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春眠

  • 作者 79氏

春の日差しのうららかな今日この頃。
私が買い物から戻ると、おにいちゃんはテーブルの上で何か作業していた。
ハロ「・・・・・・」
ユリ「おにいちゃん、何やってるの?」
ハロ「手紙を書いているのだ」
ユリ「手紙?」
ハロ「できた!はい、ユリ」
ユリ「私に書いてたの!?」
ハロ「ほら、口では言いにくい事もあるだろ?放送禁止用語とか」
ユリ「そういうのは言わなくてもいいんだよ・・・」
どうせくだらない事が書かれているんだろうけど、ちょっとドキドキした。
なるべく自然に手紙を受け取る。
ユリ「・・・何これ」
そこには、『お元気でした』の六文字が。
ハロ「詩的だろ?」
ユリ「意味もなく不安になるような文面はやめてよ。誰がなのかわからないし」
ハロ「手紙とは難しいものだ」
ユリ「おにいちゃんのバカ」
ハロ「何!?」
ユリ「全然わかってないんだから」
ハロ「ユリには詩の心得があったのか!?」
ユリ「違うもん!っていうか最初から手紙なんか書かないでくれる!?」
ハロ「口で言えばいいじゃないか!!」
ユリ「そう・・・ってそれは私のセリフだってば」
ハロ「わかったよ」
ユリ「こんなバカ兄と話してたらバカがうつるわ」
ハロ「バカとは酷い。泣くぞ」
ユリ「泣けば?」
ハロ「今晩泣き声が聞こえたら俺のだと思って間違いないな」
ユリ「おにいちゃん、そんなに繊細じゃないでしょ?」
ハロ「あーあ。本当の俺を家族ですらわかってくれないなんてな。今日びの犯罪によくあるケースだ」
ユリ「そんな、別に・・・」
ハロ「六十億が俺の孤独を露呈するぜ・・・露呈するぜ・・・するぜ・・・」
ユリ「なんでエコーが・・・」
ハロ「おにいちゃんいじけるからな」
ユリ「いやっ、でも悪いのはおにいだし・・・」
おにいちゃんはテーブルに突っ伏してしまった。
なんで急に子供みたいに・・・もしかして本当に追い詰められてるんじゃ?
ユリ「えーと・・・」
ハロ「・・・・・・」
ユリ「あうう・・・」
ハロ「・・・・・・」
ユリ「で、でも私悪くないもん・・・」
ハロ「・・・・・・」
どうしよう、口利いてくれなくなっちゃったよ。
ユリ「おにいちゃん?」
返事してくれない。今まで私の事無視したことなんて無かったのに。
ハロ「ん?あ、ちょっと寝てた。なんだっけ?」
ユリ「おにいちゃんのバカ!!」
ハロ「おお、それだ!」

