寝相
俺、江口ハロとツンはいわゆる幼馴染ってやつで、家族ぐるみでお付き合いしている。
今日は何の陰謀かは知らんが両家族とも旅行に行ってしまって、学校のある俺たちは留守番する事になった。
その夜。
ハロ「昔っからお前は寝相が悪くてな~」
言いながら布団を敷く。
ツン「なによ保護者みたいな言い方して」
ハロ「おっと」
ツン「?」
ハロ「布団はひとつでいいんだ」
ツン「///!!ば、何・・・」
ハロ「だってお前朝起きれば自分の布団の上に居ないだろ」
ツン「バカ!」
ボン
枕を投げられた。
ツンはマジで怒るから面白いな。
ハロ「さ、そろそろ寝るか」
ツン「待って。あんたが先に寝なさい」
ハロ「なんで」
ツン「なんで、って・・・安心できないじゃない、あんたみたいなスケベを起こしておいたら」
ハロ「誰も襲わねーから安心汁」
大体いつ付いたんだそのスケベとか言う設定は。
ツン「だっ、失礼ね!!大体なんで同じ部屋で寝ないといけないの!?」
ツンは回収した枕をバンバン叩いて抗議する。
ハロ「台所が良かったか?」
ツン「んなわけないでしょ!?いいからさっさと寝る!!」
ツンは本当に部屋を出て行ってしまった。
いつからあんなツンツンになったんだろう。中学ぐらいからかな。
…こんな状況滅多に無いし、少しは期待していたんだがな…
―――
ハロ「う・・・・・・・・・ぁ」
だ、誰だ・・・こんな深夜に・・・。ここにはツンしか居ないはず・・・
俺は誰かに股間を揉まれながら目を覚ました。
上体を起こし、動作主をそおっと窺う。
ま、まさかツンが俺によくじょ・・・・・・う?
ツンは寝ていた。
俺の股間を足蹴にしながら。
ハロ「(こいつ隣で寝てたんじゃないのかよ・・・。しかし、なんて寝相の悪さ・・・)」
無意識だろうが俺の唯一無二を足で責め続けるツン。思わず声が出そうだった。
い、いかん。
寝惚けとは言えツンに足でイかされるのは・・・!
ああ、でもいいかも。
いや、だめだ。出しちゃ・・・。
ハロ「ツ・・・ツン!起㌔!」
ツンは足を止め、うなりながら俺のほうを見た。
そして固まった。
ハロ「・・・これって、足コキだよな・・・」
寝起きのツンの頭はしばらくフリーズしていたが、すぐに目を覚ました。
ツン「な、な///!!?ちょ、あんた何誘導してんのよ!?」
ハロ「誘導してんのはそっちだ!お前がやってきたんだろ」
今うまいこと言った。
ツン「わ、私が足コキなんて・・・!!するわけ無いじゃない!スケベ!常識で考えなさいよ!!」
ハロ「・・・俺は、ちょっとしてほしかったかもな・・・」
ツン「――・・・・・・・・・」
困っているようだ。
ツン「ハロがしてほしいなら・・・やってあげないことも無いけど・・・///」
やってあげないことも無いの?
ハロ「うぁ、あ・・・」
ツン「な、なんで変な声出してるのよ・・・ふざけてるの?」
ハロ「いや・・・お前、うまいな・・・」
ツン「全然嬉しくない・・・(す、すごい硬い・・・これ本当に体の一部?)」
電気は点いていないのでお互いの顔はよく見えていない。
ツン「大体なんで足コキとか言うのよ!私の寝相の悪さ知ってるでしょ?(これパジャマの上からでもいいのかな・・・)」
ハロ「いくらなんでもああはならん」
ツン「・・・・・・(顔は良く見えないけど・・・ハロ、すごく気持ちよさそう・・・///)」
ハロ「・・・・・・う・・・どうした?急に黙って・・・」
ツン「これ、いつまでやってればいいの?」
ハロ「ツンの気が済むまで」
ツン「なんで私が勝手にやってるみたいな・・・!そっちの気が済むまででしょ!?いい加減疲れるんだからね!」
ハロ「う、あああ!」
ツン「え?」
ハロ「ツン、好きだ、好きだぁあ!」
ツン「えっ・・・///!?」
ツンの足コキでばっちり果てた俺は、一通りの事後処理を済ませて部屋に戻った。
お互い、目が覚めてしまっている(電気も点いている)。
何故かツンは顔を赤くしてうつむいたままだ。
何故か、でも無いか・・・。
ハロ「す、すまん。とにかくすまん。あんな事をさせてしまって」
ツン「・・・・・・///」
触れないほうが良かったか?
ハロ「じゃ、じゃあ俺は寝るから・・・」
ツン「本当に・・・本当に私のこと・・・」
ハロ「ん?」
ツン「独り言よ!女の独り言にいちいち突っ込む気?」
ハロ「わかったよ」
………………………
ハロ「好きだよ」
ツン「・・・バカ・・・・・・///」
最終更新:2007年08月03日 16:19