトーが石を投げてきた。
ヒイカ:ちょっ…!(全部読まれてる…!)
アルトア:おぉぉぉ!
ガン
セキトーの投げた石に、アルトアがぶつかっていった。
ヒイカ:アルトア!
アルトア:いくらなんでも…サトリがいる以上、多いと大変だろう。
ノット:1人ずつくらい、相手、できる。
ヒイカ:あんたら、カニは!?
アルトア:あんなカニ、ペライト1人で十分だ。
サイカン:ガニボもナメられた、ね。ふぅん、それならいいよ、ね。セキトー、ツウマ。そいつらの相手してあげな、ね。
セキトー:投げていい?投げていい?
アルトア:妖怪、石投げんじょか。お前が石投げなら…俺は宝石投げだ。
ツウマ:トオーリマースヨー!
ノット:勝負…!
ツウマ:ショウメーンイヤーヨー!
すっ
ツウマ:ヤッパコーッチー!
ツウマはノットの目の前からヒイカの目の前へ移動した。
ヒイカ:え…
ツウマ:オレーガキーリターイノハー!オーンナーノコー!
イッシャ:アホだな。
サイカン:アホだ、ね。
ノット:あれ、相手…
イッシャ:しゃあねぇな。お前の相手は俺がしてやるよ。さっさと倒してツウマの手伝いいってやらぁ。
その頃
ネクリア:狐ー!待ちなさーい!
すぅっ
ネクリア:!?
目の前に、ビルの影が立体になって起きあがった。
ネクリア:こいつは…
カゲメ:私は妖怪、影女のカゲメ。あなたを倒せとの命令よ。
ネクリア:あらそう。なるほどね、上手く分裂させるのが目的だった、と。
カゲメ:その通り。さぁ、上位妖怪の私にどこまでついてこれるかしら!?
別の場所
ジャング:俺の相手はお前か。ネズミ。
テッソ:イーヒッヒ!そうだよ!この妖怪、鉄鼠(てっそ)が相手してやるんだ!有難く思いな!
ジャング:鉄…ほぅ、俺のナイフとお前の体…どちらの方が上か試してやろう。
別の場所
オンドロ:わしはオンドロなん棚。妖怪はやっぱりどろどろなん棚。
ガーラミンド:気持ち悪い奴だな…
オンドロ:お前みたいなのに言われたくないん棚。わしにやられればいいん棚。
ガーラミンド:へっ!この無敵のガーラミンド様に勝てると思うならかかってきやがれ!
水族館近く
ヌレメ:水も滴るいい女。それにつられる馬鹿な男ども。
ユラク:残念でしたー!私は女だよーん!
ヌレメ:女でも関係ない。この濡れ女のヌレメ、落とせなかった人間は男女問わずいないよ!
ユラク:(私人間じゃないけど、ま、いっか!)
別の場所
エール:ん?煙?
もくもくと煙が立ち込める。
エンラ:僕はエンラ。妖怪、煙々羅(えんえんら)だよ。煙の妖怪さ。
エール:へぇ、おもしろいねぇ♪
エンラ:君には悪いけど、命令は絶対なんだ。だから…死んでもらうしかないかな。
エール:あなたには悪いけど、私はまだ死ねないかな。生きなきゃいけないワケがあるもの。
別の場所
フバクノソラワ:ひぃ…ひぃ…全然追いつけないよぉ…
ぶるっ
フバクノソラワ:うわっ!?
フバクノソラワは首筋がぞっとした。
フバクノソラワ:な、何!?
ブルガミ:わしはブルガミ様じゃ。お前、弱虫じゃな?
フバクノソラワ:う、うるさいなっ!
ブルガミ:わしの餌にしてくれよう。
フバクノソラワ:ぼ、僕だって…僕だって活躍できるんだ!
屋上
ヒザマ:コケーッコココ!お前、幽霊の類だな?
シュロ:だったら何ですか?あなたはヒザマ。南の国の伝説の鳥ですね。
ヒザマ:その通り!私は伝説の火の鳥だ!全てを焼き尽くす業火の力!
シュロ:それは奇遇ですね。私も…炎使いなんですよ。火葬ですけどね。
川
ハリイノギョ:な、なんや!?
川には、赤い巨人がいた。
ヤッコロシケイ:我はヤッコロシケイ。ミジンコのお前を倒すためにわざわざきてやったのだ。
ハリイノギョ:はぁー…何を食べたらそこまで巨大になるんや…
ヤッコロシケイ:捻り潰す。
ハリイノギョ:おぉ、いかんいかん。よっしゃ!わいの実力見せたるでー!
別の場所
ソルト&シュガー:何?
ゴガン:わしゃゴガン。見ての通り、後ろに目がある…妖怪、後眼(うしろめ)。
ソルト&シュガー:なるほど、相手しようってことー?
ゴガン:そうそう。わしゃあ力のある奴と戦いたいでな。お前達、わしを楽しませてくれや。
別の場所
イヅギツ:ふふふふふ。やるね~。よく本体を見つけられたね~。
ミョンガー:1つだけ音が違ったんだ~。
イヅギツ:ふふふふふ。ご褒美に、私が地獄へお送りしてあげるね~。
ミョンガー:それは…お断りするよ。
サイカン:さぁ…あんたたち、邪魔者を一斉排除しなさい、ね。
ヒイカVSツウマ(妖怪、通り悪魔)上位妖怪
ネクリアVSカゲメ(妖怪、影女)上位妖怪
ヤズネVSオモラチョウ(妖怪、陰摩羅鬼)中位妖怪
エールVSエンラ(妖怪、煙々羅)上位妖怪
ジャングVSテッソ(妖怪、鉄鼠)中位妖怪
ミョンガーVSイヅギツ(妖怪、飯綱)上位妖怪
ハリイノギョVSヤッコロシケイ(妖怪、アッコロカムイ)中位妖怪
ウミナギVSオドリガオ(妖怪、踊り首)中位妖怪
ガーラミンドVSオンドロ(妖怪、おどろおどろ)中位妖怪
ペライトVSガニボ(妖怪、蟹坊主)下位妖怪
ノットVSイッシャ(妖怪、イッシャ)上位妖怪
アルトアVSセキトー(妖怪、石投げんじょ)下位妖怪
シュロVSヒザマ(妖怪、ヒザマ)上位妖怪
ユラクVSヌレメ(妖怪、濡れ女)上位妖怪
フバクノソラワVSブルガミ(妖怪、震々)下位妖怪
ソルト&シュガーVSゴガン(妖怪、後眼)下位妖怪
サイカン(妖怪、サトリ)上位妖怪
サイカン:戦闘…開始、ね。
続く
最終更新:2014年03月16日 01:52