ツルとカメ-41
電子音。
チャイムを鳴らすとテンポの早い足音が聞こえてきた、そんなに急がなくても良いもの
だと思うが俺を呼び出した主は待ちきれなかったらしい。ドアが開くと、エプロンを身に
着けたコイが出迎えた。顔には無愛想な表情が浮かんでいるが、瞳には若干の喜びが見て
取れる。これは多分、気のせいではないだろう。
「いらっしゃい。取り敢えず上がって」
「おう」
今日はコイに呼ばれ、こうしてお宅にお邪魔している訳だが、
「何か後ろめたいなぁ」
「何よ、まさかエロいこと期待してる訳? あーやだやだ、これだから腐れちんこは」
のっけからこの発言、帰ってやろうかと思ったが腕を物凄い握力で掴まれた。そのまま
コイは僕を引きずるように大股で歩き、キッチンへと向かってゆく。
僕が呼ばれた理由は他でもない、コイの料理を手伝う為だ。どうやら年末にカップ麺を
作ることが出来るレベルまでは成長したらしく、本格的に料理を作りたいと思ったらしい。
本当ならばツルも呼ばれていたのだが、久し振りに叔父さん達が帰ってきているので家族
皆で過ごすことを優先させ、僕だけのお呼ばれとなった訳である。後ろめたい、と考えた
のはツルを抜かして、つまりコイと二人で会っているからだ。コイが言ったようにエロい
ことを考えている訳ではないが、どこか気不味いものがあるのだ。
告白を断ったが、それでも諦めないと言ってきたのだから。
勿論なびく訳がない、僕はツル一筋だしコイも理解をしている筈だ。だが理解した上で
僕に好意を寄せてくれているコイの存在は、あまり悪く言いたくないが、軋みを生むもの
であることは間違いないのだ。気持ちは嬉しいが、受け止めればツルを裏切ることになる
のだし、どちらも誤魔化して生きるなんて器用で卑怯な真似など出来る筈もない。コイも
僕と同様だ。親友であるツルの前では僕にそんなそぶりを欠片も見せず、二人のときのみ
無器用な好意を寄せてくる。どこもかしこも不自然で、だからこそ軋む。
沈黙。
言葉に出来ない妙な空気が周囲を包み込む。一旦黙ってしまえば言い出すタイミングが
上手く掴めず、さっきとは違う意味で気不味くなった。何か話題があれば良いのだが残念
なことに、こんなときに限って思い浮かばない。エロい話題は絶対に禁止だ、更に空気が
重くなる。ツルのことや告白のことについても同じ、と言うか何故こんなことばかり思い
浮かんでくるのだろうか。朝から緊張していたのでニュースも頭の中に入ってこなかった、
そもそも高校生が楽しく会話をする上でふさわしくない。趣味の話題はどうかと思ったが、
僕とコイでは全く被らないことに気が付いた。
もしかして、コイとはきちんと会話が出来ないのだろうか。
思い返してみればコイと二人の状況は、怪我で保健室に運ばれる以外では殆んど無い。
思い出せるのは家庭科室でフライパンを洗っているコイを慰めたときくらいで、何の気も
無しに会っていたこと自体は無いのだ。それ以外では常にツルや他の誰かが居た、純粋な
状況など全くと言って良い程に無いのである。
「ほら、これ飲んで」
軽音。
静寂を破るように珈琲が置かれた。珈琲を煎れていたことに気付けない程、考え込んで
いたらしい。コイの動きに何の注意も出来なかった辺り、失礼という以前に馬鹿だ。
大人しくマグカップを口に運ぼうとして、しかし動きを止めた。
「何よ? 毒とかは入ってないわよ?」
「いや、それ以前に」
これはコイが煎れたものだ、果たして口にして良いのか。香りは良いし、色も普通だ。
しかし、だからと言って油断出来ないのがコイ食物の恐ろしいところである。
「あぁもう、じれったい!!」
僕が動きを止めていたのが気に食わなかったのか、コイはマグカップを奪うと豪快に喉
を鳴らして飲み始めた。拳で口元を拭いつつ、まるで義兄弟の証杯のように突き出された
マグカップの中身は残り半分程になっている。
「ほら、平気。これで良いでしょ?」
迫力に押され僕も飲み始めたが、とても美味い。粉ジュースすらまともに作れなかった
