330 :トライアングル☆ツンデレ・お嬢様よ何処へ行く①:2010/12/19(日) 00:09:47 ID:jWzeB7fp
イギリスから来たファティマお嬢様が我が家に来て数日が過ぎた・・・兎に角ほんとーーーに、何もやらない!それに超ワガママだ!
食事の時も午後のアフタヌーンティーの時も常にジェイクが給仕をしている。
後片付けも全部ジェイクがやる・・・ジェイクは大使館のSPじゃないか?ってーー実はジェイクはお嬢様の父親レコンキスタ卿の肝入りで大使館に派遣されたらしい。
元々はレコンキスタ家に仕えていた身分だった様だ
一度頭にきて
「日本の皇室でも海外に留学すると自炊したりするとゆうのに、召使い付きで留学するバカが何処に居るか!」
って怒鳴ったら
「皇室?あ~あ・・テンノウの事ね!猿のキングとワタシを一緒にしないでちょうだい!」
て吠えたから一瞬殴ってやろうと思ったら、ジェイクが僕の袖を引っ張り奥へ連れて行き
「もうしわけありません・・・お嬢様は奥様が亡くなられてからレコンキスタ卿が溺愛し過ぎて・・それに気付いた旦那様が今回の留学を思い付かれたのです。
只娘を思う余り過保護に成るのです。
旦那様もお嬢様も内心は寂しいんです・・・どうか生暖かく見守ってやってください」
と頭を下げるものだから
「あんた、良い人だな・・・」
って言ったらジェイクは苦笑いしてた。
後お嬢様は夕食とお風呂はイギリス大使館を利用する。
何故かって?思い出すのも嫌なんだけどな・・・
初日お嬢様の歓迎会とゆうことで姉さんが腕によりをかけた料理を振る舞ったが
お嬢様は料理を一瞥すると
「猿の残飯は食べれない!」と言い出した
流石に姉さんがキレないかビクビクしていたら、ジェイクが見るにみかねて
『お嬢様!ジャパンの諺に“郷に入ったら郷に従え”と言う教えがあります!もう少し謙虚に成られてわ・・・』
ってたしなめたら
『ワタシは十分謙虚よ!それとねジェイク、ワタシが首部を下げるのはお父様と女王陛下だけよ!ジャップになんかごめんだわ!』
と英語で口論している・・・あの・・お二人さん、ココに居る我々は全員英語が分かるんですけど・・・と後でジェイクに教えたら蒼く成ってたな・・
で、肝心の姉さんだがキレる訳でもなく「お人形さんの接待係はユウ君何だからあんたが責任を取りなさい!」
って二人分の料理を僕に押し付けて知らん顔・・親父は相変わらずヘラヘラと愛想笑いを浮かべて傍観者を決め込むし最悪だ!
更に風呂場は修羅場に成った・・・・
331 :トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:13:50 ID:jWzeB7fp
更に風呂場は修羅場に成った・・・・
ファティマお嬢様は日本の風呂は気に入ったみたいだったが兎に角長い!三時間近く入ってる!しかもお嬢様が入浴中はジェイクが浴室のドアの前で見張ってる
ものだから家族は洗面所も利用出来ない
流石に姉さんは合気術の練習後で風呂に入りたくてイライラしてたのか、速攻でジェイクをチョークスリーパーで気絶させ
風呂場に乱入してた。
風呂場から「キル!ユー!」とか
「イエローメスゴリラ!」
とかの叫び声が聞こえてきたが僕は聞こえない振りをした。
その後風呂から上がった姉さんに「お嬢様はどうしたの?」
って恐る恐る聞いたら
「明日の朝まで大好きな風呂に入ってるんじゃない」
と涼しい顔だ・・・翌日から何故かお嬢様は姉さんの前だけでは大人しく成ったけど・・
トラブル後お嬢様は朝食と昼色とアフタヌーンティーはイギリス大使館御用達のホテルから出前を取り夜はイギリス大使館で夕食と入浴を済ませて家には寝に帰るだけの生活に成った。
こんな事なら大使館で生活した方が良いのではと想うんだけど・・・
明日から連休も終わって学校が始まるけど送り迎えは大使館の車でジェイクがすると言うが学内は流石にジェイクも入れないし僕に面倒を見れと言う・・
