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『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦』-3

  • 作者 ロボ氏

第3話『新なる力』


「まだ篭ってんのか?」
「そうなのよ」
 虎蔵がミリア・タリアに敗れ白銀の魔法幼女に助けられた事件から三日、リリィは虎蔵
に小さく謝ってから研究室に篭り、一歩も出ようとしなかった。食事はドアの前に置けば
きちんと取っているし、シャワーは研究室の中にある。そのような利便制があり、研究室
から出る必要がない。だからという訳ではないだろうが最低限のコミュニケーションすら
取ろうとすることはなく、リリィはひたすら引き込もっていたのだ。
 ショックだった、というのは鈍感野郎だと自負している虎蔵にも分かった。自分が作り
自信を持って送り出したものが変態博士が作った変態人形に負けてしまったのだ。それは
想像を絶するものだろう。責任感が強く、また天才と周囲に言われていたのだから、挫折
なんてものを味あわないできたに違いない。だが虎蔵からしてみれば、それは随分と気に
入らないものだった。挫折というものは誰にでもあると思っているし、自身も何度も辛い
思いをして生きてきたのだ。簡潔にまとめれば、逃げていると思っていた。
 舌打ちを一つ、
「出てこい!!」
 叫んだが、中から声は返ってこない。これまで何度も繰り返したのだが、結果はいつも
同じだった。防音ではないので聞こえている筈だが、常に無反応だ。
「虎蔵ちゃん、そっとしておいてあげて。まだリリィちゃんは14歳なのよ」
「それがどうした、俺も嫁も10歳で大人になった」
 苦笑を引き吊った笑みに変え、薫は固まった。
「冗談だ、俺はDr.ペドとは違う」
 慌てて何度も頷き、そして真面目な顔をして薫は虎蔵のジャケットを掴む。普段ならば
反射的に殴り倒すのだが、今まで数度しか見たことのない薫の表情がそれを阻止させた。
虎蔵は軽く扉を睨み、渋々離れてゆく。今は離れるべきではないと思ったが、いつになく
真剣な薫の態度は、反抗できるようなものではなかった。



 珈琲を一口飲み、二人同時に煙草の火を点ける。
「ミリア・タリアちゃんとの戦いのとき、リリィちゃんが最後に言った言葉を覚えてる?」
 思い出し、虎蔵は頷いた。意味としては複雑なものを持つ言葉だった。白銀の魔法幼女
の存在を知っている様子だったが、同時に存在の不可解さを表すものでもあった。存在に
驚いていたのではなく、居る筈のない存在が居ることに驚いていたということは、リリィ
の心の中では認められないものであるということだ。それの意味が分からずに虎蔵は混乱
したが、今は敢えて口を出さずに話の先を促した。
「あのね、ここから先は極秘なんだけど、リリィちゃんは『首吊り』事件の生き残りなの」
 は、という部分にアクセントを置いた喋り方に、虎蔵は眉根を寄せた。これはつまり、
リリィに関係のある人物は死んだという意味を持っている。例えば親や姉妹だ、友人なら
どんなに親しくともカウントには入らないと判断した。
「弟ちゃんから聞いてない? ムーンブレアの姉妹の話」
「いや、あいつは何も話さなかったからな」
 そうなの、と呟いて薫は乱暴に煙草の火を揉み消した。
「あたしの話は、これでおしまい。詳しい部分は分からないしね」
 笑みを見せて席を発つと、妙に腰をくねらせながら歩いていった。
 どうしたものか、と考えて虎蔵は立ち上がり、歩き出す。
 気分が悪く、家族の写真を見る気も起きない。情けない表情は出来れば見せたくないと
思っていたし、セリスも暗い表情を浮かべているときはフライパンで殴ってくるタイプの
女性だった。様々な意味で家族に顔向けが出来ない。結局目的地は決まらずに、無意味に
歩くことになる。辛いときには体を動かすのが、虎蔵の癖だった。



