ツルとカメ-25
昼休み、それは皆の憩いの時間であり、教室にも和やかな空気が流れている。放送部の
趣向なのか延々と軍歌が流れている意外は至って普通の光景だ。カップル率が異常に高い
この学校では普通の光景、皆が人目を憚ることもなく、寧ろ見せつけるようにして手作り
である弁当を互いに食べさせあっている。それは教室の中だけには止まらず、窓から中庭
を見下ろせばウフフイヤンバカという言葉が聞こえてきそうな熱愛カップルが見えるし、
きっと校庭の隅にある部室棟の中でも同じような光景が繰り広げられているのだと思う。
特に男子バスケ部の部室の中では、誰もが目を覆いたくなる程のものがある筈だ。男男の
組み合わせだが不純同性交遊は禁止されていないし、恋愛は自由だという判断から学校側
は特に何も言っていないらしい。センスも最初は驚いていたが、これが日本とアメリカの
文化の違いというものだろうか。アメリカは銃と無修正の国だが、それなりに責任もある
からだろう。そんな意味では、こちらは平和なものだ。
平和といえば、焦りが限界を突破したのか、それとも僕の数度に渡る説得が効を成した
のか、最近はアズサ先生も苛つきが収まってきた。日々チーちゃんとツルの溝に頭を痛く
している僕としては、それだけでもありがたい話だった。
これだけ平和だというのに、しかし暗い顔をしている者が居る。
「大丈夫か?」
「うっさいわね、腐れちんこ。何それ、嫌味? アンタのちんこ海苔巻きにして尻の穴に
突っ込むわよ? 嫌だったら黙って水樹の尻でも眺めてなさいよ」
一言目の腐れちんこというフレーズでお馴染み、食事時であるにも関わらずえげつない
言葉で罵倒してくるコイだ。言葉は普段よりも刺々しいものだが、対照的に表情は暗く、
沈んだものになっている。普段ならば睨みつけてくるその綺麗な薄茶色の瞳は、今は重く
伏せられていた。親切心で言った言葉を無下にされたことよりも、そちらの方が気になる。
「大丈夫?」
「うん、大丈夫だから気にしないで。ただ、次の時間が」
ツルの言葉にコイは気弱な態度で返す。それについては何だか釈然としないものがある
けれど、中学時代からの親友だから、という理由があるからだろう。
そして、先程の言葉でコイが沈んでいる理由も分かった。
次の時間は、家庭科なのだ。それも調理実習、コイの一番苦手な分野なのだった。普通
の生徒ならばこの授業内容には嬉しさを感じるものだが、コイは違うのだ。嫌がる理由は
単純なもので、料理が苦手だからである。それも半端なレベルではなく、僕も一度は病院
送りになってしまった程である。思い出すのもおぞましい、あの人間の五感や味覚を全て
刺激する要素を持ちながらも全く調和せずに脳に襲いかかってくるという、言葉にすれば
全く意味が分からない食い物が記憶から蘇ってきた。
「気にすんなよ、死にはしない」
「医者が言うには、一歩手前だったらしいわよ?」
通りで目が覚めた後、看護婦さんが驚いていた筈だ。医者も心の底から意外そうな顔を
していたし、皆も総出で見舞いに来てくれた訳だ。ついでに言うなら、その後看護婦さん
のストッキングに包まれた見事なラインの脚を見るのに夢中になってツルに殺されかけた。
マウントポジションを取られて体が動かない状況な上に、毒クッキーのせいで体が弱りに
弱りきっていたので、あのときは本当に死を覚悟した。顔を固定する為に挟む太股の感触
が無ければ、今頃は浮遊霊となり覗き放題だがお触り厳禁という超地獄ライフを味わって
いたに違いない。地獄というものはこの世にあるのだと聞いたことがあるが、まさにそれ
のことだろう。やはり、人は触れ合わなければいけないのだ。
「このように」
ツルの尻を撫でれば、紛う事無き極上の弾力が返ってくる。地獄がこの世にあるのなら、
天国もこの世に存在する。天国には天使が付きものだし、ツルは間違いなくそれだろう。
