月花
水曜日の、うだつの上がらない午後。
「さて、みなさんゴールデンウィークですね」
「楽しみですねー」
「今年は九連休の方もいらっしゃるようで」
「ゴールデンウィークはどう過ごされますか?」
「海外に・・・」
プツ。
ユリ「あー、おにいちゃんなんでテレビ消すの!?」
ハロ「『毎日がゴォルデンウィィィクだぜええええぇぇぇえ!』とかいう奴居ないのかよ!」
ユリ「わけわかんない事言わないでよ」
俺からリモコンを取り上げ、再びテレビをつけるユリ。
俺は何気にソファーに横になった。
ユリ「きゃっ!?」
ハロ「あら、膝枕」
ユリ「『あら』って、わざとでしょ!?もう、ちゃんと座ってよ///」
ハロ「はいはい」
俺はソファーにちゃんと座り直した。
テレビでは相変わらず、ゴールデンウィークにwktkする人たちの希望に満ちた顔が映し出されている。
ちゅまらないな。
ハロ「よう考えてみんしゃいユリ」
ユリ「?」
ハロ「『ちょっと海外に』とか調子に乗って言ってるけどさ、帰って来る頃にはGW終わってんだよ?」
ユリ「でも長い休みじゃないと海外行けないよね」
ハロ「いつもより余計にがっくりと疲れて帰って来てがっくりと月曜日。悲しみの火曜日やけくその水曜日」
ユリ「でも多分楽しいよ」
ハロ「家族と行ったところで面白くないと思うがな」
ユリ「・・・そんなの、わからないよ」
ハロ「ごめん俺もわからない」
家族なんてユリくらいかな。
ハロ「まあ、単に俺は何の予定も無いから僻んでるだけさ」
ユリ「え?じゃあ家に居るの?」
ハロ「え、ダメか?」
ユリ「ぜ、全然ダメじゃないよ?」
ハロ「やっぱどっか行こうかな」
ユリ「もー、どっちなの?」
どこに行こうにも人でいっぱいだろうしな。
むしろ、これほどの人が会社に詰まっていたのかと思うよ。あの人の多さは。
どうしようか。
テレテレテレテレテッテッテテー
ユリ「おにいちゃん、携帯」
ハロ「ああ」
ツンからだな。
ハロ「はい、今北産業株式会社」
ツン「えっ?」
ハロ「・・・・・・」
ツン「えっと、そちら江口遥君のお宅でしょうか?」
ハロ「お前携帯の電話番号がすり替わるわけ無いだろ」
ツン「だっ、だましたわね!?///」
うん。
ハロ「で、何の用だ」
ツン「何かムカつくわね・・・」
ツン「ほら、今週はゴールデンウィークじゃない?」
ハロ「愛鳥週間じゃないか?」
ツン「違うわよ!いつよそれ!」
そう言われればいつだっけ。
ツン「その・・・予定、あるの?」
ハロ「皆無」
ツン「あ、そう。暇なのね」
ハロ「お前も無いだろ」
ツン「私は・・・無いけど」
ハロ「暇なんだな」
ツン「うるさいわね!こういう時こそ何か用意しておきなさいよ!できれば!」
何で最後のほう謙虚なんだよ。
ハロ「わかった。何かあったら連絡する」
ツン「本当ね?」
ハロ「ああ」
ピッ
俺は携帯をテーブルの上に置いた。
ユリ「彼女さんから?」
ハロ「彼女さんから。どっか行こうぜよって」
ユリ「そっか・・・私も行っていいかな」
ハロ「それは――」
ピリリリリリ
また鳴りやがった。誰だ?
