:ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 22:59:55 ID:gBXEqVHk
☆~愛~☆
あたしは一般的に言うとモテるらしい。
学校では毎日の様に告られるし、街に出ると必ずといっても良いぐらい芸能プロダクションのスカウトに捕まる。
只あたし自身は芸能界も、言い寄ってくる男達にも全く興味が無い。
何故ならあたしが興味の有る異性は弟だけだから……え!?弟に告白しないのかって?じょ、じょ、じょーだんじゃないわよ、何であたしがあのバカに告白しなけりゃいけないの?……
フゥ~…と、まあ…天の邪鬼と言うか…素直じゃ無いと言うか…この性格のお陰で一ミリも進展無しだ。
でも…考えてみて、あたしと弟がくつっいたら近親相姦に成るじゃない…やはりこの家の長女としては両親に心配はかけられ無いし当然の事よ、そう、そうよ!
但し弟がどうしてもあたしと結ばれたいと言うんだったら……まあ…考えてあげなくもない…かな。
なに?何故他の男は眼中に無いのかですって、うるさいわね…ハァ~…他の男達はあたしを女としての外見…美少女であるとか‥女の形の部分しか見ていないから…。
あたしが歩けば、やれ可愛いだ綺麗だ、あたしが荷物を持てば、箸以外は何でも持ちたがる…嘘臭いのよね…うんざりだわ。
けど弟は昔からあたしが居無いと何も出来ない子だった。
今でこそ姉貴とかエラそうに呼んでくれちゃってるけど、昔はお姉ちゃん、お姉ちゃんと言って、あたしの後ろからついて回る子だった。
でもあたしが風邪をひいて熱を出したら、一晩中泣きながら看病してくれた弟。
あたしが今の高校に受かった時自分の事の様に喜んでくれた弟。
常にあたしをあたしとして見てくれる弟……
ん…なによ!…まだなんかあるの、ウザイわね‥え、なにぃ!?弟に彼女が出来たらどうするか?ですって‥そんなの決まってるわよ‥
ずうぇぇったい許さない!!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
106 :ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:01:31 ID:gBXEqVHk
☆~舞~☆
舞は生まれた時から、すでに将来だれのお嫁さんになるか決まってるの。
そう、舞はお兄ちゃんのお嫁さんになるの。
たしか…幼稚園にあがる前くらいまでは、「お兄ちゃんのお嫁さんになる♪」
と毎日いってたっけ…さいきんは、ぜんぜんいわないけどね…なんでって、それは……きゃー、はずかしい…かわいい舞ちゃんに、お兄ちゃんがぷろぽーずしてくれるからよ。
これはもう、きまってることなの…でもお兄ちゃんニブいから…つい舞も
「大嫌い」
っていっちゃう。
お兄ちゃんのことを大嫌いとゆうのはウソだけど、好きでもないのよ…だって…舞はお兄ちゃんのことが…大好きなんですもの……キャ!!
だから舞が嫌い、大嫌いってゆうのは、ぜんぶ反対のいみなのよウフフ…
お兄ちゃんわかってるかなぁ~
絶対わかってるわ、なぜかって?だって…舞のお兄ちゃんだから…
舞‥お兄ちゃんのお嫁さんになったら子供はお兄ちゃんに似た男の子がいいなぁ‥
え!?どうしたら子供ができるのか知ってるの?ですって‥
小学生だからといってバカにしないで!そんなこと舞もしってるもん。チューしたら赤ちゃんできるんだよね。
お兄ちゃんとなら舞‥今すぐにでもチューしたい‥でも舞…はずかしがり屋さんだから、バカとかスケベとかいいそう‥
でもだいじょうぶだょ、お兄ちゃんのことだから舞の頭をやさしくなでてくれて‥チューしてくれるの‥…
だけど……一つしんぱいなことがあるの……。
お兄ちゃんの二コ上のババぁ…愛姉‥もう~、あたまにきちゃう…だって舞とお兄ちゃんが二人きりになるといつもジャマしにくるんだよぉ…
後、ちょっとお兄ちゃんより早く生まれたからといって、いばってるの。ほんと、腹たつんだよ。
でも愛姉には渡さない、さいごはかならず舞がお兄ちゃんのお嫁さんになるんだからぁぁあ。
