(ここは…どこだろう?もやもやした変な空間…。ダメ、体が動かない…私、死んじゃったのかな?)
パークは不思議な空間に倒れていた。
(これは…夢?……いや、夢じゃない…。そうだ…隕石の爆発に呑み込まれて…魂のまま…彷徨ってるんだ…。どうなるんだろう…)
???ー:ケケッ!パーク!こんなんでくたばっちまったのかよ!ざまあないな!
(シャドー!?…どうしてここに…?)
シャドー:ケケケッ!コイツをどうするかな?そうだ!ちょうどいい。このまま闇の世界へ引きずり込んでやるぜ。
シャドーはパークを引きずって歩いた。
(シャドーに引きずられている…。シャドーは、闇の世界へ引きずり込むって言ってた…闇の世界って、どんなところだろう…?私はこのまま、知らない世界に捨てられてしまうのかな…)
シャドー:ありゃ?どうやら道を間違えたらしいな…
(……え?)
シャドー:俺様としたことが…どっちがどっちだか判らなくなっちまった…。ケッ!しょうがない。ここに捨てていくか…。じゃあな。アバヨ。
シャドーは去って行った。
???:…おい。…おい、しっかりしろ!
(誰かが…呼んでる…)
ファイ:パーク!しっかりしろ!!
(ファ…イ…?)
精霊の丘
ファイ:パーク!意識が戻った…!パーク!
目を開けるとファイが手を握っていた。
パーク:ファイ?…それに皆も…
ヒーナ:パーク…よかった…生きてて…!
オト:心配しましたわ!
レイス:パークさんが死んでしまったら…僕は…僕は…っ!
イースト:本当によかったよ。
フェオレ:流石は希望の光!
キャタピー:ううっ、ぶじでよかったです!ほんとよかったです!
パーク:みんな…ありがとう。それより、隕石は!?どうなったの?
ノウレイ:心配するな。隕石は破壊された。すぐではないが…災害もじき、収まるだろう。
パーク:本当!?
ファイ:やったぜパーク!上手くいったな!これで…この世界は平和になるんだ!
ブルー:よかった!本当によかった!
カエン:今日はお祝いだな!
ハイドロ:祝砲にハイドロポンプ撃ちたいぜ~!
ハスブレロ:おおっと、こっちはヤメロ。向こう向け、向こう!
ダウギ:いや、撃て撃て!ハハハ!
ハスブレロ:じょ、冗談じゃないよ!
エンリ:アタシが逃げられないように押さえときますわん。
アクバ:お?いいな、それ!
ハスブレロ:みんなマジかよ!?やめてくれーっ!
数人:あははははははは!
(それにしても…。確かにあの時、シャドーが…助けてくれた……)
?-???:パークさん…
(え?サーナイト!)
光に包まれ、サーナイトが現れた。
サーナイト:全てはあなたたちのお陰です。世界の平和が守られたのです。本当にありがとうございました。そして…あなたの役目もこれで終わりました。もうすぐ元の世界へ戻らなければなりません。別れの時が来たのです。
(ああ、そっか…もう来たんだ、この時が…)
サーナイト:辛いでしょうが…皆さんに、最後のお別れを…
サーナイトは姿を消した。そして…
ポゥ…
パークの身体から光の粒が立ち上る…
キャタピー:あれ?パークさん?
ファイ:パーク!?その身体…どうしたんだよ!?
パーク:ファイ…皆…ごめん。今日でお別れなの。
イースト:ええっ!?
オト:なんですって!?
パーク:皆、今まで本当にありがとう。
ファイ:ちょっと待てよ…お別れってどういうことだよ!?
パーク:私のポケモンでの役目が終わったの。私の世界に…帰らなくちゃいけないの。
サイコ:な、なんと!
アクバ:人間の世界に…帰るだって!?
ファイ:なんでだよ…?どうしていなくなるんだよ!わかんねぇよ…救助隊はどうするんだよ!リーダーのお前がいなくなったら…
パーク:ファイ。ファイなら、皆と協力して…立派な救助隊にしてくれるって信じてる。
ファイ:待てよパーク…消えるなよ…!
ヒーナ:パーク!
パーク:ヒーナ、いつもいつも皆を元気づけてくれてありがとう。あなたの愛情のお陰で、明るいチームになれたわ。
ヒーナ:そんなの…パークがいたからじゃない…!私が明るかったんじゃなくて、パークが明るくさせてくれたの!
イースト:パーク…
パーク:イースト、あなたは本当に強くなった。もうあなたを誰も弱虫だなんて言わない。イーストは本当に強い勇気を持ってるわ。
イースト:その勇気は、僕はパークから貰ったんだよ…
オト:パーク…
パーク:オト、あなたはいつも自由気ままで、救助に参加するのも気まぐれだけど…困ってる人を放っておかないあなたは、いつも周りに幸福を与えてくれた。
オト:パークが一番、幸福を与えてますわよ…
フェオレ:パークぅ…
パーク:フェオレくん、あなたが結局何者なのかはわからなかった。でも、私たちの救助隊のために全力を尽くしてくれた。私にとってはあなたが本当の、希望の光よ。
フェオレ:僕が…希望の光…?
レイス:パークさん…
パーク:レイスくん、最初は身勝手な人だなって思ったけど、あなたは私たちのために何度も手を貸してくれた。その豊富な知識で手助けしてくれた。嬉しかったよ。
レイス:あなたに喜んでもらえて…光栄です…!
ファイ:パーク…!