ハロ「はい江口です」
渋「私の出番が来たようだな・・・」
ピッ
ユリ「誰から?」
ハロ「ん、間違い電話」
ピリリリリリ
ユリ「また鳴ってるけど」
俺は仕方なく電話に出た。
ハロ「何ですか?」
渋「いきなり切るなんで酷いではないか」
ハロ「盗聴でもしてるんですか?」
渋「ゴールデンウィークだな」
ハロ「・・・・・・」
渋「どうだ、いっそ、『海外』にでも行かないか」
ハロ「・・・ふたりはお断リキュア」
渋「まぁ待て。冗談だ。詳しくは毒男に聞いてくれ」
プツ
ハロ「な、何なんだよ?」
俺は毒男に連絡を取った。
渋「えー、本日は私のためにお集まりいただき、誠に・・・」
俺らは謎のバスに乗って移動中だ。
聞けばドッキリ企画だとか。
ハロ「おい毒男、どういうこっちゃ」
毒「おじさんにはついていけんのだ。俺にもワカンネ('A`)」
蕪「でもきっとドキテカな出来事が待っているに違いないお」
何だドキテカって。
ユリ「おにいちゃん、これどこに行くの?」
ハロ「わからん」
ツン「何でこんなに大勢で行くのよ?」
ハロ「成り行きだ」
ウ「私も行っていいの?」
ハロ「もちろんだ」
チト「ハロは車に酔わないほうか?」
ハロ「自分に酔うけどな」
し「渋沢さんってお金持ちなんですね」
ハロ「株でもやってんじゃないか?・・・っていうか俺に聞くな!」
毒「いちゃついとる('A`)」
蕪「チト様・・・」
なんでハロばっかりあんなもてるかな。
今回のツアーで俺にドキテカな展開あんのかな。
…それにしても、ハロの妹かわいいよな。
でもあいつのこと義兄さんだなんて呼びたくない。
渋「毒男」
毒「何ばしょっとね」
渋「期待するがいい」
おじさんは俺の肩をぽんぽんと叩いた。
……。え、マジデ!?
ハロ「おお」
ここはどこかの山奥。
本当に知らないところだけど、桜がずらり。
ずらりひょんですよ。満開も満開。
毒「凄いなおじさん」
渋「もっとリスペクトするがいい・・・それに」
毒「それに('A`)?」
渋「ここは温泉旅館だ!」
蕪「・・・なっ」
ハロ&毒&蕪「なんだってー!!ΩΩ Ω」
ユリ「ちょっと、おにいちゃん・・・」
ツン「バカ」
チト「・・・・・・」
し「最低です」
ウ「え?どゆこと?」
ハロ「すまん、つい」
いや渋沢さんだってこのリアクションを待っていたはずだ。
何か嫌な目で見られたが・・・
ハロ「お前はいい奴だな、ウィッシュ」
とりあえず、撫でてやる。
ウ「え?何で?やめてよ///」
毒「お、おいハロ。周りを良く見てみ」
ハロ「怖いので見ません」
蕪「カメラは持ってきたお。これでばっちりいくお(^ω^ )」
ゴッガッもそっバキッ
蕪「いつもより人数が多いぶへぉあ!!」
ありがとう蕪雲。君のおかげで助かった。
渋「それも若さだ」
毒「何故か正論に聞こえる件」
ハロ「意外と先客が多いな」
花見会場(?)は既に大勢の花見客で賑わっていた。
渋「これもゴールデンウィークの魔力・・・いや、むしろゴールデンウィークの『若さ』!!」
ハロ「どの辺にしようか?」
ツン「あそこは?」
