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ツルとカメ-18

  • 作者 ロボ氏

「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい!! 見てて楽しい、お触り厳禁!! 巨乳喫茶は如何
でしょうか? そこのカップル!! いちゃ付いてんじゃねぇ!!」
 表の呼び込みの奴が元気に叫んでいるのを聞いて、ツルが溜息を吐いた。
「あの文句、何とかならないのかしら?」
 例え相手がツルであろうと、ケチを付けるのは許さない。僕が徹夜で考え結論したもの、
それにはこの巨乳喫茶の集大成が詰まっていると言っても過言ではない。それにキャッチ
コピーは分かりやすい方が良いだろうし、現に今もそれなりに賑わっている。パッドなど
養殖的なものに頼らずに、天然ものの乳で挑んだのも良かったのだろう。世の中の人間は
いつだって、本当に良いものを望んでいるということだ。
 因みに現在の人気トップ3はコイ、センス、ミチルとなっている。本来ならばミチルは
生徒では無いので店員参加は出来ない筈なのだが例の魔法的なパワーで皆を洗脳、不自然
にクラスメイトに成り済ますことで参入することになった。そうでもしなければ、あの日
の惨劇が再び蘇ったことだろう。
 思い出すのも忌まわしい。
 網膜に焼き付いているのは、累積した生徒の上で誇らし気に笑みを向けてきたミチルの
猛々しい姿だ。どうやらトイレから出た直後に声をかけられて、生徒ではないというのが
バレたと思い、つい勢いで殴り倒してしまったらしい。それを他の生徒に見られ、証拠を
隠滅する為にその生徒も殴り倒す。後はそれの繰り返しで、気付けば計数十人にもなって
しまっていたという。中には女子生徒も居たのだから、恐ろしい話だ。
「……問題起こしてないだろうな?」
 心配になり覗き窓から店内を見てみれば、無理に乳を揉もうとした客にセンスとミチル
の拳が叩き込まれていた。この程度なら大丈夫だ、安堵してツルとの愛の共同作業に戻る。
今日のツルは制服にエプロン姿。家庭で何度も見ているし、調理実習でも何度も見たもの
だが、文化祭の中で着ているとなるとまた違って見える。捲った袖口から見える細い腕や
真剣な横顔が何とも可愛いらしくて何と言うか堪らなくなり我慢が出来そうになくなって
ええぃまだるっこしいこれならどうだ!!

「うわ、何すんのよ!?」
 思わず背中から抱きつくと、綺麗に一本背負いをされた。しかし今日だけでも数度目に
なるので慣れたものだ、僕は綺麗に受け身を取ると颯爽と立ち上がるツルが。悔しそうに
舌打ちをしてくるが、これはきっと照れているのだろう。
「カメ、何度も何度も何やってんのよ?」
「カメじゃない、今の僕は店長だ」
 声に振り向けば、コイが呆れたような目をして立っていた。乳が強調されるデザインの
制服は、見ているだけで揉みしだきたくなってくる。いや、揉みしだくべきだ。今になり
思い出したが、あの日に決意した乳揉み式お仕置きをまだしていなかった。今回の機会を
逃せばまた忘れてしまいそうなので、その愚行を防ぐべく僕はコイの乳を鷲掴んだ。
「ちょっと、何すんのよ馬鹿!!」
「うるせぇ、テメェ酒を持ち込みやがって!! お陰で酷い目に遇ったんだ馬鹿野郎!!」
 上下左右に揉みしだき、赤く染まっていたコイの表情がとろけてきたところで中断する。
これ以上刺激をして万が一エロモードに突入されてしまっては、僕の貞操が危ない。本当
ならば後小一時間は揉みたかったところだが、妙なことになる前に引くのも立派な勇気だ。
無謀と勇気は違うもの、昔の人は良いことを言ったものだ。
「カメ、次に揉んだら切り落として煮込んで食わせるわよ?」
 何を、とは言わない。
 僕は瞬間土下座をして、ついでに下着の色を確認する。今日は白だ。
「……私だって、少しは成長してるのに」
 呟くような声だが、僕にはしっかりと確認出来た。あまりのいじらしさに細い体を抱き
しめて、頭を撫でる。降りほどこうとする様子はあるが力がさほど入っておらず、本気で
嫌がっていないのは簡単に分かった。

