ツルとカメ-51
本当に偶然だったのだ。
最初はツルが晩御飯のおかずに何が良いかを聞きにきて、ダラダラと雑談をしていた。
そうしていたら次は最近猛烈にアタックをかけるようになってきたセンスが遊びに来て、
あまり間を置かずにコイもやってきた。まだ二週間程余裕はあるものの、今年度終了記念
にと作ったクッキーが上手く出来たらしく、プレゼントしに来てくれたのだ。ツルが少し
複雑そうな顔をしていたものの僕はそれを受け取り、このまま全員でお茶でもしようかと
思ったところで次の来客があった。ホウ先輩とオウ先輩だ。どうやら僕と同じで今までの
学校生活の思い出に浸っていたらしく、一番馴染みのあるここに来たらしい。あまり仲の
良くないツルは嫌そうにしていたが、いつものように露骨に顔に出さなかったのは、ツル
なりの気遣いだろう。成長したなと思いながらツルを眺めていると、アズサ先生とエニシ
先生までもがやってきた。どうやら無事に卒業生を送り出し、一段落ついた記念にと僕を
飲み会に誘うつもりだったらしい。式の途中で感動のあまり号泣していたアズサ先生の、
真っ赤に染まった目が印象的だった。このままチーちゃんまで来そうだなと思っていたら
本当にやって来て、しまいには水樹と一真がカラオケの誘いに来たところでポケットの中
で昼寝をしていたミチルまで目を覚まし、こうして全員揃った訳だ。因みにミチルが幼女
モードになった際に魔法が暴発し、一真も水樹も女の子になっているので、非常に男密度
の低い状態になっている。自己申告だが、ちんこ密度が上がったのは驚きだ。
「しかし、改めて見ると巨乳率が高いな」
ちょっと頼んで一列に並んで貰った。
僕から見て左側から、エニシ先生、センス、ホウ先輩、コイ、真子ちゃん、オウ先輩、
アズサ先生、チーちゃん、水樹、ミチルと来て、最後である右端はツルだ。ミチルとツル
の場合どちらも乳総量が零式なので迷ったのだが、ここはツルを一番下として見るべきと
判断した。一年間エースとして頑張ったのだから、やはり最後まで貫いてほしい。
「これぞ見事な乳グラデーション!!」
何故か全員に白い目で見られた。
「アズサは結構順位低いのね」
「うるさい、私は気にしていない」
「そう?」
一位の余裕だろう、エニシ先生はアズサ先生の胸元を見て溜息を吐く。真子ちゃん以上
の順位、巨乳同盟は哀れむような目で肩を叩き、ツルなどの貧乳同盟は何かエールを送る
ような温かく強い視線で肩を叩いた。
「……ふむ」
ミチルは頷くと、不意に大人モードになった。そしてグラデーションを崩さないように
コイと真子ちゃんの間へと移動、面白そうな顔でアズサ先生を見つめた。
「ば、馬鹿な」
それが意味することに気付いたのか、アズサ先生は膝から崩れた。僕も少し遅れ、この
順位の示すものに気付いた。こんな11人も居るのにアズサ先生よりも下の人間は三人のみ、
しかも純粋な女の子という意味でのカウントでは二人しか居ないのだ。何と恐ろしい亀だ、
僕はこんなにミチルを恐ろしいと思ったことはない。
「元気出して下さい、アズサ先生。個人的には悪くないと思いますよ、スタイルも良いし、
乳の形も良いし。それに歳の割には乳首も結構綺麗だったし、自信を持って下さい!!」
そうフォローをすると、そうだな、と虚ろな笑みを浮かべて立ち上がる。これでセーフ
だと笑みを浮かべたが、しかし部屋の空気が微妙に変わったことに気が付いた。何故だか
皆がこちらを半目で見つめ、そして互いの顔を牽制するように睨み合う。
「カメ、アズサ先生のところに遊びに行くのは知ってたし、許してたわ」
「本当に腐れちんこなのね」
「カメさん、他の人にも手を出してたんですか」
「他の人達ともSEXしてたんデスか?」
センスのネイティブ発音のSEXという言葉に、空気が凍る。摂氏-273.15度、あらゆる
原子が活動を止めたような冷たい静止の空気が僕を包み、皆が一歩前に踏み出せば物理的
に不可能な筈の限界点をも突破する。もう自分でも言っている意味が分からないが、現状
はよく分かる。つまるところ修羅場、それも尋常ではない程の。
待て、考えるんだ。
この場を和ます言葉を考えると、結論して笑みを浮かべて、
「丁度11人だから、サッカーチームが作れるな」
「へぇ、玉を蹴ってほしいの?」
墓穴を掘った、久し振りに見るツルの悪どい笑みが何とも恐ろしい。
「カメ、覚悟しなさい?」
火事場の馬鹿力とでも言うのだろうか、ツルはいつも以上の筋力を発揮して生徒会長用