その翌日。
かなり平日なので俺は学校に来た。
ハロ「・・・そういうわけでユリはいじけてしまったんだ」
ツン「最低ね」
蕪「鬼畜だお」
毒「虫ケラ以下」
ハロ「何だお前らよってたかって!」
ツン「きっとユリちゃんは本気で心配していたのよ?」
蕪「純真な愛妹の心をもてあそぶとはなかなかいい度胸してるお」
毒「学べ」
ハロ「謝るしか無いか」
蕪「土下座しる!」
毒「そのまま前転しる」
ツン「じゃあ、どうせ回転するなら飛び込み後転・・・」
ハロ「回転しないぞ」
なぜ回転しなきゃならんのだ。
大体、飛び込み後転って何だよ。
チト「回転?」
いきなりチトが割り込んできた。
ハロ「な、何だ突然!」
チト「あ、いや、月岡に借りていた本を返しに・・・」
ハロ「本?」
ツン「ああ、うん」
ツンはチトから本を受け取った。
ハロ「お前、本なんか読むのか」
ツン「何よ。意外?」
ハロ「正直に言えば」
チト「こら。そういうことを言うんじゃない」
チトにコン、と頭を叩かれる。
蕪「僕も叩いて下さい!!」
毒「ついでに――」
ゴッ
毒「やっぱいいです軽はずみな発言をしてドウモスミマセン」
チト「よし」
崩れ落ちる蕪雲。こうして蕪雲はまた一つ強くなるのであった。
ハロ「俺も謝るよ。秋奈ごめんよ秋奈」
ツン「腹立たしい謝り方ならやめてくれる?」
どうも素直になれない自分が居ます。
ツン「ま、そんなに怒ってるわけじゃないからいいけど」
ハロ「ありがとうございます」
蕪「話を戻すところによりますと、ハロは雪花姉を見習うといいお」
ハロ「どう見習うんだ」
蕪「妹を大切にする態度」
チト「私にはおもちゃにしているようにしか思えないのだが」
しばし考え込む。
ハロ「・・・でも妹は大切だよな。俺も嫌いじゃないなら謝ればいいのにな」
毒「クセエセリフ吐くけど、なんで『嫌いじゃない』って表現するかな」
ハロ「え?」
蕪「素直になれ、と言いたいようだお」
ハロ「で、でも」
蕪「もしやハロ殿、妹に変な感情湧いてないかお?」
ハロ「何だよそれ?」
チト「・・・実の妹に対して言う『好き』なら恋人に対して言うそれとは違う、って事か?」
蕪「・・・チト様(;^ω^)」
ハロ「――違うんだ」
毒「('A`)?」
ハロ「ユリは義妹だ」
チト「・・・なっ」
蕪「なんだってーッ!!」
ハロ「お前は知ってるだろwwww」
チト「そうだったのか、すまん」
ツン「でも・・・」
ツンが強い口調で話し始める。
ツン「それでも『好き』ぐらいは言ってあげてもいいんじゃない?」
ハロ「俺はなかなかのひねくれ者でな・・・」
ツン「素直に接してくれてるユリちゃんに向き合おうとしてないのよ、あんたは」
ハロ「・・・!」
チト「・・・・・・」
蕪「・・・(;^ω^)」
毒「・・・(聞いてなかったなんて言えない('A`))」
ハロ「もうちょっと真剣にならないと失礼だよな」
ツン「ま、あんまり固くなることは無いと思うけど」
ハロ「ユリは俺にとって大切な家族であり、妹だ」
ツン「・・・それ、私に言う事じゃないでしょ?」
ハロ「わかってるよ。独り言だ」
蕪「・・・(未だに『妹』という言葉にひっかかるお)」
チト「・・・(姉さんは、私のことをそんなふうに思っているだろうか?)」

想像中。
チト「雪花姉さん」
雪「何?チトちゃん」
チト「・・・私は一応、姉さんの事大切に思ってるけど・・・」
雪「『一応』ねぇ。私もチトの事大切に思ってるわよ?」
チト「本当か?」
雪「あったりまえよ!じゃなきゃチトの夜伽係として居座らないっての」
チト「いや、そんな役目を頼んだ覚えはないんだが」
雪「チトも、もうちょっと素直なら可愛いんだけどな・・・」
素直、か・・・。
チト「そうなれるよう、努力する・・・」
雪「じゃ、しよっか♪」
チト「そ、そういう意味で!?」
……。

チト「やっぱり、うちの姉の場合は真意がつかめない」
ハロ「?そうか。むずかしいかもな」
蕪「漏れが聞いてくるお!!」
チト「姉さんは好みがうるさいぞ」
蕪「じゃあおkという事かお?」
毒「脅しだという事に気付け」
ハロ「ま、蕪雲ならどの道おkだと思う」
ツン「しぶといからね」
ハロ「くっ、うまくできない・・・」
し「先輩、何焦ってるんですか?」
ハロ「別に焦ってなんか無い」
し「そうですか?そうは見えませんよ」
ハロ「・・・・・・」
蕪「セリフだけ読んでると微妙にエロいお」
し「黙っててもらえます?」
勘違いされては困る。これは普通の部活ライフだ。
今日は調子が悪い。ソースを読んではいるが、理解できてない。
し「今日のユリちゃんと一緒です」
ハロ「ユリと?」
しのたは軽く頷いて、真剣な顔をして続けた。
し「なんか、ぼーっとしてて・・・話しかけるといつものユリちゃんに戻るんですけど」
ハロ「・・・・・・」
蕪「目を覆うほどの愛」
し「黙っててもらえます?」
ハロ「まあ、大したことは――」
いや。
ハロ「すぐに元気になるさ」
し「なら、いいですけど」
ハロ「俺、今日は早めに帰るよ」
し「そうですか」
蕪「漏れは引き続きインスコを続けるお」
し「何をインストールしてるんですか?」
蕪「知りたいかお?」
し「知りたくないです」
世の中には知らないほうがいい事だってある。
しかしそれではしのたにフラグが立たない。・・・何フラグだ。
ハロ「と、言うわけで早退する」
し「あ、お疲れ様です」
蕪「幸運を祈るお」
ユリのことが気になった俺は、早々に部室を後にした。