「馬鹿、こんなのは二人のときにだけしなさいよ!!」
「すまん、ついツルが魅力的で。それと……」
 不思議そうにこちらを見上げてくる様子も可愛いが、僕は心を鬼にする。
「成長してるなんて、嘘は良くない」
「うっさい馬鹿!!」
 手加減無しで蹴られた。
 取り敢えずオチは着いたので、だらしなく座り込んで肩で息をするコイを見下ろしつつ
作業を再会する。珈琲がそろそろ良い感じになってきた。珈琲好きのツルが調理している
だけあってかなり売れ行きが良い、先程から珈琲メーカーを回しっぱなしでキリが無い。
「そう言えば、何でこっちに来たんだ?」
 今更のような気もするが、聞いてみた。休憩時間まではあと三十分程、何かあったのか。
「アンタにお客さんよ」
 誰だろうか。僕やツルの両親はまだ海外の筈だし、仮に帰ってくるとしても連絡が無い。
親戚は皆他県だし、こちらも来るという連絡が無かった。中学の友達は皆ここの生徒だし、
他には心辺りがない。クレームならアズサ先生の方に行くだろうし、一体何の用件だろう。
 首を傾げながら店内に入ると、見知った女の子が居た。客は男連中が殆んどで、他には
僅かなカップルがTPOをわきまえずにイチャ付いている状態。なので女の子一人という
状況というのは、少し浮いて見える。おまけに店員の乳を熱心に見つめているのだ、知り
合いじゃなかったら妙な趣味でもあるのだと思っていたに違いない。正確に言えば、現在
そうなってしまっているのではないかと少し不安に思っている。何せ彼女が着ているのは
織濱女子高校の制服だ。僕は男なので実体を目の当たりにしたことは無いが、女子高の寮
というものは、殆んどが文字通りの花園状態になっていると聞く。全く、羨ましい話だ。
 彼女、チーちゃんは僕に気が付くと、立ち上がり軽く会釈をした。

「久し振りだね、一年半振りくらいだっけ?」
「もう、そんなになりますか。楽しい時間というのは短いものですね、今は現在進行形で
一秒が一時間程の超スローペースになっていますが。取り敢えず土下座して下さい」
 暫く見ない間に髪が随分と伸び、外見も乳以外は大人らしくなったけれど、中身は全く
変わっていないらしい。相変わらずの毒舌で、会った途端にくじけそうになってくる。
「カメ。誰よ、この失礼な娘は?」
 そう言えばツルが僕の家に来たのは高校入学と同時だったから、チーちゃんとは殆んど
入れ違いの状態になる訳か。それまでは他県に居たし、今はチーちゃんが他県に居るので
面識が無いのも無理はないだろう。だが二人は初対面な筈にも拘らず、何故か真正面から
睨み合っていた。人の目が無ければ、今にも殴り合いを初めてしまいそうな勢いだ。
「どうした、二人とも」
「カメさん、この失礼な娘は誰ですか?」
「あ、そう言えば紹介がまだだったか。こっちはツル、幼馴染み兼僕の嫁だ」
 へぇ、と軽い声を出しながらチーちゃんはツルを見下ろした。
「こっちはチーちゃん、僕の幼馴染みで一真の妹。織濱女子高に通ってる。僕は嫌われて
いるみたいだけど、根は良い娘だから仲良くしてやってくれ」
「嫌ってはないですよ、恨んでるだけで」
「カメ、あんた何したのよ?」
 ツルが眉根を寄せて言ってくる。
 と言うか、まだあのことを恨んでいるのか。いや、仕方が無いのかもしれない。無垢な
チーちゃんをある意味傷物にしてしまったのだから、何と言われても反論は出来ない。

