118 :海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:34:47 ID:MVNlLaGa
朝‥目覚めると味噌汁の匂いがする。
懐かしい良い香りに誘われて、ふらふらと台所へ向かうと…
「おはよう、優也」
「あ、梓‥」
何と台所で朝食を作っていたのは幽霊の梓だった……
「梓、お前朝食‥と言うか、物に触れるのか?」
肉体が無いから幽霊の筈、何で??ハテナマークが沢山浮かぶ。
「え!?へへへ…精神感応力次第かな?半漁人には、朝食なんか作れないでしょ…」
「梓…」
去年のままの梓の姿に自然と…後ろから肩を抱きすくめ様とする…しかし手がスルリとすり抜けた‥
「あ、ダメよ優也、今は実体化に霊力は使って無いんだから…それと‥昔の習慣で料理してるだけなんだから、勘違いしないでよ!」
真っ赤に頬を染める梓、幽霊なのに朝何故出てくるのか?とか色々疑問が無い訳じゃないけど、生前と変わらぬ彼女にホッとしてまう。
「ちょっと、先にお風呂すましてよ、相変わらずグズなんだから!」
ふふ‥この口調やっぱり梓だ…自然と笑みが零れる‥そう言えばメルはどこ行ったんだ…疑問に思いながら風呂場へ向かう‥
さて、今日は夜まで大学に居ないといけないし…あ、僕は現在海洋研究で水産大学に在学中だ…さてと‥服を脱いで、風呂場へ入る為扉を開ける。
ガラガラ…「キャ!!」
「メ、メル!」
風呂場に居たのは下半身の尾鰭をピチピチ揺らす人魚のメルだ…メルは尾鰭を足に変化させる事が出来て陸上でも行動出来るらしいが、やはり水の中が落ち着くのか‥
まあ‥それだからかも知れないが、久々の水場で安心していたのか普段着けてる貝殻のブラも外して呆けてた様子…そこに突然僕が入って来たのでビックリしたようだ。
しかし慌てて両手で胸を隠し、顔を真っ赤にそめるメル‥可愛い‥こりゃ、きりないな。
「もう~ユウったらビックリするじゃない!」
両頬をプクーッと膨らませ僕を睨む‥ああ…萌える……い、いかん、下半身が…
「な、なな、何大きくしてんのよ…ユウのスケベ、変態」
僕のいきり立ったペニスを見て耳まで赤くして、僕に水をパシャ、パシャ掛けるメル。
「ははは…こ、これはメルが…可愛いから…」
彼女は仕草の一つ一つが僕のツボにドンピシャではまるんだよなァ。メルは困った様な顔で、僕の言葉に困惑したのか、口を尖らせ…ポッリと呟く。
「………バカ」
目を潤ませて上目使いで僕を見詰めるメル、僕がぼーっとしていると、いきなり彼女に手を引っ張られる…おっと…危うくバランスを崩し、すっころぶところだ。


