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ツルとカメ-33

  • 作者 ロボ氏

 休日、生徒会の仕事も一段落、良い天気と三つ揃えば心が晴れやかになり自然と足取り
も軽くなる。今日は僕と水樹、一真とチーちゃんという幼馴染み四人組だけの久し振りの
外出だ。普段はツルやコイ、センスやミチルが居るのでクラスメイト連中という意識の方
が強いけれど、この組み合わせだと昔からの仲間という考えの方が出てくる。
「何か今日は風が強いですね。他の皆さんが居ない分カメさんへの風当たりは弱いですが」
「そうだな」
 頷いたが、しかし心配は要らない。昨日の夜から雪が降り始めてきて気温はかなり低め
になっているが、ツルが編んでくれたマフラーを着ていれば、例え遠きソ連のツンドラの
平原だろうが極寒の大陸北極だろうが寒くも何ともない。愛が持つ熱量は無限大、心も体
もホットミラクルが起きてたちまちの内に全身が燃え盛る。
「分かるか!?」
「はい、カメさんが風邪を引かない理由がはっきりと。原因はマフラーではなく、頭の方
だったんですね。少しは改善されてると思っていたのに、がっかりです」
 チーちゃんも随分厳しいことを言ってくれる。だが昔からのことなので気にならないし、
寧ろチーちゃんらしくもあって悪くはないと思う。率直と無礼は違うが、僕など昔からの
馴染みの人以外には礼儀正しいので問題はない。
 ただ、心配すべきは乳の小ささだ。昔からよく喋る子だったから、もしかしたら言葉と
一緒に乳を大きくする特殊な成分が逃げてしまっているのではないだろうか。そうだった
としたら、早急に問題を解決する必要がある。例えば、口に栓をするなどはどうだろうか。
バナナやフランクフルトなど口に含んでいても自然で、なるべく体積の大きいものの方が
好ましいだろう。密閉する訳にはいかないが、それで隙間を減らすことが出来れば良い。
僕は水樹から渡されたハンバーガー屋の包みからフランクフルトを取り出した、これなら
暖かいし前に言った条件も満たしているし正にパーフェクトだ。
「さぁ、チーちゃん!! 巨乳目指してこれを口に含むんだ!! おっと、歯を立てちゃ駄目
だからな? 噛み千切ったら意味がない。そう、そうやって舐めるのはオーケーだ」

「お前の頭がオーケーじゃねぇよ」
「あー、あたしのフランクフルトぉ!!」
 ホモではないが、二人でトイレに行っていた水樹と一真が帰ってきた。
「全く、何で少し目を離しただけでナチュラルにセクハラかましてんだ。しかも人の妹に」
 セクハラをしたつもりは無かったのだが、確かに少し配慮が足りなかったかもしれない。
公衆の面前で乳を大きくしようなどと、マナーが欠けていた。只でさえ乳が小さいのに、
それを公言するようなものはコンプレックスを刺激する駄目行為だ。せめて無言で加えて
もらうようにするべきだった、次からは努力しよう。
「で、どこで食う?」
「適当にカラオケにでも行こうよ、外は寒いし」
 だったらミニスカートなぞ穿かなければ良いと思うのだが、ジーンズを穿くとかいった
選択肢は無いのだろうか。冷え症とファッションは別問題だと分かっているが、それなり
に着込んでいてもバチは当たるまい。それに幾ら良い太股をしていると言っても、水樹は
男であり幼馴染みであり親友だ。それを考えれば、欲情などする筈が無い。
 つまり今見るべきは、チーちゃんの太股だ。
「何ですか、そんな下品な視線で」
「消去法だ、チーちゃんには少し難しかったか?」
 だが、いずれ大人になれば分かるだろう。
 頭を撫でてやると不満そうな顔をされた。昔は喜んでくれたのに、こんな反応をされる
ようになったのはいつ頃からだっただろうか。チーちゃんの股間に毛が生えてくるまでは
嬉しそうに擦り寄ってきていたのは覚えているが、そこから先の記憶が何とも曖昧だ。
 水樹から焼きサンマのライスバーガーを受け取りつつ思い出してみれば、中学に入った
ばかりの頃はまだ僕にべったりだった気がする。言動のキツさはその辺りから増してきて
一真によく相談されたものだが結局一真が原因だと分かり、放置の決定で話は終わった。
 だとしたら、
「チーちゃんの中で一番の事件は?」
「六歳のとき、カメさんにされた浣腸です」
 やっぱりそれか、そうなれば原因は僕か。チーちゃんが捻くれるきっかけとなったもの
も、最初のセックスが尻だったのも、全て僕に原因があるというのか。
 自分の業の深さを思い知り、吐息をする。
「何を溜息吐いてんだ、着いたぞ?」
「あ、すまん。良い乳があって、ついそっちばかり」

