ツルとカメ-36
「メリークリスマス!!」
などと明るくクリスマスパーティーが始まったは過去の話。あのままの雰囲気なら何も
問題は無かったのだが、予想通りと言うか、もう少し面子のことを考えておくべきだった
と言うか、現在は物凄いことになっている。
具体的には、
「カメ、私は、私はぁ」
と左腕にアズサ先生がすがりつき、
「えへへぇ、カメさんカメさん」
と右腕に巨乳の楽しいセンスがすがりつき、
「あら、酔ったみたい」
と股間にエニシ先生がすがりついている。残念なことにアズサ先生の乳が物足りない気
もするが、ホットドッグ状態だ。普段は人一倍常識的なのに、アルコールが入ると途端に
駄目になる人が二人も居ることを注意しなかった僕のミスである、この場合は仕方が無い
などとと無責任な発言は出来ないだろう。それとエニシ先生は絶対に酔っていない筈だ。
ツルに視線で助けを求めると、久々の悪どい笑顔で無視をされた。苛々しているのか、
店員割引で安く買ってきた大量のフライドチキンを馬鹿食いしている。そんなに揚げ物を
食ったらニキビは出来るわ太るわで大変な筈なのに、そんなことはお構い無しだ。勇気と
無謀は違うもの、ツルのしていることは蛮勇でしかない。
コイはコイで悪魔の叫びのような歓声をあげながら織濱食品の新商品、『惨劇ビール』
をガンガン飲みまくっているし、ミチルはパンツ丸出しでスカートを頭に被り、見ていて
何故か不安になってくる奇妙な踊りを踊っていた。両手にぶら下げてゆらゆらと揺らして
いる空き瓶は一体どのような意味があるのだろうか。水樹と一真はコイが注いだウーロン
茶を飲んで馬鹿になり、ケーキと会話をしていた。今回は見た目が普通だっただけに油断
していたらしいが、流石はコイの暗黒料理技術だ。グラスに注いだだけでも超非論理的な
化学変化を起こすなど、普通の人間が出来ることではない。ある意味ではミチルと同格と
言えるくらいの化け物っぷりだ。このまま行けば、ABC兵器にD(でかいおっぱいの娘が
関係した食い物)が追加されるのではないだろうか。
惜しむらくは、ホウ先輩とオウ先輩を呼べなかったこと。上流階級のお嬢様と、付き人
であるあの二人は今頃大型クルーザーの上で世界三大珍味のミックス料理でも食っている
のだろうか。ワインを片手にレズシーン、なんて光景が思い浮かんできたが、それは無い
だろうと頭を振る。どうやら僕も相当酔いが回ってきたらしい。
「だから、これはセーフだ!!」
「「「アウトぉ!!」」」
手当たり次第に近くの娘の服を剥こうとしただけだというのに、センスとコイとツルに
瓶で頭を殴られた。全くけしからん、後遺症で頭がおかしくなったらどうするつもりだ。
きっとエロい方向にしか物事を考えられなくなり、所構わず痴漢行為の限りをするだろう。
考えただけでも恐ろしい、そんな人間は存在するのだろうか。
「思考が漏れまくっている上に、それはあんたのことよ!!」
いかん、酒のせいでツルは冷静な判断が出来なくなっているらしい。アルコールを抜く
為には大量の水を飲むのが良いが、酔っている状態では上手く飲むことが出来ないだろう。
だから僕は水割り用のミネラルウォーターを口に含むと、ツルを見た。口移しならば普段
から唾液交換ベロチューをしているので慣れているし、安全な筈だ。それに僕も嬉しいし、
二人とも得をする。どこにも問題点は無い、完璧なアイディアだ。
「飲まないわよ?」
水のせいで口を開けないのに言いたいことが分かるなんて、やはり僕とツルは意思疎通
が完璧だ。愛のテレパスは無限大、直通ハートを受け止めようと両腕を開き、
「カモン愛の天使!!」
「うっさい!!」
愛の天使は、鶏の骨の形をしていた。
◇ ◇ ◇
「すまんのう、手伝えなくて」
あれから更に宴会はエスカレートして最終的には殆んどの面子が全裸になるまで至った
