【小さな森 B1F】
自:洞穴の中が森になってる…
ファイ:不思議のダンジョンになってんな。
自:不思議のダンジョン?何それ?
ファイ:不思議のダンジョンは、入るたびに地形が変わるし、落ちている道具も変わる。途中で倒れるとお金もなくなるし、道具も半分くらいなくなることがあったりして、ダンジョンの外に戻されるという、本当に不思議なダンジョンなんだ。
自:へぇ~。でもどうしてそんなダンジョンが存在するの?
ファイ:よくわからねぇんだ。でも、最近災害がよくおきるんだ。
自:災害?
ファイ:多分、この洞穴もその影響だと思う。
自:そっかぁ~…
ファイ:…
自:どうしたの?
ファイ:何かくる…
自:え?
グラ…
自:へ?
グラグラグラグラ
いきなり地面が揺れ出した。
自:ひゃあー!!じっ、地震!?
グラグラグラ…
・・・・・・
ファイ:おさまったみたいだな。
自:びっくりしたぁ~…
ファイ:お前…
自:何?
ファイ:本当にびっくりしてんのか?
自:してるよ!いきなりだったし…
ファイ:冷静じゃねぇか…
自:どこがっ!内心ドキドキだよっ!
ファイ:あっそう…
自:それより早く行ってキャタピーちゃんを助けなきゃ!
ファイ:お、おう!…(冷静じゃねぇかよ…。)
????:ケム~!!
自:何?
ファイ:あ!ケムッソだ!
ケムッソ:ココカラデテイケ!ココカラデテイケ!
自:え?出ていけって?
ファイ:なめてんのかてめぇ!
ケムッソ:デテイカナイナラオイダス!オイダス!
ファイ:ホゥ。おもしれぇ!バトルならうけてたつぜ!
自:ちょ…ファイくん…
ファイ:イアフは下がってな!ここはバトル経験者のオレがやる!
自:そうじゃなくて、バトルはダメだよっ!
ファイ:はぁ!?バトルしねぇでどうすんだよ!
自:ここはやっぱり話し合いで…
ファイ:ヴァカか!話し合いが通用するような相手じゃ…っておい!
ファイの話など聞かずに話し合いを始めた。
自:ねぇ。私たちは、ここにいるはずのキャタピーちゃんを捜しにきただけで、見つければさっさと出て行くから…
ケムッソ:デテイケ!デテイケ!
自:キャタピーちゃんを捜すだけだから。お願い。
ケムッソ:…サッサトサガシテデテイケ!
自:ありがとう!
ファイ:まじかよ…納得させやがった…
自:ファイくん!いこう!
ファイ:お、おう!(こいつ・・・すげぇ。)
自:あ。
ファイ:ん?どうした?
自:あれって…階段?
ファイ:お!やっとで階段発見か!
自:え?どういうこと?
ファイ:この不思議のダンジョンは、下または上の階に行くためには、階段を使わなきゃいけないんだ。
自:そうなの!?…っておかしくない?
ファイ:なんでだ?
自:ここは自然的に作られたダンジョンなんだよね?
ファイ:ああ。
自:だったら、なんで人工的な階段なんかがあるの?
ファイ:え?どういう意味だ?
自:だから、ここは自然の力によってできたんだよね?
ファイ:ああ。
自:そして、階段っていうのは、普通家とかの人が造った所にあるものでしょ?
ファイ:ああ。だから?
自:だからー!なんで自然のものの中に造られたものがあるの!?
ファイ:…ああ!そういうことか!
(ファイくんって頭悪いの…?)
ファイ:たしかになんでだろうな。考えたことなかったな…
自:じゃあわからないの?
ファイ:ああ。悪い。
(このこと、ちょっと調べる必要がありそう…)
ファイ:まぁ細かい事は気にするな!さぁ、下の階へ行こうぜ!
自:う、うん。
【小さな森 B2F】
自:地下2階なのに全然暗くないんだ…
ファイ:暗いわけねぇだろ?
自:どうして?電気なんかないみたいだけど…
ファイ:そりゃあ太陽の光…って太陽見えねぇー!!
自:でしょ?なんで暗くないのかな?
ファイ:さぁ?
(ああダメだ。ファイくんは頭があんまりよくはない…)
ファイ:まぁ、そんなことは気にするな!
(大雑把だなぁ…)
ファイ:それよりまた来たぜ!
自:え?
目の前に3匹のヒマナッツがいた。
ファイ:今度こそバトルを…
自:話し合いが先!
ファイ:ちぇっ。早くしろよな!
自:うん!
ヒマナッツ:ココカラデテイケ!
自:えっと、私たちはキャタピーちゃんを捜しに来ただけで、見つければ…
『ヒマナッツの{たいあたり}!』
自:ひゃあー!
『イアフは攻撃を避けた!』
ファイ:イアフ!大丈夫か!?
自:う、うん。避けられたから…
ファイ:イアフ。こいつらは話なんか聞く気ねぇ!
自:でも…
ファイ:でもじゃない!もう攻撃するぞ!