 三人に半目で見られた。冗談が通じないタイプではないと思っていたが、そんなに嘘に
リアリティが有ったのだろうか。これは良いことを知った。それだけの演技力があれば、
ツルに自身が背の高いバインバインの巨乳ナイスバディであると錯覚させることが出来る。
「いや、流石に無理か」
 カラオケ屋に入ろうとしたところで、なんとなく細い路地が目に着いた。置かれている
ものは空き瓶の入ったプラスチックのケースや、ゴミが入った袋。そのようなありふれた
ものの奥の部分に少し目を引かれた、雑誌が束ねてあったからだ。
 思い出すのはまだ小学校低学年の頃、チーちゃん浣腸事件が起こる前の話だ。昔は四人
でよくエロ本墓場に行って未知の世界を楽しんでいた。僕が金髪巨乳外人を好きなのは、
そのときに見た本による擦り込みによるものだろう。無垢で無邪気な好奇心は知識を吸収
させることに貪欲で、ページの向こうにある夢の世界を歩く為の原動力とさせ、一人でも
エロ本墓場へと進ませるくらいだった。大人にバレても責任をなすり付ける存在が居ない
状態で、しかも茂みの奥にあるので怖かった筈なのに。
「何してんだ? 早く来いよ」
「うあ、すまん。今行く」
 それにしても、何か大切なものがあった気がする。


 ◇ ◇ ◇

「さっき何してたんですか?」
「思い出に浸ってた」
 演歌をデュエットしている二人に視線を全く向けず、曲を選びながらチーちゃんが尋ね
てきた。その横顔は綺麗な顎のラインや薄い唇の形がよく分かる、どこか作り物のような
無表情。見慣れたものの筈なのに、これが少し気にかかった。
「チーちゃんさ、何か」
「あ、ごめん。家から連絡が来て帰らなくちゃいけなくなったみたい」
 言葉を遮るように、水樹が言ってきた。フリータイムで入ったのにまだ一曲しか歌って
いない、タイミングが悪いにも程がある。名残り惜しそうにマイクを置きながら、水樹は
肩を落として部屋を出ていった。この中で一番のカラオケ好きだから、さぞや残念だろう。
細い太股も頼り無さ気に動き、足取りはとても重いものになっている。
 一人二曲目に入った一真はハードロックの良いシャウトを響かせていたが、何故か突然
叫びを止めた。そしてこちらを見ると口の端を歪めた笑みを作り、
「悪いな、俺も急に用事が出来た。突然エロ本の神が脳内に降りてきたから、ちょっくら
近くの本屋巡りの旅をしてくる。金は置いとくからな。カメ、チーを頼んだぞ?」
 唐突に何を言い出すのかと思えば、そんなもの後でも良かろうに。財布から四人分の金
を出してテーブルに置くと、弾むような足取りで部屋を出ていった。本当にホモ野郎では
ないだろうが、水樹の後を嬉しそうに追い掛ける姿が何とも不気味だ。一真が何かを語り
かけると水樹はちらりとこちらを向いて、複雑そうな笑みを浮かべた。
「一気に人数が減りましたね」
「そうだな、何かチーちゃんと二人なのも久し振りで」
 まるで昔のようだ、と思ったところで思い出した。
「初めて僕に馬鹿って言ったのも、二人きりのときだったな」
「そうですね」