のだが、夜勤バイトの入っているミチルが強制的に全員のアルコールを魔法で飛ばした所
でお開きとなった。しらふに戻ったときの皆の反応は、それはもう面白かった。特にツル
が自分の体を隠しながら服を探す姿など筆舌に尽し難く、思わずデジカメのメモリ一杯に
記録してしまった。これは後でポスターにしようと決意する。
そのようなハプニングが有ったものの宴会自体は楽しかったので文句もあまり出ずに、
時間も丁度良い頃合いだったので全員納得満足しての終了である。皆はそれぞれの家へと
帰り、ツルはシャワー。ミチルはこれからバイトである。高校生が夜勤をして良いのかと
疑問に思うのだが、年齢はクリアをしているし、動物なので人間の法律は適用出来ないと
いう無茶苦茶な論理での結果らしい。それに何だかんだ言ってもミチル本人が働くことが
楽しいらしいので、僕も細かく言うつもりは無い。
ミチルを玄関まで送って伸びを軽くすると、僕は片付けを開始した。
数分。
飲み食いした残骸を一通り片付けると、僕はテーブルに新しいクロスを敷いた。皆には
少し悪いかもしれないが、今日は寧ろこれからがメインなのだ。先週買っておいた指輪が
ポケットにあるのを確認して、こっそりと戸棚に隠しておいた秘蔵のブランデーを出せば
準備は完了だ。両親に頼んで送って貰ったものだ、きっと旨いものだろう。
調度グラスを置いたところでツルが風呂から上がってきた。
「ん? どうしたの、それ?」
「二人きりで飲もうと思って。ほら、せっかくのクリスマスだし」
言うと、突然ツルが泣き出した。
「ば、ばかぁ!!」
暫く見ていなかった泣き顔に一瞬戸惑ったが、僕は黙って小さな体を抱き寄せると低い
位置にある頭を撫でてソファへと座らせる。寄り添うように隣に座るツルの、風呂上がり
の良い匂いと高い体温が快い。ツルの存在そのものを感じることが出来る。
十年物だという飴色の酒をグラスに注ぐと、独特の甘い薫りが広がった。差し出すと、
ぐずる中に僅かに喜びの声が聞こえてくる。その嬉しさを肴にして一口含み、キレの良い
甘味とコクにまた嬉しくなる。出世払いだと電話で言ってきた両親に、物凄い感謝だ。
「何か、しょっぱいね」
涙の味だ、とは言わない。
「ごめん、いきなり泣き出して。引いた?」
それは無い、絶対に有り得ないと断言出来る。こんなに可愛いツルの行動だ、例え世界
人類全てがドン引くような奇行をしたとしても僕はツルの味方をするだろう。否それだけ
ではない、その行動を僕もして世界的唯一カップルとなって最終的には銀河や宇宙の中で
ベストだと呼ばれる究極の愛を見せ付けてみせる。
内心の決意に頷いてツルを見ると、気持ち悪そうな表情をされた。宴会の酒が残る状態
で風呂に入ったのが悪かったのだろうか。次からは僕自らが一緒に入って、手洗いまでの
完全フォローをしてやる必要がありそうだ。
「何かニヤニヤしてるところ悪いけど、話を戻して良い?」
頷くと、ツルは目を伏せた。
「ごめんね、泣いたりして。その、凄く嬉しかったから。あぁ、カメはちゃんと私のこと
考えてくれてるんだなぁ、って。変態だし常にエロいし馬鹿だし他の娘にも手を出すし、
腹立ってきた。殴って良い? あ、調度良い瓶もある!!」
真面目な話じゃなかったのだろうか。
「それに、ちゃんとカメとクリスマス過ごすのも初めてで嬉しくて」
確かに一昨年まではお互いの両親が同席だったし、去年まではツルの僕に対する態度が
余りにも酷かったのでずっと嫌われていると思っていた。今でこそ照れ隠しだと分かって
いるので罵倒も打撃も愛しいだけだが、結構キツいものがあったので、二人きりでどこか
良い雰囲気などというものは存在しなかったのだ。去年などは大事な日には一緒に過ごす
なんてことも無かったし、予想もしていなかった。だからこそ今年は今までの埋め合わせ
をしようと頑張ったのだが、それが上手くいったのが何よりも嬉しい。