332 :トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:19:52 ID:jWzeB7fp
明日から登校拒否をしたい気分だ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「ふあぁぁぁーー!!・・・昨日はよく眠れなかったなぁ~~」
ジリリリリ~ンとけたたましく鳴り響く目覚ましのベルで飛び起き、ベットで思いっ切り覚醒の為の背伸びをする・・憂鬱な朝がやってきたのだ。
僕はそのままのろのろと着替えると洗面所へ直行し洗顔を済ませ、朝食を食べる為食堂に入った。
「おはようユウ君、相変わらず朝は弱いわねぇ~」
と開口一番まだエプロンを付けている。姉さんに声を掛けられた
広く長いダイニングテーブルの上座、中央正面にお嬢様が座っていた。
後ろにジェイクも居る・・僕は姉さんにおはようの挨拶を返しジェイクとお嬢様にも“おはよう”と声をかけた。
ジェイクは「おはようございますユウイチロー」
と挨拶を返してくれたがお嬢様は黙って縦に首を振るだけだ。
まあ、別に期待はして無かったけど・・お嬢様の朝食はいわゆるイングリッシュ・ブレックファスト「ソーセージ、ベーコン、目玉焼き、トースト、焼きトマト、豆、マッシュルーム」
ジェイクによれば朝食も伝統的と言えば聞こえはいいが、お決まりのものとなっていますとの事。
横に居た姉さんに「早く食べないと遅刻するわよ!」
と言われたのでまずは朝食を片づけることにした。
僕が何時ものペースでそそくさと食事を食べているとジェイクが驚いた顔をしている・・イギリス人はどうやら食事はのんびりの様だ。
朝食を食べ終えて皿を台所に持って行き姉さんから弁当をもらって登校の準備を終えて食堂に戻ると、まだお嬢様はモーニングティーなどすすってる。
「いい加減登校の準備をしないと初日で遅刻するんじゃないか!?」
と一言忠告してあげると、ジェイクがにこやかに「車で行けば五分とかかりませんよ」
などと説明してくれたが横からお嬢様がジェイクに「ジャップに余計な事は言わないで!」
って釘をさして、碧眼を細めてこちらをチラ見した後、手を横にヒラヒラとしている・・・どうやらシッ、シッと追い払ってる仕草の様だ
僕は付き合いきれないのでそのまま登校する事にした。
ちなみに姉さんはこちらのやり取りは全く興味が無い様で大学に行く準備をしていたし親父は早出とかで朝から居無かった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
333 :トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:22:38 ID:jWzeB7fp
家から出るとデカい溜め息が一つ・・このまま、あのワガママ捻くれお嬢様を僕はフォローしきれるのだろうか・・・
先ずあのお嬢様の性格からして必ずクラスでは浮きまくる、あ・・今回は特別措置とかで僕のクラスに編入する事は決定事項だとジェイクが教えてくれた。
僕は一般人だしSPでは無い・・・このままだと、こちら迄虐めにあうじゃないか!ってジェイクに抗議したら
「まあまあ、日英友好の為ですから・・・」
と苦しい言い訳をしていたが・・・まさか、本当に外交問題迄発展するのか!僕では荷が重すぎるぞ・・・等と考えていたら筋道から“顔見知り”が出て来た。
何故あえて“顔見知り”と強調したかとゆうと、チト因縁の有る相手だからだ・・
彼女は秋月舞、別名“紅毛の舞”通り名の示す様に肩までのセミロングの髪の毛は全部真っ赤だ、元々赤みがかった髪を染めてるらしい、後制服のスカートはやや長めで
リボンは外してる・・・分かり易く言うと一昔前のヤンキーかな!?