夕日だ。
いつもは日が暮れてから帰るから、外で夕日を見るのは久しぶりだな。
帰る時はいつも蕪雲かしのたか、もしくは両方とで帰るんだが、今日はどちらでもない。
……。
学校を出るのが少し早すぎたか。
今帰ったところで、ユリは家に居るんだろうか?
俺が何時に帰っても、ユリはいつも玄関で出迎えてくれる。
もし、俺のほうが先に家に着いたなら。
…引き返そうか。
だが、引き返す理由はあるけど、無い。
俺は歩みを止める事は無かった。
真剣に向き合う、か。
灯台下暗し、というと間違ってるかも知れないが、ユリがあまりにも身近すぎて。
どうも、一人は嫌だな。過剰に考え過ぎる。
実の妹じゃないけど、大切に思わなかったわけじゃない。そんな事一度だって無い。
ただ、それが伝わってないかもしれない。
俺はひねくれ者だから。

俺はいつの間にか、家の玄関の前に立っていた。
ドアノブに手を掛ける。
ハロ「(開いている・・・)」
なるべく自然にドアを開ける。
いつものように、
ハロ「ただいま」
と言って中に入り、ドアを閉める。
しばし、間があった。
ほんの少しの間の事であったろうが、俺には時が止まっていたかのような錯覚があった。
それでも俺は待っていた。
するとやがて、ユリがリビングのほうから恐る恐る顔を覗かせた。
ユリ「あ・・・」
目が合った。
ユリ「お、お帰り・・・」
それでもこちらへ歩み寄っては来ない。
俺は黙って靴を脱いで、ユリとすれ違い、リビングのソファーに鞄を放った。
ユリ「お、おにいちゃ・・・」
俺は振り返り、ユリを抱きしめた。
ユリ「え!?お、おにいちゃん!?///」
ハロ「すまん!色々すまん!俺が悪かった!」
ユリ「どうしたの、急に・・・苦しいよ」
ハロ「あ、ああ」
俺はユリを離した。
ハロ「色々考えたけど、俺に非があったよ。常日頃。邪知暴虐。残忍非道。とにかく猛省してる」
ユリ「そんなに謝らなくてもいいよ・・・」
ハロ「でも言っておきたかったんだ」
ユリ「でも私はその、いつものおにいちゃんも、す、好きだからケンカとかしても大丈夫・・・って言うか///」
ハロ「え・・・」
ユリ「ほら、私なんか寝て起きたら忘れちゃうし!ね?」
ハロ「でも俺もユリが――」
嫌いじゃないから。
ハロ「好きだから、一応謝っておきたくてさ」
ユリ「え・・・?」
ハロ「それだけだ」
俺は言い終えたあと、ソファーに深く腰掛けた。
これで、いいのかな。
いいんだろうな。前よりは。
ユリ「ゆ、夕飯の支度するねっ」

