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ツンデレ探偵事務所 所長の計画、避暑地のできごと 【前編】

  • 作者 7スレ577氏


 私達は探偵。 職業上、関係者の本名とか詳細を明かすことが出来ないわ
だから呼び合うときも 所長、助手、とか言ってる。 
 ちなみに、姉さん、妹ちゃん、警部B、犯人X、とか記号でも言ってるの
慣れるまでは違和感あるかもね。 フフ

 でも私の事務所の、大事な決まりだから。
 だって私の名前が”ハルヒ”とか”凛”だったら
なんかの固定イメージが沸いちゃうでしょ?

 アンタの好きな声優の声で脳内再生する為でもあるのよ、わかった?
他の理由は教えてやんない。 め、メンドクサイんじゃないからねっ! べーだ。
 ・
 ・
 ・

 さて、私と助手の彼は、長~い付き合い。
幾たびの事件を乗り越えたし、公私とも二人きりで夜を過ごした事も何度かある。
 仕事の信頼関係は無二の戦友。
 個人的には、助手の彼は私にベタ惚れよっ!

 …私の態度と詳しい経緯とかの説明はパス。
知りたかったら自分で調べなさい。 は、恥ずかしいからじゃないわっ!

 一つだけ言えるのは、まだ……しか……し、してないの。
私がまだ成人式を超えてないとはいえ、二人とも社会人なのに! もうっっ!!



 ちりん、ちりん
 縁側の頭上で風鈴が揺れ、まだ暑い昼下がりの避暑地に音を紡ぐ。
 続いて ケホン、と正座した私の膝の上から乾いた音がした。
 ちらりとそちらを見れば、私の助手が膝枕の上で寝返りをする。

 彼の紅い顔が、私の浴衣のおへその辺りを最短距離で見つめてる
 えっち。

「…もぅ、いけない人ね」
「貴女が僕に今夜の予告なんてするから、見つめたくなるんですよ!」
「ああ、もう…お腹の前で怒鳴らないでよ。 夜が待てないほど飢えてないでしょ!」
「所長の香りが僕を誘うんだ、……怒鳴ってすみません」

 渋々言いながらも、謝るあたりが彼らしい。
 ゆったりとしてそうで落ち着いていない、二人だけの世界。
 彼も、機嫌を壊すのは良くないと推察したのだろう、スグに上を向いた。
 全く、普段はデリカシーが無いくせに
二人きりの夜を控えて、使う気づかいは流石だ。


「…ちょっと右脚が痺れたわ、頭を上げててちょうだい」
「あ~ぁ、もう終わりなんですか?」
 残念そうに言いながらも、頭を浮かせてしばし我慢する彼…ホント律義なんだから。
 私は身体の向きを90度変えて、彼の頭を両膝の上に降ろす。

───今度は正面からの膝枕よ。
「ど、どう かな?」
「おおっ、これは気持ちいいです!」
 こんな事ぐらいで嬉しそうに私の顔を見上げてる、そんな彼が愛しい
だからもっと許してあげよう。

「ね、ねえ見つめられてると恥かしいわ。 うっ…うつ伏せになってくれない?」
「へっ?、?…………ハ、ハイ!わかりました!」
 私の恥かしいトリックを即座に見破るアナタ、探偵として最高よ
そう、女性の股間に顔を埋めてもアナタは合法なの、ああ私はなんて事を

「もぅ、そんなに顔を押し付けないでよ! 」
───やだ、脚の力が抜けてきちゃう。
 私は咄嗟に彼の後頭部を抱えこんだ、彼も私の腰に手をまわしてくる
下腹部への圧力に身体が芯から熱くなった…目が眩みそう。

「…あ、暑いわね」
「ん? お盆は過ぎたから、少しは涼しくなったけど…」
「…多分、暑苦しいのは浴衣の下にスパッツを履いているせいね」
「ちょっと待てぃ~」

 何か言いたそうにしている彼を無視して、大事に大事に彼の頭を撫でる。

 さらり、さらり


「あ、アナタが涼しくしてちょうだい。 ゆ…浴衣を捲ってもスパッツだから構わないのよ」

「……ま、でも、これなら… 確かに僕の望みが叶います…」

 彼は私の浴衣を捲り、頭を裾の隙間へ潜り込ませてきた
私のスパッツを直に頬や顔で、スリスリしてている。
「熱中しちゃうなぁ。 貴女の体、メチャクチャ熱いですよ」

 風も少なくなり、風鈴が声を出さずに私達を じぃっと見つめているようだ。
他から見ると女の浴衣の中でもぞもぞ動く男の頭、破廉恥でいやらしいわ。
「その程度で熱中するほど…童貞じゃないでしょ、アンタは」

「…む、ひょっとしたらと言う事も」
「有り得ないわ」

 断言すると、彼は少しだけ唸った。 
その呆れた顔がスパッツのお腹に押しついてくる。

 ピクン

 彼の鼻が、偶然なのか私の恥かしい所をノックした。
「…くぅん…」
 少し声が出た。 でも平静を保つ、だって彼のしてる事だから。


 私の脚が少しずつ開いていくが、これは膝枕。
 この浴衣はアナタの為に着ているんだから、捲くろうが乱そうが好きにしていいの。
「ああ、このスラリとした脚が素敵です」
 スパッツの上から彼に色々触られていく
ええ、色々なトコロを…

「…や、やあん…」
 後方でお尻を撫でられた、前方は彼の顔が両脚の間で暴れている
それでも大人しく助手にこの身を任せるの。
 私は探偵なのだから、信用できる助手に全てを任せて当然なのよ。 …ええ。

「ああ柔らかい。 貴女の身体は、どこも全て気持ちいいですよ」
 もう彼は堂々と私を撫でまわし、この乙女の肌に痴漢な行為をしている
私は探偵である事を忘れ、助手の犯罪を許してる。 ……もうめちゃくちゃだわ。


「……ここで止めましょうか? 荒過ぎる貴女の呼吸が心配です」

 ハァハァ、ハァハァ
 息が辛いわ、胸が苦しいの、でもでも止めないでっ

「今日は本当に暑いからよ! わ、私がドキドキするのは、そのせいなんだからね!」

所長の計画、避暑地のできごと 【前編】 ー了ー


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最終更新:2010年04月14日 02:38