 あれは僕らがまだ8歳だった頃の話だ。当時は僕や一真だけでなく、今は良識派の水樹
までもが悪餓鬼だった。現在は女装趣味ながらも皆のフォロー役として活躍しているので
自分でも信じられないことだが、その頃は三人揃って悪さをしていたものだ。その頃学校
で流行っていたのはスカート捲り、被害者は多数に及んだ。だが彼女が被害者になったことでそれは幕を下ろした。
 当時僕らがやっていたのは極悪スカート捲り。水樹がスカートを捲り、一真がパンツを降ろし、僕が生の尻穴に浣腸を
するというもの。その頃はさして他人が感じるダメージを気にしていなかった為に、遠慮
という概念を持ち合わせていなかった。だがそれは、あくまでも加害者側のもの。被害者
チーちゃんは心と尻に強烈な傷を負い、三日三晩部屋に引き込もってしまった。それを気
に病んだ僕らは謝りに行ったのだが、頭を下げた直後に金属バッドで殴打されてしまった
のだ。それが学校中に伝わり、間もなくスカート捲りの文化は消えていった。
 だが微妙なわだかまりが消えることはなく、現在もこうして恨まれているという訳だ。
「本当に、ごめん」
「気にしないで下さい、解決したことを恨むのは私の我儘ですから」
 そう言ってチーちゃんは軽く睨んできた。本当に恐ろしい。
「ねちっこい」
 ツルが小さな声で言った。
「どういう意味ですか? さっきから突っ込みたかったんですけど、この子供は何ですか。
会ったなりにいきなりガン飛ばしてきて、正直第一印象最悪ですよ。まさかこの人が本当
にツルさんじゃ無いですよね? 兄に聞いた話だとカメさんがべったりだってんですから、
それはもう綺麗な人の筈です。こんな目付きが悪くて幼児体型の人な訳無いです」

 いきなりのマシンガントーク、突発的に大量に喋るのはチーちゃんの面白い癖だ。だが
今回は面白くない、好きな人を馬鹿にされて黙っているのは性に合わない。確かにツルの
見た目は少しアレだけど大切なのは中身だし、何より泣き虫なこの娘は絶対に傷付いて、
今も心の中で泣いている。外見にコンプレックスを持っているのは、僕が一番知っている。
だから例えそれが負い目のある相手だろうと、許す訳にはいかないのだ。
 チーちゃんを睨みつけると、言葉を詰まらせて視線を反らされた。
「あのね、僕が何と言われようとそれは構わない。けどさ、ツルを悪く言うのは止めろ」
 数秒。
「……ごめんなさい」
 悪いことをしたらきちんと謝るのは、チーちゃんの良いところだ。僕は頭を撫で、笑み
を浮かべて視線を合わせた。不服そうに尚も目を反らそうとしてくるが、頭をがっちりと
掴んで首を回し、強制的に視線を合わせる。目を閉じているのは、最後の抵抗なのだろう。
幼い頃から素直でないと言うか、ひねくれたところのある娘だった。そんな部分は、少し
ツルに似ているような気がする。ツルのひねくれ具合いの方が格段に上だが。
 目を閉じたままでも良いか、と思い吐息する。
「今度また遊びに来い、美味い和菓子を用意して待ってるから」
 チーちゃんは僕を潤んだ瞳で見上げ、
「和菓子は嫌いです。それと、あまり髪に触らないで下さい。カメさん、手が脂性なんで
すから少しは気を遣って下さいよ。髪に手汗が付くじゃないですか、ギトギトですよ」
 こいつ、僕が密かにコンプレックスに思っていたのに。
 僕が愕然としている間に、チーちゃんは勝手に教室から出ていった。
「ほら、次行くわよ」
 スカトロお化け屋敷というキワモノを見た直後だというのに、ツルは怯むことなく次の
出店へと向かって進んでゆく。先程のことで泣くかもしれないと思っていたので、元気に
歩き回ってくれるのは嬉しいことだと思う。だが出店がキワモノしか存在しないのもまた
事実で、個人的にはもう少しペースダウンしてくれても良いのではないかと思う。それに
しても、右を見ても左を見ても妙なものばかりというのは、高校の文化祭としてどうなん
だろうか。僕の考えた企画も内容の良し悪しは別にして、高校の文化祭にふさわしいかと
問われればグレーゾーンだ。乳を売り物にするのは、少し違反かもしれない。まぁ良いか、
ツルが居れば全て解決だ。主に僕の脳内でだが。
「早く来なさいよ、この鈍ガメ!!」
 急かされて駆け寄ると、手を握られる。
「愛だな!?」
 無視をされた。
 そっぽを向いたまま何か考えてる様子だったが、空中に向かって何度か頷くとこちらを
見上げてくる。笑顔付きだが、それはやはり例の極悪笑顔。他人を心の底から馬鹿にした
ような、口の端を歪めたものだ。見慣れている光景だけに、余計質が悪い予感がしてくる。
「脂性ね」
 だから、それは言うなというのに。
「でも、とろとろしてはぐれても困るから、我慢してあげる」
 人前でこんな風に甘えてくるのは珍しい。普段ならばスキンシップを図るのは専ら僕の
方からで、不用意に触ろうもんなら殴る蹴る投げる極るの暴行がやってくるのに、こうも
素直だと恐ろしい程に可愛く見えてくる。普段の冷たい態度も堪らないが、これもまた別
の趣があり、別腹的なものがどんどん膨れてゆく。このままでは過剰摂取で小太り青年に
なってしまいそうだ、激しい運動をして一刻も早くカロリー消費をしなければならない。
どこか人目の当たらないところは無いだろうか、考え込んでいると掌を強く握られた。