の大型机を軽々と横にずらすと、更に詰め寄ってきた。キーパーの役目も兼ねているのか、
蹴りだけではなく拳の骨も鳴らし、玉を掴もうとしているのが分かる。
ここは観念するしかないのだろう、思えば短い人生だった。
諦め、せめて最後は抵抗せずに死のうと覚悟を決めたとき、
「お待ちなさい!!」
意外なことに、ホウ先輩が間に割って入った。いや意外でもない、他の面子が凍りつく
中で、ホウ先輩とオウ先輩は大して驚いている様子も無かった。それに元々面倒見も良い
タイプだから、考えてみれば当然のことかもしれない。
だが迷惑をかける訳にはいかないだろう、これは身から出た錆だ。
「かばってくれなくても良いですよ」
振り向いたホウ先輩の顔に浮かんでいるのは、いつもの誇り高い笑み。
「そんな気で言ったつもりではないのですけどね。私はただ、自分が正しいと思うことを
しているだけですわ。カメ君が、私とオウを繋いでくれたように」
凜と胸を張り、一歩前へ。
「確かに、皆に手を出したのは事実だと思いますわ。ですが私は、それが悪いことだとは
思いません。倫理的には問題があるのでしょうけれど、それが何だと言うのですか?」
それが何だ、なんて随分と思いきりの良い発言だ。皆も面食らったらしく、全員揃って
一瞬驚いた顔をしたが、しかしツルはすぐに表情を怒りに戻して詰め寄ってくる。ツルと
ホウ先輩の相対距離は限りなくゼロ、胸の谷間から顔を睨み上げる状態だ。
「あんたはレズだから良いかもしれないけどね、私としたら我慢がならない話なのよ」
皆も頷くが、それをホウ先輩は鼻で笑い飛ばした。
「それはカメ君を信じていないということですわ。それに怒りで震えている皆も、被害者
だなんてことはない筈。頼り、信じて、そして求めたからこそ肌を重ねたのでしょう?
例えばオウは、カメ君に勇気を貰いました。アズサ先生とて、寂しさを埋めてもらったり
慰めてもらったり、勇気を貰ったりしたのではないですか?」
う、と視線が集中したアズサ先生は声を漏らす。
「皆同じ、同罪ですわ。それにカメ君から求めてくることなんて……まぁ、している途中
から興に乗ったカメ君が責めてくることは有っても、きっかけは全て貴方達からでしょう。
ツルさん以外でカメ君から責めるなんて無い筈です」
本当に申し訳ない、もう卒業式も終えた相手だというのに世話になるとは思わなかった。
おまけに憎まれ役まで買って出てくれるなんて、頭が下がる。何と言えば良いのだろう、
と考えていると、僕の考えでも読み取ったかのようにホウ先輩は振り向き、
「居なくなる私が恨みを背負えば、後腐れも少しは消えるでしょう」
そう、小さく呟いた。
そして周りを見渡せば、溢れているのは沈黙の群れ。
「ありがとう、ホウ先輩」
だが、やはり僕に非があるのもまた事実だ。ホウ先輩が言ったように興に乗り、次々に
手を出していた事実は否めない。確かに求められ、またコイ達を応援するような気持ちで
した行為だとしても、皆と関係を持ったのは事実なのだから。
一歩前に出て、深く頭を下げる。
「ごめん、皆。言い訳に聞こえるかもしれないけどさ、半端な気持ちで手を出したことは
絶対に無いし、それは分かってほしい。それとツル」
一旦頭を上げ、こちらを無言で見つめるツルと視線を合わせた。
「いつも言ってるから軽いかもしれないけどさ、この場所で言わせてくれ」
息を吸い、
「この中に居る誰よりも、好きだ」
数秒。
十数秒。
数十秒。
一分と時間が過ぎ、もう少しで二分に到達しようとしたとき、ツルは動いた。
「ばか」
それだけ言って、とん、と軽く股間を蹴ってくる。
痛みすら感じない程の、そんな弱さで。
「仕方ないから、これで許してあげる。感謝しなさい?」
「ありがとう」
もう一度ばかと呟き、そっと手を握ってきた。この小さな掌の温かさが、とても愛しい。
このまま終わると思ったのだが、
「カメよ、まだやることが残っておるぞ?」
手を打ち鳴らし、ミチルは部屋の中を見渡して、
「問題が解決したら、次は乱交じゃな?」
一体何を言い出すのだろうか、このエロ亀は。
「このまま皆でオサラバというのも不満が残るじゃろうし、せめて後一回はしたいと思う
者も居るじゃろう。ホウもオウも今日が最後になるから思い出を作りたかろうて。ならば
仲直りも含めて乱交が良いと、否、それしか無い!!」
「あら良いわね」
エニシ先生と笑みを交わしあった直後、ミチルはポーズを取った。
「トータス!! ロータス!! ブルータス、お前もか!!」
指を鳴らし、直後、変化が起きた。