 ページを捲る手を止めて体の向きを変更、こちらに向き合うように座り直した。昔から
真っ直ぐだった、今も変わらず真っ直ぐな視線が僕と目を合わせてくる。距離が近いので
少し顔を傾げただけでも唇が触れてしまいそうで、それが圧迫感を出していた。
「最初の馬鹿は、思い出すのも恥ずかしいですね。随分と失礼で」
 思い出す。
 一人でもエロ本墓場に行っていた僕だったが、一番多かったのはチーちゃんと二人での
行動だった。家の中での話は別として、一真よりも寧ろ僕と一緒に居た時間の方が多いの
ではないかと思うくらいよく懐いていた。どこに行くでも何をするでも一緒、当然エロ本
を見るのも二人仲良くだった。浣腸事件の後は少し溝のようなものが出来ていたが、それ
でもやはりいつも一緒で、手を繋いで藪の中へと入っていったものだ。実の兄を差し置き、
僕とチーちゃんは兄妹よりも兄妹らしかったと思う。
 そしてある、日問題が起きた。
 エロ本を持って帰っていたチーちゃんだが、その秘密コレクションが親にバレてしまい
大目玉を食らってしまったのだ。原因の一端は僕にもあるし、何より目の前で涙目になり
怒られているチーちゃんを見ていられず、お袋さんに僕が持ってきたのだと訴えた。今に
して思えば随分と稚拙な嘘だ、段ボール数箱にも及ぶ量だったのだから。だがエロいこと
以外では良い子として通っている僕に免じてくれたのか、チーちゃんは解放されたのだ。
その後は何事もなく済んだのだが、今度は僕が怒られると思っていたらしい。チーちゃん
は泣きながら僕に何度も馬鹿と言っていた。
 ついでに、と言いながらチーちゃんはそっけなくなった理由を話してくれた。それは、
中一の夏の出来事。アイスの食べ過ぎで夜に腹痛を覚えたチーちゃんは薬の場所を訊きに
両親の寝室の扉を開けてしまったところ、うっかり生セックスを目撃してしまったという。
今まで本の世界、紙の向こうの出来事だと思っていたものを目の当たりにして、自分の中
で現実身を帯びてきて、何だか僕に会うのがキツくなってきたという話だった。思春期と
重なって段々と距離が離れ、気付けばもう今のような状態になっていた、と。
「何か、勿体無い話ですね。せめて離れていた時期に口が悪いのを直してたら、そんなに
印象悪くなかったと思うんですけど。何かつい、本音とかが出ちゃって」
「今最後も本音丸出しだったぞ?」
 言ってから気付いてしまったらしい、チーちゃんは悶絶してテーブルに顔を伏せた。
「でもカメさんはそんな私にも、ずっと同じように接してくれて」
 嬉しかったです、と言いながら袖口を小さく摘んできた。
「情けないですけど、二人きりだから言えます。好きです、大好きです!! ラヴユー!!」
 マイクを掴みながらの叫び、部屋に何度も響かせて危うくハウリング現象を起こしそう
になったところでマイクのスイッチを切った。だが、耳にはまだ残っている。
「でも、僕にはツルがだな」
 睨まれた。
「あぁ、あの頃に戻れたら」
「……そうだな」
「幼女状態ならカメさんの心をガッツリ手に入れれたのに」
 何だか酷い誤解があるようだ。僕はいつもツルとエロい
ことをしているが、体型に欲情しているのではなくツルに欲情しているのだ。うぁいかん、
思い出したら急速にツルに会いたくなってきた。今目の前に居るチーちゃんには失礼な話
だが、やはり一番大切なのはツルなのだ。
「くぁ、クァムェすゎん!!」
 再びマイクを入れたせいで妙な呼び方に聞こえる声で叫び、
「せめて昔の、あのときのように!!」
 タックルを仕掛けてきた。
 正しくはバランスを崩しただけのようだったが、体重の乗った重い組み付きはタックル
としか言いようがない。気付けば押し倒されたような状態で、モロに口がぶつかったせい
なのか口の中に血の味が広がった。
「はぁ、格好悪いですね」
「それは良いから、どいてくれ」
「嫌です、こんなチャンス逃せません」
 今度はゆっくりと、丁寧に唇を押し付けられる。舌が滑り混んできて、口内の傷を癒す
ように何度も往復してゆく。チーちゃんの方も口が切れているのか、僕のものとは僅かに
違う血の味が広がった。チーちゃんが僕の側に居ると、そう自覚させられる味だ。