「早く歩きなさい、とろとろしてんのはあんたの掌だけで充分よ」
 上手いことを言ったつもりなのだろうが、久し振りに本気でツルを殴りたいと思った。
普段ウェットティッシュを持ち歩き、こまめに掌を拭わなければならない人種の気持ちが
分かっているのだろうか。いや、きっと分かっていないだろう。分かっていたのならば、
こんな残酷な発言は出来ない筈だ。本人も体型に劣等感を持っていた筈だが、そんなこと
は記憶の遥か隅の方へ消えてしまったのだろうか。
「優しいあの娘に戻っておくれ」
「何言ってんの? それより、着いたわよ」
 着いたも何も、ツルに引かれてやってきたのは屋上だった。階下では賑やかに大量の人
が歩いているものの、展示物も何もないここには当然人影が無い。校舎が広いので屋上も
当然それと同じで広く、普段ならば生徒が居るお陰でそれなりに楽しい場所でも今は少し
寂しく見える。キャンプファイヤーの時間になればそこそこ埋まるのだろうが、今は僕達
で貸し切りのような状態になっていた。こんな場所に連れてきて、一体何をするのだろう。
「ぬぁ、ツル!?」
 普段只でさえ低い位置にあるツルの頭が、更に低くなっていた。具体的に言えば股間の
高さ、ジッパーから数センチも離れていない場所に顔がある。驚いて腰を引こうとしたが、
ベルトを掴んで固定されていたので動くことが出来ない。ツルはジッパーのタグを噛むと、
首を縦に動かして下げてきた。
「何をしとるデスか!?」
 噛んでいたタグを放し、頬を赤く染めながら横を向く。
「ご褒美、みたいな? 最近結構頑張ってたみたいだし」
 さっきかばわれたとき、嬉しかったし。
 呟くように言った後半部分が本音だろうか、本音であってほしい。
「可愛すぎる!!」

 更に、エロモードなのだから完璧だ。こんなことも有ろうかと持ってきておいたものを
ポケットから取り出し、目の前に広げた。現れるのは巨乳喫茶の制服、しかしツル仕様に
ということで乳の部分を小さくしたものだ。巨乳目的とは若干ずれているが、相手がツル
なので問題は無い。いやしかし本当に、持ってきておいて良かった。家で楽しもうかとも
思っていたが、やはり文化祭の衣装は文化祭中に着てもらうに限る。
「何でこんなものがあるのよ?」
「いや、デザインが良かったからツル専用に作ったんだ。頼む着てくれお願いします!!」
 土下座をすると、吐息と僕から離れてゆく足音が聞こえてきた。
 数分。
「素晴らしい、美が天上から舞い降りた!!」
 制服を身に纏ったツルは、予想以上に可愛かった。ポケットに入るように極限まで布を
薄くしたり無駄を省いたりした為、少しの風でも下着や体のラインが現れる。それがまた
堪らなく可愛いくて、思わず抱きついてしまった。ここは人目が無いので振りほどこうと
する様子もなく、大人しく僕に体重を預けてくる。いつもと同じ、背後から抱き締める、
ツルのお気に入りの姿勢だ。僕は壁に背中を預け、暫くツルの感触を堪能する。
「カメ、その」
 分かっている。
 本来はワンピースタイプのデザインだったのだが、僕はポケットに収納するために上下
分割にしてある。それが上手い具合いに働いた。僕は上着の裾から手を滑り込ませ、手指
を脇腹に這わせてゆく。細く、少し骨っぽい部分を上り、辿り着いたのはお馴染の先端だ。
自分から誘ってきたのだから、こうなることは分かっていたのだろう。いじるでもなく、
指先が触れたときには既に固くしこっていた。こねる力を最初は弱めに、次第に強くして
いくと、幼い外見には似つかわしくない程の切なそうな吐息が漏れてくる。エロモードに
なると感度が異常に高くなるツルは、胸の先端を指で転がしているだけなのに、既に自分
で立つことも出来ないような状態になっていた。

