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021 泡~Each

ジャング:『ナイフ微塵斬り!』

   ジャングはナイフで滅多斬りにした。

テッソ:イータイタイ!…わけないだろ?イーヒッヒ!

   バラバラ

ジャング:ナイフが…

   斬った側のジャングのナイフが砕けてしまった。

テッソ:俺の体はお前のナイフ以上の硬さだってことが証明されたな!ナイフが攻撃手段のお前に、もう勝ち目はないだろ!

   テッソは鉄の尻尾を振りまわした。

   ガガガッ

   テッソはゴミ箱や空き缶を弾き飛ばしながら近づいてきた。

テッソ:さぁ!お前もこの鉄の尻尾で弾き飛ばしてやる!

ジャング:…悪いが、そんな単純な攻撃は俺には当たらないぞ。

   ジャングはテッソの周囲を縦横無尽に素早く動きまくった。

テッソ:な、なんだこいつ!?

ジャング:今日は調子がいいからな。面白いもの見せてやる。

   ババババババババ

   ジャングは壁を使って高速で動き、ナイフでテッソを包囲した。

テッソ:なっ!?

ジャング:『ナイフ地獄』。

   ズバババババババ

   大量のナイフが一斉にテッソに襲いかかった。

テッソ:たしかにすごいけど…結局はただのナイフだろ?

ジャング:それはどうかな。

   ピキ…

   テッソの体にヒビが入った。

テッソ:俺の鉄の体にヒビ!?

ジャング:残念だったな。俺のナイフは、俺の調子に同調するんだ。

テッソ:ふ、ふざけるなー!

   テッソはジャングに飛びかかった。

ジャング:やれやれ、バース妖怪と言ってもこの程度か。底が知れたな。

   ジャングは赤いナイフを取り出した。

ジャング:仕方ないから、奥義の一つを見せてやろう。『ナイフ奥義・鋭利切断斬!』

   ズパパパパパパパパパパパ

   ジャングは赤いナイフで斬りまくった。

テッソ:ぎゃー!!

ジャング:お前達は俺達には勝てない。以上だ。

テッソ:く…そう…

   しゅぅぅぅ

   テッソは泡になって消えた。

ジャング:他愛ない。

   別の場所

フバクノソラワ:ひぇーっ!

ブルガミ:逃げているな?逃げているな?わしから逃げているな?

フバクノソラワ:うるさいよっ!

ブルガミ:その恐怖心が、わしを強くするじゃ!

   ぶるっ

フバクノソラワ:ひぃぃっ!

ブルガミ:恐れよ!わしを!

フバクノソラワ:(無理だよ…僕には、どうやっても戦闘なんて不向きなんだ…)

FBKNSRW:じゃあ、お前が変わればいいだろ?

フバクノソラワ:(変わるって、どうやって…)

FBKNSRW:自分でも気づいてるだろ?お前は…

フバクノソラワ:俺と入れ替われるんだからな。

ブルガミ:(なんじゃ?こいつ、急にわしを恐れなくなった?)

フバクノソラワ:よぅ、ブルガミ。

ブルガミ:ふん!強気になろうが関係ない!わしを恐れるがいい!

   すっ

   ブルガミは先程までと同じよう、首筋を通った。

フバクノソラワ:で?

ブルガミ:なん!?

フバクノソラワ:『タンナム!』

   べろぉ

ブルガミ:な、なんじゃ!?

   フバクノソラワは舌でブルガミを舐め、痺れさせた。

ブルガミ:ぐぐ…!

フバクノソラワ:じゃあ…バイバイ。『1タンタン!』

   ベギィッ

   フバクノソラワの舌は鉛のように重くなり、ブルガミを押しつぶした。

ブルガミ:ぐ…そうか、お前は…たじゅ…

   しゅぅぅぅ

   ブルガミは泡になって消えた。

   川

   ドゴォォン

ハリイノギョ:おぉぉ!まったく、張り手1発でこの威力って反則やろ…

ヤッコロシケイ:反則でも卑怯でもない。

ハリイノギョ:ま、あんさんの大きさかからしたら反則やないんやろな。けど…わいの実力も、ナメたらあかんで!

   ハリイノギョは全身の針を尖らせた。

ハリイノギョ:結局ネクリアはんたちはわいの華麗なる戦いっぷりを見れないんやな。

ヤッコロシケイ:今度こそ潰す。

ハリイノギョ:ま、ええけどな!

   バババババババババ

   しゅぅぅぅ

   ヤッコロシケイは泡になって消えた。

   別の場所

ゴガン:はぁ…はぁ…ふ、ふざけるでない!わしを誰だと思っておる!?

ソルト&シュガー:妖怪、後眼なんでしょ?

ゴガン:わしがこんな小物どもにやられるはずがない!!