女の子の煎れたものとは思えない程。いや、インスタントでここまで出来るのかと思える
程だ。シンクの横に置かれた瓶のラベルを見たが、家にも置いてある安いものだ。なのに
どうして、ここまで差が出てくるのか不思議でならない。
「驚いた?」
大きな胸を強調するように背を反らし、得意そうな表情を浮かべ、
「コツがあるのよ」
コツも何も、粉にお湯をかけるだけだろう。その単純な作業の中に変化を入れる部分は
存在しないと思ったが、こうまで自信あり気に言うのなら存在するのだろう。
「あのね、良い角度があるのよ。カップ麺にお湯を入れるときに、いつもは爆発すんのよ」
それはまた、物凄い現場もあったものだ。
「でもさ、指にお湯がかかりそうになって避けたとき、爆発しなかったの。」
普通にコイは話しているが、さっぱり意図が掴めなかった。日本語で会話をしている筈
なのに普段の生活が違いすぎるので、頷ける部分が極端に少ないのだ。僕とて、ミチルと
いう同居亀のお陰でファンタジーじみた非日常をたまに味わっている。だから論理的抗体
が幾らか減ってきているのだが、流石にコイには着いていけなかった。
だがコイは構わずに話を続ける。
「そのときね、考えたのよ。もしかしたら、上手くいくかもって。ほら、あたしが料理を
するとき大小なり被害に差が出るじゃん。だから、その小さい被害を極めれば」
普通になる、という寸法か。
よく思い付いたものだ、と思うが悪い考えではないかもしれない。物事を成功させる為、
取る方法は二種類ある。一つは良い部分を伸ばして悪い部分すら補ってやることだ。だが
コイには悪いが、良い部分は無いので使えない。これはコイも分かっているので、さっき
のような説明をしたのだろう。つまりコイの取ったのは二つ目の方法である、出来るだけ
失敗を無くすというもの。僕には理解出来ないが、角度などを調節して、まともな状態を
連続させていくといったものだ。この珈琲も、その方法で煎れたのだろう。
そこまでは分かったが、疑問が沸いてくる。
「何で僕を呼んだんだ?」
鈍感、とコイは半目で睨み、
「見ててほしいからよ。その、さ、親友と好きな人に」
最後の部分だけはそっぽを向いて呟くように言う。普段のコイらしくない、だが僕だけ
は知っている表情を浮かべて。こんなにも乙女らしい、照れが前面に出てきた表情をする
など、誰も思わないだろう。皆が見ている、僕に対してやけに口の悪い娘は、こんなにも
可愛いらしい仕草をするのだ。特権と言ったら思い上がりのように聞こえるかもしれない
けれど、それを見せてくれたことに、僕はとても嬉しくなった。
「ま、親友は残念なことに居ないけど」
あんたが居るから良いわ、と言って冷蔵庫を開く。
そこには想像を絶する光景が広がっていた。
「何を作るつもりだよ?」
「え? 炒り玉子だけど?」
それを作るのに、どれだけ失敗を重ねるつもりなのか。冷蔵庫の中にあるのは見る限り
の卵パックの山、見ているだけでコレステロールの過剰摂取になりそうだ。隙間無く詰め
込まれた中に申し訳程度に調味料などが置かれているものの、何の慰めにもなっていない。
「他の食材は?」
「冷凍庫だけど?」
「卵の消費期限はすぐに来るが、余ったらどうする?」
「冷凍庫に入れるわよ?」
駄目だこの娘は、何も分かってない。何でもかんでも冷凍庫で凍らせておけば良いなど、
いつの時代の人間だろうか。そんな簡単に凍らせて溶かしてを繰り返していたら、美味い
食材も不味くなるというのに。この料理下手には、そんな基本的な知識も無いらしい。
「因みに幾ら遣った?」
「一万くらい?」
人が仕送りの中でエンゲル係数を気にしながら暮らしているというのに、どれだけ好き
放題に金を使うのだろうか。いつか、じっくり話して聞かせてやらねばなるまい。しかし
一万ということは、卵が一パック百五十円として単純計算で六十六パック、恐ろしい数だ。
こんなに使うのか、使いきれるのか。確か卵は冷凍庫禁止だったような気もする。
「大丈夫よ。あたしは五人家族だから、一人一食で三個食べて、一日で四十五個でしょ?
