1―
「それにしても果歩のやつ遅いな、このままじゃ遅刻だぞ?番司、ちょっと待っててくれ、呼んでくるから」
我聞が果歩を呼びに行きます。番司は我聞の話を無視し、果歩とのこれからを想像してます。
(う~ん、果歩が高校卒業したら一緒に住んでくれねぇかなぁ?……イヤ、無理か。果歩が抜けたら工具楽家が潰れそうだしな。
そうだ!工具楽が國生さんを嫁にしちまえばいいんだ!ナイス、俺!よし、果歩に相談して裏で手ぇ回して……)
偶然にも番司がGHKと同じ考えにいたった時、果歩を呼びに行った我聞が家から出てきました。
その表情は少し暗く、呼びに行ったはずの果歩の姿は見えません。
「すまん番司。果歩は気分が悪いから今日は休むそうだ」
「は?なんだそれ?何時からだ?何時から具合が悪かったんだ!」
恋人の一大事に番司は我を忘れて我聞に問い詰めます。
「今朝は普通だったんだが、急に具合が悪くなったみたいだ。……すまん、家長としての責任不足だ」
「なんで気づかねぇんだ!てめぇ家族だろ?それでよく家長なんて言えるな!」
愛する果歩を心配するあまり、番司の怒りは収まりません。我聞を殴りそうな勢いです。
「……お前の言う通りだ、すまん」
唇を噛み締めて頭を下げる我聞。責任を感じた我聞は弁当を番司に渡して言います。
「果歩の看病は俺がするから番司は学校に行け。せっかく果歩が作ってくれた弁当だ、持って行ってくれ」
しかし番司は少し考えて断わります。
「いや、俺が看病する。お前、単位やばいんだろ?お前こそ学校に行かなきゃな」
「確かにそうだが、しかし……」
「俺に看病させてくれ。たまにはアイツのために働きたいんだ、頼む!」
頭を下げる番司。それを見て我聞も折れました。番司の肩をバンッと叩き、頷きます。
「分かった、果歩を頼む。しかし果歩はいい男を捕まえたな、お前らが羨ましいぞ」
我聞の言葉に照れたのか、番司は顔を真っ赤にして怒鳴りつけます。
「さっさと行け!単位落とすぞ!」
「はは、照れるな照れるな!ではまかせたぞ。なるべく早く帰るからな!」
我聞は自分の弁当箱を持ち学校へと走っていきました。
残された番司は、愛する恋人が作ってくれた弁当箱を見つめ呟きます。
「あのバカ。辛いのなら辛いって言ってくれよ……俺達、恋人だろ?」
うっすらと涙を浮かべながら弁当箱を見つめています。
2―
その頃果歩は自室で頭から布団をかぶり声を殺して泣いていました。
(……番司……番司!辛いよ……苦しいよ……なんでアタシじゃなく陽菜さんなの? ……ヤだよ、離れたくないよ)
果歩の涙で枕はもうぐしゃぐしゃです。制服を着たままフトンに潜りこんでいるので制服もしわくちゃです。
(こんなに……こんなに好きなのに!ずっと……ずっと一緒に居たいのに!……なんでなの、番司? ……辛いぉよ……助けてよ!)
番司との別れ……想像するだけで震えが止まらず、自分の肩をギュっと抱きしめ震え続けています。
(諦めなきゃダメなの……かな?……もう一緒に居れないの? ……もう好きって言ってもらえないの?……番司……番司!)