119 :海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:37:49 ID:MVNlLaGa
「うわあ~メ、メル」
そのままハンマー投げの要領で湯船にドボン。プハッ!!…頭から湯船に突っ込んで、慌てて首を水面から出し、大きく息を吐き、水しぶきをあげて首を左右に振る…
すると…僕が次の反応をする前に頭上から黄金色の見事な髪を靡かせてクリアーブルーの綺麗な尾鰭で上手く舵をとりながらメルが飛び込んで来た。
「えへへ、ユウ捕まえた♪」
「メ、メル‥さん?」
「ユウ‥わたしもお腹空いちゃった、朝ご飯もらうね♪」
「は!?朝ご飯?」
「あ‥言って無かったっけ、わたしら人魚は普通の食事で勿論賄えるけど、一番の好物は雄の精なの♪」
僕の首に手を回し嬉々として話すメルの顔が近い‥ほんのりと甘い香りがする。
「精‥…ね…」
「そう言う訳なんで‥ユウの精、頂くね」
そう言うや否や僕の両足を抱え腰を浮かし、ペニスを水面から露出させる。丁度メルの下でM字開脚をしている様な格好だ…
そして形の良い乳房で僕のペニスを挟み込む。
「メル!」
「あ‥か、かんちがいしないでよね…これは食事で、ご、ご奉仕じゃないんだから‥」
メルの柔らかい極上の乳房の感覚がペニスに纏わりつく、同時に彼女の上気した顔が近づきマシュマロの様な唇が僕の口を塞ぐ。
「ん…んん…」
絡み合う舌と舌…クチャクチャとお互いの唾液が混ざり合うメルのキスは海の深い味がする…僕の大好きな味だ…
同時に乳房に挟まれたペニスは、尿道から先走り液が溢れ彼女の胸を濡らしグチョグチョとペニスの滑りを良くして行く。
更にメルの手が僕の首筋から胸に下りてきて乳首をコリコリ刺激する…ま、まずい乳首は弱いんだが…
「ん…んん…んんんん!!!」
多分キスで口を塞がれてなければ、僕の女の子の様なみっともない喘ぎ声が、風呂場中に響き渡っていた事だろう。
「可愛い…ユウ……あ‥タマが上がってきた、そろそろね♪」
メルが口を離すと唾液がツツ~~と糸を引く。
「ああ…あ‥メ・ル‥もう…出る」
「お、男なんだからもうちょっと我慢しなさい!」
僕の射精が近い事を察したメルは、ペニスを軽く掴み顔を近付ける、そして尿道に軽くキスをすると一気に根元までくわえ込んだ…
「メル~うあああ!!!!!」
僕はメルの暖かい口内の感触に、一溜まりもなく白濁液を大量に放精する。
「ん‥んぐ‥ん」
メルは愛しそうに最後の一滴まで、僕の精を丁寧に飲み干していた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


120 :海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:39:30 ID:MVNlLaGa

「メル…満足したかい」
僕の精を飲み終えたメルは目を輝かせて首にしがみついてくる。
「わ、わたしは、グルメなのよ…」
顔を赤らめソッポを向くメル
「ああ…良かったよ」
まあ自分の精液が美味しいかどうかなんて、試す気は無いが…メルが満足なら良かった。
「ねぇ…ユウ…」
「ん?なんだい」
メルのおねだりする様な表情。
「お腹が満足したら今度は下の口で、デザートを食べたくなっちゃった」
尾鰭を左右に可愛くピチピチ振るメル…子犬じゃあるまいし…
「はあ…」
苦笑いをするしか無い僕。その時壁から殺気が漂ってきた。
「風呂がやたら長いと思ったら…こ、ここ、この~朝っぱらから~痴女半漁人が~」
壁から黒髪を逆立てて鬼の様な形相の梓が現れた。
「あ、梓‥こ、これは‥」
梓は問答無用とばかりに両手をサッと上げる。するとお風呂場の桶、石鹸、剃刀、タワシ等が次々と空中に浮かぶ…ポルターガイストか‥
「ちっ、妖怪か‥」
メルは短い舌打ちの後、両手を祈るように前で組み目を瞑る…すると下からシャボン玉の様な水玉が空中に次々と浮かぶ…そう…まるで空中機雷の様に。
「ユウは危ないから動かないでね‥」
メルが短目に囁く
「はん、何をするかと想えば…そんなシャボン玉でどうにかなるとでも…」
「やって見ればわかるわ」
梓はメルの言葉にムッとした表情を見せると手をサッと前に突き出す。すると空中に浮かんでいるお風呂場用品が次々とメルを襲う、剃刀がキラリと光る。
「危ない」
僕は思わず目を瞑る…
メルは僕の心配をよそに、余裕の表情で両手を横に開と水玉が向かって来るお風呂場用品の行く手を遮る。
空中で激しくぶつかる水玉とお風呂場用品、ピシャとした炸裂音とともにお風呂場用品が次々と大きく弾かれる。
「な………」