一欠片の真実を、肌に馴染んだ快い感触が教えてくれた。
しかし、まだ満ち足りない。
「いざ二人で楽園へ!!」
「うっさい馬鹿!!」
殴られた。
これはソドムやモゴラの町を焼いた制裁か、いや違う。今の状況が究極だと僕に教えて
くれたのだろう、全くどこまでも素晴らしい愛天使だ。楽園へ導くのではなく、居る場所
が自動的に天国ランクインするなんて、僕は多分世界一の幸せ者だ。
「カメさん、楽しそうデスね」
「楽しいとも!!」
人はハイになると、幸せのお裾分けをしたくなる。独り占めをしようとしても不可能と
思える程の幸福量は余裕を与え、人にも与えたくなってくるのだ。僕も例に漏れず、そう
したくなった。全員がこう考えれば世界からは争いがなくなると、崇高なことも思い付く。
その第一歩として、僕はセンスの尻を揉んだ。
「ひゃぁァ!!」
これは良い、なかなかの感触だ。今まで乳にばかり気を取られていたが、尻も柔らかく
気持ちが良い。豊かな尻肉は乳程ではないが簡単に指を受け入れ、飲み込んでくる。薄く
平べったいツルの尻も良いが、これは別の趣きがある。指に力を加えるごとにセンスは身
悶えをして、その度に手指の先が大きく飲み込まれる。また指の腹に当たる下着の布地の
感触も良い、乳とは別のいやらしさがあって力が込もってしまう。
「な、何でこんなことをするんデスかァ!?」
「平和の為だ」
確かに幸せを与えたいと思ったが、脳に近い乳を揉むのではすぐに思考が許容量を越え
パンクしてしまうだろう。だからそこよりは遠い尻を選んだのだが、それでもセンスには
刺激が強かったらしい。パンツの上から撫でてもそうだから、こちらは無理なようだ。
ならば、脚か。
左右に分散させる為に太股の間に頭を突っ込むと、簡素な白いパンツが見えた。米国の
女性はもっと際どいものか馬鹿みたいなデザインのものを穿くというイメージがかるが、
天然素朴カントリー系娘であるセンスは違うようだ。ノースカロライナの田舎が育んだ、
巨乳娘センスの純情な感情100%に乾杯をしたい。
更に幸せを与えようと、すべすべした太股に頬を擦り寄せ、
「何やってんのよ!!」
激痛。
頭をさすりながら振り向けば、肩で息をしながらツルが椅子を振りかぶっていた。先程
の衝撃はこれだったか、物騒な娘も居たものだ。
「センス泣いてるじゃない」
いかん、本当だ。
見ればセンスはスカートを押さえながら、涙を浮かべてこちらを見ている。ツルは更に
連続で椅子殴打をかましてきた。しかもフレーム部分、これは不味い。
「カメ、頭大丈夫か?」
「大丈夫じゃない」
「自覚はあるんだな」
どういう意味だ、と一真に問い正そうとしたところで、予鈴が鳴った。
「大丈夫? ほら、痛いの痛いの飛んでけ飛んでけ」
頭を撫でてくれる水樹の手に、涙が溢れてきた。
「うぁ、失敗した」
ツルの手元を覗けば、フライパンの上にある野菜炒めが所々黒く焦げているのが見える。
相性が悪いのだろうか、家で作っているときもツルは焦がしてしまうことが多い。それも
また可愛いのだが、ツルはそれを気にしているらしかった。僕としてはツルの作ったもの
ならば例え排泄物味のカレーでも喜んで食べるのだが、負けず嫌いなツルは悔しそうな顔
で自分の皿に取り分けている。そのいじらしい姿に、僕は思わず頭を撫でた。
「ツルのは失敗じゃない」
「でもさ」
視線が向けられたのは、水樹とセンスの皿。二人とも焦げ目一つなく、それどころか色
を全く失わずに野菜が輝いている。続いて目を向けられた僕の皿は、それ以上だ。普段は
交代制で料理を作っているのだが、そんな僕と自分に差があるのが辛いのだろう。
少し考え、僕はツルの作った野菜炒めを一口食べた。焦げのせいで若干の苦味があるが、
それでも美味い。ツルが頑張って作ったというだけで、そこらの料理など豚の餌レベルに
感じてじまう程だ。心配そうな顔をしていたが、笑みを向けるとツルも嬉しそうな表情を