ハロ「ふう、ご馳走様」
ユリ「食べるの早いよ・・・」
ハロ「さて、寝るか」
ユリ「それも早いよ」
ユリは飯を食べるのが遅い。日本人たるもの、飯は早く済ませねばならんぞ。
俺はいつも先に食べ終わるので、食べ終わったらその辺に寝転がるかテレビ見るか神に祈りを捧げるかしている。
ユリのお食事を観察していたときもあるが、すぐに『食べにくいよ』とか言われるので自粛している。
席を外して、ソファーに寝転がる事にした。
ぼすっ、と体が沈む。
ユリ「食べてすぐ寝ると牛になるよ」
ハロ「食べてすぐに走ると馬になるよ」
ユリ「へえ、そうも言うんだ」
そうなんだが納得するところじゃないぞ妹よ。

……。
ユリ「・・・ちゃん」
ハロ「ユリ?」
いつの間にか眠っていたらしい。
ユリ「お風呂入ろう?」
ずる・・・ビタァァァァァァァン!!
ユリ「ちょっ・・・大丈夫、おにいちゃん!」
驚きのあまり、ソファーから転げ落ちた。
ハロ「ば、ばばバカかお前!」
雪花さんみたいな事言いやがって!
いや、待て。嫌になるくらい落ち着け。
本人としては、何もやましい気持ちで言ってるのではないのやも知れぬ。
ユリ「えっ?だって、時間的に・・・」
時間!?ベストな時間とかあるのか?俺は知らないぞ、そんな時間。
あー、目が覚めた。
ユリ「だから、早くお風呂に入らないと。今十一時だよ?」
十一時?
意味深な・・・。
ハロ「・・・わかったよ。仕方ない、入ろう。来い」
ユリ「え・・・え?来いって・・・?///」
『仕方ない』とか言っておいて、心の中では(ry
ユリ「どうしてもって言うなら・・・そうだね、うん、いいよ・・・///」
そっちから誘ってきたくせに変な奴だな。
俺は、一足先に風呂場に向かった。

ハロ「ふう・・・」
お湯に浸かる。
意外と緊張しないもんだな。妹相手だから当然か。
相手にしてどうするんだよ。何もしねえっての。
ハロ「まとめて入ったほうが時間も短縮できるしな・・・」
と呟く。
ユリ「だ、だよね」
脱衣所からユリの声がした。
ハロ「何だ、居たのか」
ユリ「う、うん・・・///」
ハロ「・・・・・・」
俺はあえて何も言わなかった。
風呂場からは脱衣所の様子がよくわからない。磨(すり)ガラスだからな。
ぼんやりとしているユリの姿。
しかし服を脱いでいる様子は見て取れ、不覚にも視線は釘付けだった。
…脱ぎ終わったようだ。さあ後戻りはできないぞ。どうする。
カラ・・・
少し戸が開く。
パタン。
そして閉じる。
ハロ「なんなんですか」
思わず突っ込んでしまう。
ユリ「タオル巻いてい?///」
ハロ「おにいちゃん許しません」
正しい選択をした。
ユリ「はう・・・///」
ハロ「『はう』じゃない。意識するな」
浴槽は、二人で入るにはやや狭い。
だがまずは体を洗う事だ。そうしないと浴槽には入れられません。
と言うわけでおにいちゃんが背中を流してやってます(`・ω・´)
ユリ「せ、背中だけでいいよ?前は、自分でやるから!///」
ハロ「この期に及んで何を」
故意に『前』までタオルで擦る。
ユリ「ひゃっ!?や、やめてよ!おにいちゃんのバカ!///」
それはさておき華奢だなコイツ。がっちりしてたら困るが。
そういえば今日抱きしめたときも抱きやすかったような・・・。
ユリ「離してぇ・・・///」
泣き声!?
ハロ「あ、ああ」
と言いつつシャワーを手に取る。
ハロ「耳塞げよ」
ユリ「いや、そういうのいいから・・・///って言うか頭からかけるの!?」
キュ(ひねる音)。ショー・・・(注ぐ音)
ユリ「つめったい!!」
ハロ「あら本当」
とっさに水流をそむける。
ユリ「バカ!バカバカ!風邪引くでしょ!?」
ハロ「今は反省している」
お、あったまってきたな。
ハロ「では再開」
ユリ「わざとくさい・・・」