自らの考えに涙が止まらず、震え続ける果歩。その時部屋の襖が開きました。
「果歩!大丈夫か!熱はないのか?腹減ってないか?喉渇いてないか?」
番司が騒がしく部屋に入ってきました。
(ば、番司?なんで?……そっか、お兄ちゃんに聞いたんだ。何の用だろ?……別れ話かな?……ヤだな)
泣きはらした顔を見せたくないのか、果歩は布団から顔を出そうとしません。
「果歩、大丈夫か!熱はあるのか?吐き気は?頭痛くないか?」
番司は優しく布団の上から撫でてくれます。
「ごめんな、無理して弁当作ったせいで……気分はどうだ?」
優しい言葉をかける番司。そんな優しい言葉に答えるように布団の下から果歩が呟きます。
「……あく」
「何だ?果歩。何て言ったんだ?」
「最悪って言ったの!」
布団をはねのけ番司に向かって叫びました。
「あんたのせいで……あんたを好きになったせいで! ……なんでよぉ……なんでアタシじゃなく陽菜さんなのよぉ」
フトンから飛び出した果歩は、番司に抱きつき胸で泣きじゃくります。
「アタシはあんたと一緒に居たいだけなのに……何でダメなの?」
番司の胸の中で自らの思いを言い続けます。
「アタシはあなたじゃなきゃイヤなの!何でアタシじゃないの?番司……何で陽菜さんなのよ!」
果歩は興奮して自分でも何を言ってるかもう分りません。番司は果歩の髪を優しく撫でて落ち着くのを待ってます。
「……スン……グスン」
「落ち着いたか、果歩」
「……うん、ゴメンネ」
30分は経ったでしょうか?泣き続けていた果歩は落ち着きを取り戻し、番司の胸から離れました。
「果歩……」
「いいの、短い間だったけど楽しかったよ……ゴメンね」
果歩は微笑みながらしかし寂しい笑顔で番司を見つめ言いました。
「アリガト。……嘘でもアタシの事好きって言ってくれて、ホント嬉しかったよ。……アリガト」
果歩はそう呟き、寂しい笑顔を見せて部屋を出ようとしました。
「果歩、ちょっと待て!」
番司はそんな果歩の腕を引き寄せて言いました。
「果歩、ゴメン。……お前が何を言ってるのかさっぱり訳分らないんだけど、なんかあったのか?」
番司の頭には?マークが何個も浮かんでます。
3―
「ごにょごにょごにょ」
果歩は番司に耳打ちします。
「俺が國生さんのことが好きだって?ちょっと前までは付き合う事を夢見てたけど、今はお前一筋だよ」
一瞬ニヘラ~っと表情を崩した果歩。しかしすぐに元の落ち込んだ顔に戻り、再度耳打ちをします。
「ごにょごにょにょごにょ」
「はぁ?さっき俺が國生さんかわいいなって言っただと?そんなの言ってねぇよ!ただ『國生さんもかわいそうだよな』って工具楽には言ったがな。聞き間違いだろ?工具楽に聞いてみろよ」
ええ?っと驚いた表情を見せる果歩。しかしまた落ち込んだ表情になり、耳打ちを続けます。ですが先ほどまでとは違い、幾分か落ち着きを取り戻しているようです。
「ごにょごにょごにょにょ」
「なぬ?薬の効果が切れてお前の事好きじゃなくなったはずだ?ナンだそりゃ?薬飲まなきゃならねえのはお前だろ、果歩」
こんな状況でも心配してもらえてるのが嬉しいのか、一瞬嬉しそうな顔を見せた果歩。しかし思い出したのか、慌てて落ち込んだ表情になります。……果歩さん、もしかして演技ですか?
「ごにょごにょんごにょ」
「ぬを!惚れ薬?告白した日に別の薬と間違えて俺に飲ましたぁ?コラ!俺に何飲ませようとしたんだ!」
初めて真実を聞かされた番司は驚き、果歩の顔を見つめます。そんな番司の顔をウットリと見つめる果歩。もう落ち込むのも忘れているようですね。
「ごにょごにょごにょりんこ」
「じゃあまだ効果が続いてるのかって?んなもん知るか!効果があったとしてもとっくに消えてるよ」
果歩の話を理解して、番司は頭を抑えため息を吐き出しました。
「お前、俺が仙術使いだって忘れてるだろ?告白した日にお前の言う惚れ薬のせいだろうな、体の調子が狂ったんで新陳代謝を早めて体調を元に戻したんだよ。次の日には全開バリバリよ!」
果歩はかわいい口をポカンと開けて聞いてました。頭の中で番司が言った事を理解しようと必死です。
(え~っと、じゃあ薬を飲んだ次の日には効果が無くなってたって事? ……ということは、惚れ薬の効果で今まで付き合ってたんじゃないの?)