全員のスカートの前面が盛り上がり、皆は慌てて股間を押さえる。自己申告では半分程
だと思っていたのだが、どうやら十割ちんこ付きになっていたらしい。もっと言うならば
十割まんこ付き、つまり僕も女の体になっている。一回女の体を経験したことはあったが、
フタナリになるなんて初めての体験だ。落ち着いているのはミチルと、それから初めての
筈なのに、何故か顔色一つ変えていないエニシ先生くらいだ。センスと水樹は過去に一度
変わった経験があるにも関わらずパニクっているのに、何故この人は平気な顔をしている
のだろうか。楽しそうな顔をしているし、もう恐怖すら感じてしまう。コイとチーちゃん、
真子ちゃんとアズサ先生は複雑そうな表情を浮かべながら赤い顔で座り込み、ホウ先輩は
珍しく取り乱した様子でオウ先輩にすがり付いていた。オウ先輩は目を細めホウ先輩の頭
を撫でている。しかし涙目のホウ先輩は可愛い、さっきの凛々しさとのギャップも良い。
「準備は良いな」
ミチルは皆を見回した後で満足そうな笑みを浮かべ、
「ほらほら、せめて一発出さないとの。逆らったら普通の体では帰れんぞ?」
何と恐ろしい、元野生の生き物は並の人間では流石に躊躇うことも平気でするらしい。
だが皆が困り果てている状況、無視をすることは出来ず、立ち上がる。どれだけ出来るか
分からないが、ミチルが満足するか魔法が自動的に切れるまで付き合う他はない。ツルも
何とも可愛い困り顔でこちらを見ているし、他の皆も同様だ。
「うむ、素直なのが一番じゃ」
こうして多分これから一生、いや生まれ変わっても体験しないであろう乱交が始まった。
◇ ◇ ◇
「一回だけ、一人一回だけだからね!? それ以上やったらブッ飛ばすから!!」
一番先に服を脱いだツルが怒声を飛ばす中、二人が近付いてくる。
「何でお前らなんだよ?」
「馬鹿野郎、他人の精液は少ない方が良いだろうが!!」
「あたしも同じく」
そうかもしれない、他の面子はともかく、真子ちゃんも水樹も元は男だ。真子ちゃんは
先日、一真の姿のときの話だが、女として生きるのもアリかもしれないと言っていたが、
どうやら女体人生は振り切ることは出来たらしい。
それにしても、真子ちゃんとするのも久し振りだ。水樹には胸が無いので真子ちゃんの
胸を掴み、持ち上げるようにして揉み始める。それなりに大きいにも関わらず感度が割と
良いのは知っているから、そこを重点的に。こなす数が多いので短期で責めたいが、まだ
割れ目の方は一回しか入れたことが無いので指を入れるのは早い。そうしながら水樹の腰
を抱き寄せて、固くそそり立った竿を口に含んだ。
「ん、カメ、積極的、だね」
「当然だ」
こうでもしなければ体力が持たない、ならば動くことの出来る内に幾らでも数をこなす。
片手間で真子ちゃんに様々な刺激を与えながら、何度も水樹のものに舌を往復させる。
「真子ちゃん、足、開いて」
膝立ち状態の真子ちゃんの足の間に太股を滑り込ませ、割れ目に当てて小刻みに動かす。
中は開発されていないが、表面に刺激を与えるには良いだろう。それを続けながら水樹の
尻穴を指先でいじり、濡れ始めた割れ目に舌を這わせてゆく。ミチルの魔法のお陰なのか、
普段よりも濡れやすくなっているのがありがたい。早すぎる気もするが、そのようなことを気にしていたら、日が暮れて
しまうどころか翌朝になってしまうだろう。
水樹の破れ目がほぐれてきたことを確認すると、真子ちゃんの股から太股を引き抜いて
水樹の体を横たわらせた。真子ちゃんの体を俯伏せに重ねると、まずは水樹に挿入する。
どちらに入れるか迷ったが、尻は避けるようにする。この先、例え水樹に入れたものだと
しても、尻に入れたものを嫌がる娘が出てくるかもしれない。別に、せっかくだから女の
水樹でしか出来ないことをしようというケチ臭い考えではない。
何度か抜き挿ししていると、背中に柔らかい物が押し当てられた。振り向けばミチルの
悪どい笑み、アズサ先生の乳のときから思っていたが、何故こんなにも急に黒化をしたの
だろうか。このままのペースでいけばエニシ先生のようになりそうで怖い。
「どれ、このままじゃと時間がかかるであろ。なれば」
言葉の意味に首を捻った瞬間、ミチルのものが僕の中に侵入してきた。胸と同様大きく
設定されたそれで最初は圧迫感のようなものを感じたが、ミチルが腰を振り出した途端に
強烈な快感が襲いかかってくる。サイズで言うとツルもこのように感じていたのだろうか、
中をえぐられ、壊されてしまいそうだ。馬鹿になりそうな感覚の中、
「そして、ブースト機能も付けてやるぞ?」