今日で半分使うから、残りの三百個くらいは一週間で消費出来るし」
アホな理論を言いながら卵を割ろうとするが、電子レンジに入れてもいないのに超爆発。
成程、このペースで進めるのならば確かに消費しきることも出来そうだ。
「ん?」
卵を割っては揺れているコイの乳を見て、気付く。殻を割らずに三日間程酢に浸けると、
柔らかく面白いものになる。殻を構成するものが同じである以上は、それがダチョウの卵
でも同じ筈だ。なので、もしかしたらコイの乳もダチョウの卵も同じではないのだろうか。
試しに割ろうと鷲掴み、
「何すんのよ!!」
何故か顔面に卵をぶち込まれた。
「あ、爆発しない!! この角度!!」
喜ぶコイを見て、反応に困った。
◇ ◇ ◇
「出来たぁ!!」
使用した卵は数えて数百以上、その膨大な数の末に完成した炒り玉子が盛られテーブル
の上に置かれた。見たところ何もおかしな部分はない。奇妙な造形や色をしていたりする
ことも無ければ、異臭を放っていたりすることもない。どこからどう見ても完全な、ただ
卵を炒めただけのものだ。先程までのパターンから考えれば、紛れもない成功作となって
いるだろう。二時間もかかったが、それだけのものがあったということだ。
良くやった、と褒めてやりたいが、しかし声を止める。それは食ってからの方が、喜び
が強いだろうと思ったからだ。味を見ずに誉めるのも良くない。
「あ、ちょっと待ってて」
何だ、と思ったところに赤い色彩が入ってきた。
黄色い色の上に描かれたのは、
「ハートマークだと!?」
驚きにコイの顔を見たが、浮わついた絵とは対照的に表情は真剣そのものだった。
「これが、あたしの全力の気持ち。しょぼいかもしれないけど」
「そんなこと無いだろ」
確かに、一般的な目から見たら滑稽なものだろう。長い時間をかけて、子供でも出来る
ような料理を出した。つまらない、貧相、馬鹿みたい、何だそれはとヤジを飛ばし笑う者
が居るかもしれない。だが僕は絶対に笑わない、言う奴が居たら片っ端から殴り倒す。
どんなに無様でも、どんなに不格好でも、コイが全力で頑張った結果なのだ。
息を飲むコイに一度頷きを返してから、一欠片を口に運ぶ。
「美味い」
それが、僕の正直な感想だった。
「何だよ、美味いじゃん。やれば出来たんだ!!」
感極まったのかコイは目尻に涙を浮かべ、抱きついてきた。普段はクールでひねくれて
いるだけに、この意外な部分は心に響くものがある。それに二の腕で感じる、柔らかかつ
程良い弾力を持つ二つの幸せな感触は、
「おい、乳が当たってるぞ。もっとやれ!!」
叫ぶとコイは頬を染め、腕で胸を隠して離れた。
「でも、信じらんない。これを、このあたしが」
一口含んだ直後、
「え?」
コイの体が、小さく震えた。
まさか、と思う。
この後に及んで、この展開は流石に無いだろうと。
だがコイは目を潤ませ、熱い、と言いながらシャツのボタンを外し始めた。熱いも何も
今は真冬、暖房が効いているにしても暑いとは思わない。それに襟元をはだけさせたり、
目を潤ませたりなどといった行為の原因になるとは思えない。
つまり、これは、
「失敗したのか」
あんなに上手く出来たと思ったのに、何てことだ。
「上手く出来たから」
コイは耳元に唇を寄せ、
「ご褒美、頂戴よ?」
囁き、舌で軟骨をなぞってくる。
頬を経由して唇に辿り着いたコイのそれは、柔らかく重ねてくる。口内に広がるのは、
甘いものではなく市販のケチャップの味。塩味と酸味が混じった唾液が流れ込み、呼吸が
出来なくなって思わず飲み込んでしまう。
「おい、やめろ」
「これも駄目か」
こいつは今、何と言った?