121 :海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:43:34 ID:MVNlLaGa
「アクアブレス‥まあ‥水性の炸裂弾ね…高圧をかけてるから…その程度は全部迎撃出来るわよ」
「こ、小癪なぁぁあ~」
梓は切れたのか、全身から青白い炎が噴き出す。
「面白いわ‥よもや妖怪如きに、これを使えるとは…」
メルは不適に笑うとエメラルドグリーンの目がキラリと怪しく光る…大気が震える。
「ちょ、ちょ、ちょっと、いい加減にしてくれ~大学に遅れる~~!!」
僕の大声に‥え?‥とばかりに二人の攻撃が止んだ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
その後黙々と食事を済ますと梓はプィっと姿を消し、メルは僕が帰るまで海に居るとの事だ‥…
僕は支度を済ますと一階の下宿先のおばちゃんに声を掛ける。
まあ…海の家を経営してるだけあって、今の時期は忙しそうだ…各言う僕も休日には手伝っているのだが…
おばちゃんは遠縁の親戚に当たるが、忙しい両親に変わって昔から良く面倒を見てくれたので逆らえない、実際今も両親は海外で、会えるのは二~三年に一度位だ。
但し何故僕が水産大学で海洋研究をしているのかと言うと、これは両親の影響は否定出来ない所ではある。
そう言えば大学に行く前にふと思ってメルに尋ねてみた。
「あの時風呂場で、そのまま攻撃を交わしてたらどうなったんだ?」
「ん?…多分この建物は消滅したでしょうね」
と‥シレッと言う…僕はがっくり肩を落とす事となった。
只‥メルも梓も人外だが不思議と怖いとも恐ろしいとも思えない、普通だったら人間を遥かに超えた二人の力にボロボロになって、尻尾を巻いて逃げ出しても非難はされないだろう…
しかし…僕からすると、たまたま好きになった女の子が人外だっただけで、どうしょうも無い事なのだ。
まあ…二人の内どちらかを必ず選べと言われると答えを出すことは出来ないが…
そんなこんな色々考え込んでいると、大学の建物が見えてきた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「やあ、優ちゃん、もう大丈夫なんかい」 大学構内で松永から声を掛けられる。
眼鏡を掛けてヒョロりとした外見だが、これで中々喰えない男で、実家が退魔師をやっているせいか神出鬼没で、この間僕が海で遭難した時も彼が第一発見者だった。
「ああ…もう大丈夫だよ」
「そうか…そんなら構わんけどな」
とニヤリと笑う…こいつ一々鋭い。
「所で海野先生は?」
「ああ…部屋で待っとるみたいやで」
海野真夜先生僕のゼミの助教授だ、まだ三十前だった筈だが、非常に優秀で次期教授候補の筆頭らしい。





122 :海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:46:47 ID:MVNlLaGa
更に短く切り揃えられた艶やかな髪、目元はやや吊り目がちだが細いフレームの眼鏡が知的な印象を醸し出す、熟れた唇、細身だが豊かなバストは男好きしそうな身体だ。
多分十人中九人は海野先生の事を美人と言うだろうが、僕はどうも苦手だった。
「優ちゃん」
「何だ、松永」
「海野は気をつけた方がええと想うよ…優ちゃん妙に気に入られてるみたいだし」
「何を気をつけるんだよ…まあ…美人だが相手は助教授だぞ」
「ああ‥そうなんやけど…よう説明出来んけど…なんか胡散臭いんよ」
「分かった、分かった、忠告はありがたくうけとっておくよ」
「その方がええよ」
松永は手を振りながら去っていった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
海野助教授の部屋の前ーー部屋の扉をノックする。
コンコン「入りなさい」
「優也です失礼します。」
「ああ‥優君…」
席に座りノートパソコンで何やら作業をする海野先生。僕の入室を確認すると微かに笑う。
「今日はゼミ大会のレポートを纏めるんでしたよね」
「そうね」
「他の人は……」
「居ないわよ」
「はあ……」
「あのねぇ~~君は二週間近く穴を開けてるわけで…この位一人でやって当然でしょう……」
まあ…入院で迷惑なのは事実だけど……
「心配しなくても、私が手伝ってあげるわよ」
海野先生が妖しく微笑んだ、僕は背筋に冷たいものを感じた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
その後…黙々とレポートの入力作業を進める。
「先生五人分は入力終わりました」
「そう…後少しね…」
「…はい」
「少し、休憩しましょう…」
「分かりました」
海野先生の手が僕の肩に触れるとピクッと震えがくる
「な~に優君…いやねぇ」
「すいません…」
何故なんだろう…美人で優しい先生なのだが…生理的恐怖感がくる。この気持ちは、蛇に睨まれた蛙?…天敵!?…まさか…何でこんなフレーズが……うん?良い香りが。
「はい、コーヒー入ったわよ」
海野先生の一言に思考が遮られる。
「あ、ありがとうございます」
「所で優君‥最近はどうなの?」
「え!?」
「彼女とか……」
いきなりの質問に戸惑ってしまう。
「いや‥……まあ‥」
つい俯いてしまう‥まさか人魚や幽霊と一緒に暮らしているとは言えないだろう‥多分言っても頭がおかしいと思われるだけだが。
「そう、ごめんなさい…確か去年彼女を亡くしたばっかりだったわね…」
俯く海野先生