「でも、来ちまったな」
 歩いた末、虎蔵は再び研究室の前に立っていた。
「ん?」
 食事のトレイを出すときに鍵を閉め忘れたのか、駄目元で扉に手をかけるとあっけなく
開いてしまった。中を覗いてみるとリリィの姿はなく、作業の途中だったらしい魔法幼女
変身腕輪が放置してあった。引き込もっていても、するべきことをしていたリリィに感心
しながら虎蔵は中へと進んでゆく。
 直後。
「おい、何で全裸なんだ?」
 シャワー室から出てきたリリィと目が合った。
「へ、変態!! スケベ!! 中年!! 何してんですか!!」
「馬鹿野郎!! 俺はスケベ中年だが変態じゃねぇ!!」
 リリィは慌ててシャワー室に戻るが、虎蔵は慌ててそれを追い掛けた。傍目から見れば
中年の親父が全裸の少女を追い掛けるという状態だが、虎蔵にはそんな心の余裕など存在
しなかった。今はただ、やっと出てきたリリィを引き留めることだけを考えて走る。
 一足先にリリィはシャワー室に飛び込んだが、戸を閉めるまでには至らなかった。あと
僅かで閉めきる直前に虎蔵は指を差し込み、無理矢理に開こうと力を込める。
「指、離して下さいよ!!」
「誰が離すか!!」
 直後。
 一瞬だけリリィの抵抗が消えて、
「痛ぇ!!」
 全力で扉を閉められ、虎蔵は叫んだ。
 だがリリィは構わずに指ギロチンを連続させ、その度に虎蔵の悲鳴が部屋に響き渡る。
指先は圧力と強い衝撃で痣が出来、変色してしまっていた。額からも汗が垂れ、その表情
は悪鬼羅刹の如く恐ろしいものになっていた。
 しかし、どれだけ罵られようと、どんなに痛めつけられようと、虎蔵は指を離すことを
しなかった。それがリリィの為になるのだと信じ、その考えを貫く為に。
 果たして、扉は開かれた。
「どうして?」
 浴槽に体を沈め、首だけを出した状態で虎蔵を睨み付け、リリィは呟いた。
「どうして、そこまでするんですか? 平和の為に? 奥さんの仇を取る為に?」
「全裸を見るた……馬鹿野郎、冗談だ。熱いだろうが!!」

 設定温度を最大にまで上げて降りかかってきたシャワーを避け、叫ぶ。どいつもこいつ
も俺の冗談は通じねぇな、と、ぼやきながら虎蔵は風呂椅子に座ってリリィを見た。何故
か凹の形になっている椅子に座り辛さを覚えながら、頭を掻く。煙草を取り出そうとして
こがシャワー室であることを思い出し、ポケットに入れた手を引っ込めた。
「確かに平和の為にとか嫁の仇を取るとか、そんなもんはある。だがよ、それ以上にだ。
一人で落ち込んで泣きわめいている小娘を放っておくのは、どうにも我慢できねぇんだ」
 数秒。
「私は、泣いてなんか。それにヘドロさんに心配される程に、落ちぶれちゃいません」
 ですが、と間を置いて背を向けると、顔の半分まで身をお湯の中にまで沈めてゆく。
「ブクブク」
 だから虎蔵は気付かない。湯だけが原因ではなく、リリィの顔が赤くなっていたことに。
『ありがとうございます』と、本当に嬉しそうに言ったことに。いつも強がりをする少女
が見せた素直な一面は、喋りによって生まれた泡と一緒に弾けて消えた。
 そして散々な状態だが、虎蔵は満足していた。未だ背を向けた状態のリリィの頭を乱暴
に撫でると、軽く伸びをして立ち上がる。言うことは言った、まだ本調子ではないようだ
が、リリィにも普段の強気が戻ってきている。だからもう、ここから先は本人の問題だ。
そう考えて歩き出そうとして、
「うをぅ!?」
 誰が使っているのか一目で分かる、ボディビルダー人形型の石鹸に足を滑らせ、虎蔵は
転倒した。高く舞い上がった悪趣味石鹸と一瞬だけ瞳を交錯させ、何故ボディビルダーは
あんなに厭らしい笑みを浮かべるのかと考えた直後、視界が泡に包まれる。湯船に体ごと
突っ込んだのだと理解をしたが、妙なブリッヂ体制になっているせいで動けない。

「早く出て下さい!!」
 リリィの叫びが響く中に、虎蔵は見てしまった。
 一本筋。
 未使用どころか自分ですることも少ないのだろう、割れ目は綺麗に閉じていて、しかも
無毛だった。単品で見たらDr.ペドが黙っていないであろう一品だが、虎蔵は別のことを
考えていた。サユリもいつかは俺と風呂に入るのを嫌がるんだろうな、と感慨に耽り、
「この変態!! どこ見てるんですか!!」
 涙声を聞いて今の状況を理解し、身を起こす。
「大変よ、虎蔵ちゃ……きゃあ、こっちも大変!! 何で虎蔵ちゃんがずぶ濡れで、リリィ
ちゃんが全裸状態なの!? 先を越された、悔しい!! いえ、今からでも遅くは」
 突然服を脱ぎ出そうとした薫に拳を撃ち込むと、正気に戻ったのかモニターを点けた。
映されているのは破壊の光景。中心街でキャミソールにデニムのミニスカートという姿の、
胸の大きな少女が暴れまわっていた。少し設定年齢が高い気がしたが間違いなくDr.ペド
が作り出したものだろう。虎蔵とリリィは幼女人形を睨み付ける。
「おい」
「分かっています」
 リリィが机の上にあった腕輪を投げると、虎蔵は普段のシニカルな笑みを浮かべ、
「今からでも遅くはねぇ、寧ろ今から仕切り直しだ。整備は完璧だな?」
「勿論です、不備はありません」
 リリィの言葉に頷いた。
「教えてやろうぜ、変態は常識人に勝てないってな」
「当然です」
 快音を響かせて腕輪を填めると、虎蔵は駆け出した。
「頑張って下さい」
「ところでリリィちゃん、いつまで全裸なの?」
 思い出したように赤面すると、リリィは慌ててシャワー室に戻った。



