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ツルとカメ-40

  • 作者 ロボ氏

 見渡す限りの人の山、神社の境内は参拝客で溢れていた。男は基本的に洋服だが、逆に
女は殆んどが着物姿である。この光景を見ていると体に刻み込まれた日本人の文化が意外
と根深いものであるということが分かる。正月だな、と改めて実感した。着物から浮いた
パンツの線チェックも気が抜けない、これも毎年恒例のものだからだ。これを欠かしては
新年が始まったとは言えないのである。中にはノーパンなのだろう線が見えない人も居り、
それを見ていると幸せな気分になってくる。
 だが一番幸せなのは、
「カメ、エロい目で何やってんの?」
 やはり着物姿のツルを見ることだ。
 二時間にも及ぶ僕の必死の説得により、今のツルはノーパンである。何て素敵なのか、
この着物の下はそのまま股間が全開状態なのだ。薄布一枚隔てたそこは正にパラダイス、
このまま放っておいて僕の理性は正常を保っていられるのだろうか。
「否、無理だ!!」
 我慢出来ずに股間に頭を突っ込もうとしたが、
「止めんか、せめて家でやれ」
 首を掴まれ、阻止された。
 誰だろうかと思って振り向けば、視界に入ってきたのは袴の鮮やかな朱色。目線を上に
上げれば豊かに膨らんだ胸元があり、それは白い着物によって覆われていた。更にその上
にあるのは見慣れた和風美人の顔、呆れたようなミチルの顔である。巫子の格好の理由は
言うまでもない、労働大好き亀となってしまったミチルは正月であるにも関わらずバイト
をしているのである。忙しくなる、と言っていたときの笑顔はとても眩しいものだった。
 今もそうなのだろう、呆れた中にも嬉しそうなものを見せながら、
「他の客に迷惑じゃ、エロいことは他の場所で頼む。それとどうじゃ、似合うじゃろう?」
 胸を反らし、自慢気に見せ付けてくる。
「巨乳巫子か」
 何だろうか、この不思議な感覚は。やけに似合っていることは否定出来ない。出来ない
のだが、本来の意味とは逆のイメージが沸いてくる。巫子は清らかな存在というイメージ
があるのに、ミチルが着ると妙にエロく見えてくるのだ。このまま境内のどこかで性交を
していたとしても何の違和感も無い、寧ろそちらの方がしっくり来る。

「ん? どうした?」
「いや、何でもない」
「何だかイメクラみたいね」
 こら、ツル。言ったら駄目だろう。
「それよりも良いの? 油売ってて」
「今は休憩時間じゃ」
 丁度タイミングが良かった訳か、今年の幸先は良さそうだ。
「む、いかん。そろそろ時間じゃ。それではの」
 行ってしまった。
 ここで立っているのも良くないので、おみくじ売り場に向かう。迷子にならないように
と手を伸ばせば、ツルは頬を染めてそっぽを向きながらも握り返してきた。もう少し素直
な反応でも嬉しいが、これはこれで可愛いので良い。年始めからこんな姿を見れるなんて、
僕は宇宙で一番の幸せ者だ。八百万の神も僕には敵うまい。否、寧ろツルこそが八百万の
神の頂点に立つ存在なのだ。天照大御神と同等、それより上だと言っても過言ではない。
「さぁ、股間の天の岩戸を……」
「あ、カメ。あれアズサ先生達じゃない?」
 僕の言葉を遮って指差した先、そこにアズサ先生が倒れていた。隣で慰めているエニシ
先生もそうだが二人とも珍しい着物姿、どちらもしゃがみ込んでいるせいでパンツの線が
丸出し状態である。エニシ先生は胸の谷間も見えているので、とても幸せだ。
「あ、カメ君。あけましておめでとう」
「あぁ、カメか。見てくれ、この結果を」
 アズサ先生から渡されたおみくじに書かれていたのは中吉の文字、悪くはない結果だ。
「ほらカメ、この恋愛運のところ」
「あ、なるほど」
 ツルの示した部分、そこには細かな注意書きは存在せずに『無理』とだけ書いてあった。
結婚とまでは行かなくても、男を見付けることに躍起になっているアズサ先生のことだ。
いきなりこれを見せ付けられたのでは、それはもうショックも大きなものだっただろう。
アズサ先生は青くなった顔でこちらに振り向き、
「カメ、頼む。慰め……ぬあぁ!!」
 頭を抱えてのけぞった。
「手なんか繋いで、そんなにイチャ付きを見せて楽しいか!?」
「テンション高いですね」
「うるさい!!」
 目に涙を浮かべ、逃げていってしまった。エニシ先生も慌ててそれを追い掛ける。