自:ダメ!そんなことしたら…
ファイ:いいかイアフ!不思議なダンジョンってのはな、自分たちのナワバリを持ったポケモンの集まりで、余所者が来れば倒しにかかる!そんな所なんだ!話し合いや和平を求めることはできねぇんだ!
自:でも何事もまずは話し合いで…
ファイ:解決できねぇんだよ!ヤツらはナワバリを荒らす奴は倒す!ただそれだけが本能なんだ!
自:そんな…
ファイ:じゃあ聞くが、これから地下何回まであるのかわからないダンジョンで毎階そうやって交渉みたいなことすんのか?
自:うん。
ファイ:うんって…それじゃ精神力もたねぇだろ!
自:もつよ!もたせてみせるよ!
ファイ:無茶苦茶言うな!
ヒマナッツ:ナ、ナンカコワイナ…チカヅクノヤメヨウ…
ヒマナッツ:ニゲロー!
『ヒマナッツは逃げだした!』
自:ほらっ!
ファイ:何がほらっだ!今のは交渉じゃねぇだろ!
自:で、でも…争わないで突破できたよ?
ファイ:それはオレがお前に説教してたからだろ!
自:うっ…ううっ…
ファイ:へ?
自:そんなこと言ったって…私はただ…ケンカしたくなくて…
ファイ:ちょっとまて…おい!泣くなよ?泣くなよ!?
自:うぅっ…うわーーー!!
『イアフの{なきごえ}!』
ファイ:うわー!やめろイアフ!
『ファイの[攻撃]が下がった!』
ファイ:なんでオレが攻撃下げられにゃあかんのだ…
自:うぅっ…
ファイ:あー!イアフ!オレが悪かったから!もう泣くな!
自:うぅっ…うん。わかった…
ファイ:ふー。(イアフは泣かせてはいけないっと…覚えとこ。)
自:ごめんね。いきなり泣いて…
ファイ:えっ?ああ、いいよ。(ここでせめたらまた泣きそうだし…)
自:それよりファイ。あそこに階段があるよ!
ファイ:ああ。じゃあ行こう。(それよりっておい…)
【小さな森 B3F】
キャタピー:うぅっ…おかあさぁん…どこぉ…?
ガサッ
キャタピー:おかあさん!?
ポッポ:ココカラデテイケ!デテイケ!
キャタピー:おかあさんじゃない…うぅっ…
ポッポ:デテイケッ!サモナクバ…オイダス!
キャタピー:うわーん!おかあさぁーん!!
ポッポ:クラエッ!
ファイ:待てっ!
ポッポ:ダレダッ!?
ファイ:なんとか間に合ったみたいだな!
ポッポ:ダカラダレダッテキイテンダヨ!
ファイ:お前に名乗る名前なんかねぇよ!
ポッポ:オマエムカツクナ!マズハオマエカラタオシテヤル!
ファイ:上等!かかってきやがれ!
自:ちょっと待って!
ポッポ:マダイタノカヨ!カゲニカクレテミエナカッタゾ!
自:ひどい…ってそうじゃなくて!ここは話し合いで…
ファイ:お前は何回言えばわかるんだよ!
自:まずは話し合わなきゃ!ケンカはダメ!
ポッポ:ズイブントキレイゴトヲイウンダナ。
自:綺麗事じゃないもん!正しいことを言ってるんだよ!
ポッポ:ソレヲキレイゴトッテイウンダヨ!
自:違うっ!
ファイ:あーもうイアフは下がってろ…
自:だって…
ファイ:おい鳥!勝負だ!
ポッポ:オレトヤルキカ?オモシロイ!ウケテタトウ!
自:ダメだってば…
『ファイVSポッポ』
『ファイの先制!』
ファイ:いくぜっ!
『ファイの{ひっかく}!』
ザシュゥ
ポッポ:ウワァ!
『ポッポにダメージ!』
『ポッポの攻撃!』
ポッポ:シカエシダッ!
『ポッポの{かぜおこし}!』
ビュゥゥゥゥー
ファイ:うわっ!
『ファイにダメージ!』
『ファイの攻撃!』
ファイ:こうなったら…一気に決めるぜ!
『ファイの必殺技!{みずでっぽう}!』
バシャァァー
ポッポ:ギャアー!ハネガヌレル…
『ポッポにダメージ!』
『ポッポは倒れた!』
『ファイの勝利!』
ポッポ:チクショウ!オボエテロッ!
『ポッポは逃げだした!』
ファイ:よっしゃー!勝ったぜ!
自:あ、キャタピーちゃん!大丈夫?
キャタピー:う…あ…はい。大丈夫です…
自:よかった!
キャタピー:あの…あなた方は…?
自:えと…こっちがファイくんで…
ファイ:こっちがイアフな!ちなみにイアフって名前はオレがつけたんだぜ!
キャタピー:は、はぁ…
自:キャタピーちゃん、ここは危険だからでよう。
キャタピー:はい!
『イアフは【小さな森】をクリアした!』
続く
最終更新:2014年03月16日 02:10