ソルト&シュガー:自分の実力を過信しすぎだよねー。それは、自分を破滅に導くだけだよー。

ゴガン:う、うるさい!

   ゴガンは鋭い爪を向けた。

ソルト&シュガー:遅いよー。『スピアピック!』

   ズサッ

   シュガーの右手の針が伸び、ゴガンの眼を貫いた。

ゴガン:ぎゃぁぁぁぁぁ!!

ソルト&シュガー:バース妖怪ってさー、随分弱いんだね。

   しゅぅぅぅ

   ゴガンは泡になって消えた。

ソルト&シュガー:よっわー。

   別の場所

ペライト:ナイフギリノフリシタハサミギリー!

   ザンッ

ガニボ:ガガガッ…

   しゅぅぅぅ

   ガニボは泡になって消えた。

アルトア:はぁぁ!

   ごっつん

   アルトアはセキトーに頭突きを喰らわせた。

セキトー:なな…!

   しゅぅぅぅ

   セキトーは泡になって消えた。

イッシャ:ガニボとセキトーが負けた!?あんなのにか!?

ノット:ペライト、アルトア、強い。負けるなんて、ない。

イッシャ:だが、お前は俺に負けるんだよ!この上位妖怪、イッシャにな!

ノット:…負けない。

    ドバッ

イッシャ:へ?

   ノットの目から、巨大な光線が放たれた。

イッシャ:え、ちょま…!

   ババババババババ

   光線はイッシャをのみこんだ。

イッシャ:なんで…俺がこんな奴に…

   しゅぅぅぅ

   イッシャは泡になって消えた。

ウミナギ:おらァ!

オドリガオ:あたらんじゃのう。

ウミナギ:ちッ!(首だけだから当たりにくいな…)

オドリガオ:ほれほれ、がんばるんじゃのう。

ウミナギ:うぜェェェェェ!!

オドリガオ:最後にもう1度聞いてやろうじゃのう。仲間にならんかじゃのう?

ウミナギ:俺が仕えるのは…ネクリアだけだァァァァ!

オドリガオ:そうか、ならば仕方ないじゃのう。トドメをさしてやろうじゃのう!

   オドリガオは回転しながらつっこんできた。

ウミナギ:くそォォォ…

   ドゴッ

   ウミナギは直撃を喰らった。

オドリガオ:終わりじゃのう。

   オドリガオはウミナギから離れた。

オドリガオ:惜しい妖怪じゃったのう。

   ペロッ

オドリガオ:む!?

ウミナギ:はッ…はッ…ふざけんじゃァァァァねェよォォォォォ…

オドリガオ:(こいつ、急に妖気が増した?)

ウミナギ:俺はなァァァもう負けられねェんだよォォォォ…あの人間やろォ(フォア)にだって、もう負けられねェんだよォォォ…

オドリガオ:何の話をしてるんじゃのう?

ウミナギ:こんなに何度も負けたらよォォ…あいつらにバカにされちまわァなァァ…

オドリガオ:今度こそ覚悟するじゃのう!

   オドリガオは回転しながら突っ込んできた。

ウミナギ:『ハンターハブゴブリン!』

   ガブッ

オドリガオ:ぐぇっ…!

ウミナギ:はァ…はァ…ははははッ!完成したぜェェ!対人間以外生物用の技がよォォォォ!!

オドリガオ:妖怪、犬神…妖怪をも喰らうようか…い…

   しゅぅぅぅ

   オドリガオは泡になって消えた。

サイカン:(オドリガオも消えたの、ね。)あ、右、右、下がって、そこで攻撃、ね。

ツウマ:コウゲーキシマース!

   ツウマは手をナイフ状に変え、振り下ろした。

ヒイカ:またっ…!(こっちの行動が全て読まれてる…読んだ上で、的確な回避、攻撃をしてくるなんて…)

ツウマ:ハヤークキリターイデースヨー!

サイカン:そろそろ諦めた方がいい、ね。ツウマは通り悪魔。現代における通り魔と呼ばれるものは、妖怪、通り悪魔の名残、ね。

ツウマ:トオーリアークマー!

サイカン:つまり、ね。ツウマこそが、史上最恐の通り魔なの、ね。

ヒイカ:知らないわよそんな妖怪事情なんか。このまま妖怪物語に突入なんかさせないわよ。パース妖怪ども。

サイカン:パースじゃなくてバース、ね。バース妖怪、ね。

ヒイカ:どっちでもいいわよそんなの。

ツウマ:ヨークナーイデースヨー!

ヒイカ:いいから、さっさとかかってきなさい。わかってても避けられないような攻撃すればいいってことでしょ?