はい!?なあに?お兄ちゃんにがーるふれんどができたら?キャハハハ‥ありえない~
でもお兄ちゃんをいじめる女があらわれたら…舞がお兄ちゃんをぜったい守るんだから!!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
107 :ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:03:14 ID:gBXEqVHk
日曜の昼下がり街中を一人トボトボ歩く、何故か自然と溜め息が漏れる。
「ハア~姉貴と舞の奴どうしょうも無いなァ~」
今日は姉貴と舞と兄弟三人で映画を見に行った。しかし……こんなに消耗させられる事に成ろうとは……
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
昨日の夜……舞の訳の分からないヒステリーで、貴重な日曜日を一日付き合わされる羽目になった。
せっかく惰眠を貪ろうと思ってたのに…俺が溜め息を吐いてると今度は部屋に潜入している姉貴から映画に誘われたと言うわけだ。
まあ…姉貴も舞も機嫌を損ねるとシャア並みの強烈なプレッシャーをかけてくる……平穏無事を愛する俺としては、三人で映画を見に行くとゆう選択肢しか残されていなかった。
(姉貴は露骨に嫌な顔をしていたが)
朝‥朝食を食べた後その旨を愚母に告げる…「(聞いちゃいねぇ~)」
母よ…資金を調達したいだけなんだが…
愚母は食い入るようにテレビに注視している…
又親父の番組か……料理研究家の親父は日曜の朝からテレビ番組に出演をしている。
「先生、この料理の判定は?」
「おのれ~このワシにこんな豚の餌を食わせるとは!!!」
ガシャーン、ドカッ、テーブルをひっくり返し大暴れをする親父…たんなるDQNじゃねえか…
「お父さん…素敵…」
ハア~ダメだこりゃあ~俺が愚母に文句を言おうとすると、姉貴がサッと手を前に出し止める。
「どうせ…家計を助ける為お父さんの番組をチェックするわたしの邪魔をする気なの!!べ、別にお父さんに見とれてた訳じゃないんだから~とキレるだけなんだから…」
と、そりゃそうだ…俺達は資金を諦めて出掛ける事にした。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
映画館に向かう道すがら早速攻防が始まる。
舞は「お兄ちゃんは舞の引率者なんだから、仕方ないけど‥手を繋いであげる」
と言い俺の左手をしっかりと握る。
すると「引率者は長女のあたしなんだけど…」
と姉貴が早速応酬する。
そしたら舞が「おとしよりは引っこんでて」
と強烈な切り返し
頬をひくつかせる姉貴…九歳児相手に高校生がキレるな愚姉よ…舞もあまり挑発をするな…
すると今度は反撃とばかりに姉貴が………「弟君は今日はボディガードとして仕方なく連れてきてあげてるんだから…」
108 :ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:10:29 ID:gBXEqVHk
と俺の右手を握る。
そしたら舞が「ぼでぃがーどなら手を繋ぐ必要がない」と呟く。
姉貴は舞の言葉を聞くと勝ち誇った様に嘲笑うと…
「お姉ちゃんが直ぐナンパされたりする事は舞も知ってるよね?弟と手を繋いどかないと、映画所じゃ無くなるのよ…まあ…お子ちゃまには分からないかなぁ~」
と大威張りだ…ギリ、ギリと舞の歯軋りの音が聞こえてくる。
愚妹よ…そんなに歯軋りをすると、その年で総入れ歯になるぞ…姉貴も小学生相手に…何やってんだか…
そんなやりとりが俺を挟んで映画館に着くまで繰り広げられた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
映画館に入るとギャーギャー喚く姉妹はほっといて早速中列の席に座る。すると‥いっのまにか俺の左側に舞が、右側に姉貴が座る。
日曜とゆう事も有り結構混んできている。暫くして舞の隣にいかにも通報されそうなオッサンが座ってきた、舞の事を横目でチラチラ見ている…
危ないと俺が感じていると、何を思ったのか舞が自分の席を立ち俺の膝の上に座ってくる…