 後で何かフォローをしておかなければいけない、と思いつつ僕とツルもおみくじを買う。
開けてみればツルは大吉、逆に僕は凶だった。ツルとのこれからが気になるので恋愛運の
部分を見てみれば、何故か文字ですらない、髑髏のマークが書かれていた。これは一体何
を意味しているのだろうか、恐ろしい。
 それを近くの木の枝に結び、新しくおみくじを買う。
 今度は大凶、恋愛運のところには赤い色で鋏のマークが書かれていた。不吉なんてもの
ではない、具体的に結果を知らされたような気がして思わず股間を押さえた。そう言えば
ミチルとツルとの3Pの直前に鋏で予告のようなものをされたし、初めてツルにフェラを
されたときも浮気をしたら食い千切ると言われた。もしかして、これからチョキチョキと
されてしまうのだろうか。待て、流石にそれは無いだろう。
「あら、結構当たるのね」
 今のは幻聴だろうか。
 恐る恐る振り向くと、ツルは久し振りに残酷な笑みを浮かべて左手をピースにしていた。
人差し指と中指を開いたり閉じたりしているのは、どのような意味を持つのだろう。
「良いじゃない、腐ったちんこにお別れできて。次は脳?」
 この酷い言い草は、コイか。
「お前も結構着物似合うな、巨乳なのに」
「随分気持ち悪い褒め言葉ね」
 でも、ありがと。と頬を若干染めて小声で呟き、手に持った甘酒を煽る。
「美味そうだな」
「飲む?」
 と紙コップを差し出されたが、僕は断った。僕は間接キスにこだわるタイプの人間では
ないけれど、コイの手を経由されたものを素直に飲もうとする程命知らずな野郎ではない。
クリスマスのときの水樹と一真は、コイが注いだウーロン茶を飲んだだけで花畑の世界へ
トリップしたのだ。その尊い犠牲を無下にすることなど出来やしない。

「ま、良いわ。今はツルと二人で仲良くしてるみたいだし、変に混ざりたくないもの」
 新年だからだろうか、どこか柔らかい。いや、これはサバけたと言うのだろうか。理由
は分からないが、どこか変わったような気がする。大雑把に言うのなら、身に纏った空気
が変わったという感じだ。今ならば乳を揉んでも何も言われない気がする。
「よし」
 試しに揉むと、
「何が『よし』なのよ!?」
 良いビンタをされた。
「相変わらず脳が腐ってるわね、この変態」
「ツル、僕は変態か?」
「ごめん、これはフォロー無理」
 どうやらツルはフォロー無理らしい。
「ま、良いか。減るもんじゃないし。それじゃ、またね」
 手をひらひらと振りながら、コイは屋台の方へと向かっていった。最後に素直になった
のが少し気味悪かった、何か悪いものでも食ったのだろうか。例えば、自分で年越し用の
カップ麺でも作ったとか、その辺りで。ツルも同じような考えらしく、複雑そうな表情で
コイの無意味にエロい後ろ姿を見ていた。
「あ、カメさん。あけましておめでとうございマス」
 今度はセンスか。
 挨拶を返そうとしたが、言葉を失ってしまった。ツルも左手を鋏の状態にしたまま頬を
引き攣らせ、困ったように僕を見上げてくる。だが、僕にも何が原因で今のような状態に
なっているのかが分からない。ただ困惑するだけだ。
 この、目の下のクマには。
「何があったのよ?」
「徹夜でゲームしてマシて、もう二日間一睡もしてないんデスよ」
 通りでふらふらとしている訳だし、メールにも返事が無かった訳だ。しかし、一通りの
クリアは出来たのだろう。頼り無さげな中に一欠片、清々しい空気のようなものが漂って
いるような気がする。特に少しはだけた胸元辺りから、そのような空気が。