渋「無視、か・・・ふふ」
毒「おじさん負けるな」
ウ「(ほえ~・・・桜が凄いな・・・)」
ハロ「さあ!ここで!」
ウ「(ビクッ!)」
ハロ「ロシアン・わさび」
蕪「ちょwwww」
俺たちは適当な場所で花見を始めた。
ツン「嫌。」
ハロ「このなかに一つだけわさび饅頭があります。あとはあんこです」
俺はバッグから九つの饅頭が入ったタッパーを取りだした。
ユリ「あ、おにいちゃん作ってたのってこれ?」
ハロ「うむ。俺様お手製だ」
チト「ハロの手作り?」
と言ってチトは一つ手に取った。
ハロ「あ、お前それ食えよ」
チト「え・・・」
ハロ「さあ好きなもの選びんしゃい。見ても無駄だぞ」
蕪「これってハロが有利な希ガス」
ハロ「大丈夫、俺は残った奴を選ぶから」
渋「私もやるのか?」
ハロ「ちょwwwwすでに手に持ってるww」
という人も居れば、慎重な人もいるわけだ。
ツン「イヤだって言ってるのに・・・」
ツンは残りの饅頭を見渡す。
ハロ「諦めろ」
ツン「縁起の悪い事言わないでよ!じゃあコレ!」
ウ「えと・・・これかな?」
ユリ「私はこれ」
毒「俺の奴が来そうな悪寒」
蕪「むしろ当てに行くお」
し「わ、わさび食べられないんですけど・・・」
ハロ「よし、じゃあ俺はこれだ。みな、いっせーのーせーのーせのせのせで食え」
ツン「長い!」
ハロ「じゃあ1、2の3」
渋「1、2の3!」
ハロ「なんで・・・ああ、食うよもう」
饅頭を咀嚼するも、何とも無いな。
誰だろう?
蕪「う!・・・スェェーフ!」
ハロ「うわー蕪雲に当たらなかったか・・・」
チト「残念だな」
チトもなんとも無いのか。
し「あ、ボクもなんとも無いですね」
ユリ「私も大丈夫」
毒「漏れ漏れも」
ウ「普通に作ればいいのに・・・なんともないよ」
と、いう事は?
皆の視線が二人に集まる。
渋「私は甘いものが苦手でね・・・わさびよりきついよ」
渋沢さんセーフ。と、いう事は?
ツンは涙目になって言った。
ツン「は、はほっ、あんはねあっへやっはへひょ!」
ハロ「全然わかりません」
し「あははは!」
ユリ「だ、ダメだよそんなに笑っちゃ・・・くすくす」
チト「な、難儀だったな・・・」
毒「カワイソス」
蕪「ある意味おいしい饅頭だお」
ツン「――!///」
ツンは立ち上がると、走り去っていった。
ハロ「うーん、さすがに飲み込めなかったか・・・」
ウ「どれくらいわさび入れたの?」
ハロ「あんこと同じくらい」
ウ「え・・・」
場が凍りついた。
シュボッ
渋「・・・ふぅ」
ユリ「バカ!」
毒「変態」
し「最低ですよ!」
蕪「ロリコン」
ウ「ひどいよ・・・」
チト「謝ったほうが」
ハロ「うるせえぞお前だづぃ!ゲームだゲーム!ムキになんな!」
っていうか変態とロリコンは関係ないだろ。
…と、ツンが帰ってきた。
ハロ「いや、悪かったツン」
蕪「さっきと言ってることが違う件www」
毒「土下座してそのまま前転して崖から転落推奨m9('A`)」
涙目で俯いていたツンが、ついに口を開いた。
ツン「は、はか!!」
墓?
