高校を卒業し大学の入学式まで春休みのため家でゴロゴロと暇を持て余す少年と少女が2人。
「ねぇねぇ大変!アンタの好きなラルクアンピエルが解散だって!!」
「なに!?マジで!!!?」
「……プッ……クスクス……っぷは、あはははは!!!もうダメ!今日はエイプリルフールよ!ば~か。あはははは!!」
「何言ってんだ?お前?今日は3月32日だぞ?アタマ大丈夫か?」
少年の言葉に騙され慌ててポケットの中にある携帯電話を取り出して確認。もちろんディスプレイには4月1日と表示されている。
「なっ!?アンタ騙したわね!!」
「イヤイヤ、先に吹っかけてきたのはお前だろ」
「私はいいけどアンタはダメなの!!」
「どういう理屈だよ、それ」
「うっさい!アホ!バカ!アンタなんか大っ嫌い」
「……その大嫌いは大好きって受け取っていいのか?今日はエイプリルフールだもんな」
思わぬとこを突かれ茹蛸のように顔を赤くさせる少女。
「違うわよ!バカ!いや違うの!そうじゃなくて本当は好きなんだけど、さっきの嫌いってのはそう意味で言ったんじゃなくて
勢いで、私の本心はもちろん好きなんだけど、ここで好きって言ったら逆になるから……あーもう意味わかんないよ!!」
エイプリルフールのルールに混乱し頭がごっちゃになり自分の本心をさらけ出す少女。その反対に少年はニヤニヤと顔を歪ませている。
「じゃあ今はエイプリルフールは無し!俺はお前が好き。お前の返事は?」
「えっ……今好きって……私を?でも今日は」
まだ混乱しているのか少女はまだ理解していない。
「今は無効!……もう一回言うぞ?俺はお前が一番好きだ。お前は?」
「………わたしも、すき……ううん、大好き!!」
最終更新:2010年04月15日 00:54