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ツルとカメ-11

  • 作者 ロボ氏

 高校生の夏休みといえば課題は沢山ある、山積みの問題集や読書感想文。科によっては
その他にもあるが、僕やツルは基本的なものばかりだ。それでも少なくない問題を終える
べく、僕達はノートに鉛筆を走らせていた。
 一段落着いたところで、まだ手を着けていなかったものがあることに気が付いた。
「ツル、プールに行こう」
「嫌よ」
 一言で切り捨てられたが、行かない訳にもいくまい。夏休みが始まってから三週間程、
残りの日数はまだ三週間はあるものの出校日には課題を全て提出しなければならず、その
部分では期限は十日程しかない。最低五回はプールに行かななければいけないので、今日
から行ったとしても殆んど余裕のない状態だ。今までツルが口に出さなかったので忘れて
いたが、我儘が言えるような状態ではない。
「だから行かないと」
「絶対に嫌よ」
 鋭い目でこちらを睨みつけ、低い唸り声のような迫力で言ってくる。手元のシャーペン
は金属製なのにも関わらず音をたてて軋み、今にも折れそうな状態だ。
「何でそんな場所に行かなきゃいけないのよ?」
「何でってそりゃ、課題だからだろ」
 しかしツルはテーブルにしがみつき、絶対に動かないという意思表示をしている。何故
こんなにも嫌がるのかを考え、去年の夏休みのことを思い出した。そのときは普通に僕と
プールに向かったのだが、帰る頃には周囲との体格差に酷く落ち込んでいたものだ。今年
は体育でプールの授業がなかったから、すっかり忘れていた。しかしツルからしてみれば
トラウマで、その悪夢が繰り返されるのが嫌で行きたがらないのだろう。可愛い奴だ。
「大丈夫だって、去年よりも乳は大きくなったんだろ?」
 6mmだが。
「だから心配ないって、皆がダイナマイトボディに驚くぞ?」
「円筒型ってこと?」

 確かに漫画のダイナマイトはそんな形だが、そこまで卑屈になることはないと思う。
「良いから行くぞ!!」
「嫌、嫌、絶対に嫌!!」
 仕方ない、押して駄目なら引いてみろだ。僕はツルの体を引き剥がすと、一歩離れた。
突然引く力がなくなったことでバランスを崩しながら、ツルはそのことを不思議そうな目
で見上げてくる。それを確認すると、僕は敢えてツルに背を向けた。
「ツルが行かないなら仕方ない、一人で巨乳女子でも視姦してくるか」
 声が大きいのは多少わざとらしかったかもしれないが、出来るだけ感情を込めて言った
のでツルには本物らしく聞こえた筈だ。そのままウキウキ気分で部屋に向かう。勿論これ
は本心ではない、ツルを誘い出す為の巧妙な演技だ。繰り返すが、本心ではない。
 そして僅かに振り向くと、
「ちょっと待ちなさい!!」
 飛んでくるツルが見えた。
 これは比喩表現ではない。こちらに足を突き出したツルが僕に向って水平に、物理的に
飛んできている。空気抵抗でスカートが捲れ上がり、更に最近熱くなってきたという理由
で黒ストッキングの着用を辞めたので薄桃色のパンツが見えた。突然の幸福に頬が緩むが
それも僅か一瞬のこと。
 衝撃。
 背中に強い痛みが走り、堪えきれずに僕は倒れ込む。ツルはそのままうつ伏せになった
僕の背中に乗り逆マウントポジションを取ると、頭を殴打し始めた。
「私も、着いて、行くわよ!!」
「待て、意見を言うのか殴るのかどっちかにしろ」
 ツルは無言で僕を殴る。
 疲れたらしく漸く僕を殴るのを止めたツルは、暗い表情で自分の部屋に向かっていった。
僕も部屋に向かい、制服に着替えて玄関で待つ。
「ねぇ、行くの止めない?」
「止めない」