ウチの学校は一応進学校だし彼女はかなり目立っ存在だ、オマケに華奢な身体に左頬に目立っ傷・・この傷に関しては僕も関係が有るのだがまた次の機会にでも語ろう。
そして傷の有る無しに関わらずハッとする美貌、全く笑わないし氷の様な美しさか・・・
更に彼女の名を近隣に轟かせたのは暴走族相手に女単身で喧嘩を売って無事に生還出来た事か。
334 :トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:27:45 ID:jWzeB7fp
しかも生還出来ただけではなく、火炎瓶と灯油缶で暴走族三十人をビビらせ・・あわや大量虐殺犯に成るところだったとゆう
昔は可愛かったのになぁ~・・・ってゆうか元僕の幼馴染みだ
ある事がきっかけで僕とは全く口をきかなく成ってしまったが僕は今でも幼馴染みだと想っているのだが・・・
「舞、おはよう!」
一応挨拶はする!だって昔からの顔馴染みだもん。
「・・・・・・・・」
舞はこちらを氷の様な目でチラ見するが勿論挨拶を返したりしない!
只一つ「チッ!」と舌打ちすると憎悪を込めて僕を暫く睨みつけた後足早に消えていった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
教室に着き自分の席に座る。
まだホームルームの前なので彼方此方でクラスメートの話し声が聞こえるのだ。
例えば横でギャル系の黒河の集団が合コンの成果を馬鹿笑いしながら話したり、後ろではオタク集団のエロゲー談義が聞こえたり・・・
それらの話し声を目を瞑りバードウオッチャーのごとく耳を傾けてると川上が早速僕に近寄って来た。
「なあ・・斎藤君耳寄りの情報を聞きたくないかね」
別に聞きたくは無いがコイツとは腐れ縁だし時々有益な情報も提供してくれるから無視は出来無い。
「何だよ、勿体ぶるなよ」
とめんどくさそうに聞くと、含み笑いを漏らしながら川上が
「実はな今日イギリスから留学生がこのクラスに編入してくるようなのだ」
やはりその話か、ただ彼に彼女が家でホームステイをしている事をバラすのは得策では無い。
いずれバレる事だが鬱陶しい話は後回しにした方が精神衛生上得策だろう。
「ウチが外務省なのは知ってるだろう?別に外国人なんか珍しく想わないよ」
と答えると川上が何にも分かってねぇなぁ~みたいな顔をして
「それが今度来る留学生って言うのがすんごい!美人と言う事実が判明したのだよ」
「へ~そうかい」
とやる気の無い返事をすると川上は不満そうに
「君は相変わらず女の子に関する話題は素っ気ないネェ~もしかしてBLなのか?」
BL?ボーイズラブ・・・こいつとんでも無いことを言いやがる!
「ーーっ・・あのなぁああ!」
と僕が思わず立ち上がると“ガラガラ”と扉が音をたてて開いた。担任のミセスが入ってきたのだ。
ミセスは、三村聖子というのだが、英語の教師で、最近アメリカ人と結婚したのだが。
名前とそのことから誰とも無くミセスというあだなになっている。
335 :トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:30:59 ID:jWzeB7fp
「おはよう、みなさん。今日は新しいお友達を紹介します。さあ、君、入ってきて」
ミセスの声とともに、人影が教室に現れ、……男子のどよめきがわき上がった。
女だと聞けば直ぐに浮かれやがって。
「じゃあ、まもなく授業だし、簡単に自己紹介をしてちょうだい」
教壇にたった金髪女生徒にミセスはそれだけを言うと、椅子にどっかりと座り、
自己紹介に目もくれずノートを取り出した。
「ごきげんよう、ワタシはイギリス候爵家レコンキスタ卿の長女ファティマ・F・レコンキスタといいます。
現在そこにいる斎藤裕一郎宅にホームステイしています。
ワタシはめんどくさい事は嫌いなので細かい事は全部彼にきいてちょうだい!」
その時クラス中の突き刺すような視線を感じた。ゲッ!やらかしやがった・・そんな事言ったら注目されるだろうがバカお嬢が!