ハロ「何で二回も体洗わなきゃならんのだ」
ユリ「仕返し」
今度はユリに背中を流してもらう事になった。
ハロ「どうせ冷水をぶっ掛ける気なんだろ?脳天から」
ユリ「それもいいね」
ハロ「勘弁してくれ」
さてユリは『前』に挑戦してくれるのか気になって夜もぐっすりだぜ。
ユリ「・・・・・・」
ハロ「ユリ?」
ユリ「おにいちゃんの背中、だだっ広いね・・・///」
ハロ「その言い方やめろ」
無駄に広いみたいな言い方しやがって。
ごし・・・。
ユリが『前』に挑戦してきました。
ユリ「・・・///」
ハロ「あまり下に手をやらんように」
屹立してるんだから。
ユリ「・・・こう?」
つん。
ユリ「あ、ごめ・・・!///」
ハロ「野郎・・・!」
ユリ「ほんの出来心で・・・あ、そろそろシャワーだね!シャワー!」
ああ冷水で俺のコレを萎縮させてくれよ。
……。
普通に温水じゃないか・・・。
ユリ「狭いんだけど・・・」
ようやく浴槽に二人が揃う。
ハロ「仕方ないだろ」
向き合うしかない。
ユリ「っていうか怖いんだけど・・・///」
ハロ「見るな。目を見て離せ変態」
ユリ「へっ、変態じゃないもん」
伏目がちだと帰ってやばいからな。今の状況。
ユリ「あ・・・」
ハロ「?」
目が合う。
ユリ「いつものおにいちゃんだ」
ハロ「え?」
ユリ「大した意味は無いけど」
俺の最強の矛を目にして記憶が㌧でしまったのだろうか。いや冗談ですけど。そんなに自慢ではない。
しょっちゅう虐められてる身なんでね。足で踏まれたりして。
ユリ「でもね、なんだか今日、よかった」
ハロ「そうか?」
ユリ「ん・・・なんか、幸せだよ」
ハロ「のぼせたか?」
ユリ「ちょっと、そうかも」
ハロ「慣れれば恥ずかしくも無いだろ?」
ユリ「そうだったけど、今言われたらまた恥ずかしくなってきたような・・・///」
難儀な。
ユリ「大体、おにいちゃんだって、その、それ・・・ずっとアレなままなんですけど・・・///」
ハロ「チャンスをうかがっていr」
ユリ「さ、先に上がるね!」
ハロ「あ、冗談・・・!」
カラカラ・・・タン。
こうしてユリの柔肌は俺の視界から消えたのでした。
ハロ「余計な事言うんじゃなかったな・・・」
顔を洗う。