「それと、プレゼントがある」
「まさか精液でホワイトクリスマスとか言うんじゃないでしょうね?」
鋭い意見だが、それは後だ。後で絶体にするつもりだが、今は違う。ポケットから小型
の箱を取り出すと、ツルに渡した。給料三ヶ月分などと洒落た言い回しではないが、禁止
されていたエログッズ八ヶ月分の金額に相当するものだ。プロポーズなんて大人のような
ことは出来ない、今だって結局は大人の真似事をしているだけなのだから。
しかし、ツルが欲しがっていたものを贈りたいと思う気持ちは本物だ。
「わ、ぁ。ありがとう!!」
まるで幼児のように喜ぶツルに腕を広げたが、残念なことに抱き付いてこなかった。
「ね、今填めて良……何でちんこ出してんのよ!?」
いかん、ハメるという言葉に反応してしまった。しかしこれも全てツルの尋常ではない
可愛いさや、途方もなきエロい外見がいけないのだろう。全く、清らかな夜に僕を獣野郎
にするなんて何て悪い娘だろうか。これはお仕置きするしか無いだろう。
押し倒したところで、顔面殴打された。
「その、せめてベッドで、ね?」
◇ ◇ ◇
「私は別にしたくなかったけど!! カメがどうしてもって目をしてたから、それだけなん
だからね!! 分かった!? 別に私はそんなエロ女じゃないからね!?」
準備があると言って一旦部屋に戻ったツルは、何と全裸リボンという非常にエロい格好
で戻ってきた。あまりのエロさに頬が緩むのを自覚しながら、その姿をじっくりと眺める。
何て嬉しいプレゼントなのだろうか、流石はツルサンタだ。それもこれも、一年間良い子
として過ごしてきたお陰だろう。このペースで良い子ライフを続けていたら、来年は更に
エロいことになるのではないだろうか。恐ろしい、そのとき僕は正気を保てるのだろうか。
「やだ、食い込むから引っ張らないで」
そう言われても、こんなに肌にフィットしてるのを見せられたら食い込ませない訳には
いかない。そしてこの食い込み様の何とエロティシズムに満ちていることが、それはもう
いやらしい。脳内ではエロス単語が乱舞しまくり、今にもゲシュタルト崩壊を起こしそう
になっている。このままでは駄目になってしまいそうなので、力の限り抱き締めた。
「カメ、ほどいて?」
コノヤロ、結構乗り気じゃねぇか。
言われるままに真紅のラッピングをほどいてゆく。まずは乳ラッピングをほどき、だが
そこで考えてみた。おっぱいリボンは絶体に外すとして、手首や足首に付いているものは
何だか可愛いので外したくないし、股間リボンも何だか惜しい。この白ニーソとの色合い
も素晴らしいものがあるし、この芸術を果たして崩しても良いものだろうか。難しい。
考え、悩み、手首のものと足首のものだけ残すことにした。
「可愛いな、凄く」
「どこ見て言ってるの?」
僕にエロ単語を言わせようという魂胆か、乗ってやろう。
「この小さくてぴったり閉じた超淫らなエロマン……痛ぇ!?」
何故か殴られた。
「ねぇ、真面目にやりましょうよ」
「そうだな」
今のままイチャ付いていても楽しいが、このままだと先に進めないのでツルをベッドに
押し倒した。そのときに指に冷たい感触が当たり、そこを見れば細い指に填められた指輪
が輝いていた。早速着けてくれたことを喜びながら唇を重ね、舌を滑り込ませた。ツルも
小さく短い舌を伸ばして応え、水音が部屋に微かに響く。
照明をグローランプに変え、固くなっているツルの乳首に吸い付いた。指で転がして、
摘み、潰す。先日のことを思い出して、敢えて焦らしてみた。強い刺激を与えられて喘ぐ
ツルも可愛いのだが、いつも同じだと申し訳ない。そしてその代わりに、指の腹を舐めた。
僕とツルの性感帯が同じだとは限らないが、女の体になったとき、竿を扱いたときに掌が
気持ち良かった。もしかしたら、と思っての行動だが、意外にもツルは反応した。