『おやおや、また懲りずに来たのかい』
「黙れ!!」
 虎蔵はDr.ペドが映っている大型のモニターを睨み付けて、腕輪を起動させた。腕輪は
機能を果たそうと、虎の叫びに似た重低音を響かせながら強く光を発して震え、輝いた。
『FullMetalTiger:Enter;』
 変化は一瞬、眩い光に包まれた直後には魔法幼女の姿があった。上がる土煙を羽ばたき
一つで消し飛ばし、長い金髪を翻し、歯を向く強気の笑みを見せる。
「貴方のハートを一刀両断、魔法幼女マジカル☆ヘドロ、只今参上!!」
『ノリノリですね』
「あぁ、魔法幼女の映像がスッパ抜かれててな、お前が引き込もっている間にニュースで
流れやがった。悲しいのか嬉しいのか、娘がファンになったらしくてな。喜んで真似する
んだよ、いっつも。だからサユリの期待を裏切る訳にゃいかねぇんだよ」
 勿論、娘のことを話す虎蔵の瞳はヘドロのように濁っていた。愛らしい姿が台無しな上、
こんな姿をサユリが見たらがっかりするのは考えなくても分かることなのだが、家族方面
に思考をトリップさせた虎蔵は、そこまで考えが及んでいない。
『あのー、ヤバい目をしてないで、こっち向いて下さい』
 その声で我に帰り、虎蔵は機械人形を見た。
『初めまして、ユキです』
 お辞儀をしたことで見えたものに、虎蔵は息を飲んだ。
「馬鹿な!?」
 驚いたのは胸に谷間があったことではなく、ランドセルを背負っていたことだ。外見は
小学生とは思えないのに、それを背負っているということに驚かされる。中学生くらいに
見えていたのに、どうやら設定年齢は小学生らしかった。
『ふはは、どうだね虎蔵君!! このユキちゃんは!! 発育の良さに少しコンプレックスを
持った内気な小学生なのだよ!! ツボに来るだろう!!』

 『!!』を連発して叫ぶDr.ペドに少し眉根を寄せて、ユキは虎蔵を見た。
『えぇと、取り敢えず行きます』
『DragneelSystem:Enter;』
 言った直後、急加速をしてユキが迫ってくる。スラスターによる加速ではなく、長い脚
を利用しての疾走だ。一歩一歩の幅が広く、脚の振りも早い。前傾姿勢での突進、空気を
裂いて進むそれは瞬間的なものではないが、それ故に制御が利きやすい。左右に身を振り
フェイントかけながらの移動に身構え、虎蔵はブレードを伸ばした。
 来る。
 右に抜けると思った直後、真正面から砲撃のような重い打撃が来た。脚部と同様に長く
作られた腕部、その一番の利点はリーチの長さだ。ブレードを持った虎蔵に比べたら短い
ものだが、腕には間接があり、その分応用が利く。長物では不可能な曲線の打撃は、走り
の速度と腰の捻りを利用して巨大な運動エネルギーを生み出した。
 単分子ブレードは横からの打撃に弱いことを思い出し、柄で受けた。そのまま上半身を
捻り、衝撃を受け流す。虎蔵の使う守崎流古武術には基本的に防御の概念は無いが、長い
戦闘経験と現在の『暴君』の体がそれを可能にさせた。
 行ける、と心で呟き、虎蔵は刃を振った。
『あ、危ないじゃないですか!! 死んだらどうすんですか!?』
 先程の交錯で分かったことだが、ユキは格闘に特化しているようだ。ならばそれは自分
の領分だ、体が強化されている今では更に可能性が高い。
 その思考を自信に変えて、剣撃を連続する。
『ど、どうしますかドクター? 負けそうですよぅ』
『ユキちゃん、あれを使うんだ!!』
 嫌そうな表情を浮かべて、ユキは頷いた。
『SugerDream:Open;(大人の時間展開!!)』
 ランドセルが外れ、分解し、空中に展開して即席の舞台装置を作り出す。スローテンポ
の音楽はどこまでも甘く、ブラックライトが妖しげに周囲を照らし出した。とても小学生
とは思えないユキの外見も手伝い、一瞬で空間の雰囲気が別物になる。

