ツルとカメ-22
電子音。
ぼやける視界に入ってくるのは、長い黒髪。そこから下に続くのは背の低い、幼い体だ。
秋も深まってきて気温も下がり、寒さに弱い僕には人肌の体温が何とも気持ち良い。昨日
はエロ運動をしていなかったけれど、ツルも何だかんだで肌が恋しくなり、ついこちらに
来てしまったのだろう。僕としては構わないと言うか、寧ろ喜んで受け入れたいと思う。
普段は強情を張っているツルがこうして甘えてきてくれるのは、世界的に幸福なことだ。
そんなことを考えながら、僕はツルの乳を擦った。いやらしい理由からではない、最近
の寒さに対抗する為だ。ツルも僕と同様に寒さにあまり強い訳ではないから、あまり体を
冷やしてしまうのは良くない。女の子なのだから、取り返しのつかない一大事になるかも
しれないのだ。そんなことを避ける為に、僕は念入りに揉みほぐす。
いや、こんなことでは生温い。
眠気でぼやける思考を全力で回転させ、そして結論した。
「脱ぐしかない」
冬山では遭難したときの最終手段として、人肌で暖めるという手段が存在する。僕達は
今も密着しているし、体温も伝わってくるが、直に触れ合った方が熱伝導の効率が良いに
決まっている。こうすれば、より暖まることが出来るだろう。
決まったら、善は急げだ。僕は高速で服を脱ぐと、ツルを抱き寄せた。ツルは恥ずかし
がるかもしれないので無理に脱がせることはしないが、その代わりに寝巻き代わりに着て
いるYシャツの隙間から腕を侵入させる。こうして地肌を直接触れ合わせれば、人の温度
は伝わっていく筈だ。勿論、胸や腹を撫でるのも忘れていない。
まだ寝ているのだろうが、ツルはもぞもぞと動いて僕のものを太股で挟んできた。体は
自然と温度の高いものを選んでいるのだろうか。朝の生理現象によって元気になり、血液
が集まっていることで高い熱量を持つそれを自分の股間に押し付けるようにしている。
快い、と思いながら胸を軽く揉んでいると、一つ違和感に気が付いた。
「少し大きくないか?」
僅かな差だが、少し大きくなっているような気がする。一昨日に触ったときは、完全に
0だった筈だ。しかし今は、ほんの少しだが山が出来ている。角度にして一桁だろうが、
何だかツルではないような気がするのだ。おかしいと思いながら腹を撫でていた手を腰に
回すと、やはり僅かではあるがくびれのようなものがある。これも一昨日までは、完全な
ずんどう。と言うか、幼子特有のぽっこりお腹だったような気がするのだ。
疑問に思いながらも、行為は止めない。これはきっと、僕からの愛が結果に結び付いた
のだと解釈して続けてゆく。第一、この家の中では他に人は居ない。だから、相手はツル
しか有り得ない。消去法で考えれば、これしか無いだろう。
「ん」
寝返りを打ち、穏やかな眠り顔が見えた。
「朝から元気なのは良いが、何故裸なんじゃ?」
ミチルだった。
最近は人間の姿になることも少なく、そのときもエロボディの状態で過ごしていたので
すっかり忘れていた。そういえば、最初に人間の姿になったときもミチルはこの幼児姿を
していたのだ。しかし何故今更この姿なのだろうか、紛らわしいにも程がある。
「大体、何で人間モードなんだよ?」
「夜中に少し小腹が空いての。いつものメシも無くてな、そこの土産を食う為に」
今度から餌はなるべく多目に用意しておこう。
ともあれ、相手がツルでなければこれ以上は良くない。僕は布団を剥がすと伸びをして、
ゆっくりと立ち上がった。全裸だが、たまには全身で朝の空気を浴びるのも悪くない。
「カメ、朝よ」
思考が凍りついた。
「待て、開けるな。僕は今全裸だ」
「いつものことでしょ?」
ツルが部屋を開け、今度は思考だけではなく部屋の空気も凍りついた。
思考を整理する為に、僕は部屋の状況を再確認してみる。
部屋の中央に立ち、ベッドに向かっている僕。その先にはYシャツ一枚、しかも今更に
なり気付いたのだが、何故かノーパンのミチル。勿論手を出そうとしているのではなくて
必死に隠そうとしていただけなのだけれど、幼女を襲おうとしているように見えないこと
も無いだろう。何せ朝の生理現象によって、股間は元気になっているのだ。更にはツルは
幼女ミチルのことを知らないので、未成年略取の疑いもかかっている。これは不味い。
「待て、落ち着け」
「私は落ち着いてるわよ、落ち着かないのはカメのちんこでしょ?」
いかん、落ち着いていない。
「ここで三択。警察、病院、鋏、どれにする?」
どれにする、と言いながらツルの手は既にペン立ての鋏に向かっていた。その間に舌が
軽く鳴っているが、これは時間制限などではなく苛立ちによる舌打ちだ。いや多分これは
時間制限でもあるのだろう、僕が地獄に落ちる時間の。
「早くしなさい」
時間の経過と共に眉を立てながら、今度は鋏までもを鳴らしてゆく。金属が冷たい音を
たてながら擦れあい、悪夢のような旋律を奏でていた。恐ろしすぎる、何故こんなことに
なったのだろうか。僕は何もしていないというのに。
「いいか、ツル。よく聞け。こいつは亀のミチルだ」
「あんたのミチル? 既にお試し後か、この変態野郎!!」
上手く意図が伝わってない!!