「カメ?」
 先程のツルのジェスチャーを思い出し、一歩後退した。
 直後。
 低い声を漏らして、センスは豪快に倒れ込む。仰向けにしてみれば安らかな顔、恐らく
二日振りの睡眠を取っているのだろう。天使のような寝息と共に口汚いスラングが唇から
溢れているものの、何の問題も無さそうだ。こちらの世界では作者の趣味丸出しなレイプ
が出てくる可能性も無いだろうし、放置していても安全だ。いざとなったらミチル辺りが
適当に片付けておいてくれるに違いない。
「あ、今回は乳揉み式心臓マッサージはしないんですね」
「僕とツルとちんこで三位一体だからな。ちんこと別れたくない」
 今度はチーちゃんと一真、水樹も居る。後はホウ先輩とオウ先輩が来ればコンプリート
になるのだが、今朝届いたメールで来れないと言っていたので無理だろう。残念な話だ、
ホウ先輩達は尊敬しているので是非とも生で挨拶をしたかったのだが。
「カメさん、おみくじは引きましたか?」
「結果は最悪だった。かなり当たるらしいし、正直泣きたい」
「嘘でしょ!?」
 水樹が泣きそうな顔をして、おみくじを見ていた。運勢は末吉だが、何故か細かい運勢
の部分には太い文字で『痴漢に要注意』とだけ書いてあった。痴漢されることの専門家と
なっている水樹のことだ、今朝もされてきたのだろう。それだけに精神的にキツいものが
あったらしく、その場へと崩れ落ちる。しかしこの神社はサービス精神というものは無い
のだろうか、さっきから残酷な結果ばかり見ているような気がする。
「カメ、何だかここに居ると疲れるし、さっさとお参りしましょ?」
「そうだな」
 水樹も無惨なことになっているが、センスと同様に心配をしなくて良いだろう。一真と
チーちゃんも居るし、フォローは完璧だ。
 僕は溜息を吐くと、行列の後ろに並んだ。


 ◇ ◇ ◇

「何か、たった十分くらいでエラい遭遇率だったわね」
「そうだな、と僕らの番だ」
 人が動き、賽銭箱の前に押し出された。財布から景気良く千円札を取り出すと、ツルの
胸元へと突っ込んだ。暖かく、柔らかい感触がとても気持ち良い。もう少し入れても良さそうな気がしてきた。
「場所が違うでしょ?」
 いかん、ご利益がありそうだったから間違えた。
 改めて割れ目へと千円札を入れてやる。普通のものよりも大きい金額だが、いとも簡単
に飲み込まれてしまった。既に中はかなりのもの詰め込まれているが、これだけでは満足
出来ないらしい。傍らで控えていた巫子さんも、更に入れてと求めてくるような、貪欲な
視線でこちらを眺めてきた。卑しい女とは思わない、これも人の性なのだ。期待に応えて
やるように先程よりも大きなものを入れてやると、頬を染めて嬉しそうな声を漏らした。
流石に一万円札を入れようとすると気が引けたのか慌てて首を振るが、瞳はどこか期待の
色が滲んでいるようにも見えた。その反応が可愛いらしいのでからかいたくなり、入るか
どうかのところでモノを行き来させてやる。すると、我慢が出来なくなってきたのか身を
乗り出して食い入るように割れ目と手に握ったものを見つめてきた。
「何やってるの?」
「何でもない」
 残念そうな吐息が聞こえてきたが、これ以上すれば鋏である。後ろにも人は大勢並んで
いるし、まだ続けてみたかったという欲求を抑えて柏手を打った。願いは無論、今年一年
ずっとツルと仲良く一緒に居られるようにというものだ。横目でツルを見れば、目を閉じ
必死に願い事をしている姿が目に入る。聞耳を立てれば聞こえてくるのは、
「カメの変態が治りますように、カメが浮気をしませんように、出来れば背も乳も大きく」
 流石に三つは頼みすぎではないかと思った。
 だが本人は必死なのだろう、高速で同じ言葉を何度も呟いていた。
「ほらツル、行くぞ」
「うん」
 丁度十回繰り返した辺りで満足したのか、手を引いてやると素直に着いてくる。