パーク:ファイ、最初に私を見つけて、救助隊に誘ってくれて本当にありがとう。あなたがいてくれたから、私は今ここにいられる。出会えて…本当によかった。
ファイ:待ってくれよパーク…オレ、パークがいなくなったら…どうしたらいいのかわかんねぇよ…!
パーク:ファイの強い正義で…私たちの救助隊をもっともっといい…最高の救助隊にしてみせて。きっとファイなら出来るって信じてる。
ファイ:…おう…。任せとけ…!
パーク:他の皆も、私たちの救助隊の手助けをしてくれてありがとう。
サイコ:礼には及ばん。むしろ、感謝すべきなのは私たちの方だ。ありがとう。
キャタピー:ありがとう、パークさん!
ポゥゥゥゥゥゥ
パークを包む込む光が激しくなってきた。
パーク:もうそろそろみたいね…。皆……サヨナラ…!
ファイ:パーク!!オレ…お前が…~~~!!
パークの身体は光に包まれ、天に登って行った。
ファイが最後に言った言葉は、パークに届いたのだろうか?
ヒーナ:パーク!
レイス:パークさん!
イースト:パーク…
オト:パーク…!
フェオレ:パーク!!
ファイ:パークーーーーーーーーーッ!!!
キャタピー:うぅっ…パークさぁん…
カエン:なんで…なんでいなくならなきゃいけないんだよ…!
ダウギ:あいつには借りがある。なのに…まだ何の礼もできてない…
ハスブレロ:ホントだよ…こんな急にいなくなっちまうなんてよ…!せっかく世界が救われて、これからだって時によ…
ノウレイ:…いや。パークのお陰で世界が救われたのだ。今思えば…天空に行くときのパークの様子は、まるで何かの定めを待ってたかのようだった…
ファイ:きっと…きっとあいつは、オレらを助けるためにポケモンになったんだ…そして、隕石を破壊した時が別れの時だって知ってたんだ…
レイス:だとしても…どうしてもっと早く言ってくれなかったんだ…
サイコ:言いたくても言えなかったのだ。お前達が悲しむのと同じくらい…パークもまた、別れるのが辛かったのだ。わかってやれ…!
ファイ:パーク…うぅ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
(これは…天に向かって登ってる私の魂なのかな?…このままどこに行くんだろう?…?何か声が聞こえる…)
???:あなたの友達が悲しんでいる…。いなくなって初めてわかる。かけがえのない大切な存在に…。もしあなたも強く願うのなら、またいつか出会うことができるでしょう…
(私が…強く願えば…いつか……きっと…)
(ん…朝…?)
自:ふぁ~ぁ…眠たぁい…
(あれ?なんだろう、この手の感触…誰かが握っていてくれたみたいな…すごく、温かい感触…)
時計を見た。
自:えっ!?うっそもうこんな時間!?学校行かなきゃ!
慌てて制服に着替え、家を飛び出した。
自:はぁ…はぁ…なんとか間に合った…
生徒:あ、やっと来たよ!遅いよ!〔遊〕!
遊:んー、なんかね、すっごくながーい夢を見てた気がするの。
生徒:夢?
遊:うん!なんだかね、遊園地にでもいたみたいな…すっごく楽しい夢!
生徒:遊園地ってあんた…また自分の名前とかけてんじゃないでしょうね?
遊:えー!違うよー!ってかまたって何よまたって!
生徒:いつも「私は遊園地の遊だー!」とか言ってるじゃん?
遊:そうだったっけ?
光風 遊(ひかりかぜ ゆう)。自分の名前が遊園地の遊だと言っている。
そのくせに昔は遊園地を英語で言うと「Park」だと勘違いしていた。
彼女にはポケモンになった記憶はない。ごく普通の生活の中の、夢の中の一部として処理されている。
生徒:あ、宿題忘れちゃった…ねぇ遊、ちょっとうつさせて?
遊:ん?いいよ。困った時はお互いさ…ま…
(あれ…この台詞、誰かが言ってたような…?誰だっけ…)
でも、彼女が真実を知った時…
Feore
「一緒にいてわかった。やっぱり…パークは希望の光なんだ!世界を救えるのは…パークなんだ!」
Leis
「パークさん、大丈夫ですよ。パークさんを傷つけるような奴は、僕が成敗してみせます。」
Oto
「あらあら…冗談のつもりでしたのに…でも、暇つぶしにはよさそうですわね。」
「入ってくれるの?」
「もちろんですわ。でも…私、気まぐれですから…いつも救助に参加できるとも限りませんわよ。」
Heina
「理由なんて特にないよ。ただ…一緒に、救助隊をしてくれないかな…ってね。」
「…報酬で貰ったポケで、綺麗な宝石たくさん買っちゃうわよ?」
「…歓迎するよ!ヒーナ!」
「パーク、ファイ、イースト。よろしくねv」
Irst
「私たちは君のような素敵な人がメンバーにほしい。…どうかな?」
「パーク…ファイ…。…こんな僕でよければ…喜んで!」
Park
「ひゃああああああぁぁぁぁぁぁーーー!!!!」
「うわっ!な、なんだよ!いきなり!」
「ワ…ワ、ワ、ワ、ワ、ワ…ワニノコが喋ってるぅー!!??」
「はぁ!?何言ってんだお前。ポケモン同士が話すのは普通だろ?」
Fai
「パーク。オレと…オレと救助隊をやってくれないか!?」
「よーし!今日から〈ゆうえんち〉救助隊結成だー!」
また出会える時が来るかもしれない。
最終更新:2014年03月16日 02:37