うなじにキスをされ、燃えている錯覚を覚える程に体が熱くなってきた。今までなんか
とは比較にならない程の快感が股間どころか全身に押し寄せ、今にも出してしまいそうに
なってくる。ブースト機能なんてフザけて言っているが、これはそんな甘いものではない。
薬を越えた、毒や麻薬といったものだ。
早すぎると分かっているが、我慢出来ずに水樹の膣内に射精すると、すぐに引き抜いて
真子ちゃんの膣内へと突っ込んだ。やや乱暴だが、水樹の愛液と僕の精液に塗れたそれは、
二回目でキツい筈の場所へと簡単に入ってゆく。
「カメさん、慣れてマスね」
「いっつもアズサ先生達と3Pしてるからじゃないの?」
半分は正解なので、少しドキリとした。確かにアズサ先生達と3Pすることは多いが、
それ以外ではツル、ミチルとのものが殆んどだ。ミチルは精液を飲むか中出しされないと
魔法が暴発してしまうのだが、ツルが二人ですることを絶対に許さないからだ。そうした
約束があるので決してやましい部分はない、と考えていると腰に脚が回された。
「カメ、動けよ」
そう言いながら、真子ちゃんが腰を振ってくる。
「ノリノリだな」
「カメに童貞も処女も取られたからな。もう失うモンもねぇ」
「兄さん!?」
真子ちゃんはノリで言ってしまったのだろうが、チーちゃんが何とも悲しそうな表情で
自分の兄、今は姉である存在を見つめていた。
真子ちゃんも一瞬失敗したというような顔をしていたのだが、何かがプッツンしたのか
笑みを浮かべて腰を余計に激しく振りだした。音をたてながら水樹の胸に吸い付き、更に
僕の尻の中へ指を侵入させてくる。あまり上手い動きではないが、その分、勢いに任せた
それは思いの他気持ち良く、つい声が漏れてしまった。それに気を良くしたのか、動きは
激しさを増してゆく。
「凄いエロい顔をしてるぞ」
真子ちゃんに言われると複雑な気分だが、跳ねる腰が与えてくる刺激で頭の中がすぐに
空になってゆく。一回出して敏感になっている場所だ、耐え間ない刺激によって、いつも
ならば消えている筈の射精感が津波のように押し寄せてくる。
「カメよ、出るぞ」
ぎゅ、と強くミチルが僕を抱き締めて子宮の入口を押すと同時に射精する。それの瞬間
に僅かに遅れる形でミチルも射精し、出す感覚と出される感覚が思考を埋め尽くす。
「凄いな」
これがフタナリの醍醐味というものか、癖になってしまいそうだ。
これで二人に出して残りは九人、まだ道は長いが、今の感覚を何度も味わうという期待
が背筋を震わせた。ツルには悪いと思うが、子宮が熱を持つのが分かる。
水樹達から離れて一息吐くと、コイとセンスが寄ってきた。アズサ先生達やホウ先輩達
のような玄人は全て後半に回るのはキツいが、二人の火照った姿を見たら、そんなことは
どうでも良くなってしまった。
「カメ、少し見ない間に随分汚れたわね」
「綺麗にしてあげマスね」
生徒会長用の椅子に座らされると、二人は膝立ちになって股間に顔を埋めてきた。
「うわ、凄い匂い」
そう言いながらもコイは竿を丹念に舐め、
「ドロドロになってマス」
センスは破れ目を吸い、舌で中のものを吸い出してくる。
二人の姿を見て、ふと思い付いた。
「二人でパイズってくれ、頼む」
コンビで巨乳というのは、意外にもコイ達くらいしか居なかった。巨乳率は割と高いが
元野郎コンビは水樹が貧乳だし、ホウオウコンビはオウ先輩が普乳ザイズだ。大人コンビ
はアズサ先生が小さいとは言わないが巨乳ではないし、その他は悲しいことにチーちゃん
もツルも殆んど限りなく水平線かと思う程に起伏がない。
二人は少し首を傾げたが、すぐに理解したらしく胸で肉棒を挟んできた。パイズリ自体
あまり快感の強いものではなく視界で興奮するタイプのプレイだが、そういった意味では
今のものは最高だ。この面子の中でエニシ先生に次いで、
二番目に大きな胸を持つセンス。それよりやや落ちるものの、四番目に大きな胸を持って
いるコイがパイズリをしてくれているのは正に絶景だ。ミチルのしたブースト機能がまだ
残っているせいか少ない筈の快感も比較的強いし、乳首が擦れた瞬間に二人が漏らす声も
気持ち良さに拍車をかけてくる。
それだけでも十分なのに、
「あ、我慢しなくて良いよ」
「先っぽヌルヌルデスね」
我慢汁を二人で舐め、キスを交している光景は一種の天国だ。
「すまん、タンマタンマ!!」
発射しそうになって制止をかけたが二人は止めず、胸の間でぶちまけてしまった。回数
が無限ではないので大事にしたかったのだが、後の祭だと、二人はそう言うように胸や顔