 渋々着いてくるツルを自転車の後ろに乗せ、走り出す。夏だから仕方ないが、外は暑い。
大した差はないのだろうが、年々暑くなってきている気がする。
「ねぇ、カメ」
「どうした?」
「吐きそう」
 自転車は大丈夫だった筈なのに、どうやら暑さで参ってしまったらしい。学校まで残り
数分、僕の背中が大惨事になるのとプールに着くのはどちらが先だろうか。暫くの保険と
してツルにペットボトルのジュースを渡し、加速する。背後では物凄い勢いでジュースを
飲む音が聞こえるところからすると、本当に急いだ方が良いらしい。
 数分。
 思ったよりも早く着いたが、僕は汗だくだった。水分補給をしようとツルの方を見れば、
空になったペットボトルをゴミ箱に捨てているところだ。汁一滴すら残していないのに、
顔はまだ青い。ふらふらと歩いてきて僕に寄りかかり、
「うわ」
 色々と失礼なものが混ざっていそうなことを言いながら離れた。
「何だよ、うわって」
「あ、ごめん。何かベトベトしてたからつい」
 それは誰のせいだと思ってるんだ。
「良いから早く行こ、暑いし。カメ超汁塗れだし」
 もう何も言うまい、事実を受け止めよう。
 駐輪場から少し歩くと、プールが見えてくる。当然だが全員水着で涼しそうだ。場所的
のものもあるだろうが、皆がそうしているのを見ていると自分も涼しく思えてくる。
「ふん。はしゃいじゃって、皆馬鹿みたい」
「ひがむなよ」
「ひがんでないわよ、ただ羨ましいだけで」
 それを世間一般ではひがみと言う。
 ツルの意見はどうあれ本当に皆楽しそうだ、ツルもプールに入ってしまえば機嫌も良く
なるだろう。僕もその中に早く混ざろうと速攻で着替え、プールサイドに出た。

「あ、カメ。どうしたの? 性犯罪でもしに来た? 今ならまだ間に合うから早く帰って
自首してきなさいよ。大丈夫、助けを求めてきても他人のふりをしてあげるから」
「コイさん、はっきり言ったら駄目デスよ」
「否定はしないのかよ」
 かなり聞き覚えがある失礼発言の方向に振り向けば、コイとセンスが立っていた。この
学校は基本的に水着の指定は無しなので、生徒は思い思いのものを着用している。しかし
この二人のものはどうかと思う、何せ学校の敷地内なのにビキニなのだ。センスは目にも
鮮やかなワインレッド、コイは大人の雰囲気の黒色だ。二人とも乳が大きい上に雰囲気に
合っているし、着るものも個人の好みだろうと思うので注意は出来ない。
 しかし、
「なんだかなぁ」
「何よ、ビキニの人は他にも居るじゃない」
 視線を回せば確かにちらほらとビキニを着ている人が見える、マッチョな男から巨乳の
女子生徒まで様々だ。それに元々多種多様な水着が入り乱れている光景の中なので、特に
浮いた様子もない。しかし身内がこんなものを着ているというのは、少し妙な気分だ。
「ところでツルさんは居ないんデスか?」
「いや、一緒に来た」
 なのにツルが更衣室から出てくる様子がない、もしかして帰ったのだろうか。さすがに
それは無いと思うが、来るときも随分と嫌がっていたし引き込もっている可能性もある。
ここは僕自らが更衣室に乗り込んで無理矢理にでも引っ張り出してきた方が良いかもしれ
ない。別にいやらしい事故を期待してのことではなく、純粋にツルを心配してのことだ。
「カメ? 今アンタが考えてることがなんとなく分かったけど、実行したら泣くまで酷い
ことをするわよ。もしかしたら、泣いても許さないかも」
 それは困るので視線を女子更衣室から二人に戻す。