「だから、ペットのミチルだよ」
「ペット!?」
待て待て死ぬ死ぬ鋏は危険だ!!
「普段ポケットに入ってるアイツだよ」
「そう、必要なのは病院ね。ついでに脳と去勢の手術を」
「落ち着け娘」
「何よ?」
ツルが視線を向けた直後、ミチルの体が白光に包まれた。次第に小さくなり、やがて光
が弾けると普段の亀の姿が露になる。ミチルは僕とツルの姿を交互に見ると、再び体を光
で包んで、幼児の姿になった。一連の光景を見て、ツルは納得したらしい。
「どうして先に言わないのよ?」
言ったのに、勘違いしたのはツルだ。
「誤解を与えたのは儂が悪かった、カメを責めないでやってくれんかの。娘、願いを一つ
叶えてやるから上手いこと手打ちにしてくれんか?」
「巨乳にしてくれ!!」
思わず叫んだが、ミチルとツルの冷たい視線が帰ってくる。
数分。
頭を捻っていたツルだが、何かを小さく呟くとそっぽを向いた。どうやら願いを言った
らしいのだが、聞き取れなかった。一体、何をお願いしたのだろうか。
「それで良いのかの?」
どうやらミチルは聞き取れたらしいが、妙なものだったらしい。何やら複雑そうな顔を
してツルと僕を交互に見ると、溜息を一つ吐いた。僕が再度ツルを見ると、顔を耳まで赤
く染めて視線を床に向ける。どれだけ恥ずかしいものだったのだろう。
「何なんだよ?」
「……ぅ」
聞き取れない。
「巨乳だっつってんのよ馬鹿!!」
「それで良いんじゃな? いくぞ? マジカル☆ミラクル☆おっぱいボイーン☆」
何て最低な呪文なんだろう、寒気がした。ツルなどは顔を掌で覆って、しゃがみ込んで
しまった。まぁ仮に僕がツルと同じ立場でも、そうしたかもしれない。こんなアホな言葉
で乳を大きくされるくらいなら、現状維持の方がマシかもしれない。
数秒。
妙な間が開いた後で、ツルの胸が白光に包まれた。そして光は大きくなり、弾けると、
ツルは見事な豊乳となっている。 シャツが何とも苦しそうだ。
僕は頷き、乳を鷲掴む。
「こら、いきなり過ぎよ馬鹿」
「動くな」
ツルは普段は小さな体を少しでも大きく見せたいのかサイズが幾らか上の服を着ていて、
今は乳が大きくなったことで丁度良く見える。だが安心するのは良くない。こんなに巨乳
になったからには、何らかのペナルティが付随してきてもおかしくない。良いことだけが
ある、なんて上手い話がある訳がないからだ。それに仮に何の異常が無かったとしても、
まだまだ問題がある。漫画などでは過食により体の幅が急激に増えて、服の釦が弾け跳ぶ
といった表現が存在するし現実でもまれにある。今の乳の急成長から考えて、その可能性
が無いと言いきれないだろう。家の中でなら僕が嬉しいだけだが、外に出たらそうもいか
ないだろう。ツルは恥ずかしい思いをしてしまうし、下手をしたら捕まってしまう。
だから、念入りに調査する。
案の定シャツの前面は、釦が今にも飛びそうな状態だ。全く、けしからん乳だ。それに
今日は見栄っ張りブラではないのでホックも外れている。壊れている可能性もあるので、
後で買いにいかなければならないだろう。取り敢えず今は着けていても意味が無いので、
襟口から手を差し込んでブラを引き抜いた。
「こっちも青か」
まるで海のような包容力を持っていると主張しそうな色だが、今のミラクルバストには
敵わなかったようだ。当然だろう、ツルはそんなちっぽけなもので収まるような小物では
ない。宇宙を表現しているような、黒の見栄っ張りブラなら大丈夫だったかもしれない。
体の異常が無いかブラの匂いを嗅いで確認。ツルが妙な視線をさっきから送ってきている