 ユキの体が一瞬揺らぎ、消えたと思った瞬間。
 衝撃。
 背後から打撃が加えられ、虎蔵は吹き飛んだ。
『どうだね? 君の弱点は分かっているんだよ』
 追い打ちをかけるように、打撃が来た。一撃目は左側からの衝撃、続いて上下から挟む
ように二撃三撃と来て、ついにはガトリングガンのように全方向からのラッシュが来た。
毎秒30を越える打撃の群れは、どこまでも加速する。
『TigerWall:Open;』
 先日と同じ状況になり、虎蔵は舌打ちをした。このままでは前回と同じになる、そんな
悪い考えが沸き上がってくる。この防壁もどこまで耐えられるのだろうか、焦りにも似た
感情がより苦いイメージを強くしてゆく。既にユキの打撃は、毎秒90を越える程だ。
『君の弱点は視界の狭さと防御力の低さ、そして対応範囲の狭さなのだよ!!』
『黙りなさい、変態爺』
 Dr.ペドの言葉を打ち消すような、凜としたリリィの声が響いた。
『ヘドロさん、新装備です』
『ModeF:Enter;(重装備形態展開!!)』
 リリィの叫びと共に、変化が起きた。
 まずは装甲が弾け、続いてワンピースが光に包まれる。
 現れたのは厚手のセーターにフレアスカートだ。その周囲に深い緑の重装甲が出現し、
全身を包むように合致、要塞のような姿となる。腕部パーツに握られたのはブレード仕様
のステッキではなく、無骨なデザインの装甲に覆われた長い杖。その先端には鈍光を放つ
ドリルが存在していた。
 例えるならば突撃兵。
 敵の攻撃を頑強な鎧で防ぎ、手に持つ槍で相手を打ち崩す、戦車のような兵士だ。
「これは……」
『はい、ヘドロさんはシンプルな攻撃ならば大抵は避けられますが、逆に言えば範囲攻撃
には弱いです。それはあの変態爺の言う通りでしょう。しかし、これは』
 連打が飛来するが、
「効いてねぇな」
 言葉よりも体験で理解して、頷く。自分を吹き飛ばしたものよりも更に強くなっている
筈の連撃だが、全く衝撃を感じない。体が鈍重になったことの補助作用だろう、認識速度
が上がった視覚でユキの姿を捉えて、そこで攻撃されている事実を知った。

「どうした? そんな拳じゃ蚊も殺せないぞ?」
『調子に乗りすぎです』
 分かっている、と笑って虎蔵は長杖を構えた。ユキの次に取る行動の予測はついている、
後はそれに合わせてカウンターを決めてやるだけだ。大きく息を吸って駆動機関を鳴らし、
いつでも動けるようにする。
『これなら、どうですか!?』
 放たれるのは正面からの打撃、充分に加速した一撃。
 予想通りだ。
 これまでのものも充分に強かったが、速さを重視したものだった。それが効かないなら
次に放つのは、威力に重点を置いた一撃必殺の攻撃になる。それには長い滑走路が必要に
なるので、来る方向も分かっていた。後はその方向を向き、タイミングを合わせるだけで
倒すことが出来る。守崎流古武術の基本中の基本、それを頭の中で正確に描く。
 一拍。
 脚部のキャタピラを唸らせ、一瞬の超加速の末に虎蔵は長杖を突き出した。音速超過の
先端は空気の壁をぶち抜き、音を背後になびかせ、螺旋状に長く伸びた水蒸気の尾を引き
ながら前進する。それそのものが意思でもあるかのような歯車の叫びは、飛び散る火花に
よって揺るぎない存在として彩りと姿を得た。
 例えるのなら、それは灼熱の牙。
「何が設定年齢だ。ランドセルを外せば」
 牙はユキの胸へと飛び込み、
「こいつは中学生だろうがぁ!!」
 破砕する。
『ぬあぁ、ユキちゅわぁん!!』
「思い知ったか、変態」
「見事です、私が手助けする必要はありませんでしたね」
 突然降ってきた声は、三日前に聞いたものと変わらない。退屈そうなそれは紛れもない、
白銀の魔法幼女のものだ。視線を向ければ、それが正解だと分かった。
 月の光のような、薄青の色を含む白銀の塊。
「もう私の出番はありませんね」
「おい、待てよ」
 ちらりと虎蔵を見て、すぐに視線を反らす。
「貴方には用はありません」
「リリィにも、か?」
 沈黙。
『リィタ、リィタでしょう!?』
 沈黙。
 だが、その沈黙こそ、彼女がリィタという少女であると肯定するものとなる。リリィの
声に眉根を寄せて、リィタは虎蔵を睨み付けた。否、正しくはスピーカーの向こうに居る
リリィに向けられているのだろう。
『リィタ……』
「リリィ、貴方とはもう他人です」
『リィタ!!』
 辛そうな表情を浮かべると、リィタは空の彼方へと飛び去った。

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最終更新:2007年08月04日 17:24