「そう言えば前から思ってたんだが」
「何よ?」
「ビキニは大丈夫なのに、何で下着は駄目なんだろうな?」
 形も露出度も似たようなものなのに、これ程の差があるのは何故だろう。
 二人をじっくりと観察する。 そして気が付いた。下着では道徳的に問題があるから、それに似たもので代用している
のだと。ビキニはブラとパンツ、ワンピースタイプはスリップドレスの代わりだ。だから
今着ているのは水着ではなく下着だと強く念じて目を閉じ、数秒間の瞑想。成程、赤や黒
ということは今日は勝負色、つまりそれだけ想いの篭ったものだ。大っぴらには出来ない
情熱がプールの各所からも伝わってくる。
「今新世界の扉がここに!!」
 目を開くと、
「死ね!!」
 拳が迫ってきていた。
 辛うじてそれを避け、コイとの距離を一歩分開く。
「何しやがる」
「こっちの台詞よそれは、何でいきなり視姦すんのよ!!」
 センスを見れば胸元を手で隠し、潤んだ目でこちらを見ていた。もう見慣れた光景だが
普段と違ってシャツがないので、押さえていることで強調された谷間がはっきりと見えた。
非常に興味深いが僕は慎ましいので近寄って見るようなことはしない、更に一歩離れると
直視しないように目を細めてセンスを眺めた。この距離ならば同じように胸を隠している
コイも同時に見ることが出来たが、それはきっと僕の意思とは関係ないことだ。
 顔を赤らめてこちらを睨むように見ていた二人だが、不意に視線がずれた。
「あ、ツルさん。遅かったデスね」
「すいませんでした!! やましい気持ちは宇宙程しか有りません!!」

 僕は後方に振り返ると瞬間土下座、そして伺うようにツルを見る。着ているものは青い
ワンピースタイプのもの、乳が少し膨らんで見えるのはパッドを入れているからなのか。
いや、そんなことはどうでも良い。そんな些細なことは無視出来るくらい、ツルは可愛い。
 しかし口から吐き出されたのは、
「あら、巨乳の皆さんこんにちは。良いわねぇ、ビキニなんか着て、大層お似合いですね。
ほら、私なんかこんな慎ましい体なものですから、本当に……ブッ殺してやる」
 とんでもない毒だった。
 普段は仲良くしているセンスや、親友のコイにすら敵意を向けるなんて珍しい。確かに
二人の乳を見たのなら仕方のないことだろう、どうあがいても越えられない巨大な乳脂肪
の壁がある。幼児体型が原因でここに来るのを嫌がっていたのに、改めてその差を確認し
てしまったら辛さは半端なものではないだろう。
 中学のときから友達だったコイは慣れた様子で苦笑を浮かべているが、突然剥き出しに
された牙にセンスは戸惑っている。温泉のときは無事だったのだろうけど、ここは学校の
プール。乳人口の多さに理性のメーターが振り切れてしまったツルは、取り繕おうとせず
周囲にも鋭く不機嫌に細められた目を向けた。
「つ、ツルさん。落ち着いて下サイ、わたしは敵じゃないデス」
 センスは慌てて近寄るが、それは自殺行為だ。
 ツルは鼻を軽く鳴らし、
「へぇ、歩く度に乳なんか揺らして。そうね、センスから見れば敵じゃないものね」
 おもむろにセンスの乳を鷲掴んだ。
「この中には何が入っているの? ポテト? ハンバーガー? フライドチキン? 母乳
の代わりにコーラでも出てくるのかしら!? 米国の一子総伝巨乳技術万歳よ馬鹿ぁァッ!!」