 しかし慣れない下駄のせいか、それとも欲張ったのが駄目だったのだろうか、突然ツル
の体が宙を舞った。元日からの大ドジは、僕が体を抱き留めたことと地面が砂利ばかりで
泥が跳ねなかったことが幸運にも合致したことで事なきを得た。流石大吉と言うべきか。
着物も汚れていなければ、特に怪我をしている様子もない。
「良かったな」
「うん、でも下駄が」
 見れば鼻緒が切れている。
 直せるかは分からないが、無視をしておく訳にもいくまい。僕はツルをお姫様抱っこを
して、どこか人の少ない適当な場所を探した。その間に尻を撫でるのは忘れていないが、
暴れると落ちてしまうので悔しそうに黙って僕の首に手を回していた。
「ん?」
 うろうろと歩いていただけだったが、かなり奥まで来てしまっていたようだ。手入れも
あまりされていない祠が一つ、周囲から隔離されたように鎮座していた。
「すみません、少し場所を借ります」
 僕はそれ程信心深いという訳ではないが、最低限の礼儀はあるつもりだ。積もった埃を
ハンカチで払い、小さな賽銭箱に千円札を入れる。取りにくる人は居ないと思うが、これ
は神社の人にではなく名も知らない神様に渡す為のものだ。惜しいと思う気持ちは無い。
 自分なりにケジメを付けると、ツルの右足を取った。足袋を脱がせて何度か足首を回し、
きちんと確認する。怪我は無さそうだと思っていたが、油断は出来ない。捻挫などをして
いたら後々大変なことになるし、下駄を直しても意味は無い。
「よし、大丈夫そうだな」
「ありがと」
 どういたしまして、と顔を上げると素晴らしい光景が目に飛び込んできた。足を見る為
に股間は軽く開いたようになっており、そのせいで前の布も若干捲れている。そのお陰で
奥まで全て見える状態、つまりは股間が丸見えの状態なのだ。もっと詳しく説明すると、
今のツルはノーパン。ピンク色の縦筋を惜し気も無く晒しているのである。

「え、何見てんのよ!?」
 衝撃。
 股間を下駄で蹴られ、激痛が走った。
「あ、ごめん」
 ごめんで済めば医者は要らない。
「舐めて、治療、してくれ」
「意味分かんない!!」
 もう一発来た。
 だが当たり所が悪かったらしく、逆にツルがダメージを受けたらしい。左の足首を手で
押さえながら、抗議するように涙目でこちらを睨んできた。ここは責任を持って僕が治療
するしか無いだろう。先程舐めて治療と頼んだからには、僕も舐めるのが筋というもの。頷き、左の足袋を脱がせてゆく。
 なぞるように丁寧に足首に舌を這わせ、たまに甘噛みしながら一周。アキレス腱の辺り
を軽く歯を立てて噛み、そのまま下って足の裏にキスの雨を振らせながら足の指まで到達
する。指をしゃぶり、指の間を舌でなぞり、足の甲にも連続でキスをする。
「や、何だか、変態臭い」
 失礼なことを言う娘だ。
 だが、どれ程罵られようともツルの健康には代えられない。僕は黙って脚を舐め続けた。
どうやらツルは親指と人差し指の間が弱いらしく、そこを重点的に舐めると細く甘い声が
漏れてくる。袖を噛んで必死に堪えている姿が何とも言えず、わざと音をたてて舐めたり
吸ってみたりした。ふくらはぎや太股を撫でると一瞬だけ指が硬直したが、連続で揉むと
指が口の中で暴れ回る。それを抑え込むように舌で潰せば、また黄色い悲鳴が響いた。
「カメ、ちょっと、止め」
「我慢しろ、大事なことだぞ!!」
 筋を痛めているかもしれないので、先程揉んでほぐしておいたふくらはぎや太股にも唇
を這わしてゆく。特に声が激しい太股は念入りに舐め、膝裏も念の為に舌で揉んでおく。
 一通りの治療を終え、もう大丈夫だろうかとツルを見れば、
「これは一体!?」