サイカン:そんな攻撃…出来ない、ね。

ヒイカ:知ってる?そういう敵キャラってね、案外弱点が多いものなのよ。相手の動きについていけなかったりね。

サイカン:じゃあ、私の読みより早く動いてみな、ね。

ヒイカ:まぁ、それ以外にも策はあるけどね。

サイカン:そうは思えない、ね。あなたの頭の中に…他の作戦はない、ね。悪い、ね。その最後の頼みの綱も、私は全て読んでる、ね。

ヒイカ:へぇ、ほんとになんでも読めるのね。

サイカン:タイフーンベィンク。高速の突風攻撃、ね。たしかにスピードはあるけど、先に軌道が読めれば怖くはない、ね。

ツウマ:スピードアーリマースヨー!

サイカン:問題ない、ね。スピードがあっても…あなたに勝ち目はない、ね。

ツウマ:ナーイデースヨー!

   ツウマはヒイカに襲いかかった。

サイカン:さぁ、どう動く、ね。…………え?

ツウマ:カークゴーイーイデースカー!

サイカン:ツウマ!待ちなs…

ヒイカ:『虹色の龍風!』

   ギュオォォォォ

ツウマ:ギャーイターイデースヨー!

   虹色の竜巻は、ツウマを吹き飛ばした。

ヒイカ:あら?どうしたの?お得意の心理読みは?妖怪、サトリさん?

サイカン:どうして…なんで読めなくなった、ね…?

ヒイカ:これ、見えない?

   ヒイカの足元に、虹色の橋が現れていた。

ヒイカ:これね、どんな特殊能力でも無効化できるのよ。

サイカン:わ、私が読めないなんてあるわけない、ね!

ヒイカ:じゃあ、読んでみたら?ほら、タイフーンベィンクいくわよ!

サイカン:く…

   すっ

   ヒイカは手を構えた。

ツウマ:ドーッチニーキマースカー!

サイカン:よ……読めない、ね!

ヒイカ:『タイフーンベィンク!』

   どん

ツウマ:イターイデ…ェスヨーォ…

   しゅぅぅぅ

   ツウマは泡になって消えた。

サイカン:ツウマが…

ヒイカ:さぁて、覚悟しなさい。

サイカン:まさか、私が読めない人がいるなんて、ね。でも…私には、大将がついてる、ね。

ヒイカ:大将?

   ふわふわ

ヒイカ:しゃぼん玉…

   ぱん

????:しゃーぼんだーま、とーんーだー。やーねーまーでー、とーんーだー。

   水族館近く

ヌレメ:ほらほら!どんどん行くよ!

   ズガガガガガ

   ヌレメの水は、高速で発射され、岩をも貫く凶器の水カッターとなっていた。

ユラク:危ないよー!けど、狙いをつけるのは下手だねー!

ヌレメ:ちょこまかと…逃げるんじゃないよ!

   ヌレメは攻撃を止め、四方八方に水を発射した。

ユラク:きゃー!冷たー…うにゃ!?

   足元にかけられた水は、固まっていた。

ユラク:これ、水じゃないー!

ヌレメ:そうよ。標的を逃がさず捕らえ、そして喰う。それがこの私…妖怪、濡れ女。別名…海蛇の化身、ヌレヨメジョ!

   ヌレメは巨大な海蛇へと姿を変えた。

ユラク:へ、蛇ー!?

ヌレメ:心配することないわ。丸呑みにして終わらせてあげるから!

   ヌレメは口を大きく開けて襲いかかった。

ユラク:てへぺろっ☆残念でした!

   すっ

   ユラクは手を横に広げた。

ユラク:そぉれ!!

   ばっしゃぁぁぁぁ

ヌレメ:ぶへっ!

   ユラクの足元から大量の水が現れ、ヌレメの口目掛けて発射された。

ユラク:ちなみに…私は背後霊なのだー!だから、このくっついてるのも…

   ふわっ

   ユラクは宙に浮いた。

ユラク:このように、実体を無くすことで抜けだすことは容易なのだー!

ヌレメ:こ、この…!

ユラク:あんまり楽しめなかったなー。じゃ、ばいばい!

   ユラクは空中に渦潮を作り、そこから水の槍を発射した。

ヌレメ:私を水で倒せると思ったの?愚かね!

ユラク:ああ、それ実はね…水じゃないんだー。

   グサァッ

   水の槍は黒み掛かり、ヌレメに突き刺さった。

ヌレメ:これ…は…?

ユラク:言ったでしょ?私は背後霊。幽霊の力だってお手の物。幽霊の力ってのはね、ないものを実体化させる、摩訶不思議能力なんだよ!

ヌレメ:私が…負けるなんてありえない…!

ユラク:ありえてるよ?だって、すっごく…弱いんだもん。

   しゅぅぅぅ

   ヌレメは泡になって消えた。




                              続く




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最終更新:2014年03月16日 01:52
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