一度引っ込めた手首を掴み、遅い速度で舌を這わせる。フェラをするように全体に唾液
をまぶして、時折吸ってみた。指輪のある薬指の付け根の部分が特に良いらしく、金属の
感触を確かめるように弱く歯を立てて噛んでやると、細く長い吐息が首筋を擽った。
「また上手くなってるわね」
普段と違う行動に若干不安そうな目をしているものの、頬は紅潮していて充分に感じて
いることが分かる。それだけ分かれば、後はもっと責めて、更に気持ち良くなってもらう
だけだ。手指だけでなく掌、手首まで唇を動かし、二の腕まで移動して肩を噛む。両手も
いつものように胸へと伸ばさずに腰や腹、臍や太股を撫でてゆくと、少し物足りないのか
潤んだ瞳でこちらを見ながら腰を動かしてきた。僕の太股を自分の脚で強く挟み、淫らに
腰をくねらせる。溢れる蜜を潤滑油にしてのグラインドは次第に加速していったが、不意
に振動を与えてやると動きが止んだ。
「や、そんな」
連続で脚を動かしてやると、ツルは毎回の如く半マグロとなって抱き付いてきた。背中
に爪が食い込んで淡い痛みが走るが、それでも行為を続けていると、被さっている僕の体
を跳ね退けるように幼い体を弓なりに反らせた。どうやら達してしまったらしい。
熱く荒い息を吐いて脱力した体を抱いて、移動させる。そのときに擦れたシーツがまた
良かったのか、猫の鳴き声のような悲鳴を小さく漏らした。今日も感度は良好、と言うか
いつもよりも高いらしい。試しに鎖骨を撫でてやると、身を縮こまらせた。
その様子を見て、大丈夫だろうか、と思いながら股間へと顔を近付けた。涎を垂らした
割れ目は物欲しそうに細かく震え、尻の穴までもが小刻みに動いている。身じろぎすらも
辛そうな体とは対照的なそれは、最早ツルという人格すらも超越した一つの生物のように
思えた。貪欲に餌をねだる飢えた雛鳥、そんな光景を連想する。
右手の親指で割れ目を広げ、濃いピンクの肉へと舌を伸ばす。成熟という言葉を忘れた
ような鮮やかな色の膣だが、舌を僅かに奥に潜らせただけで顔を濡らす程の愛液が流れた。
性の流れを促す蜜は、そこが完全に準備が出来ていると教えてくれる。
だが、まだ入れる気は無い。せっかくツルの体が絶好調なのに、簡単に終わらせるのは
勿体無い気がしたからだ。それに年に一度だけのクリスマスイヴだ、もっと楽しみたい。
「や、何で、そんな」
深いところまで舌を伸ばさずに、浅い部分を往復する。表面の部分を舐めて、指を差し
入れ掻き混ぜながら充血したクリトリスの周辺を舐めた。
それだけでも何度も達しているらしいが、与える快感としては普段と比べると弱い方だ。
舌でクリトリスの皮を剥き、自己主張する肉の目を舐めてやると、勢い良く吹き出した潮
が顎や喉を濡らした。隣の家に聞こえるのではないかと思う程の大音量での声は、喜びの
意思に満ちている。そのまま続けていると、喘ぎが本格的な泣き声に変わり始めた。
「大丈夫か?」
「馬鹿、やりすぎよ……まぁ、気持ち良かったけど。馬鹿になるところだった」
は、と息を吐きながらこちらを涙目で睨んでくる。この後は尻も含めた四点責めもする
つもりだったのだが、それはどうやら無理そうだ。少し残念な気もするが、胸板を叩いて
くる腕に全く力が込もっていないこともあり、愛撫は止めることにする。
「入れるけど、耐えれるか?」
「ちょっと待って」
深呼吸を数度繰り返し、
「うん、大丈夫。今日は私が動いてあげようか? いつも動いて貰ってばっかりだし」
それは嬉しいが、論理的に無理だろう。そんなことが出来るのなら最初から半マグロに
なったりしないし、一昨日も「出来る気がする」などと言って騎乗位に挑戦したがまるで
駄目だった。三回突いた辺りで僕の上に倒れてきて、そこからはいつも通りだったのだ。
それはそれでツルらしく愛しいので文句は無いが。