「あーもう、自己嫌悪しちゃうわ。何で料理は上手くいってんのに、こっちは上手いこと
いかないかなー。いっつも性欲全開な癖に、妙に義理難いっつうかさ」
「演技だったとな!?」
コイの料理は失敗ではなく、今のコイも素面。
「でもさ、少しくらいは相手にしてよ。駄目?」
悲しく切ない顔が、心を揺さぶる。
いかん、意識した途端に。
「ツル、すまん」
今頃コタツで雑煮でも食っているだろう恋人へ向け謝り、
「本当に、これで最後だからな」
コイに自分から唇を重ねた。
不誠実であろうとは思わない、思う人間なんて居ない。だが今だけは許してほしいと、
身勝手な衝動が沸いてくる。コイも傷付ける結果になるかもしれない、ツルは間違いなく
泣くだろう。不名誉の泥を被った駄目人間を、罵るだろう。
でも、手を差し延べずにはいられなかった。
プライドの高い娘が僕の為に醜態を晒し、ここまで尽くしてくれたのだ。だったら次は
僕が何かをしてやるべきだ。例え悪いことだと知っていても、分かっていても。
腰に腕を回し、結び目をほどいてエプロンを脱がせ、
「何だ?」
「いや、やっぱり裸エプロンにするんだな、ってさ」
当然だ、これはコイの成功の証のようなものだからだ。それに、あくまでも後付け的な
ものとして僕の趣味のようなものも入る。あくまでも後付けだ。過去に一度、ツルと実際
にしてみたことがあったのだが、とても楽しめた。胸を揉もうとすれば手を差し込まなけ
ればならず、しかも入れにくい。穴に入れるときも前掛けの部分が当たってきて良いもの
ではなかった。だが、それを補って余りあるものが存在したのも事実だ。制服でプレイを
したときも同じような感覚だったが楽しめたのだし、個人の感覚かもしれない。
無駄な方向に飛びそうになった思考を元の方向にシフトさせ、スカートも降ろす。
だが僕は、重大な問題に出会した。
「勝負下着か」
これを脱がせなければ裸エプロンは完成しないが、これを脱がせるのは勿体無い。この
優美さを無駄にすれば、それこそ罰が当たるというものだ。勿体無いオバケが出てきて、
ちんこをもぎ取られてしまう。それだけは避けなければいけない。
悩み、考え、結論する。
ブラだけを引き抜き、下半身の下着はそのままに手を滑り込ませる。胸部分の前掛けを
ずらして左右の乳房に挟ませるようにしてやると、予想以上の光景になった。大きい胸で
なければ出来ないことだが、これが裸エプロンの醍醐味というものだろう。胸は間に物が
挟まっているという状況でより大きく張りがあるように見えるし、背後から見ると無防備
な下半身は辛うじて隠されている。コイのように凹凸の強い体だとそれは顕著で、僅かに
はみ出した尻の肉や太股がより一層劣情を煽ってくるのだ。
それを楽しむ為に胸に手を伸ばしたとき、
「ただいまぁ。コイ、居るぅ?」
いきなり胸に顔を押し付けられた。布の上からとは明らかに違う、すべすべとした感触
に頬が緩みそうになったが、こちらに向かう足音で一瞬で我に帰る。何度か会って聞いた
ことがある、この声は確か姉のアイさんだったか。乳が小さくて不思議に思ったものだ。
コイはこんなにも大きいというのに。
「だ、駄目!!」
「何がよ?」
いかん、気付けば揉んでいたらしい。
「今、友達と料理してるから!!」
その発言で足音が止まり、