に飛び散った精液を互いに舐めたり、指で拭って相手にしゃぶらせたりしている。比較的
常識的な行動の多い、普段の二人では考えられないような姿だ。
それを見ていると、股間が再び熱を持ち、頭を持ち上げてくる。
コイとセンスは先程の水城達のように二人で重なると、こちらに視線を送ってきた。
「早く、お願いしマス」
「早くしなさいよ」
僕は床に腰を降ろすと、まずはセンスの穴の中へと入ってゆく。一気に奥まで貫いて、
しかし一気に抜くと、次はコイの破れ目へと肉棒を挿し込んだ。こちらもセンスと同じく
奥を突き、そして全てを引きずり出すような勢いで破れ目から引っこ抜く。
この二人を相手に出せるのは残り一回だ、どちらかに集中すれば不公平になる。だから
交互に抜き挿しをするのが一番だろう。二人とも巨乳だし体が僕好みなのでもっと味わい
たいのだが、回数制限があるというのは何とも残念だ。
そう考えながらしていたのが原因だろうか、どちらにも入らずに二人の破れ目を擦った
のだが、二人の声が微妙に変わった。考えてみれば中で出す必要もない、そしてどちらも
気持ち良くさせる方法がある。コイはしたことが無いが、センスに素股が利くのは以前に
一度したことなので分かっている。
上になっているコイの腰を少し押して二人の破れ目を合わせると、そのまま腰を振る。
予想した通りに二人は喘ぎ声を漏らし、それどころか自分から腰を密着させる。溢れ出る
愛液を潤滑油にしてグラインドのペースを上げると声の音量は増し、それに触発をされた
のか、視線を周囲に向ければ皆も絡みを初めていた。
「や、クリとか、胸が、擦れて」
「気持ち、良い、デス」
コイとセンスは舌を絡ませ合い、塗れた瞳がこちらを切な気に見つめてくる。二人の頭
を撫でながら、僕は二人の腹の間に精液を放出した。
「あっつい」
「ありがとう、ございマシた」
二人から離れると、僕はアズサ先生達の方へ近付いてゆく。こちらはエニシ先生のお陰
で最初の辺りから絡んでいて、もう出来上がっているようなので安心だ。横たわって荒い
息を吐き、僕を見上げてくるアズサ先生に軽くキスをすると、割れ目にものを当てがった。
「すまんな、駄目教師で」
「そんなことないですよ」
「セックスが今回で終わり、というのは悲しいが、我慢しよう」
だが、と一瞬ツルを見て、
「これからも、飲むのくらいは付き合ってくれるか?」
僕もツルを見て、返ってくるのは嫌そうな顔での頷き。嫌々ながらの答えなのだろうが、
どうやら了解は得たらしい。アズサ先生は眉を八の字にしながら僕とツルを交互に見ると、
すまんな、と小さく声を漏らした。そして首に腕を回すと自ら腰を上げ、僕のものを呑み
込んでくる。は、という吐息と共に密着してきた体は、珍しく煙草の匂いがしなかった。
「今日は吸ってないんですね」
「今日卒業する奴の中に、煙草を吸うなと言うのが居てな。せめて今日くらいは良いかと
思っただけだ。明日からはまた吸うことになるだろうがな」
視線を感じて目を向ければ、今日はSモードなのか、オウ先輩の体を弄びながら僕達を
見ているホウ先輩の姿があった。なるほど、そういうことかと納得した。確かにそういう
ことを言いそうだ、やんわりと注意をしている姿が容易に思い浮かぶ。それににしても、
普段は気にしてなかったけれど、面白い組み合わせもあったものだと思う。
「そんなことより、動いてくれ。カメの姿を見ていたら、体が疹いて仕方がない」
「分かりました」
動き始めると、背中に柔らかいものが押し当てられた。
「二度ネタは禁止ですよ?」
「大丈夫よ……穴が違うから」
待て、と思った直後、肛門に固いものが押し付けられ、それはゆっくりと侵入してきた。
初めてのことではないにしろ、前の穴と比べても随分と強い圧迫感だ。
「カメ君の中、とても気持ち良いのね」
「ありが、とう、ございます」
何故僕はお礼を言っているのだろうか。
小さな疑問が思い浮かぶが、それはエニシ先生が動き始めると消し飛んだ。とても熱く、
しかし背筋が凍える程の痺れが思考を支配する。閉じることの出来ない口の端からは唾液
が垂れてアズサ先生の胸に溢れ落ち、アズサ先生はそれを指で掬うと美味そうに舐めた。
「それに、胸も」
背後から伸びてきた手が胸を揉み、更なる刺激を与えてくる。
「カメ君、綺麗」
その言葉と共にエニシ先生は絶頂し、僕もアズサ先生の中に精液を放出した。
今度はエニシ先生を横にさせると挿入してゆく。比べるのは失礼だと分かっているが、