 ツルが首を捻り、唇を重ねてきた。熱い吐息に、体の中から焼かれそうになる。互いの
舌を絡ませ、熱によって乾いた喉を潤わせるように唾液の交換をする。僅かに口の中へと
広がってゆく甘い味と香りは、先程食べた生クリーム&カスタードチョコバナナの味か。
見ているだけでも相当辛い代物だったが、こうして味わうと美味く感じる。
 ツルの舌を味わいながら腰を支えていた腕を動かし、スカートの中へと侵入させてゆく。
形の良い恥骨をなぞるように手を滑らせ、股間へと動かしたところで、妙な違和感に気が
付いた。本来は有る筈のものが無く、掌には直接肌の感触がやってくる。
「ツル、パンツは?」
「替え、持ってきて、ないし、濡れると、駄目、だから」
 息も絶え絶えに答え、自分で言ったのが恥ずかしいのか顔をより紅潮させる。割れ目を
指で擦ると、身を小さく震わせて強く目を閉じた。感じすぎているのか目尻にはうっすら
と涙が滲んでいて、とろけた表情を艶やかに飾っていた。
 上も下も、色々な意味で濡れている。
 そう言うと、ツルは無理に笑みを作ってこっちを睨んできた。
「下のは、カメの、手汗よ」
 こんなときまで残酷な!!
「なら、確かめてみるか」
 ツルを離すとその体を壁に預けて、前に回り込んだ。スカートを持ち上げて手に握らせ、
密で濡れて光る割れ目に顔を近付ける。舌を這わせると腰が砕けて落ちそうになったので、
慌てて尻の下に手を滑り込ませた。柔らかい尻の感触が、掌に快い。
「で、僕のとは違う味がしたけど」
 自分の手汗を舐めたことは無いが。
「ほら、それに量もこんなに出る訳ないし」

 割れ目を広げると、糸を引いて愛液が床に垂れた。コンクリートの上に染みが生まれ、
連続する音と共にその数は増えてゆく。栓をするように指を差し込み音をたてて動かすと、
ツルは声を漏らさないようにスカートの端を口にくわえて俯いた。ツルの本領発揮である、
半マグロの状態だ。抵抗出来ずに快楽に耐えている姿は、恐らく宇宙で一番可愛いだろう。
「入れるぞ」
 耳元で囁くように言うと、小さな頷きが返ってきた。
 それを合図に、差し入れる。
 場所が場所だけに興奮しているのか、愛液の量が普段よりも更に多い。膣内に侵入した
途端に溢れて床に小さな水溜まりを作ったが、それは尚も溢れてくる。普段よりも余計に
ぬめる感触を味わいながら僕はツルと唇を重ね、舌を絡ませる。腰の動く激しさを増すと、
ツルはそれに応えるように積極的に舌を動かしてくる。は、という吐息と共に口の端から
唾液が溢れ、喉や制服を僅かに濡らした。
「どこに、出す?」
「ね、中に、出して」
 奥まで突き込み、放出する。
 引き抜くと、割れ目から溢れてきた精液が黒い布地に広がった。それを見て、辛そうに
息を切らしながらツルがこちらを見上げてくる。
「これ、どうするの?」
 しまった、こんな状態ではポケットにしまえない。
 だが何もしないよりはマシだ。取り敢えず僕はスカートを脱がし始め、
「何すんのよ馬鹿!!」
 顔面に膝蹴りを食らった。

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最終更新:2007年08月04日 11:26