 何故か、割れ目から透明な汁が溢れてきていた。僕は脚の治療をしていただけなのに、
これはどういうことだろうか。ツルは敏感だがホウ先輩と違ってマゾではないので痛みで
濡れるなんてことは有り得ないし、命の危険に晒されている訳でもないので性欲が急激に
増したという線も考えられない。ならば何故だろうかと考え、僕は今居る場所に気付いた。
 ここは神社の敷地内、霊が溜ると考えられる。様々な霊が居るからには、当然、悪霊の
ようなものも居るだろう。祠はあるが手入れをされておらず、神パワーによる清めの力が
減っていることも論理的には筋が通る。それを総合して考えれば、ツルにエロ系統の悪霊
が取り付いたと結論するのが妥当だ。
 ならば、どうするか。
 清めで最初に思い付いたのは破魔矢だが、残念なことに僕はそれを買ってきていない。
だったら何か代用品が必要だ。破魔矢は矢という文字があるが、基本的には矢の機能など
持っていない。言うなれば清の力を持つ、根元に毛の生えた棒だ。
「これしか無いか」
 僕は自分の股間を見る。
 射精も精液も、どちらにも清の文字が付く。その清の力を中に直接打ち込めば、間違い
なく悪霊は消え去るだろう。新年早々、何とも頭が冴えている。しかしこれは、きっと僕
一人の力では思い付けなかっただろう。そこの祠で奉られている神様が僕に知恵を貸して
くれたに違いない。ならば後は、その意思に従うだけだ。

「入れるぞ」
 僕は竿を取り出すとツルを寝かせて脚を割り開き、先端を股間に当てた。神様パワーの
お陰だろうか、それは難無く根元まで飲み込まれ、全体を程良く締め付けてくる。清める
という意味も持った姫始め、ツルもそれを感じているのか首に腕を絡めながら、盛大な声
を出して喘いだ。今の一突きで達したらしく、僕の清棒を痙攣する膣が刺激する。
「だめ、人が、来ちゃう」
 今のペースでは時間がかかりすぎる、ということか。
 僕は腰の動きを深さよりも早さを重視したものに変えると、奥の辺りを何度も突いた。
こりこりとした固い子宮口の感触が鈴口に当たり、擦ってくるので堪らない。僕のものに
よく馴染んだ膣内だけでなく、人に見られるかもしれないという緊張感が普段よりも強い
快感を脳髄に伝えてくる。ツルも他人の目に晒されることを危惧してか、普段と違い声を
比較的抑えている。それが自身の快感を高めているのだろう、途中からイキっぱなし状態
なのはいつものことだが、痙攣がいつもよりも強い。腰に脚を絡め、抱き付いてくる力も
普段のものよりも強く、腰を動かすのも大変な程だ。
 不意に、背後で音がした。
 振り向けば雀が草むらから出てきただけだということが分かったが、目を閉じて堪えて
いるツルには分からなかったらしい。それが決定打となり、ツルの理性も飛んだようだ。
本当に境内の人に聞こえるのではと思う程の音量で声を出し、入口の部分は根こそぎ竿を
食い千切ってしまいそうなくらいに強い締め付けを与えてくる。
 それと同時に、僕もツルの中へと清を放出した。
 白く染まる思考の片隅、その冷静な部分で、鋏という記号の意味を考えながら。
 引き抜くだけでも再び達したのか、未だ痙攣しているツルの割れ目から白濁とした粘液
が溢れ出してくる。取り敢えず当初の目的は果たすことが出来たから、
「これで清らかに」
「ンな訳ないでしょ馬鹿ぁ!!」
 叫びと共に、下駄を握った拳で頭を打ち抜かれた。

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最終更新:2007年08月04日 18:16