正直な話、他の人とは段違いの気持ち良さだ。作りが違うと言うのだろうか、もう五度の
射精を終えて弱りかけているというのに、今までで一番の固さを持ってくる。果たして人
なのだろうか、という馬鹿馬鹿しい疑問さえ思い浮かぶ程、この世のものとは思えない程
の快楽だ。膣内はツルや、一度体験したホウ先輩の中と同じくらいキツいのに、年齢相応
の溶けるような柔らかさも持っている。もし聖人君子だったとしても、エニシ先生の手に
かかってしまえば間違いなく落とされてしまうだろう。
「ほら、アズサ、いらっしゃい。綺麗にしてあげる」
言われた通りにアズサ先生がエニシ先生の顔に跨ると、長い舌を伸ばして割れ目に侵入
させた。掻き出すようにして動かす舌の動きに、アズサ先生はそれだけで達してしまった
のだろう。頬を紅潮させて体を痙攣させ、僕の胸へ顔を埋めてくる。
「あ、カメの、胸」
そして赤子のように吸い付き、見計らったかのようなタイミングでエニシ先生が痛い程
に締め付けてきた。まるで女性器が一つの生物であるかのように貪欲に僕のものを舐め、
奥まで飲み込むようにして動いてくる。その部分から燃えて消えてしまいそうなくらいの
快感を受け、僕はエニシ先生の中に放出した。
残り五人、やっと折り返しか。
「カメ君、入れてばかりでは退屈でしょう?」
「……ボク達は、ちょっと違うよ?」
肩を引かれて仰向けに押し倒されると、オウ先輩が覆い被さってきた。固くなったそれ
を僕の膣内に入れると肩を掴んで僕を持ち上げ、続いてホウ先輩が尻の方へ挿入してくる。
「二穴責め、というのをしてみたくて」
ホウ先輩がそう言うと、二人は動き始めた。過去にも一度、水樹や一真とこうしたこと
をしたときがあったが、それとは比較にならない程のものが襲ってくる。そのときは一真
は童貞だったので幾分か余裕があったのだが、今回の相手は違う。エロいことに関しては
先天的なものを持つホウ先輩が相手な上に、そのホウ先輩と毎晩身体を重ねているらしい
オウ先輩が相手なのだ。前からも後ろからも責められ、頭が白くなってゆく。
「あら、こちらも寂しそうですわね」
ひやりと冷たい何かが竿に絡み付く。ぼやけてきた目を向ければ背中から回されたホウ
先輩の手指が僕のものを包み込み、それを扱き始めていた。
「ほら、気持ち良いでしょう?」
背後に居るので顔を見ることが出来ないが、耳元で囁かれる冷たい声で、どのような顔
をしているのかが分かる。きっと最初の、足を舐めさせられたときと同じ、優越感に満ち
とろけきったような表情を浮かべている。ぼくはMではない筈だが、それを思い浮かべた
途端にぞくりと背筋が震えた。エニシ先生とは真逆の方向性だが、興奮させるという意味
では似た性質のもの。言うなれば、毒密のような魔性の瞳が僕を見ていると思うだけで、
脳を埋める白い霞が増してくるように思える。
それを感じ取ったのかホウ先輩は耳元で小さく笑いを溢し、扱く手の速度を上げてきた。
僕の密を両手の指で掬うと竿に塗り込み、わざとらしく音をたてながら扱き上げてくる。
敏感な部分から外れているのは、わざとなのだろうか。
「ほら、カメ君のですわよ?」
片方の手を離すと、それを目の前まで掲げてきた。指を開いて糸が引く様子を見せつつ
運ぶのは僕の口元、舌を伸ばすと指先を口の中へと侵入させてくる。舐めなさい、と囁く
声に逆らうことが出来ず、僕は薄い塩の味がする指を舐めた。
「美味しい?」
美味いものではないが、首を縦に振り、ホウ先輩の指を何度も舐める。味はすぐに消え、
残っているのは細く柔らかい指の感触だけだが、それでも舐め続けているのは多分相手が
ホウ先輩だからだろう。そうしても良いと思えるものが、ホウ先輩にはある。
「良い子ですわ」
僕の唇から指を引き抜き、それを一旦オウ先輩に舐めさせた後、ホウ先輩の腰の動きが
一気に加速した。オウ先輩の動きも激しさを増していき、オウ先輩の唾液に塗れた手指も
再び僕のものを扱き始める。三点での強烈な責めは、エニシ先生に入れたときと同等程の
快感だ。これが最初に持ってこられたら、どうなっていたか分からない。
「……もっと、もっと気持ち良くしてあげる」
今、何と言っただろうか。
言葉の意味を理解する前にオウ先輩は僕の胸へ吸い付き、反対側を激しく揉み始めた。
ホウ先輩も手が使えない代わりとでも言うように耳に舌を這わせ、甘噛みし、肩や首筋に
何度も唇を重ねてくる。二人の荒い息が肌を撫でてくる擽ったい感触すらも、今の僕には
愛撫の一つになっている。これは不味い、普段のツルの気持ちがなんとなく分かった。