ハリウッド女優以上の金髪美少女が貴族の娘でそれが流暢に日本語を操る様は強烈なインパクトを感じさせたのか、クラスの男子から僕に殺気が送られた。
(極悪な本性を知らないくせに・・・しかし、ミセスは相変わらず無表情だ。)
「ということで、みんな、彼女をよろしくね。じゃあ、レコンキスタ君は斎藤君の隣の席に座ってね。
さて、それでは授業を始めるわよ」
ブーイングが男子から起こったがミセスが立ち上がって教卓の前に陣取ると静かに成った。
ミセスを怒らせるとタダではすまない事もあるが、授業中は一時の平穏だった。
休み時間はお約束のようにクラスメイトが、お嬢様を囲んだ。
僕はというと海老蔵のごとく釈明記者会見を開かなければならなかった。
とゆうのもお嬢様が
「うるさいわねぇ!細かい事は斎藤裕一郎に聞けっていったでしょ」
なんて全部お鉢を回してくるものだから・・・
あんまりお嬢様が高飛車な態度をとるものだから早くも周囲から“感じ悪い~”って声も聞こえ始めてきた。
そしてよせばいいのに川上が
「斎藤君との関係は?」
ってバカな事を聞くものだから、お嬢様が激怒して
「ジャップとの関係?はん!笑わせないで!所詮猿と人間よ!」
何てぬかしやがるから、一気に周囲の男子がドン引きして、人波が引いていった。
オワターーー僕の学校生活・・・すると横からギャル系の黒河彩が口を挟んできた。
黒河は舞と違った意味で目立っ女生徒だ。
短い髪は色合いはカラフル、悪く言えばケバめな印象を受けるもの。
336 :トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:33:56 ID:jWzeB7fp
顔立ちはよく見れば可愛い男好きしそうな雰囲気だ。
しかし、校則ギリギリ、いや、おそらく違反しているであろう口紅やアイメイクの濃さが目についた。
一説によれば売春万引き、援交何でも有りで黒い社会の交友の噂も有る危険人物との事だ。
まあ、全部川上の受け売りだが・・・
黒河はニヤニヤ笑い、お嬢様の肩に気安げに手を置いてガムをクチャクチャ噛みながら耳元で囁く。
「ウチのクラスの男子全部ダサいし~・・・」
お嬢様は横目で黒河を睨み付ける。
「そんな恐い顔してたら男が寄りつかないよ~ それよりさ~ 今日合コンがあんだけどさ~・・・」
俯きながら黒河の話を聞いていたお嬢様は顔を真っ赤にしていきなり立ち上がると黒河を突き飛ばした。
「無礼な!ガムを噛みながらワタシに話かけるとは・・・その香水臭いも反吐がでる。メス猿は二度と近寄らないでちょうだい!」
と啖呵を切った。
黒河は直ぐ隣の席の僕とぶつかり尻餅を着くが怪我は無い様だ。良かった・・・
転けた際超ミニスカの隙間からピンク色の下着が見えたが、今はどうでも良い。
そして直ぐ立ち上がるとサッと顔色を変えて低い声で呟く。
「このクソ外人何様~ もうやっちゃうか~」
と掴み掛かろうとしている。
周囲も“やれやれ!”とか“日本人が嫌いなら帰れ”とか殆どが黒河の味方だ
こうなれば僕がやる事は一つだ。
僕は席を蹴飛ばす様に立ち上がり床に両手を着くと深々と頭を下げた。
ようは土下座だ。
「彼女は日本に来たばかりで、まだ慣れて無いんだ!すまん!」
流石に土下座迄されてはとゆう雰囲気に成ったのか、黒河も周囲も気が削がれてしまったのか、お嬢様に非難の目を向けながらも何とか引いていった。
お嬢様は「余計な事をしないでちょうだい!」
と僕に言っていた様だが疲労困憊していた僕に反論する力は無かった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
337 :トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:37:39 ID:jWzeB7fp
その後何となく気不味い空気がクラスの空間を漂っていた。
お嬢様は昼食は学校で食べず大使館に行った様だ。まあ、特例を無理やり押し込んだ事は想像出来るが、僕としては彼女に係わると神経が磨り減るので助かるくらいだ。
川上が「君も大変だな」
って慰め?の言葉をかけてくれたが、今の僕にはどうでも良い事だった。
そして事件は午後三時時過ぎ日本史の授業中に起こった。
日本史の担当は林とゆう気難しい、うるさ型の教師だ。川上によるとネトウヨじゃないか?との話だが・・・
その林の授業中に、いきなりお嬢様が席から立上がり教室を出て行こうとしている。
それを見た林が眉間に皺を寄せて咎める。
「レコンキスタ君何処へ行くのかね?勝手な退席は許されないよ!」
お嬢様は林の言葉を全く気にする風でも無く
「アフタヌーンティーの時間ですので・・・本校はその様な施設が無いと聞いたので退席するのです。」
おいおい、今度は教師に噛みつくのかよ!勘弁してくれよ!僕は内心頭を抱えてしまった。
周囲も唖然としている。
林は更に厳しい表情で・・・
「ここは、日本だ郷に入れば郷に従えだよ!レコンキスタ君!」
お嬢様は何を言ってるの?みたいな顔をして
「我が国イギリスは伝統文化を重んじる国で、ワタシのいた学校もキチンとアフタヌーンティーの時間は有りました。
しかしジャパンは何から何まで規律で個人の意志を尊重しない・・・だから三流国なのですよティチャー」
それを聞いたネトウヨ?林は激怒した。いや周囲の全員が・・・(当たり前か)
「日本文化を理解しないで留学とは笑わせる・・・レコンキスタ君キミは祖国に帰った方が良い!帰れ!」
林の言葉に同調する様にみんな一斉に“帰れ、帰れ”の大合唱だ。不味い、本当に不味い!