「お、おい‥舞…」
「し、しかたないでしょ…お兄ちゃんは舞がロリコンのえじきになってもいいとゆうの!!」
…そりゃそうだが……そうすると右側でもの凄い目で睨んでいる姉貴が俺の手を掴むと…「あんた、あたしの痴漢除けになりなさい!」
とばかりに俺の右手を自分の両腕で、おもいっきり引っ張って胸の辺りに抱え込んだ。姉貴…オッパイが当たっているんだが…舞よ俺の脚に太股を擦りつけるな…
しかも…映画が始まると視殺戦を繰り返し時々何か喚く…そのたびに‥前の家族連れや後ろのカップル等からジロリと睨まれる。
…勿論謝るのは俺の役目だ…お陰様で映画の内容は全然頭に入って無い…疲労困憊の俺は映画が終わると、人混みに紛れて阿呆姉妹をまいたとゆうわけだ。
暫く宛もなく歩いていると前から顔見知りが……高橋か…
「やあ、家庭内ハーレム男」
「なんだ高橋か…またエロゲーの調達か?」
こいつは、エロゲーマニアの変態だが、何でも萌えの一言で済ますので無害だし、面白いので友達付き合いをしている。
まあ…俺に姉妹丼のハーレムエンドを勧めてくるのは‥鬱とおしいが‥
「ラブプラスよりリアルなイリュージョンの新作エロゲ『リアル彼女』が凄すぎるのでな‥所で君はまだハーレムエンドになっていないのかい?」
「あのなぁ~その二次とリアルを混同するのは止めてくれよ…」
「何を言う、僕にとっては三次の方が嘘臭い」
109 :ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:13:24 ID:gBXEqVHk
「(はいはい‥それでこそ高橋だよ……)」
「所で…先程君んちの萌え姉妹を見たが…」
「そうか‥で、どうだった…」
「ん……何やら怒ってた様だが…」
やっぱり……
「それよりも、萌え姉妹の後を剛田兄弟が着けていたぞ…」
剛田兄弟…兄のタケシは姉貴と一緒の学校で、毎日毎時姉貴に告っては玉砕しているらしい…そして弟のスネオはロリコンで舞を狙ってるとゆう噂だ……
あいつ等は常に五人位でツルンでるのでたちが悪い。
「所で高橋‥姉貴達はどっちの方に?」
「うん…公園の方かな?」
「そうか‥ありがとう…助かったよ、高橋」
「何か良く分からんがフラグを立ててこいよ…」
俺は高橋に感謝しながら急いで公園に向かった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ここは、公園………
「愛ちゃん…いい加減オレの気持ちに気付いてよ…」
こう言うのは兄の剛田タケシ‥大柄な体格で、如何にも一昔前の番長といった風情だ。
「あのねぇ~アンタみたいなダサいのは お・こ・と・わ・りって何回言わせるの!!」
「舞ちゃんはボクと遊ぼうね♪」
一方こちらは弟のスネオ‥兄のタケシより大分小柄だが‥いかにも変質者的な目の色だ。
「けっこうです!まにあっています!」 すると…剛田兄弟の取り巻きの一人がいきり立って息巻く。
「こ、このアマァ~すかしやがって」
愛の肩を掴む、同時にスネオが舞の手を引っ張る。
公園に到着して、その光景を目撃した俺は全身の血が駆け巡り沸騰する。どうやら今なら包丁が前から飛んできても立ち向かえそうだ…
俺は姉妹と剛田達の間に割って入ると自然と叫んでいた。
「俺の姉貴と妹に手を出すな!!」
「へ~テメェが馬鹿弟か…」
不適に笑うタケシ。
「兄ちゃん、この馬鹿兄貴ボコっちゃおうよぉ」
冷笑してはやしたてるスネオ。
「ちょっと、剛田、弟は関係無いんだから…」
「そうよ…これは舞達の問題なんだから…」
心配するな…姉貴、舞、俺は必ず…意を決して二人に低い声で呟く…
「二人とも黙っていてくれ…」
緊迫した空気がながれる…
すると取り巻きの一人の金髪の男が前に出る。「よお、ナイト気取りか…」
いきなり助走無しの金髪の左が飛んでくる、なんとかかわした。こんどは右だ…よし、かわせた‥金髪が大きくバランスを崩す‥いまだ、金髪を後方に突き飛ばす。
金髪が大きく吹っ飛びタケシとぶつかる‥よし‥これで相手に隙が出来た。