 言いながら縦横無尽に揉みしだく。小走りでも大きく揺れたのでも分かったが、肉質が
とても柔らかいらしい。ツルの手指の動きに合わせ、形状が自在に変化している。しかし
弾力もそれなりにあるらしく、ツルの小さな手の隙間からは綺麗な肌が溢れ出ていた。泣くような声と合わさって、それ
はとてもいやらしく見える。けしからん、全くけしからん。何が一番駄目かって、それを
見て楽しんでいる僕が駄目だ。
 もう暫く見ていたかったが、センスがあまりにも可哀想なので二人の間に入る。乳揉み
は人目のあるところではやってはいけない、物理的にも精神的にも倫理的にも痛い。
 無理矢理引き剥がされたことに腹が立ったらしく、今度は僕に鋭い目を向けてきた。
「カメは巨乳の味方するんだ。そうよね、良いわよ、好き放題眺めなさいよ。家を出る前
も楽しそうに視姦プランを練っていたじゃない。私は気にしないからご自由にどうぞ?」
 口の端を歪めて凶悪な笑みを作り、
「ただし」
 僕の体をがっちりとホールド。
「この試練を乗り越えなさい!!」
 そして、ぶん投げられた。
 轟音。
 水面に体が叩き付けられる衝撃で肺の空気が全て抜け、更には水が口や鼻から流れ込む。
このまま溺れてしまうのは不味いと立ち上がろうとしたが、
「痛ぇ!!」
 何故か両足が一編に攣ってしまい、立ち上がることすら不可能な状態になってしまった。
これは試練などではない、プールを利用した立派な刑罰だ
 僕が何をしたというのだろうか。
 意識が遠くなる。
「何でこんな時期にここにお世話になってのよ? しかも両足攣るとか意味分かんないし」
「ごめんなさい」
 こともあろうに学校のプールで溺れてしまい僕は、夏休みだというのに保健室のお世話
になっていた。エニシ先生は今日は休みらしく、ツルは保健室使用の報告やら手続きやら
があるとかで居ないのでコイと二人きり。お互いに水着なので妙な気分になる。
「二人になるの、久し振りだね」
「そうだな」
 必死に頭の中から追い出そうとしていたのに、この娘は何故口に出してしまうのだろう。
動揺が悟られないよう平静を装ったが、現れていなかっただろうか。
「ねぇ、カメさ。溜ってない?」
「ないよ」
 否定するように顔を背けるが、視界の端に寄ってくるコイの姿が見える。わざと谷間を
強調するように腕を寄せ、胴を跨いで覆い被さってきた。肩を押さえるようにして僕の体
を崩し、赤らめた頬で見下ろしてくる。
「ちょっと待て本当に」
「あのね、こんなときに言うのもアレだけど」
 一拍。
「あたしね、アンタが好きよ」
 それは、以前にも同じようなことを聞いた。
「アンタとツルが付き合ってるのは知ってる、この前現場も見ちゃったし」
 それは出来れば忘れてほしかった。あの後は皆と気不味い雰囲気になったり全裸のツル
に殴られまくったりと、本当に大変だった。帰るまでその妙な雰囲気は続き、これまでの
短い人生の中で一番居心地の悪い旅行だった。ただし旅行に限定されなければ、今の状況
も五本の指に入る。因みに一番気不味かったのはツルの後ろの穴の処女を奪った翌日だ。
普段は何かしら悪口を言ってくるツルが何も言わず、尻に気を使いながら無言でこちらを
見てくるのは大分キツかった。無言の圧力がこれ程恐ろしいと思ったことはない。