チト「た、食べたのか?それで話せない・・・とか」
ハロ「お前そんなに無理しなくても」
全部食えとは言ってない筈。
ユリ「あ、別のもの食べよっか!弁当弁当!」
し「そ、そうですよね!って言ってもあまり持ってきてないですけど・・・」
チト「む。私もあまり持ってきてないな」
ウ「手ぶらなんだけど・・・」
毒「なぜかやたらとおにぎりがあるんですが」
蕪「おにぎりwww」
ツン「あっ、あたひは・・・!」
ハロ「無理すんなwww」
ツン「はー・・・やっと辛いの取れたわ。ホント、ハロって最低」
し「ですねー」
ハロ「おいおい、いつの話だよ」
日が傾いてきたので、俺たちは旅館内に入った。
渋「皆さん。今宵は満月!桜の散る夜の温泉はもう最高ですぞ」
ウ「わ、いいなあ・・・」
渋「そうでしょうそうでしょう」
ツン「・・・防犯は大丈夫なわけ?」
渋「・・・・・・。まだ夜には早い!皆さんは各部屋にて待機するがよろしかろう」
し「ユリちゃん、行きましょう」
ユリ「うん」
回答無かったな。
チト「ま、他に大勢居るわけだし妙な事はできまい」
大勢で妙な事されたらどうするんですか。
蕪「漏れたちは部屋で作戦会議だお!」
毒「了承した」
渋「若さだな・・・」
そして、廊下には二人が残った。
ハロ「・・・・・・」
ツン「怒ってないから」
そういうと、ツンは振り返り、部屋へと向かった。
ハロ「ああ」
という返事は届いただろうか。
男子部屋。
蕪「さっきボコボコにされた際にカメラぼっこわれたお!(^ω^#)」
毒「どうするんですか隊長('A`;)」
蕪「でも安心汁・・・あれはダミーだお!!」
ハロ&毒「おおー」
渋「ほう・・・」
ハロ「成長したな」
蕪「でも漏れとしては今日チト様にどつかれたからもうおなかいっぱいだお」
ハロ「ちょwwww」
毒「Mっ気の悪寒」
シュボッ
渋「・・・ところで君たち」
毒「何タバコ吸ってんのさおじさん!?」
渋「大丈夫だ。バーミキュライトだって言ってるだろう」
毒「だからそれ土の名前・・・」
渋「女子どもは既に風呂に入り始めるらしいぞ」
ハロ「な・・・」
三人「何ですってー!!?!」
蕪「ハロこれはどういうことだ説明汁!!1!」
ハロ「俺にだってわからないことぐらい・・・」
毒「隊長、今はそれどころじゃない希ガス充満」
蕪「そうだったお!いざ、出陣!」
渋「・・・若さだな」
ハロ「待て、何でお前らそんなに準備早いんだ!?」
まだ着替えそろえてないのに・・・!
そもそも、よくみんな『よくわかんない所に一泊』で来たな。
女湯。
ウ「はー、きれーだねー」
し「ですねー」
ユリ「だねー」
夜空には満月、散る桜の花びら、少し冷たい風。
ウ「写真に撮っておきたいね」
し「・・・えーと、まあ」
ユリ「風景を、ね」
ウ「?」
ツン「綺麗・・・」
水面には、桜の花びらが数枚浮かんでいる。
ツン「機嫌も直りそう」
チト「それは良かった」
そして男湯。
蕪「やっぱ肉眼盗撮しかないお」
毒「ドキテカ」
そんな二人を、俺は湯に浸かりながら見ていた。
蕪「何余裕こいてるお?」
俺は湯を両手で掬び、顔を洗って言った。
ハロ「俺は全裸より浴衣のほうが萌える」
蕪「・・・・・・」
毒「・・・・・・」
蕪「そんなあなたにハゲドウ」
蕪雲はジャンプ、空中で正座、湯船へダイブしてきた。
毒「工エェ('A`)ェエ工!?なんじゃそりゃ」
ハロ「思いっきり飛び込むなよ!・・・どうした?」
蕪「両膝打ったお」
そりゃあそうだろうな。
毒「でももうちょっと見えるところ探すわ」
蕪「独身男性のさがだお」
毒「む、見えた!」
蕪「全力で釣られてみるてst!!111!!1」
蕪雲は湯船を飛び出した。