思いもしなかった番司の話に驚きを隠せない果歩。慌てて番司に問い詰めます。
「え?ええ?じゃあなんで薬の効果も切れてたのにアタシと付き合ってたの?アタシを嫌ってたんでしょ?」
「告白するまでな。……あの時のお前の笑顔、世界で一番綺麗だったんだ。……一目ぼれって奴かな?」
果歩は恥ずかしいやら嬉しいやらで顔はもう真っ赤です。それを見た番司は堪えきれず笑い出しました。
「あ~はっはっは!なんだ、全部お前のカン違いかよ!カン違いにも程があんぞ」
「アタシはね、真剣だったんだよ!番司に嫌われると思って……あんたを引き止めるために子供を作る覚悟だったんだからね!」
「あ~そうか、ゴメンゴメン。あ~腹イテ」
番司はわき腹を押さえて謝ります。
「くぅぅ~!いつまで笑ってんの!アタシは病人なのよ!さっさと看病しなさい!」
今までの騒動がすべて自分のカン違いだと分かり、番司に八つ当たりです。
「はいはい……なぁ果歩知ってるか?病気を早く治す方法を」
「そんなの知んない!」
果歩はぷいっと顔を横に向けます。番司はそんな果歩の顔を両手で優しくつつみ囁きます。
「人に移したらいいんだよ。例えば……口移しとかな」
番司は果歩に軽くキスをします。
「もう、そのセリフも聞いた事ある~」
惚けた顔で文句を言いますが、手は番司の首に回しています。
「そうか、俺もだよ」
番司はそう言い……激しくキスで果歩を求めました。
4―
ちゅ……ちゅぱ……んちゅ……じゅる……
いつもは幼い兄弟でうるさい寝室に、唇を絡めあう、お互いを求め合う音が響く。
「ん、は、ぷぁ……やぁ、ん……はん」
果歩は初めてのディープキスに頭が惚けてきました。そんな果歩にお構いなしに、番司の舌が果歩の唇を割って入り、舌を絡めて吸い、また絡めるといった徐々に激しい動きになってきます。
「ふぁ、番……じぃ、んん……おねが、ちょっ……んぁ、待っ……」
番司の舌は果歩の唇から名残惜しそうに離れます。番司と果歩の唇には唾液の橋ができ、お互いの唇が離れるのを名残惜しそうに繋いでいます。
「ん?果歩、どうした?」
「激しすぎ……るよ」
果歩は肩で息をして、惚けた目で番司を見つめます。
「わりぃ、つい……イヤか?」
「ううん……ちょっとビックリしただけ」
果歩の目には涙が浮かんでます。果歩を泣かせてしまった!果歩の涙でそう思った番司は、焦って頭を下げます。
「スマン!調子に乗りすぎた!お前を悲しませるつもりはなかったんだ!」
「違うの!嬉しいの……番司がアタシを激しく求めるなんて……今までなかったから」
「果歩……」
「アタシがどんなに誘惑しても我慢してくれてたんだよね?……アタシの体、気遣ってくれてたんだよね?」
果歩は番司の首に両腕を回し額同士をコツンとくっつけました。
「ねぇ番司……アタシ、風邪引いたみたいで少し寒いの」
果歩はニッコリと微笑みながら番司に囁きます。
「寒い時に体を暖めるのには、何がいいか知ってる?」
番司は果歩の体を軽く抱きしめ尋ねます。
「さぁ、なんだろうな?」
軽く唇を合わせ、番司を見つめます。
「人と人が裸で抱き合うのが一番なの」
「そのセリフ、聞いた事あるな」
「そう?けどねアタシが言うのはあなただけ。あなたの熱を分けてよ。……好きよ、番司」
2人はお互いをキスで求め合いました。
5―
チュ……チュチュ……チュバ……ズズ……チュパ……
「あ、ふぁ、ひゃ、あ、んあ、あふ……」