俺は風呂から上がり、パジャマに着替えた。
そして床に就いた・・・と思ったら大間違いだ。ベッドの上で仰向けになっているだけ。
あー、本当にやばいかも。
このままだと蕪雲が言っていたことが現実になりそうで怖いな。
さっきから妄想が俺の頭の中を埋め尽くして脳内空き領域残り3KB。
コンコン。
なんだ、狐か?
いや、ノックの音だ。意地悪してごめんな擬音。
ハロ「入室を許可する」
ユリが突っ込みもせずにドアを開け、入室してきた。
枕を抱えて。
ハロ「枕抱いて近付いて来たら襲う」
ユリ「えっ!?///」
たったった・・・ガチャ、バタン。たったった・・・
ユリが枕を置いてきて戻ってきた。
ハロ「そこまで露骨に避けられると困る」
ユリ「だって嘘に聞こえないんだもん・・・」
二人でひとつのベッドに入る。
安心しろ、コイツは妹だ。妹を襲う兄が居るわけ無いだろう?
顔と顔はリンゴ一個分離れているだけで向き合ってこそは居ますけどまさかそんな事はwktk。
ユリ「おにいちゃん・・・」
ハロ「ん?」
ユリ「キスしたいよ・・・」
妹を襲う兄が居るわけ無いだぽr!?
ハロ「俺もキスしたいよ。だけどそれ以上は無理だからな」
何バカな事言ってるんだ俺は。そんなの当たり前じゃないか。笑われちまうぜブラザー。
ユリ「・・・///」
当たり前だと言ってくれよ!頬染めて俯くな至近距離で!
俺はそーっと顔を近づけ、唇を重ねた。
ユリ「ん・・・///」
そして、舌を入れようとするユリ。それに応えるようにして・・・
ハロ「ばっ、お前・・・!///」
自我を失う寸前で唇を離す俺。ナイス俺。俺国民栄誉賞。
と安心したのも束の間。ユリは両腕を俺の首に回し、再度唇を求める。
ハロ「ちょっ・・・寝惚けてるのか?そうなんだな!?」
ユリ「もう、それでいいよ・・・///」
今度はユリに唇を奪われる。
ま、待て!早まるな俺!お、落ち着け。あああわわわあわてるなこれは孔明の(ry
動揺していた俺は、ユリの舌の侵入を拒むこともできなかった。
ハロ「・・・(あっ・・・がっ・・・)!///」
ユリ「ん・・・ちゅ・・・///」
ま、待て。待て。待て。待て。待て。侍て。待て。待て。死ぬ。やばい。
耐えろ、耐えろ、耐えろ、耐えろ、耐えろ、耐えろ、耐えろ、耐えろ。俺の社会的地位が・・・!
ユリ「ぷは・・・おにいちゃん、好きぃ・・・///」
唇を開放すると、潤んだ瞳で見つめてそう言うユリ。
ハロ「・・・(こうなったら最後の手段・・・!)」
俺は自ら竿を取り出した。
ユリ「・・・!///」
俺はユリを仰向けにすると、パジャマのズボンを脱がした。
そしてユリのパンツに俺を押し当て、動いた。
ユリ「あっ、んっ、やぁっ・・・///」
ハロ「・・・(くっ、これでイかせてもらうぞ!)」
そこは既に濡れていたので、思いのほか動きやすく、痛くも無かった。
俺はパンツ越しに妹を犯した。
ユリ「あっ、んんっ、おにいちゃ・・・///」
今まで我慢していた分、興奮はほぼ絶頂だった。
やり方としては何とも中途半端で変態じみてはいたものの、背徳感からか全然萎えない。
布の感触に妙に興奮するのは、俺が足フェチだからなのだろうか?
ハロ「う、うう・・・出る・・・///」
ユリ「んっ・・・///えっ?」
ハロ「くっ・・・あ・・・!」
ユリ「!///」
俺は、そのままパンツに射精した。
変態か。
でも、こうするしかなかったんだよ本当に。
ハロ「これで、許して・・・」
ユリ「はぁ、ん・・・ぅ・・・///」

その翌日。
ユリ「~♪」
し「何かいいことあったんですかー?あったんですねー?」
ユリ「別に?」
し「ハロ先輩と仲直りできてよかったですねー」
ユリ「なっ・・・///!え!?」
し「ま、詮索はしないが」
ユリ「・・・チト先輩の真似?」

あぶないあぶない。
ユリがあんなに積極的だったとは。
やっぱ、ナイス判断俺。
あそこで抜いとかなきゃ、確実に中田氏だった。
…はっはっは!まだ俺の自我を失わせるくらい興奮させるには至らなかったようだな!
雪花さんのおっぱいに顔包まれたままチトに足コキくらって出したときはなんだかわからなかったからな!
記憶が消し飛んだ、ガチで。
ツン「仲直りできたみたいね」
ハロ「どっから出てきた!?」
ツン「失礼ね!状況把握できてる?ここは学校!」
ハロ「いつ来たっけ?」
ツン「あんた私と一緒に来たでしょうが!」
ハロ「忘れてた」
ツン「ふん!あんたなんかユリちゃんに徹底的に嫌われて打ちひしがれて豆腐の角に頭ぶつけて死ねばよかったのよ!」
ハロ「そんな器用な事できない」
毒「結局ハッピーエンドな罠」
蕪「ハロなんか一階の窓から飛び降りて氏ねお(^ω^#)」

そんな、春の日差しのうららかな今日この頃。

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最終更新:2007年08月03日 17:14