浮かべた。普段の態度はキツく可愛いらしいものだが、これもまた良いものだ。
「あーあー、良いわねツルは料理が上手くて」
和んでいると、横からやさぐれた声がする。乳量の差を見せ付けられたツルと同じか、
それ以上の酷い声だ。振り向けば、コイがつまらなそうな目をしてこちらを睨んでいた。
「そんなにすねるなよ」
「すねるわよ、そりゃ」
言いながら、フライパンの上に野菜を落として炒め始めた。
「大丈夫だって、前に練習しただろ? きっと料理も上達してる」
作ったのは粉ジュースな上に失敗もしたのだが、それは言わない方が良いだろう。
「上達? だと良いけどね」
直後、信じられない現象が起きた。
フライパンから火柱が立つくらいのことはなんとなく想像していたのだが、コイの場合
はそれ以上だった。火柱が上がっているにはいるのだが、その中心では何故か野菜が氷に
包まれ始めているのだ。それだけには止まらず、完全に氷塊に埋まった後で、野菜が焦げ
始めている。もしかしてと思って胸ポケットを見たが、ミチルは眠ったままだ。どうやら
あれはコイ本人の実力によるものらしい、有り得ない。
「ほら、やっぱり失敗した」
辛そうに言うと、コイは取り敢えず氷塊を皿の上に載せる。
「えっと、食べれば美味しいかもしれまセンよ?」
そこで僕を見るな。
センスは苦笑を浮かべつつ、氷だけでも砕こうと包丁で打つが、金属が打ち鳴らされる
ような高音が響いただけで終わってしまった。溶かそうともう一度フライパンに乗せるが、
どんなメカニズムが働いているのか氷の体積が増すばかりである。
「もう、良いわよ」
吐息をして、コイはゴミ箱にその元野菜達を捨てた。
家庭科室のドアを開くと、案の定コイがフライパンを洗っていた。教室の掃除が終わる
なり飛び出していったのだが、予想は外れていなかった。お世辞にも成績は良いとは言え
ないけれど、真面目で努力家なのは短い付き合いの中でも分かっていた。無理なようなら
捨てるから良い、と担当の先生に言われたのに、コイは必死でフライパンを擦っていた。
「何よ、笑いに来たの?」
一歩踏み込むと、こちらを睨んでくる。
「さぞ愉快でしょうね? こんな厄介な女が酷い目に遭ってるんだから」
「そんな言い方はないだろ?」
舌打ちをして、コイは作業を再開した。
「手伝いに来たんだよ」
「あっそ、要らない」
取り付く島もない、とは正にこのことだろうか。ツルもかなりの意地っ張りだが、コイ
もなかなか強情な娘だ。こんな共通点があるから、二人は親友になったのかもしれない。
無理に手伝おうとすると絶対に一人でやろうとするタイプ、そんな人間だ。こんなタイプ
は少し引いた方が良いと過去の経験で知っているので、僕は黙って椅子に座った。
なかなか良い眺めだ。
力を込めて擦っているせいなのだろう、焦げを落とす鈍い音に合わせるように形の良い
尻が左右に揺れている。スカートが規定よりも大分短いのでパンツが見えそうで見えない
という限界な構図も良いし、綺麗なラインを描いている脚も素晴らしい。微妙に脚の線を
隠すエプロンも、これはこれで趣きがあった。
「ねぇ」
「はぃ!?」
いかん、つい手を伸ばしてしまったが、気付かれただろうか。今度ツルにバレてしまっ
たら、頭蓋骨殴打では済まされないかもしれない。下手をすれば死亡、良くても下半身が
不随、もしくは勃起不全症候群になってしまうかもしれない。未来がある高校生に、それ
は酷いものがある。若いうちのちんこは、放尿の為だけにある訳ではない。あまりの恐怖
に、普段ならば色々と濁してしまう言葉が頭の中で乱舞する。
恐る恐る顔を上げると、しかしコイはこちらを見ていなかった。
「何で、来たの?」
何でって言われても、本当に手伝いに来たとしか言いようがない。笑うつもりも無いし、
馬鹿にするなんてこともしない。ただ一人だと辛いだろうと思ったから、来ただけなのだ。
誰も居ない教室の中で一人でフライパンを擦るコイの姿を想像して、