「カメさん、私のこと嫌いだったら今すぐ突き離して下さい。でも、そうじゃなかったら
もう少しこのまま、いえもっと、もっと愛して下さい」
 突き放すことなど、出来る訳がない。
 僕はチーちゃんを抱き締め、髪を撫でる。
「あぁもうじれったい、そんなじゃなくて、もっとガバッと!!」
「ま、待て!!」
 ガバッと服を脱ぐと、チーちゃんは顔に胸を押し付けてきた。まさかさっきまでの流れ
から唐突にエロに変わるなんて、誰が予想しただろうか。いかん、これが一緒にエロ本を
読み続けてきた弊害か。誰もが僕のように綺麗な心のまま居られる訳ではないというのは
分かっていたが、こんな身近に被害者が居るとは思わなかった。なるほど、このような娘
が発生するならエロ本が18禁なのも頷ける。日本中がこのような状態になったら、スケベ
業界ばかりが発展して財政的に傾いてしまうだろう。常任理事国として、それは駄目だ。
第三次産業だけの国なんて、それこそ大惨事。笑えないにも程がある。
「お願いします、今だけは私の恋人で」
「いや、でもソファー汚したら店に迷惑だし」
 チーちゃんはテーブルの上にあった強粘性ドリンク『マグナムヨーグルトS』を周囲に
ぶちまける。僕の顔にも少しかかるが、何だろうこの気分は。水樹や一真と違って一度も
女の体になったことなど無いのに、何故だか汚された気分が分かった。白くどろりとした
液体がかけられるのは男としてどうかと思う、水樹達もきっと同じ気分だったのだろう。
「ほら、これで大丈夫です。もう少し汚しても変わりません」
 チーちゃんは向こうの学校で一体何を習ってきたのだろうか。それともやはり織濱関係
の呪いか何かだろうか、この辺りの人間は全体的に過激な傾向があるし。
「お願い、します」
 言いながら、『マグナムヨーグルトS』が付いた顔を舐めてきた。拭うものならば備え
付けの紙ナプキンがあるのに、子犬のように丹念に頬や鼻筋に舌を這わせてくる。いつも
僕がツルなどにしていることだが、されるのは久し振りだ。エニシ先生もセックスをする
ときはよく舐めてくるが、それは下半身にばかり集中している。アズサ先生は下半身だけ
でなく胸も舐められていたから、エニシ先生は単にエロい部位が好きな性癖なのだろう。