123 :海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:49:01 ID:MVNlLaGa
「いや、べ、別に気にしてないですよ」
愛想笑いするしか無い僕。
「もう‥何時までもウジウジしていたら、彼女も浮かばれないぞ!!」
いや‥それは、直接聞いてみなければ…‥海野先生は後ろから優しく僕の首に手を回し微笑む‥基本的には良い人なんだよなぁ、こんな優しい先生に…嫌な気持ちを抱くなんて有り得ない、多分気のせいだろう。
「はい、分かりました」
「よろしい、そろそろ新しい恋に生きなきゃ」
「はい」
海野先生にギュッと抱きしめられる‥いい匂いだ…ガタッ‥地面が傾く‥バターン



124 :海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:54:19 ID:MVNlLaGa
「い、痛~」
見事にすっころんだ、どうやら椅子の足が折れた様だ。
「大丈夫‥おかしいわね、まだ新しい椅子なのに」
「ははは‥平気ですよ…」
「ふぅ~優君は危なっかしくて心配だな…何なら私が公私共に面倒見てあげようか」
「光栄ですが……いてて‥」
足に痛みが、大して打っていないはずだが…
「もう‥」
「先生終わらせちゃいましょ」
「……そうね、そうしましょう」
僕等は短い休憩を終えて、再び作業に戻った。
入力を続けていると先程の良い香りがしてくる…何故か気持ちが落ち着き安らぐ
「先生…」
「何?」
「先程から良い香りがするのですが」
キーボードを打ちながら、先生に香りについて尋ねる。
「ああ…これは、ハーブよ、enchantcharm,breathe(魅了する息)高貴なバラと甘いバニラの香りハーブをプラスすると出来るのよ」
ハーブか…中々良いものだ…でも落ち着き過ぎて、さっきから眠いな。
「優君、ちょっと能率が落ちてる様だけど…」
「はあ…すいません、さっきから眠くって」
「もう少しだから頑張りなさい」
「分かりました」
何故か昔まだ小さい頃母さんに抱かれる感覚に襲われる、これはまだ赤ちゃんの時の…いかん、いかん、さっさと終わらさなければ…でも瞼が重い。
パチン、パチン「よし!!」
気合いを入れ直す為自分の頬を叩く。
「ふふふ」
先生も呆れた様に笑ってる。
しかし入力する手が鉛の様に重い‥瞼も自然と下りてくる。
「優君、優君‥」
先生に肩を揺さぶられた。どうやらパソコンに突っ伏していた様だ…
「す、すいません」
「まだ身体が本調子じゃ無いのかも、ちょっと休んだ方がいいわ」
僕は先生の肩をかりて宿直室まで行き簡易ベットに寝かされる事になった。
「せ、先生」
「いいのよ、優君‥私こそ無理をさせてごめんなさい」
「先生が謝るなんて…」
「一~二時間位したら起こしてあげるわ、今日はそのまま帰宅すると良い」
「はい……」
先生が僕の頬を撫でる‥柔らかい手の感触が心地よい‥
「優君…おやすみなさい」
海野先生の手が瞼を軽く触れると意識が闇に沈んでいった。black・out
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「優君…可愛い…」
さっきから‥あの海野とゆう女、優也の頭を撫でている‥もう、何なのよ!
「私だけの優君…」
海野は優也に顔を近づけると、その熟れた唇で優也の口を塞ぐ