「心配になった」
「また失敗するかも、って?」
こんなときまで、彼女は皮肉を忘れない。顔は見えないが、随分と痛々しい。きっと今、
コイは昼休みのときのような憂鬱な顔をしているのだろう。無理をしなくても良いのに、
自分らしさを守るために。言葉の棘を武器にして、蕀の鎧で自分を守って。
「何すんのよ、腐れちんこ。脳が腐るから止めて」
気付いたら、僕はコイの頭を撫でていた。
「またツルに怒られるよ?」
「大丈夫だ、愛があれは」
それに怒られるのが怖くて友達を見捨てるのならば、それは自分を裏切ることになる。
コイが自分である為に言葉の棘を出すのなら、僕は自分である為にその頭を撫でてやる。
蕀の冠を外し、もう強がらなくても良いと教える為に。
「その愛の十分の一でも、分けてくれたらね」
呟くように言っった直後、コイは小さく痙攣して手を引っ込めた。見れば長く綺麗な爪
は割れて、僅かに血が滲んでいる。どうやら引っ掛けてしまったらしい。
「ほら、ちょっと貸せ」
コイからタワシを奪い取り、僕はフライパンを擦り始めた。テフロン加工の筈なのに、
何故か頑丈にこびり付いていてなかなか焦げを取ることが出来ない。だがそれでも所々底
が見えている、きっと頑張って取ろうとしたのだろう。細い腕の、弱い力で。
「何で、そんなに優しくすんのよ?」
「友達だからな」
結構筋力はある筈なのに、びくともしない。何だ、野菜炒めを作っていただけなのに。
「優しくしないでよ。応えられないなら、優しくしないで」
「すまん」
一旦手を止めて振り向くと、泣いているコイの顔が見えた。
「馬鹿、最低、腐れちんこ」
「すまん」
本当に馬鹿で最低で腐れちんこだ、僕は周りの女の子を泣かせてばかりだと思う。
「ごめん、最低だ、あたし。カメは悪くないのに」
数秒。
「逆レイプまでかまして、必死に振り向かせようとして。本当に、馬鹿みたい」
「すまん」
謝った直後、唇を奪われた。
襟を引く強引な動きで押し付けられ、前歯がぶつかり小さな音が鳴る。やり方を知らず、
ただ当てるだけの子供のような稚拙なキス。涙に濡れた目を閉じて、一方的に自分の想い
を伝えるだけのもの。仄かな塩味は、涙のせいだろうか。
一瞬だけ続いたそれを終えると、コイは胸板に頭を預けてきた。
「すま……」
「謝らないで、カメは何も悪くない。悪いのはあたし」
それに、と言葉を続け、
「そんな真っ直ぐなカメだから、好きになったの」
しゃがみ、股間に顔を近付けてくる。なんとなく、こんな展開になるのは予想がついて
いたのだが、やはり慣れるものではない。コイを筆頭に周囲の女性全員としている僕など
が言えた義理ではないかもしれないが、それでも心が痛んでくる。
「うわ、大きくなってる」
正直者が得をするなど、誰が言ったのだろうか。現に僕の息子さんは正直になりすぎて、
地獄に直行しようとしているところだ。コイの頭を掴んで離そうとしても、
「元気な馬鹿ちんこね」
言われ、舐められて力が抜けてしまった。最近はツルがガールズディでご無沙汰だった
からだろうか、それでも数日間しか間を開いていないにも関わらず股間は舌の感触に反応
していた。足腰に力が入らずに椅子に座り込むと、コイは更に深く顔を埋めてくる。
「お前、反省したんじゃ」
強く吸いながら顔を引き抜くと、コイは涙の余韻が残る瞳で見上げてきた。
「これは、違うのよ。今までのじゃなくて、やりたいからしてるの」
僕はやられたくない、と言いたかったが、普段ならば絶対に見せることのない弱気な顔
にやられてしまった。ツルのは勿論だが、アズサ先生といいコイといい、僕はギャップに
随分と弱いらしい。誰かが見せる弱い一面を見れば手を差し伸ばしてしまうのは悪い癖だ、
自覚しているのに直すことが出来ないから余計に質が悪い。
ここから先は、泣いているのを慰めるのとは意味が少し違う。
「これで、最後だぞ?」