「今他の人のこと考えてます?」
 鋭い。
「目の前に女のが居るのに、他の人のこと考えて、おまけにこんな固くして」
 睨みながら、先日のことを思い出したせいで固くなっている部分を握ってくる。あまり
強い力ではないが、それのせいで気持ちが良い。顔に当たる胸の感触もあり、更に大きく
なっていくのが分かる。ジッパーを下げられ冷たい手指で触れられたら、増々気持ち良い。
「揉んで、下さい」
 竿をしごかれながら、胸に吸い付いた。もう片方の胸に掌を伸ばし、少し力を込める。
発育の途中らしく少し芯の固さが残っている状態だが、これはチーちゃんがパスタ好きな
ことが関係しているのだろうか。アルデンテな乳だが肌のキメが細かく、張りもあって、
中々の感触だ。これはこれで、また良いと思う。
 下着の上から割れ目を撫で、ゆっくりと脱がしてゆき、
「待てよ」
 一真と竿兄妹ってのは、どうだろうか。
 それはいかんと考え、太股の間にブツを差し込んだ。いわゆる素股だが、初体験のとき
に行ったアナルよりは幾らか健全だろうと思う。それに入れなくても僕は充分に気持ちが
良いし、無理にチーちゃんの前を貫通する必要も無い。不満そうな目で見てくるが、理由
を話せない以上は黙って視線を受け止めるだけだ。ある程度怒られるくらいで済むのなら
安いものだろう、変に傷付けるよりもずっと良い。
 体重をかけながら割れ目に竿を押し当てて、腰を動かし始める。よく擦れるように脚を
肩にかけ、両腕で抱くような体制だ。すべすべとしていて程良い弾力も有って僕も気持ち
が良いし、表情を見ればチーちゃんも結構感じているらしい。濡れが少ないのは、センス
やアズサ先生のように体質的な問題だろう。問題無く動かせる程には濡れているが、念の
為にグラスに僅かに残っていた『マグナムヨーグルトS』を股間に垂らした。これくらい
粘るものなら良い潤滑油になるだろう。これなら間違っても擦り切れて妙な病気が入って
くることも無い筈だ、我ながら良いフォローっぷりに感動する。
「何か、変な感じです。それに、眺めが」
「多少の犠牲は付き物だ」

 チーちゃんは脚に力を込めて首を固定すると腰をスイング、壁に頭が打ち付けられた。
こんなアクロバティックな攻撃を仕掛けてくるなんて、ツルには出来ない芸当だ。ツルの
場合は半マグロだし、仮に動けたとしても今の擦れで達してしまう。すぐに駄目になって
しまう敏感な体は伊達ではない、ツルの感度の良さは並のものではないのだ。
「また他の人のこと、考えてますね?」
 だから、何で一々分かるのだろうか。
「どれだけ一緒に居たと思ってるんですか? そのくらいはお見通しです」
 お見通しなのは分かったから、先端に爪を立てるのは止めてほしい。物理的な痛みには
結構強い方だが、これは我慢ならないものがある。
 吐息して僕は腰の動きを再開、股間から響く生々しい音の中、チーちゃんの押し殺した
声が聞こえてくる。二人きりのとき、チーちゃんがトラウマを抱えるまではビデオの中で
一緒に聞いていた声。二人きりの秘密として見続け、聞き続けてきた声がチーちゃん自身
の口から漏れている。それが堪らなく興奮する。どこか現実感が足りないような、そんな
不安定な気分は相手がチーちゃんだからだろう。今という時間を遠くに置いて、いつもの
ように肩を並べて拾ってきたエロいビデオを眺めているような、そんな過去に心が戻って
いるのだと思う。なのに体はしっかりと感覚を受け止めているから、ちぐはぐになる。
「カメさん、もう、イキそうです」
 チーちゃんの声で我に帰り、頷き、腰の動きを激しくする。
「も、もう、限界で」
 強張った太股が強く竿を締め付けてきて、僕も達した。腹の上に放出すると縦長で形の
良い臍に精液が僅かに溜り、溢れ出た分や入らなかった文が脇腹を伝って滑り落ちてゆく。
中に出したものが出てくるのもエロいが、これも良い。
「カメさん、今度また行ってみませんか?」
 僕とチーちゃんの思い出の場所、今はどうなっているだろうか。今は僕がエログッズの
禁止令を受けているから、今度は僕が怒られるのをチーちゃんが見る番だ。そんなことを
考えながら差し出された手を握り、隣り合って座り、
「あー、大した用事じゃなかったみたい。あたしが行く前に、もう済ん……うわエロい!?」
 超不意打ちな水樹の乱入で思考が停止した。

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最終更新:2007年08月04日 17:44