「カメ君、多分、出ますわ」
「……男の子の、凄い、何だろう、分かんない」
うめくような声の後、二人のものが震え、
「僕も」
先に達したのは僕だった。
オウ先輩の腹の上に精液を飛ばすと同時、二人の精液も中に溢れてくる。前の穴と後ろ
の穴、下半身に熱を持った液が満ちてゆくのを感じながら吐息を溢す。
数秒経ち、二人はものを引き抜くと、僕の前に立った。
「あれ、もう良いんですか?」
まだ後にも控えているので少ないに越したことは無いけれど、少し物足りない気がした。
膣内は今敏感になりすぎているので挿されるのは少し辛いが、他のことなら少しくらいは
出来そうな気がする。
だが二人は首を振り、
「私達は二人で一人ですから」
「……これで、満足」
まるで双子のようにそっくりな笑みを浮かべ、それぞれ左右の頬にキスをしてきた。
「さて、残るは」
ミチルとチーちゃん、ツルだが、ミチルは笑みを浮かべて首を振り、
「儂は良い、他の者とは違って別の日でも出来るし、それに最初のときにカメに中出しが
出来たから満足したしの。それよりも他の者に回してやった方が良いぞ?」
言葉を受けて、チーちゃんが寄ってくる。
「お疲れ様です」
「本当にな、さっきなんが壊れると思った」
前後の穴からホウ先輩とオウ先輩の液が溢れてくるのが分かる、この絨毯も後で何とか
しないといけない。色々なところに精液やら愛液やらが染み込んでいるし、寧ろこの部屋
自体もセックス後の匂いで充満している。もし今誰かが訪ねてきたら、仮に全員服を着て
いたとしても何をしていたかがバレてしまうだろう。ミチルの魔法でどうにかならないか、
と考えながら、溜息を吐く。
「ちょっと、休憩したら? 後は私と、この」
クッキーの乗った皿を持ってきたツルはちらりとチーちゃんを見て、
「貧乳だけなんだし」
「ツル先輩だって貧乳でしょう」
「私はバランスが良いのよ」
確かに小学生のような外見とのバランスは良いが、
「ツル先輩は年齢と外見のバランスが駄目でしょう!?」
チーちゃんの突っ込みに、全員が頷いた。
だがツルは気にした様子もなくクッキーをかじり、眉を寄せ、
「コイ、この味」
何故か僕を殴った。
ツルの発言に首を傾げたコイは皿から一つ取ると口に含み、
「うわ、焼きたてのときはマトモだったのに。今のこれって……カメ、アンタ何したのよ?」
全員が寄ってきて、同じくクッキーをかじれば皆が僕の方を向く。
『カメの精液の味だ!!』
沈黙。
数秒皆が黙り、微妙な雰囲気が満ちた。
その空気が嫌だったのか、ツルは立ち上がるとチーちゃんを押し倒し、
「千歳、続きしよっか」
「そうですね」
後半戦が始まった。
ふ、と吐息を溢しながらチーちゃんのものを挿入させ、ツルはこちらを向いた。
「酌だけど、千歳に先に入れて」
頷き、僕はチーちゃんの膣内に挿入する。少しインターバルが空いていたものの、濡衣
精液味クッキーのせいで乾く暇も殆んどなく、思っていたよりも簡単に入っていった。
「何かこうも簡単だとムカつくわね」
それは幾ら何でも言い掛かりだろう。
「まぁ、そうカッカしないでよ。確かに今のカメはビッチ全開だけどさ」
「確かに、ステイツ基準でも今のカメさんはビッチデスね」
そう言いながら、コイとセンスはツルの胸へ吸い付いてゆく。他の皆も同様に僕のこと
をビッチと言いながら、しかし僕達に絡み付いてきた。
水樹は僕の尻に、真子ちゃんは前の穴に挿入しながら。ミチルはチーちゃんの顔を跨ぎ
顔面騎乗位、ホウ先輩とオウ先輩はミチルの胸を吸いながらチーちゃんの腕を使い素股を
開始している。アズサ先生はホウ先輩のものをフェラしながらコイのものを扱き、エニシ
先生はセンスのものを扱きながらオウ先輩のものをくわえている。二人とも反対の手では
チーちゃんの胸を愛撫しており、ホウ先輩とオウ先輩はそれぞれアズサ先生とエニシ先生
のものを扱きあげる。そうする度に様々な場所や方向から女の子達の声が響く、正真正銘
の12Pの状態だ。
「凄い状態よね、まあ今更突っ込む気にもならないけどさ」
「余裕あるな」
「カメがいっつも激しいからね」
だが愛撫をされていて余裕があるのはツルらしくない、そう考えたところで空いている
部分に気が付いた。胸も前の穴も塞がっているのだが、まだ誰にも触られていない部分が
存在する。コイとセンスはミチルのものを扱いているが、手が空いていない訳ではない。
多分僕に気を遣ってくれたのだろうと思う部分、固くなった肉棒に指を這わせると、ツル