僕は慌てて席を立ち上がるとお嬢様に駆け寄りその腕を掴み・・・
「お嬢様、いやファティマ!ここは先生とみんなに謝った方が良い、僕も一緒に謝るから・・」
と必死に懇願した。
周りから“そんな奴を庇うな!”と罵声を浴びせられたが僕は必死だった。
しかしお嬢様は・・・
「ジャップ!ワタシを呼び捨てにしないでって言ったでしょ!」
と僕の腕を振り払う。もう、ここまでだ・・・
「いい加減にしろ!」
パシーーーン!!
おもいっきり彼女の左頬を張る。僕は産まれて初めて女性をひっぱたいた。
338 :トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:41:17 ID:jWzeB7fp
お嬢様は最初何が起こったのか分からない様な表情で左頬を押さえていたが、次第に目に涙を溜めて
「バカーーーッ!みんな嫌いよ!」
と叫び、僕を思い切り突き飛ばすと教室を飛び出てしまった。
二メートル位吹き飛ばされて呆然と倒れたていた僕を川上が、やれやれといった感じで助け起こしてくれると。
川上は僕に一言。
「斎藤君、彼女を追いかけなくて良いのかい?」
教師もクラスメートも僕の次の言葉を待っている様だ。僕は・・・
「良いんだ、校門にはSPが居るはずだし心配は無い。彼女は帰国する事に成るだろう・・」
そう自嘲的に言うのが精一杯だった。
ーーーその後職員室に呼び出され、取りあえず僕から親父に報告してから今後の事を考えるとゆう結論に成った。
彼女の留学は外務省も絡んでるし、学校側も慎重の様だ。
放課後に成り川上は何処か気晴らしにでも行かないか?等声をかけてくれたが気持ちだけ受け取っておくよ、と答えておいた。
さて、家族には何て言ったら良いものか・・・と考えながら校門にさしかかると一台のリムジンが留まってる。
何故今英国大使館の車がここに?とおもい運転席の厚いフィルムの貼ってある窓をトントンと叩くとゆっくりとウインドガラスが降りてきてジェイクが
「どうしましたユウイチロー」
とにこやかに話しかけてくる。
僕は焦り気味に
「ファティマお嬢様は!?」
と尋ねると
「ここにはまだ来てませんが・・・
一緒じゃ無かったんですか?」
と答えるものだから僕は簡単に今日トラブルが有ってお嬢様が教室から飛び出した事を話した。
ジェイク話を聞き、驚いて青ざめた顔をしたが、やる事は一つだ。
「ジェイク、取りあえずお嬢様は家に帰ったのかもしれない、後大使館や空港とかを探して来てくれ!
僕は繁華街の方を探してくる!」
と僕が言うとジェイクも・・・
「分かりました、何か有りましたら必ず連絡してください」
と言うなり急いで車を発進させた。
僕は街中を全力で走りながら無事で居てくれ・・・そう願うだけだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
トライアングル☆ツンデレ・お嬢様よ何処へ行く①終了
最終更新:2011年01月04日 18:39