ハロ「どっちなんだよwww」
一通り風呂に入り終えた俺たちは、夕食をとることにした。
豪華な和風の料理が並んでいる。これは渋沢さんに感謝だな。
でも食事は部屋で分けずに男子部屋で食べるらしい。
渋「では皆さん、いただきます」
全員「いーたーだーきーます!」
などと幼児のようないただきますの挨拶をした。
ハロ「ここで、ロシアン・甘酒」
ツン「嫌!」
ハロ「大丈夫だって、当たっても死なないし。甘酒だぞ?」
毒「特注のな」
ハロ「いや、大丈夫だって」
ツン「わかった。やる」
ハロ「じゃあ各々この九つのとっくりから好きなのを選ぶのだ!」
チト「ハロはロシアン好きだな・・・」
ツン「あー・・・」
全員言葉も出ない。
ハロ「ホント運悪いのな、お前」
ツン「ほっといてー・・・」
チト「だ、大丈夫か?ゆらゆらしてるぞ」
ツン「はいはい・・・」
し「ボクに当たらなくて良かった、とは思いますけど・・・」
ユリ「まさか、二回連続でね・・・・」
ウ「大丈夫?」
蕪「ちきしょう!また大事なところ逃したお!さっきも見えなかったし」
毒「俺はちょっと見えた('A`*)」
渋「ハロ君」
ハロ「?」
渋「ここは紳士として月岡さんを介抱するんだ」
まだ大丈夫じゃ・・・無いな。
ハロ「仕方ない。もうちょっとしたら寝るんだぞ、ツン」
ツン「なんであたしがあんたの・・・」
ハロ「わかったわかった」
ツンをおんぶし、女子の部屋まで歩く。
背中のツンは何も話さない。眠ってしまったんだろうか?
部屋に入る。
ハロ「ツン、着いたぞ」
ツン「・・・・・・」
ツンはギュッと俺にしがみつき、離れようとしない。
ハロ「おい・・・」
ツン「もうちょっと・・・」
ハロ「・・・・・・」
でも流石にこの体勢は手が疲れる。
ハロ「降ろすぞ」
ツン「・・・・・・」
ツンはしぶしぶ俺から離れ、畳に転がった。
ハロ「今布団出してやるからな」
ツン「・・・ん」
俺は押入れから布団を引っ張り出し、適当なところに敷いた。
ハロ「はいはい風邪引くからこっちに寝よう・・・な!?」
ツンは俺に抱きついてきた。
ハロ「とっ、ととと!」
俺はバランスを崩し、布団に仰向けに倒れこんだ。
ハロ「な・・・」
ツン「あんたわざと私に酒よこしたでしょー」
よ、酔ってる・・・。
ハロ「いや、あれは偶然だって」
ツン「嘘つけーい!」
うう。そんな事よりも体が密着して・・・!
ツン「むっ」
あ、やべ、当たった。
ツン「なぁに大きくしてんのよ変態!」
ハロ「あ、その。つい」
ツン「しっかたのない奴ねー。今私が足で抜いてあげるからねー」
ツンは上体を起こし、ベルトを・・・なかなか外せないみたいだ。
ハロ「あ、俺やるから」
ツン「早くなさいよ!まったく」
俺は不安になりながらも、屹立した竿を出した。
ツン「ふふ・・・」
と、ツンはわけのわからん笑みを浮かべ、それに足を当てる。
ツン「ん、んん?どう?」
暗がりでわからなかったけど、ツン浴衣がはだけてもう大変な事になってるんですが。
ハロ「気持ちいい・・・かも」
自慢の足捌きも、今日はキレが無いと言うか何と言うか。
ツン「『かも』って何よ。変態さんの癖して何?」
でもおぼつかないながらも、その行為(と罵声)には少なからず興奮させられていった。
ツン「踏まれてこんなに硬くしちゃってるじゃない?今日のお返し。もっと踏んでやる」
ハロ「う・・・」
ツン「うりゃ、うりゃ」
ハロ「ちょっ・・・」
ツン「んー?あんたひょっとして我慢してるの?」
ハロ「いや・・・」
ツン「どうせイっちゃうんだから無駄よそういうの」
ハロ「ち・・・が・・・」
酔っ払ってるせいで足捌きが弱いのか、あと少しなのにイけない・・・!