そのような考えが顔に出ていたのだろうか。ツルは負けず嫌い根性を発揮して、頭突き
で僕を押し倒すと腹の上に乗ってきた。肉棒の先端と自分の入口を擦り合わせ、軽い体重
を頼りにゆっくりと埋めてゆく。幼い体駆の浅い腟は一番奥までを埋めても竿が尚余り、
濡れた肉棒が橙色の明かりを反射して鈍い光を放っていた。
だが、それきり動きが無い。
「動けるか?」
「急に、動かないで」
体を少し起こしたが、それによる動きだけで達してしまったらしい。膣内が痙攣して、
ツルの額が胸板に当たった。もたれかかるように僕の上で脱力しながら熱の込もった息を
吐き、緩く体を上下させている。ツルの体質を知らない者が見たなら、まるで熱病にでも
侵されているように思ってしまうだろう。
「それじゃ、動くね」
「無理すんな」
「平気よ、ばか」
今の発音は可愛かった。
ゆっくりと腰をスライドさせるツルに、感動した。今までなら物理的な理由で積極的に
動くことが出来なかったのに、随分と成長したものだと思う。僕が動くときに比べて幾分
拙い動きではあるものの、それでもツルが動いてくれているという事実が今までのものと
比較にならない程の快楽を与えてきた。たどたどしく動く内部のひだが絡み付き、粘膜が
舐めるように先端を擦ってゆく。それが堪らない。
ふと思い付き、尻の穴に指を差し入れた。
「や、何、すんのよ」
途端にのけぞり、不満そうな顔をして胸板に頭突きを打ち込んでくる。
「いや、気持ち良いかと思ってな」
二本挿しをされたとき、それはもう凄かった。脳が掻き乱され、液体になり、沸騰する
かと思う程の波の本流だ。失神するかと思うくらいの刺激は、男には無い絶対的な絶頂を
もたらした。それを味わって貰おうと思ったのだが、ツルは気に入らなかったらしい。
「もしかして、気持ち良くなかった?」
不安そうな目で見てくるツルに首を振り、髪を撫でる。ツルは安堵の表情を浮かべると、
腰の動きを再開した。慣れてきたのか動きが段々とスムーズなものになり、ただ縦に抜き
挿しを繰り返すだけでなく回転などの横の動きも付いてくる。ある場所で一番感じる部分
に当たったらしく、眉根を寄せながらそこを重点的に繰り返した。
「そろそろ出すぞ?」
「うん、今日は確か大丈夫だよね?」
それは大丈夫だ、危険日はきちんと把握している。一番ヤバかったのは一週間前なので、
今日は完全に安心だ。心置き無く中出しをすることが出来る。
「や、もう、だめ。ばかに、なっちゃ、う」
エロ過ぎる言葉を吐く唇にキスをして強く抱き締め、中に放出した。
股間から竿を抜くと、ツルはくしゃみを一つ。冷え込んできた空気に気付いてカーテン
を開き、窓の外を見てみると雪が降り始めていた。今年の初雪は随分と良い時間に降って
きてくれた、風情が有って心が和む。
「ん?」
「さ、寒いだけだから」
今更になって妙な意地を張るのが、何ともツルらしい。寒いだけ、と言いながらも僕の
体に抱きつく力は強く、付き合い始めの頃のように高鳴っている鼓動が胴に伝わってくる。
僕は布団を被って明かりを消すと、ツルの体を抱き返した。
「カメ、大好きよ」
ほつりと流れた、ともすれば聞き逃してしまいそうな一言。
「え? すまん頼む、もう一回言ってくれ!! 特に後半の部分、大好きよを聞き逃した」
「聞いてるじゃん!! もう終わり!!」
ツルの方から愛してるとか大好きとか言われるのは滅多に無いのでもっと聞きたかった
のだが、どうやら無理らしい。だが、その間にも背中に回されたままだった腕が、言葉の
意味を伝えている。この小さい娘の無器用な表現としては、最上級だ。
「カメ」
「ん?」
乱暴に一瞬だけ唇を重ね、ツルは腕を離して背中を向けた。
「ほら、早く寝よ。おやすみなさい」
「おやすみ」
寒い筈なのに火照っているツルの体を抱き締めて、僕は目を閉じた。
最終更新:2007年08月04日 18:00