125 :海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:56:48 ID:MVNlLaGa
「ん…んん…」
舌で唾液を絡みとりクチャクチャとゆう音をさせる。くっ‥朝、あの半漁人が余計な事をしなければ直ぐにでも叩き潰せるのに。
「んあ…んん…」
あ、あの女ブラウスのボタンを外し、左手で自分の無駄にデカい乳房を揉みながら、右手でスカートを捲り上げベージュの下着の中の汚らわしい秘部を弄る。
へ、変態女じゃない!優也をずりネタに使ってやがる…大体オッパイがでかい女は頭がおかしいのが多いのよ。
「んあ…ゆう…くん」
身体を仰け反らせ、喘ぎ声を漏らす、軽くいったようね‥唾液が糸を引く‥
大体優也…あたしが椅子の足を折っても、足を蹴り上げても、全然気付かないんだから‥お人好しで本当にバカ。
あ、ああ‥あのバカ女優也のズボンのベルトに手を掛けて‥トランクスごと一気に引きずり下ろす、優也のペニスが露出する。
「ふふふ優君」
バカ女は優也のペニスを根元まで口に含み激しく顔を上下に動かすとみるみるペニスが隆起して行く。
しかし、何であたしが実況しなけりゃ成らないのよ、え!?エロパロ板だから…ふざけんな!!
「優君そろそろ私の物に成ってもらうわよ」
あのクソ女、優也に跨りペニスを腐れマ〇コに挿れようとしている…ごめんね…もう頭にきた…実況は出来無いわ‥文句があるならいっでも相手になるわよ!!
あたしが念を集中させると、花瓶や椅子、ハサミ等浮遊する。
「………誰!!」
え?あたしが見えるの
「あんた、みえてんの」
「ふふふ‥ああ‥優君の元カノね」
こいつ…まさか…
「元じゃないわよ!!」
「化けて出てくるとわ」
「やかましい!!」
冷笑するクソ女頭にくる、あたしは問答無用に空中に浮かぶ日用品を海野に向かって襲わせる。椅子がうなりをあげる‥よし当たった全治二か月って所ね。
「ふ……」
消えた、あっ、右側に移動している…まぐれよ…今度はハサミがクソ女に高速で向かう…ふふ次は死ぬかもね…ま、また消えた。
「ポルターガイスト…無駄よ」
「ふん、逃げてばかりじゃあたしに勝てないわよ」
「只‥逃げているとでも」
不適に笑うクソ女は襲いかかる日用品や家具を次々とかわす、おかしい‥しだいに身体が重くなる。
「そろそろ動けないでしょ」
「な、何をしたの」
「六芒星封魔の呪法…もうじき、あなたは動けなくなる、その後優君はゆっくり頂く‥そう、永遠に私の物に成る、あはははは」



126 :海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:59:22 ID:MVNlLaGa
「くっ‥こいつ普通の人間じゃ無い」
あたしは霊力を温存させる為身を屈ませガードの体勢を取る。今描いてるのが六芒星なら、最後に来るのがあたしの所、その時が勝負。
「ふ…諦めたのかしら」
「………」
次々と風のように移動しながらあたしに近づく女…
「ふふふ…これで終わりよ」
海野があたしに迫る…いまだ!!!
「ずあーっ!!!!!」
あたしは屈んだ身体をいっぱいに伸ばし、全霊力を開放する。女の気配が消えた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ふう~どうやら優也は無事の様ね、でもあたしも…もう動けない…誰か助けて…
その時ドアの向こうから気配がする。まさか海野か…くっ‥不味い‥もう力が
ガチャ「優ちゃん無事か!?」
部屋に入って来たのは海野じゃ無くて若い男…確か‥松永‥優也の友達だった筈。
「あんた梓ちゃんか‥びっくりせんでええ‥俺は退魔師や」



127 :海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 04:00:30 ID:MVNlLaGa
どうやら松永君はあたしの声に呼ばれて来たらしい、あたしは優也を彼にお願いして一緒に帰宅した。
時間はもう夜の十一時‥部屋に戻ると半漁人が仁王立ちでまっていた。
「妖怪、いや‥梓どう言う事なの‥」
「メ、メル…」
そう言えば彼女は人魚だから、あたしが見えてもおかしくないか…
「ユウに何が有ったの、答えなさい梓!!」
何時に無い真剣なメルの表情に戸惑うあたしだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「ふふふ‥優君にあんな幽霊が取り憑いていたとわね‥でも優君は私の物‥何百年も前からね…今度こそ……あはははは…あははははははははははははは‥………」

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最終更新:2011年01月04日 18:08