110 :ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:15:56 ID:gBXEqVHk
すると金髪の影からパーマの男が向かってくる…蹴りか‥かわせない‥バシッ‥腹部に喰らった‥いや‥まだ動ける‥
パーマと対峙しているとスネオが舞に向かう、クソ‥俺はスネオの手をつかんで投げる‥よし、綺麗に決まった。
しかし今度は体勢を立て直したタケシがいきり立って俺に向かってくる…右か…これを喰らうわけには…その時パーマが俺の身体を押さえる。
引き剥がせない…タケシの右を喰らった‥痛恨の一撃…地面と接触する‥駄目か‥その後動けない俺は五人から殴る蹴るのリンチを喰らうだけだ‥
「姉貴~舞~にげろぉぉお!!」
俺が二人の方を見て叫ぶと…二人は俯いて肩を震わせている。
「こ、こここ、この~よ、よくもあたしの弟を」
ギリ、ギリ、ギリ舞の激しい歯軋りの音…「お兄ちゃんを…ゆるせない…ぜったい…ゆるせないぃぃ…」
姉貴はいきなり奇声をあげると上空高くジャンプしてタケシにハイキックを喰らわす、そして着地をする前に周囲の男共を回し蹴りで吹き飛ばす。
これって確か旋風脚?舞はポーチから鉛筆を取り出すと、男達に投げつける‥
鉛筆は目にも留まらぬ速さで飛んでゆく。首筋や耳元に鉛筆が正確に突き刺さる‥スネオは頸動脈を掠っているのか‥血が吹き出す。
「うわ~兄ちゃん‥こ、殺されるよぉ~」
青ざめる剛田達‥
「さて‥あたしの弟に此処までの事をしてくれたんだから、最低病院送りにはなってもらうわよ」
手をボキボキと鳴らし構える姉貴。
「そうよねぇ~愛姉、お兄ちゃんを殴ったことを死ぬほどこうかいさせなきゃ、ところで今度は目をねらうけど左目が良いそれとも右目…」
111 :ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:20:48 ID:gBXEqVHk
鉛筆を左右三本、計六本持ちニヤリと笑う舞。
おい、おい…二人ともキャラが崩壊しているぞ……
剛田達は命有っての物種とばかりに、次々と逃げ出す。
「「ま、待てぇえ~」」
姉貴と舞は恐ろしい形相を浮かべて普段の不仲が考えられぬ連携で剛田達を追いかけていった。
ふ~しかし姉貴や舞があんなに怖い女だったなんて……
俺が呆気に取られて佇んでいると…
「大丈夫か…?」
声を掛けてくる少女が一人…
「観月さん…」
そこにいたのはクラスメイトの観月未唯さんだった。
観月さんはクラスの委員長で、学年トップの成績と新体操のオリンピック強化選手に選ばれた事もある欠点の無いパーフェクトガールだ。
おまけに肩まで伸びた黒髪は艶やかに風になびき、涼やかな目元と薄い唇、稟とした雰囲気を持つクールビューティーでもある。
「いや…剛田達にやられちゃって…」
マジィなあ…見られてたか…
「うむ‥見てたぞ」
あっさり肯定する観月さん。
「いやぁ‥俺、情けなくて…助けるつもりが、助けられて…」
「そんなことは無いぞ、そこが君の良いところだ…」
俯く俺は観月さんの以外な言葉にハッとして顔を上げる。
「まあ…良い、とにかく家まで送ろう…」
俺は観月さんの肩を借りて自宅に帰る事になった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
自宅に帰るとお袋は俺が喧嘩して殴られた事より女の子を連れて帰った事に驚いた様子だった…
「まあ…がんばりなさいよ‥」
と一言いい残して、奥へ引っ込んだ…何を頑張れってゆうんだ…愚母め。
自室に戻ると早速観月さんの手当てを受ける事になる。まあ…大した怪我では無いんだが…
「ありがとう観月さん…」
しかし普段クールな観月さんから優しくされるとグッとくるものがあるなぁ~
「これで良しと……ああ‥別に感謝する事はないぞ…当たり前の事をしたまでだ」
「観月さん…」
「しかし君は勇気がある…私はもう少しで人を呼びに行こうとしていた」
「そんな…」
「強い者が弱い相手に向かう事は難しい事では無い、しかし弱い者が強い相手に立ち向かう事は難しい…まあ…そこが君の好ましい所でもあるのだが‥」
観月さん…が‥俺を好ましいと…?