「怪我しないようにしなさいよ。じゃ、あたしは逃げ……二階で休んでるから」
高速で遠のいてゆく。身内であるが故にコイの行動に対する反応も容赦無く、また恐怖
も知り尽くしているので逃げることに何の躊躇いも無かったらしい。
「危なかった、何してんのよ!!」
「いや、すまん」
怒っているのは分かっているのだが、頬を染めたまま言われても可愛くしか見えない。
心の赴くままに胸を掌で擦り、揉むと顔は益々赤くなる。家族が居る手前声を出したく
ないらしく、必死に堪えているのか肩や膝が小刻みに震えている。
大丈夫か、と問う前に脱力しきってしまったらしく膝から崩れてしまった。倒れた際に
前掛け部が捲れ、愛液が伝う太股が直に視界に入ってくる。家族に見られるかもしれない、
という気持ちがそうさせたのだろうと思う。本やビデオなどでたまに見るものだ。焦りの
ようなものがあるらしく、自ら下着を降ろして、早く、とせがんてくる。下着と割れ目の
間にかかった透明な糸が、もう準備が完了していることを告げてきた。
いつもならば愛撫を重ねるところだが、いかんせん見られたら不味い。
「入れるぞ」
あまり負担にならないように四這いになりながら体を重ね、取り出した竿の先端を入口
に触れさせる。僕の下で潰れた胸の弾力が気持ち良いが、それをきちんと味わう前に別の
感触が来た。コイが脚を腰へと絡め、自分から腰を突き出すようにして挿入を進めてくる。
指を噛んで声を殺しているのが、何ともいじらしい。
「動くぞ?」
「うん、お願い」
少しだけ奥へ進めただけなのに、強い快感が走る。コイの家、それも家族が居る状況で
というのは僕にとっても危険なものだ。だからこそ、ここまで興奮するのだろう。コイは
僕よりもその気持ちが強い筈で、そのせいなのか少し大きめの声が漏れた。
僕はコイの指を外すと唇を重ね、お互いの声を殺す。代わりに耳に入ってくるのは舌が
絡む水っぽい音。ケチャップの味が消えた、コイの味が口の中に広がってゆく。本来なら
無味無臭の筈のものだが何故か甘く感じ、もっと欲しいと思ってしまう。
唇や唾液だけではない、コイの全てを味わいたい。珈琲や炒り玉子も美味かったのだが、
それ以上。コイの全てが、体全体で味わう極上の料理のようなものだ。瑞々しく柔らかな
、きめの細かい白い肌。その中でも尚際立つ、豊かな双丘と尻たぶ。とろけるように僕を
包み込んでくるゼリーのような女性の証、それらから発せられる甘い香り。麻薬のように、
終わらなければいけないと分かっているのに、終わらせることが出来ない。
だが自分でも驚く程に早く、限界が訪れた。
コイもそれを察したのか、より強く脚を絡め、自らの腰の動きも激しいものにする。
「すまん、中に」
放出し、そこで漸く体が解放される。
コイは寝そべったままの姿勢で、椅子の足にもたれて休む僕を見て、は、と吐息を一つ
溢した。そして今まで見たこともないような笑みを浮かべ、
「カメ。セックスは最後って言ったけど、料理は食べてくれるよね? 次はもう、土下座
しちゃうくらい美味しくて完全なものを食べさせるから。だから、待ってて」
「期待してる」
「そしてカメを、あたしの虜にしてみせるから!!」
ツル、重ねてすまん。
僕は不覚にも、今のコイにかなりときめいてしまった。
最終更新:2007年08月04日 18:23