 思考で現実から目を背けている間にも谷間は迫り、
「でもね」
 顔が埋まった。
「待て待て待て待て」
「でもちんこは反応してる」
 ちんこの馬鹿!!
 胸が視界を塞いでいるが、見なくても何をしているのかは感触で分かる。手指の冷たさ
が腹に当たり、それが滑ったと思った直後、股間が空気に晒された。
「相変わらず大きいね」
 誉められているのか、エロ人間だと言われているのか。喜んで良いのか分からず黙って
いると、快感が背筋を走った。この感触は手で擦っているのだろうか、細く柔らかい手指
が股間に絡み付き、弱い力で全体を刺激してくる。かと思えば笠の周りを指の腹で撫で、
鈴口に軽く爪を立てるようにして刺激する。一体こんな技術をどこで付けたのだろうか。
そう思うのも一瞬で、掌で亀頭全体を包むように撫でられて思考が途切れてしまう。
「うわ、どんどん大きくなってくる。それに、何かベトベトしたものが出てきたよ」
「実況するな!!」
「アンタも前やったでしょ」
 それはそうだが、勘弁してほしい。以前のコイもこんな気分だったのだろうか。
「ほら、これはどう?」
 コイは先走りの汁を広げて伸ばすように先端に塗り付け、滑りが良くなったことで高速
でしごいてきた。少し強めだがぬめる潤滑油があることで殆んど痛みはなく、寧ろ与えら
れる快感が強くなっている。今にも射精しそうになったが、それは根本を握られることで
止められてしまった。
「もうちょっと我慢してね」
 乳が離れたことで視界が開け、コイの顔が確認出来た。こちらを見下ろす顔は赤いが、
それとは別の感情が混ざっているのが見える。とろけた表情で上体を起こし、コイは僕の
ものを太股に挟んだ。自分の腕が邪魔にならないように後ろ手で握っているので、自然と
腰や豊かな胸を突き出すような姿勢になっている。
「エロいな」
「うっさいわね」
 言いながらコイは手を外して、挟む太股の力を強めた。肉付きの良いそこは柔らかくも
程良い弾力があり、適度な気持ち良さを与えてくる。乳の感触に似ているが、それとは別
の良さがある。思わず視線を顔から股間に向けると、愛液が滲み色が濃くなっているのが
確認出来た。僕のものを弄っている内に濡れてきていたらしい。
「動くわよ」
 最後の『よ』の発音と共に、コイは腰を動かしてきた。滑らかな太股だけではなく、蜜
によってざら付きながらもよく滑る水着の生地の感触も気持ち良い。僕がうめくような声
を出すと、コイは楽しそうに腰の動きを激しくした。センスやホウ先輩もそうだったが、
乳の大きさと嗜虐趣味の度合いは変わってくるのだろうか。逆に考えてみれば、半分は僕
が原因であるけれども無乳のツルは半マグロ状態だし、オウ先輩の手での責めもそんなに
弄ぶような感じではなかった。アズサ先生が口でしたときもこれ程激しくはなかったし、
もしかしたら本当にそうなのかもしれない。
 それを証明するようにコイの動きはますます激しくなる。竿は音をたてて擦れ、コイの
乳は大きく揺れ動く。いつの間にか上の水着は外れて、綺麗な桜色の突起が見えていた。
押さえるように胸を揉み、乳首を指の腹で摘み、擦り、押し潰し、つねり上げる。動きを
変える度にコイの口から喘ぎ声が漏れ、体をはしたなくよじらせた。腰がくねり、生地が
様々な部分を刺激してくる。コイの股間は今や洪水で、溢れた愛液が互いの太股を塗らす
程のものだ。竿全体がぬめり、滑りが良くなったそこを勢いをつけて擦ってくる。

「ごめん、出る」
「出して、良いよ」
 挿入れてしまいそうな程に強く割れ目を押し付けられて、ざらついた生地が僕のものを
包み込む。亀頭全体に痛みにも似た感触が来て、思わず射精した。先端から弾ける白濁液
がコイの腹を汚し、肌を伝って垂れる軌跡がいやらしい模様を描く。
 コイのがりのものを絞るように太股に挟んだまま、引き抜きながら膝立ちになると白い
液体が黒い生地の上を滑るのが見えた。それは股間を滑り、丁度中心までくると細い糸を
引きながら垂れた。愛液の水溜まりが出来ているシーツに軽い音をたてて落ちると低い山
を作り、やがて染みを作りながら広がっていった。汚してしまったという意識のせいか、
それは酷く卑猥に見える。
「お前、これどうすんだよ」
「大丈夫、今日はあたしがシーツ変える当番だから」
 狙ってたのか。
「でも匂いはどうすんだ?」
 僕もこのままではツルに会えない。
 どうするのかとコイに視線を向けてみれば、困ったような表情をしていた。
「どうしよう」
 どうやら考えていなかったらしい。
 これからのことを考えつつ、僕は溜息を吐いた。

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最終更新:2007年08月04日 10:46