俺のそれは既に痛いほど勃起しているのに。ずっと寸止めで・・・!
ハロ「くそ!」
ツン「きゃっ!?」
上下反転。俺はツンを押し倒した。
迷わず、下着を脱がす。
ツン「な、何すんのよ・・・!」
その口を唇で塞ぐ。
ツン「ん・・・んん///」
そのまま左手で胸を揉んだ。
ツン「!んふっ!んぁ・・・!///」
そして右手で既に濡れていたそこを弄くる。
ツン「・・・!ぷはっ、ゃ・・・何すん・・・!///」
ハロ「い、挿れたい・・・」
ツン「え?」
俺は先端をそこへあてがった。
ツン「え?ハロ・・・ん、んんんんんん!///」
ずりゅう、と俺は一気に奥まで差し込んだ。
ツン「あっ、はぁ・・・っ///」
ツンは涙目で俺を見つめる。
中は蠕動し、俺に射精を促し続ける。
ハロ「だ、出したい・・・」
俺は腰を動かし始めた。
ツン「あっ、んんっ!?///ば、バカ!///早・・・!///」
ハロ「は、はぁ、・・・」
襞が俺の竿を擦り挙げ、ぞくぞくとした快感を与え続ける。
俺には腰の動きを止める事ができなかった。
ツン「あっ、あアっ!///んんん!///」
ツンは布団を掴み、俺の行為に耐えていた。
ツン「あ、ああ!わ、私もう・・・!///」
ハロ「で、出そう・・・」
ツン「え?」
ハロ「あ、ああもう出す!あっ・・・!」
ツン「ちょっ・・・!あっ、あ、あああぁぁ!///」
俺は何も聞かずに、ツンの中へ射精してしまった。
ツン「あっ、・・・ぁ・・・///」
まだ、少しずつ出ている。・・・止まった。
ツン「ぅ・・・バカ・・・///」
ハロ「はぁ、ごめん・・・」
ツン「な、何よ今更。全部中に出しておいて・・・///」
それもそうか。
…俺はゆっくりそれを引き抜いた。
ツン「ん・・・っく///」
クチャ、という音を立て、糸を引いてそれは引き抜かれた。
ツン「も、戻らないとみんな心配するでしょ?」
ハロ「だけど・・・」
ツン「私の話じゃなくて」
ハロ「・・・ごめん」
俺はティッシュを取り出し、適当なところを拭いた。
ハロ「ごめんな。お休み」
ツン「・・・お休み・・・」
なんで、謝るのよ。
あんたは何も悪くないじゃない。
饅頭全部食べたのも、お酒も・・・全部飲んだのも、私が勝手にした事じゃない。
私は、私はただ・・・あんたに好かれたくて。
何言ってるんだろう。
バカじゃない?
渋「皆さんどうでした、一泊二日の温泉花見ツアー」
ウ「桜が綺麗だった」
し「楽しかったですよ」
ユリ「うん、よかった。旅館も綺麗だったし」
毒「テメー期待していいって言ったのになんか少なすぎねーか!」
蕪「おまい見れたくせに贅沢言うなお!きっとそれでゴハン三杯いけるはずだお!」
チト「何より姉さんが居なくて気疲れしなかった」
ツン「・・・・・・」
ハロ「あー、楽しかったよな」
ツン「・・・ん?」
ハロ「楽しかったろ?」
ツン「あ、ごめんちょっと寝てた」
ハロ「なんだそりゃ。ちょっとでも心配した俺がバカだった」
ツン「・・・ごめん、ありがと」
ハロ「え?」
ツン「あー///私寝るわ。疲れてるから。着いたら起こしなさいよね!」
ハロ「な、なんだよ・・・」
バスは順調に帰路に着いていた。
最終更新:2007年08月03日 17:37