番司は果歩の制服を脱がしながらキスをする。唇が触れるたび果歩の口から声が漏れ、果歩は必死に声を抑えようと右手で口を抑える。唇、まぶた、頬、額、耳、首筋そして唇と次々にキスの雨を降らしつつ、制服を脱がし遂にはブラをはずした。
「アタシの胸、まだ発展途上なんだ……ゴメンネ、小さくて」
果歩は番司から目を逸らし謝ります。優さんぐらいの胸があったら番司が喜ぶのに……表情からは果歩のそんな思いが伝わってきます。しかし番司はその胸を揉みながら、先端のピンクの突起を口に含む。
「ひゃう!あ、ああ……いや!噛ん……あ、だめ!気持、い、よぉ……番司ぃ」
「果歩、お前の胸、最高だ……すべすべして柔らかくて、こんなに感じてくれる……あぁ果歩」
番司は右手と口で胸を愛撫しながら、空いている左手は下に下にと降りていき、遂に果歩自身へと辿り着きました。
「ひゃう!ダメダメダメ!番司そこ触らな……ひゃぁん!やだ番司!」
くちゅ……くちゅくちゅくちゅ……くちゅくちゅくちゅ……
初めてとは思えない指の動き。よほど練習したのか、指でスムーズに果歩を犯し、上り詰めさせる。初めて味わう快楽に、果歩は喘ぎ、番司を抱きしめることしか出来なかった。
「あん!ああん!すご、おねが、もうダメ!いっ……きゃぅん!」
果歩は番司を抱きしめ、痙攣しながら反り返り……そして脱力した。番司は果歩の恍惚の表情を見ながら、自分の指を見て驚いている。そしてテクニックを伝授してくれた先輩に心の中で感謝した。
(すげぇ……果歩、イっちゃたんだ?……有難う御座います理来さん!姉ちゃんにはいい人だと言っときます!)
「……ん、番司……今、の何?なんか凄か……た」
初めての絶頂に体力を消耗した果歩は、息も絶え絶えです。
「果歩……ん…」
番司は我慢しきれずキスをして、果歩の口の中を味わいます。
「んひゃう、ふゃんびぃ……しゅき、好きなのぉ……愛してるのぉ」
果歩の呟きに番司は我慢の限界です。
「果歩…いいか」
果歩は番司を見つめながら頷きます。
「……うん。アタシは番司の物。番司だけの物だから……好きにしていいよ」
果歩の言葉にゴクリとツバを飲み込み、最後に残ったショーツを脱がして自分自身を果歩に合わせる。
「いくぞ……果歩」
「……うん。来て、番司」
グチュ!
頷く果歩を見て、番司はいきり立っている己自身を一気に突き入れた。
「いっっきゃぁ!痛、痛い痛い!番司、ああ!番司ぃっ!」
果歩は頭を振り乱して暴れだし、番司の背中に爪がめり込むほど強く抱きしめる。
ぐちゅぐちゅぐちゅ……パン!パン!パン!……パンパンパンパン!
「ああ、果歩、好きだ!愛してる!」
番司はピストン運動を繰り返しながら果歩にキスをし愛を囁きます。徐々に早くなる腰の動き。それに合わせて果歩の喘ぎ声も早くなる。
「ひっ、うぎぅっ、痛ぅ!……あぁ番司ぃ、んん!好きぃ、あん!好きなのぉ、愛してるのぉ!」
愛する番司のために、痛みをこらえて耐える果歩。そんな果歩の温かさを感じ、一気に上り詰める番司。
「果歩…もう、ダメだ」
「中に、中に出して!あなたを……番司を感じたいのぉ!」
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!
歯を食いしばり、一心不乱に腰を打ちつける番司。初めてのSEXの為か、果歩を気遣う余裕はないようだ。
「果、果歩!うっくぅぁぁ」
果歩を力一杯抱きしめ、そして一番奥に突き入れる。その瞬間、果歩の中で熱い……とても熱い物が広がっていった。
ドクン!ドビュ!ドビュビュ!……ドクン!……ビュピュ!