けれど、直で乳の匂いの確認をするような変態行動よりはましだろう。因みに異常は確認
されなかった、喜ばしいことだ。何かあったら乳を楽しむどころではない。
僕はブラを頭に被り、調査を再会する。これも変態行為ではなく、実益を兼ねたものだ。
肩から近い位置にあるので有事の際もこれならばすぐに手に取ることが出来るし、体に常
に触れていることにより無くしてしまう心配もない。今年は例年より寒いらしいので防寒
が必要だし、人肌の温度の布ならば最適な防寒具といえるだろう。最後に乳を持ち上げ、
揉み、擦って、調査は何事も無くして終了した。
結果、問題なし。
あると言っても服のサイズが少しキツいというだけなので、非常時には僕のものを着て
もらえばれば大丈夫だろう。安心させる為に僕は笑みを浮かべて、
「何の問題もない」
「あんたの頭が問題よ!!」
みぞおちに拳が叩き込まれた。
僕の頭に問題があるというが、どこが悪いのだろうか。少し考え、納得する。僕が頭に
被っているのは、ホックが壊れてしまったブラだ。意外と綺麗好きなツルは傷んだものを
身に着けるのはみっともないと思い、苦言を呈しているのだろう。ツルは料理は苦手だが、
その分裁縫や洗濯などの衣類に関するものは僕よりも遥かに得意としている。そんな違い
からツルなりのこだわりが生まれ、言ってきたのだろう。
「で、儂はもう寝るが構わんな? 物凄く眠いんじゃ、もう寝るぞ」
大欠伸をして、ミチルは僕のベッドに横になった。そのことでツルは一瞬嫌そうな表情
を見せたが、すぐに諦めたのか吐息をして部屋を出ていった。
「なぁ、ミチル」
「うるさい、起こすな。次に睡眠妨害などしたら、迷わずちんこを破裂させるぞ?」
恐ろしい。
ちんこを破裂させられるのは絶対に嫌なので、なるべく刺激しないように部屋から出る。
ドアを開いたときに僅かな音がしたが、幸いなことに軽く舌打ちをされるだけで止まった。
もしあれで破裂させられていたかもしれないと思うと、気が気ではない。
廊下を歩いていて、ふと思い出した。
「ブラを返さないと」
ツルの部屋のドアをノックすると、着替えたツルが出てきた。釦シャツ系のものは駄目
だと思ったのか、今はニットのセーター姿。なるほど、これなら伸縮性が高いので多少は
乳がでかくても問題なく着ることが出来るだろう。それにセーターは柔らかそうな印象を
見た者に与えるので、巨乳との外見的相性も抜群だ。流石はツルなだけはある。
「何よ?」
「可愛いな」
何故か蹴られた。その際に豊かな乳が見事な躍動感を持って揺れ、思わず視線が釘付け
になってしまった。以前ツルが偽巨乳をやったときは大して良いものだとは思わなかった
けれど、ロリ巨乳ではなくツル巨乳だと思えば堪らないものがある。
僕はツルを抱き締め、そしてベッドに押し倒した。
「ちょっと今は朝よ!?」
「すまん、つい」
僕はツルから離れると土下座をした。
「頼む、一生のお願いだ!! パイズってくれ!!」
エロいことをする度に乳が大きくなるようにと努力していた僕だが、最近は諦めかけて
いたのだ。しかもこんな転機が訪れるとは思っていなかったので、同様に諦めかけていた
願いなのだ。この乳がいつまで続くか分からないので、今のこの瞬間を逃してしまったら
次のチャンスは一生来ない気がする。これならば本当に、一生のお願いを使っても文句は
ない。寧ろ今以外に使うことは無いだろう。
無言。
一生分を使っても駄目なのか。
「良いよ」
「良いのか!?」
神は僕を見捨てなかった、ビバ女神!!