は途端に大きな声を漏らした。
「ば、馬鹿!! 触ん、ないで」
そう言われても、ツルの反応が可愛くて仕方がない。先端を弧を描くように指先で擦り、
先端に滲み出てきた透明な汁を塗り広げた。そうしていると腕の中の小さな背はいつもと
同じように震え、長い息を吐きながら前屈みになってゆく。
だが、それは途中で止まった。
コイとセンスが胸を吸っているせいで、それ以上ツルの体が折れないのだ。身を折って
堪えようとしているが出来ず、暴れるような動きで声を漏らす。しかもこのタイミングを
狙っていた訳ではないのだろうが、一回イッてしまったのだろう。僕のものを包んでいる
膣内がキツくなると同時にチーちゃんの腰が跳ねて、ツルは強く突かれる状態になった。
しかも中に出されたツルは、それが決め手になったのか、一際高い声を漏らして射精した。
サービスのつもりなのだろうか、通常よりも多く設定されたらしい精液は広く周囲に飛び
散って、皆の体に降り注いでゆく。
「カメ、あんた、いっつも」
ツルの言いたいことはなんとなく分かったが、多分普段僕が感じているものよりも何倍
も強いものだと思う。いつもこんな感じだったならば、僕は既に廃人になっている。
「チーちゃん、もう少し我慢してくれ」
まだ射精の余韻が残っているのか、肩で息をするツルの腰を持ち上げて割れ目から竿を
引き抜かせると、チーちゃんの腰を掴む。動きやすいように位置を調整すると、僕は腰の
動きを加速した。それで連続でイッているのか膣内の痙攣が何度も続いて、断続的に肉棒
が跳ねて何度か精液を吹き出してくる。また位置を調整したときに水樹と真子ちゃんの竿
も良い部分に当たったらしく、二人のものも限界が一気に近くなってきまのか僕の膣内で
痙攣を始めた。他の皆も絶頂が近付いてきてるのか、どの声が誰のものか分からない程に
喘ぎ声を増している。
最初に達したのは真子ちゃんと水樹だった。特殊なシチュエーションがそうさせている
のだろうか、二度目の筈なのに、一度目よりも熱く、量を増したものが僕の中に流れ込む。
続いてコイやセンス、ミチルが射精し、ツルの体を白く汚してゆく。数秒遅れてホウ先輩
とオウ先輩、エニシ先生とアズサ先生が射精し、全員の体を白濁した液で染めあげた。
そして僕も、
「カメさん……熱い」
チーちゃんの中に八度目の射精をした。
これで残るは一人、大本命のツルだけだ。
「ツル、愛してる」
「うん」
皆も射精した筈なのだが、行為を止める気配の無い中、ツルも例外ではなかったらしい。
先程とは逆の立場、チーちゃんに挿入しているツルの腰を抱き抱えると、僕もツルの膣内へ
挿入していく。ずっと最後に残しておいただけあって、とびきり気持ちが良い。ホウ先輩
達やエニシ先輩のものも良かったが、やはり一番はツルだと実感した。
「随分元気ね」
「実はフラフラなんだけどな」
花のようにツルは笑うが、冗談ではなかった。これまで八回も、しかも短時間で出して
いるのだ。自己新記録の回数をこなしている状況、よくも出せたものだと思いたい。
それでもツルが相手なら、きっと最後まで頑張ることが出来る。
「ま、頑張りなさいよ、男でしょ?」
「今は女の子だけどな」
だが、こうして珍しい積極エロスの言葉をツルが言ってくれるのだ。
疲れた体に鞭を打ちながら、強く腰を打ち付ける。奥を突く度に小さな尻が震え、コイ
やセンスが胸を吸う度に膣内が締まって僕のものを絞りあげてくる。何度しても飽きない、
僕にとっては最高に愛しい体だ。幼児体型なんか、問題ではない。
それに勿論、体だけじゃない。
存在そのものが全て至高だ。
「カメ、もう、イキそ」
僕もだ。
「ん?」
突然、頭がグラグラしてきた。急激に目の前の光景がぼやけて、ツルが分身したように
見えてくる。ツルが沢山居るとは実に素晴らしい。その日によってツルをチョイス出来る
など並の難易度ではないだろうか、
「僕なら余裕!! 寧ろ全部をチョイス!!」
「何の話よ!?」
ヘッドパッドされ、頭の中に浮かぶのは過去の映像。だが何故か理不尽なことにツルに
ブッ飛ばされてきたものの総集編だ。体が小さいので蹴りが多く、その度にが見えていた
というのが実に良い。脳内の編集員には是非何か爵位を与えたいと思う、領土はツル専門
記憶野の拡大でどうだろうか。
それが良い、と頷こうとして力が入らず、思いっきり体が傾いだ。
「え、ちょっと!!」
いかん、無理をしすぎたか、これは。
「カメ!?」
直後。
視界が黒く染まった。
最終更新:2007年10月31日 19:34