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001 Encounter~出会い~

(ここは…どこだろう…?風が気持ちいい…。)

???:おい!お前!生きてるか!?おい!

(…え?)

   目を開けると、ワニノコが目の前にいた。

???:お!生きてたんだな!もう手遅れかと思ったぜ!

自:ひ…

???:ひ?

自:ひゃああああああぁぁぁぁぁぁーーー!!!!

???:うわっ!な、なんだよ!いきなり!

自:ワ…ワ、ワ、ワ、ワ、ワ…ワニノコが喋ってるぅー!!??

???:はぁ!?何言ってんだお前。ポケモン同士が話すのは普通だろ?

自:ポケモン同士って…私、人間だよ?

???:はぁ?頭でも打ったのか?お前、どう見てもピカチュウだぞ?

自:ピカ…チュウ?

   自分の体を見てみた。

(ピカチュウに…なってる…。)

自:なん…で?なんでピカチュウになってるの…?

???:お前…変なヤツだな。名前、なんて言うんだ?

自:名前?名前…私の名前は…

(あれっ?名前…名前…思い出せない…)

???:もしかして…お前、記憶喪失なのか?

自:記憶…喪失…?

???:だってさっきからきょとんとして、何も覚えてなさげじゃねぇか。

(たしかに…何も覚えていない…。)

???:まぁいいや。オレの名前は〔ファイ〕。♂のワニノコだ。

自:ファイ?

ファイ:ああ。よろしくな。

自:よろしく…。

ファイ:うーん…名前がないんじゃどうしようもないな。勝手につけるか?

自:え…い、いや。いいよ。

(変なのつけられそうだし…。自力で思い出さなきゃ…。)

自:エート…エート…

ファイ:やっぱオレがつけてやるよ!名前は…イアフだ!

自:イ…イアフ?

ファイ:どうだ?

自:どうだって言われても…

?????:誰かー!!

ファイ:何だ?ん?誰かこっちに来るぞ?

   向こうからバタフリーが大慌てで来た。

バタフリー:誰かー!!

ファイ:どうしたんだ?

バタフリー:大変なのよ!うちのキャタピーちゃんが洞穴に落っこちちゃったのよ!

ファイ:ええ!?なんだって!?一体どうして…

バタフリー:それが…いきなり地面にヒビがはいって…

ファイ:もしかして…それって最近の自然災害の…

バタフリー:多分そうだと思うの…それよりキャタピーちゃんが…!

ファイ:ってかバタフリーなら羽あんじゃん!助けに行けよ!

バタフリー:それが…森のポケモンたちが急に襲ってくるの。だから恐くて…

ファイ:…わかった。じゃあオレが行くよ。

バタフリー:ええ!?危険よ!ここはちゃんとした救助隊に頼まなきゃ…

ファイ:そんなの待ってらんねぇ!この間にもキャタピーは危険な目にあってるんだろ!一分一秒でも早く行かなきゃいけねーだろ!!

(す…すごい気迫…。…私も、何かしてあげたい!)

自:ファ、ファイくん!

ファイ:ん?どうした?イアフ?

自:私も…私も一緒に助けに行く!

ファイ:ええ!?お前はいいよ!危険だからオレ一人で十分だ!

自:嫌!目の前で人が困ってるのに、無視なんかできないよ!!

ファイ:…よっしゃ!行くぜ!イアフ!

自:…うん!

バタフリー:あ、あの…気をつけて…。

ファイ:おい!心配すんな!すぐ戻ってきてやるよ!

   二人はキャタピーがいる洞穴へと向かった。

   洞穴の前

ファイ:ここか。…もう一度聞いとくけど、危険だけどいいのか?

自:うん。それより早く行こう!

ファイ:おうよ!

私たちは洞穴の中に入った。…

そう。これが…私とファイの初めての冒険だったのです。




                             続く




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最終更新:2014年03月16日 02:10
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