「それって…」
「君の事が好きってことだ」
「…!?」
俺が驚愕に包まれていると…ガチャとドアの開く音…
「お姉さん、いらっしゃい」
現れたのはおぼんに飲み物を二つ運ぶ舞、表情はにこやかだが目は笑って無い…
112 :ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:23:19 ID:gBXEqVHk
「お、おう‥帰ったのか‥所で観月さんの事知ってるのか?」
「うん、友達の美穂ちゃんのお姉さんなの」
その時‥足元の救急箱に躓いて舞がバランスを崩す‥危ない!!‥とっさに観月さんを庇う俺。
コップは放物線を描き氷と中味をぶちまける‥幸い観月さんに被害は無い様だ…俺のズボンやシャツはずぶ濡れだ…
しかしこの液体‥なんか身体がヒリヒリするぞ‥それになんか服が少し溶けてる様な…こいつ何入れたんだ‥
「観月さん、ゴメン」
「いや‥こちらこそ‥ありがとう…」
ほんのりと赤味がかった観月さんの顔、なんかギリって歯軋りの音が聞こえた様な…「ごめんね観月…」
今度は姉貴がお菓子とタオルを持ってきた。
「ああ‥先輩お邪魔しています」
姉貴と観月さんは元々部活が一緒だった様だ…しかし姉貴そのお菓子は…
「おい‥姉貴それってキャットフードでは…」
「…泥棒ねko……あら、やだ…あたしったら…」
ニヤリと笑う馬鹿姉
「もう良いから二人共出てってくれ…」
失礼な馬鹿姉妹に冷や汗ものの俺…
「ダメよ、あんたなんか駄目弟が、観月を襲ったら大変じゃない…ちゃんと監視しなきゃ…」
「そうよ、お兄ちゃんにお姉さんはもったいないわよ」
ソッポを向いて息をぴったり併せる阿呆姉妹…普段はあんなにいがみ合ってる癖に。すると黙って聞いていた観月さんが口を開く。
「そんな事は無い…私は彼の事が好きだ…」
全員ピシリと固まる。
「その‥なんて言うか…彼に襲われたら‥嬉しいとゆうか‥」
赤くなってモジモジしてる観月さん…可愛い。すると…一際大きい‥ギリ、とゆう音と共に舞が観月さんの手を掴む。
「お姉さん、ちょっとお話が……ねぇ愛姉‥」
「そ、そうね舞」
姉貴はそう言うと観月さんの反対側の手を抱える。
「お、おい‥観月さんをどこに連れて行くつもりだ?…」
「「え?ちょっと樹海まで…」」
シャ、シャレになんねぇ~いよいよ俺が怒ろうとすると…観月さんがいきなり笑い出す。
113 :ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:24:38 ID:gBXEqVHk
「アハハハハ~先輩、舞ちゃん…それってやきもち…かな?」
驚く姉貴と舞。
「な、なに言ってんのよ‥あ、あたしは…こんな奴何とも思って無いんだから!!」
「そ、そうよ、舞はお兄ちゃんの事なんか大嫌いなの!!」
顔を真っ赤にして叫ぶ二人。
「では‥彼の事は私がもらって良いんだな?」
「「………………」」
ピシリと固まる自爆姉妹。
「フゥ~私にはツンデレとゆうのは理解出来ないが…まあ‥良い、別に直ぐにとゆうわけでも無いし‥今日は失礼させていただこう‥」
「み、観月さん…」
観月さんはにっこり俺に微笑むと静かに囁いた。
「楽しかった………またね」
俺は固まり、姉貴と舞は俯いていた。
観月さんが帰った後姉貴と舞は仲良く家の門に塩を撒いていた。
急に結束する姉妹と先程の観月さんの笑顔を思い浮かべて俺は肩を竦めるのだった。
「舞どうする?」
「べ、べつにどうもしないわよ…お兄ちゃんなんか大嫌いなんだから……な、なに笑ってんのよ…可愛い?ほっといてよ!!」
最終更新:2011年01月03日 16:44