今まで誰に、何回言ったのだろうか。思い出すのが面倒なくらいに言っているような気
がするし、もしかしたら今が最初かもしれない。コイの舌が与えてくる快楽に思考が溶け、
何も考えられなくなってくる。アズサ先生やエニシ先生と比べると、あまり上手いものと
言うことが出来ない。正直に言ってしまえば、たまにツルがしてくれるものの方が上手い
けれど、その真剣な態度が心を震わせた。過去に何度かされたが、そのどれよりも丹念に
舐め、奉仕してくる姿は愛しくさえ思えた。頭を軽く撫でてやると、コイは目を細めて舌
の動きを激しいものにする。まるで幼子のようだと、そう思った。
「カメって、胸、好きだよね?」
上手く喋ることが出来ずに頷くと、コイはエプロンを脱ぎYシャツのボタンを外した。
現れるのは青いブラだが、観察する暇もなくホックを外す。胸が大きい人は前ホック式の
ものを外すのが少し面倒な筈だが、慣れているからか簡単に外れた。使わない状況が一番
だが、後で参考にさせて貰おう。ツルが再び巨乳になったとき、ブラ係は僕しか居ない。
「また妙なこと考えてる?」
「僕は常に真面目だ」
そう?、と言って僕のものを豊かな丘で挟んできた。あまり体験したことはないけれど、
この感触は癖になりそうだ。柔らかな弾力がまんべんなく包み込み、人肌の温度で優しく
刺激してくれる。膣内の締め付けや口での奉仕も好きだが、それらとはまた次元が違う。
近い感触といえば素股だが、それとは別の良さだ。
唾液を垂らして全体にまぶすと、コイは胸で扱き始めた。
「どう?」
「気持、ち、良い」
ここまで欲求不満だっただろうか、と思ってしまうくらいに快い。コイも興奮してきた
のか、胸で擦りつつ自分の乳首を弄んでいた。力を込める度に舌が小さく痙攣し、細かな
振動でカリ首をえぐるように舐めてくる。開きっぱなしの口からは唾液がただ漏れ状態で、
べとべとに濡れた胸が動く度に粘着質な水音が教室の中に響いた。
「ごめん、もう、我慢出来ない」
あと僅かで限界、といったところでコイは体を離した。
「入れるよ」
そして僕に抱きつくようにして股間に跨ると、愛液に濡れた下着をずらす。指先に蜜が
絡み小さく音が聞こえてきた、胸をいじっているだけで準備は出来たらしい。
腰を降ろすと、僕のものが根元まで飲み込まれた。一気に奥まで辿り着き、溢れた吐息
が首筋を擽ってくる。入れただけで軽く達してしまったらしく、動いてもいないのに竿を
断続的に絞り取るように絡み付いてくる。本番は数えて二度目の筈だがよく馴染んでいた。
腰を軽く上下に揺すると、刺激が強すぎるのか声を漏らして頭を掻き抱いてきた。顔が
胸に押し付けられて、柔らかい感触に包まれる。耳に入ってくる長い吐息は、声を必死に
押し殺しているからだろうか。
胸を揉み、クリと乳首をひっかくように刺激すれば、我慢出来なくなったコイは黄色い
声を漏らした。それで箍が外れてしまったのか、自ら腰を動かし始める。
縦の動きではなく、横の動き。
既に子宮の入口に達しているそれを、更に奥へと押し込むように、こじるような動きで
腰を回してくる。ざらついた部分で敏感な部分を擦られ、ねぶられ、今にも出したくなる。
視界に入った胸の先端をくわえ、舌で転がし、潰すと、より強く胸に顔が押し付けられた。
高く脈打つコイの鼓動が、耳を通さずに直接脳に響いてくる。
イキっぱなしなのか夢中で腰を降るコイの膣内は、胸を刺激したことで、より締め付け
を強くしてきた。左の胸を吸いながら右の胸を刺激し、もう片方の手でクリを摘みあげる
と強く収縮してきた。大きく達してしまったらしい。
僕も、限界だ。
奥に放出し、吐息をするとコイが唇を重ねてきた。
「おい」
「ごめん、でも、もう少しこのままで」
目を閉じて、強く抱き締めてくる。
「すまん」
頭を軽く撫でてやると、コイは嬉しそうに小さく笑い声を漏らした。
最終更新:2007年08月04日 11:50