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黒き色彩-2

  • 作者 リアルの人氏

さて…と、廊下って暇なんだよな
ここの常連にもなったから少々なれたんだがな…
やっぱり暇なものは暇だよ
さて、教室の中でも覗いておこうか
桜は何をしているのかと…
珍しく教科書を読んでるな…
いやまて、内容がまったく違うぞ
あれはエロ本だよな
初歩的な偽造工作か…
授業中くらい読むのをやめろよな
お前の頭の中を見てみたいよ
訂正
どうせ桃色一色だ、見るまでも無い
野郎ばかり見ていても詰まらん
どうせ見るなら女だろ
さて…綾女は…
予想通りだ、真面目に授業を受けているよ
桜みたいにエロ本を隠して読むでもない…
まぁ読んでいたら失望だけどな…
しかしこうも真面目に授業を受けるもんじゃない
俺が暇になるだけだ…
しかし暇だな
これでは脳が蕩けてしまう
とろけるシチューか?
シチュー食いたいな…
とりあえずビーフシチューが食いたいな…
まぁそんなことを考えているうちにチャイムが鳴るのだがな
寝ている時間が長かったのか立つ時間が短い
俺にとってはいいことだよ全くね
「悠沙見事な怒られっぷりだったな」
教室に戻り後ろの石の桜と話す
「うるせ、お前なんか授業中にエロ本読んでただろ」
「何で知ってんだよ、俺は見事に隠していたはずだろ?」
「多分お前の斜め後ろにいる人は知ってると思うぞ」
「マジで?俺もうお婿に行けない、俺を貰ってくれ」
「拒否」
俺はホモでは無い
どこかの国じゃ同性愛は死刑だぞ
「酷い酷すぎるよ、東京は冷たいところって話本当だったよ母さん」
「此処は東京ではない、それにお前の母さんは居ないだろ
 あと俺はそんな趣味は無い、貰う必要性は皆無だ」
桜の家は親父一人で育てたんだからな、大変だ
「お前人の家のトップシークレットを普通に喋るな
 母親が居ないってばれたらどうする」
「俺には関係のないことだ」
「酷い、やっぱり酷いよそれが心友に対する言葉なのか?」
「心友と思っていたのか?むしろ友達とも思っていないぞ、俺は」
「そろそろ本気で泣くぞ」
「冗談だ」
「どこ位から?」
「お前が存在した所から」
「何の話をしてるの?」
何と、綾女さんではないか
「桜の存在感についてだが」
「俺の存在感は無いらしいんだよ
 くそぅ人生暇だよなぁ…
 可愛い彼女が出来たらいいのに」
「お前には無理だ、とりあえず発情期が過ぎるまでわな」
「くそぅ綾ちゃん俺の彼女になってくれ」
「え?私?」
「俺の彼女に手を出すな」
「ば…馬鹿なこと言わないでよ、私は別に悠沙の彼女なんかじゃ無いわよ」
顔を赤くして…
全く、可愛いったらありゃしないよ
「冗談に決まってるだろ」
冗談なんかじゃ無いがな
何というか…
まぁ後が怖いのでな
「…冗談なんだ」
「ん?何か言ったか?」
「何でも無いわよ」
「俺のこと忘れて無いか?」
「無論、忘れてる」
「進行形か?」
とうとう机に伏せて泣き始めたよ
仕様と思って諦めよう
人間諦めが肝心だからな

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最終更新:2007年08月03日 22:59