「ば、番司ぃ!ああ!あぁぁぁ!……あった、かい……番司のが……アタシの……中に」
果歩は自分の中に番司が広がるのを感じ、意識を失った。 ……体中に感じる、番司の愛に包まれて。
6―
「果歩、のど乾いたろ?スポーツドリンク取って来ようか?」
初めてのSEXを無事に終えてのまったりとした一時。2人仲良く布団の中でお互いの余韻を楽しんでいます。果歩は腕枕してもらって上機嫌のようです。
「ん、まだいい。……なんかさ、終わってみると……結構恥ずかしいね」
番司の胸に顔をうずめ照れてます。
「ホントだな。けど俺は嬉しいよ。……お前と一つになれて」
「ぷっ、また何かのセリフ~。ボキャブラリー少ないわねぇ。けど……アタシも同じ気持ちよ」
お互いを見つめ合う2人。そして徐々に顔が近づいていき……
「果歩……」
「番司……」
唇が近づき、二人の距離がゼロになる瞬間……
……ぐうぅ~
「………」
「……今のわざと?」
番司のお腹に笑いの神が降りて来て雰囲気を台無しにしました。
「……ぷっ、あはは!なんかあなたらしくていいわ。そうだ、せっかく作ったんだからお弁当にしましょ?」
「そ、そうだな!……今日のおかずはなんだ?」
果歩はニヤリと笑い、そして微笑みながら言います。
「ウナギの蒲焼ととろろ汁よ。午後に備えて精力つけて貰わないとね!しっかり食べて頑張ってね!」
番司は悟りました。『俺は一生尻に轢かれるんだろうなぁ…』と。しかし『果歩の尻ならいいかな?』とも考えています。
お2人とも末永くお幸せに……
おまけ―
2人が結ばれてから一ヵ月、優さんの部屋に果歩の叫びが響きます。
「なんで来ちゃうのよ!チクショ~!」
なにに怒っているのでしょうか?果歩さんご立腹です。
「果歩ちゃんなんか荒れてるね。何かあったの?」
せんべい片手にウンザリ顔の優さんが尋ねます。
「生理が来ちゃったんですよ~。せっかく初めての時にうまく騙して中に生で出してもらったのにぃぃ~!」
ジダンダ踏んで悔しがる果歩。
「へ、へぇ~、そうなんだぁ」
そんな果歩に優さんドン引きです。
「安全日って嘘ついて3回も出さしたのにぃ~!悔しいぃ!」
「は、初めてで3回しちゃったの?しかも危険日に?生で?」
果歩の計画的な犯行に、背筋が寒くなる優さん。
「そうですよ。あれ以降、生ではしてくれないんですよ。子供が欲しいのに~!」
悔しがる果歩に、引きまくる優さん。いちおう年長者として、妊娠について諭すつもりです。
「果歩ちゃんってさ、中学生だからまだ子供は早いんじゃないかな~って思うんだけどなぁ?」
「優さん分ってない!番司はカッコイイから尻軽女共に狙われるんですよ!子供は抑止力です!」
「そう、頑張ってね~」
鼻息荒く、優さん人差し指を突き刺す果歩。そんな果歩に溜め息交じりの言葉を返す優さん。顔には『もうやってられない』と心の叫びが浮き出ています。
優を呆れさせた果歩は、言うだけ言ってスッキリしたのか、やっと帰ろうとしています。ドアに手をかけた時、何かを思い出したのか、振り返ってこう言いました。
「あ、優さん、惚れ薬の反対の物って作れない?」
「無理!絶対無理!」
即答する優さん。これ以上係わってたまるか!と言いたげな表情です。
「優さんなんか冷た~い!はは~ん、さては焼いてるな~?」
「………」
果歩が帰った後、1人で河川敷まで走ってきた優さんが、夕日に向かって叫んでます。
「……もういやだ~!転職する~!毎日毎日やってられるか~!」
……優さんご愁傷様。
最終更新:2007年12月21日 21:48