「て言うか、一生のお願いをこんなのに使わないで」
本気で嫌そうな顔をしている。
了承を貰えたので、僕は遠慮なくツルに唇を重ねた。そしてセーターをたくし上げると、
揺れながら現れた胸に手を這わせる。掌に吸い付いてくるような柔らかな感触は、正しく
巨乳特有のもの。しかも布越しではなく直で揉むと、その柔らかさがよく分かる。少し力
を加えるだけで全体を包み込むような感じで指の間から溢れ、存在を強く主張してきた。
この柔らかさはセンスと同じか、それ以上かもしれない。
普段と勝手は少し違うが、それでも揉んで刺激していると、いつものようにツルの息が
荒くなってきた。大きくなっても、ここが弱点であることには変わりないらしい。先端を
甘噛み、舌で転がしつつ吸う。赤子のようにそうしていると、不意に疑問が沸いてきた。
「母乳、出るかな?」
「それは、流石に、私も、引く」
悶えながらも、常識は忘れていないようだ。
しかし引くと言われても、男には譲れないロマンというものがある。男として産まれた
からには、一度は搾乳プレイをしなければ嘘だろう。赤ん坊の頃の話なので母さんの乳を
吸った記憶は当然無いけれど、以前本で見た記憶を頼りに少し強めに噛んでみた。敏感で
デリケートな部分なので傷は付けられないが、文字通り吸い出すような感じて刺激する。
直後。
口の中に甘い味が広がった。牛乳などの強い味ではなく、もっと水っぽい感じのものだ。
舌で受ける感触もそれに近く、さらさらとしていて、それなのに飲み込んでも消えること
なく僅かに香りと後味が口内に漂っている。あまり美味いものではないが、心を強く掻き
立てられるような不思議な風味と、ツルの乳が出したもの
だという意識のせいで次々と飲みたくなってくる。吸う力を強くすれば、その欲求に応え
大量の母乳が吹き出してくる。どんな感覚か分からないが、その度にツルは身を震わせた。
「カメ、あんた、責めすぎ」
いかん、つい毎回のノリでやってしまった。
ツルは重く息をしながら上体を起こすと、口で加えてジッパーを下げた。そして下着も
噛んで下げ、僕のものを露出させる。熱くなっている部分が冷たい空気に触れ、それだけ
で何だか気持ちが良い。途切れ途切れにツルの吐く息が当たり、くすぐったかった。
最初は躊躇うように舌を伸ばし、軽く舐める。そして全体にゆっくりと唾液をまぶすと、
おもむろにくわえ込んだ。身長に比例して小さな口は、きつく、そして熱く僕のドラ息子
を締め付けてくる。上手く収まりきっていないせいだろう、口の端から垂れている唾液が
何とも色っぽい。ツルが顔を動かす度に水音が部屋に響き、鼓膜を震わせてくる。
軽く弾けるような音をたてて一旦竿を口から引き抜くと、ツルは胸を寄せた。
「ちょっと待て」
せっかく母乳が出るのだから、これを利用しない手は無いだろう。僕は乳首を刺激して
母乳を出させると、丹念に胸に塗りたくった。特に胸の谷間の部分に多く塗れば、準備は
完了だ。自分の出したものが塗られるのが恥ずかしかったのか、ツルは顔全体を真っ赤に
染めながら僕の上に乗ってきた。
「うわ、熱い。何食べたらこんなになんのよ?」
憎まれ口を叩きながらツルが体重をかけると、僕のものは胸の間に飲み込まれてゆく。
ツルの唾液と母乳によってぬめり、胸の柔らかさによって緩く包まれる。コイにもパイズ
られたことがあったが、それともまた違う感覚だ。ツルが胸を揉んで、動かす度に言葉で
表現出来ない快感がやってくる。どこで覚えたのか大きく胸を動かされ、先端を舐められ
ると我慢出来ずに腰が動いた。それに気を良くしたのか、
ツルはより胸を動かして亀頭を舌でねぶってくる。
「ツル、凄い、な」
舌があまり動かず、ろれつがろくに回らない。普段の半マグロ状態になっているときの
ツルの気持ちが、少しだけ分かった。確かにこれは辛い、思考が上手く回らない。
「カメが、変態な、だけ、でしょ?」
区切りながら言い、一言ごとに強めの刺激を与えてくる。強弱を付けられ、より我慢が
出来なくなってきた。普段ならばまだ大丈夫な筈なのだが、快楽の波によって我慢中枢が
馬鹿になってきている。今にも出してしまいそうだ。
「く、ツル、出る」
ツルが先端を口に含んだ瞬間、僕は思いきり射精した。一度出し始めると堪えが効く筈
もなく、むせて口を離したツルの顔や髪にも白濁した液が容赦なく降りかかる。
「出しすぎよ、この馬鹿ちんこ」
言ってから喉を鳴らして飲み込むと、唇の端に着いたものを指先で拭って口に含んだ。
唇から引き抜かれた指の先は唾液で輝いており、それを見て股間が再び元気になってくる。
「わ、また」
今度は普通にプレイしようか、と考えながら髪に着いたものを拭いていると、突然部屋
のドアが開いた。視線を向ければ、不機嫌そうな目をしたミチルが仁王立ちをしている。
「うるさい!! 起こすなと言ったじゃろうが!!」
振り上げられた手にあるのは、陽光を鈍く反射する鋏。
「遊ぶのは良いがの、少しは静かにせんかあぁァ!!」
怒鳴り声と共に、凶器が飛来した。
最終更新:2007年08月04日 11:39